徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2004年11月2日(火)    神樹の館その4
 モンキーターンV18話。なんか漫画である程度の結着がついてしまったせいか、アニメを見ていてもほとんど無感動だったりしています。同じだろうが違っていようが、どうでもいいといいますか。もう見ないかもしれないなぁ。
 
 「神樹の館」。竜胆シナリオ終了。
 ひたすらに長く感じたゲームでした。体感時間の問題で純粋なプレイ時間はそれほどでもないんでしょうけど。「夏夢夜話」なんかもそうでしたが、田中ロミオ氏の作品はギャグがないとかなり厳しいです。笑いどころなくストーリーだけを追わされる展開はよほど筋書きが面白くない(気に入らない)限り、ただただ苦行になってしまいます。ロボットアニメが設定をエサにしてテーマを語るのと同じように、ストーリーメインの話ではエサとなる「何か」が必要です。それは笑いであってもエロであってもなんでも構わないんですけど、何もないのは辛すぎます。雰囲気作りの固い文体もこうした問題を前にしては明らかな逆効果です。特に後半は行動と状況がなぜそうなるかをいちいち説明するので読んでいるだけで疲れてしまうくらいですから。
 エンディングも正直、「それで?」と聞きたくなるような結びでした。普通に面白いと感じないだけでなくて、どこに興味を持てばいいのかもよくわからなかったです。ゲーム感想は近日中に。
 
 「ままらぶ」。1周目4話中途まで。
 疲れを癒すように始めたのですが、倦怠感はあっという間に吹き飛ばされてすっかり作品の虜となっています。プレイしながら、なぜ義務感だけしか残っていなかった「神樹の館」をプレイしていたんだろうと本気で疑問に思ってましたよ。好き嫌いはゲームの常とはいえ、ここまで印象が違うものかねぇ。
 改めて感じるのは丸戸史明氏の手腕の確かさ。自らデザインしたキャラクターをその世界において縦横無尽に活躍させる。キャラが立っている、なんて言葉では足りないくらいに活き活きと存在感を持って動いている。だから、ギャグのないシーンであっても、ただ文章を読んでいるだけで楽しい。他のライターもちょっとは見習って欲しいもの。特に日常会話を軽視すること甚だしい方たちは。
 今回はアメリカンホームコメディーということでギャグは基本に忠実なものが多く用意されています。お約束の客席からの笑い声も完備。これがなくては始まりません。エロゲ的には「奥さまは巫女?」を思い出します。
 特別にコアなネタを必要としないのも氏の大きな特徴。こういったところでもキャラの動きの良さがわかります。打てば響くように繋がるセリフが見事。まるで当たり前のように笑ってしまいます。
 原画的には苦手な部類なんですが、それを苦にしないくらいシナリオが楽しめます。ただ、よくよく見るとどうも苦手なものは立ちCGに集中している感があります。小雪やクリスなどが特に。フェイスウインドウのカットは実はそれほど悪くはないように思うのですが。最初に描いたものなんですかね。
 今のところ、唯一気になっているのが2周目以降の展開、というか個人的な感じ方。このゲームのキャラクター間のパワーバランスって有体に言えば「ラブひな」とほとんど同じなんですよ。それぞれに役割が決まっていて基本としては誰が欠けても舞台やシナリオが成立しないというあたり。「とらハ」とは大きく違う点。
 つまり、何が言いたいのかというと、「ラブひな」はどれほどハーレムに見えようとも主人公と結ばれる相手はたった一人しかいないんですね。なぜなら、恋人の役割を持ったキャラは一人しかいないし、そういう配置だから。それと同じようにこのゲームにおいてそのポジションにあるのは涼子さんだけなんですよ。しかも、本作ではスタート時から恋人同士な訳ですから、外堀どころか内堀まで埋まっている始末。
 他のヒロインたちは恋人以外の役割を持って配置されている(マンガ的には)。しかし、ルートはあると。単純に涼子さん以外は選びにくいというだけでなく、物語のバランスを失ってしまうのではないか、というあたりが心配です。最も無難な手段は涼子さんの存在を半ば無視してシナリオを進めてしまうことですが、それも問題であるのは変わらないしなぁ。
 
 ソフトハウスキャラの「南国ドミニオン」の発売日が1月28日に仮決定。メイン原画家が変わったことは痛いですが、やはり買うと思います。でも、その次は佐々木珠流氏をメインにして欲しいなぁ。ずっと頑張ってきたんだし。間違いなく人気の一端を担っていたと思うし(少なくとも私はそう)。

 2004年11月4日(木)    ままらぶ1〜2回目終了
 1人目はメインヒロイン藤枝涼子。
 やー、もう降参です。参りました。先日の段階ですでにその作り込みに舌を巻いていた訳ですが、1周目を終えての印象はそれをさらに上回るものでした。もはやキャラクターの行動の責任をそのキャラクター自身にとらせるという域に達しています。母娘問題にも逃げることなく取り組んでいるあたりも好感が持てました。普通だったらこのへんでいいんじゃ? というあたりを越えて涼子さんを「常識の言葉」で責めるなど妥協のない描写はさすがです。丸戸史明氏は本当に一作ごとにレベルが上がっていきますねぇ。
 涼子さん自身の魅力も余すことなく発揮しています。正直、活躍度はそれほどでもないんですけど、存在感は一番。フェイスウインドウのカットも実に多彩。立ちCGの表情と合わせ技で微妙な感情を表現していたり、見ているだけで楽しめます。セリフも設定を十二分に引き出していて好印象。終盤、梨恵の前で呟く彼女ののろけにはやられました。すごいですわ。
 そんな訳で誉めっぱなしなんですけど、あえて難を挙げるなら小雪の魅力がイマイチ伝わってこなかった点でしょうか。あの瑠璃をもってして主人公を諦めるほどの何かがあるとはとても思えないんですけど。そもそも序盤から中盤くらいは出番自体が少ない。学校でのアイドルっぷりを見る限り、氏の作品で例えるなら真名井美里か結城すず@「ショコラ」くらいの魅力を持っていないと厳しいかと。そうでないと涼子さんに釣り合わないし。本音を言えば瑠璃を諦めさせるには加藤あおい@「Ripple」もしくは秋島香奈子@「ショコラ」レベルの人材が必要かと。でも、そうすると自分から身を引くか超堂々と宣戦布告とかしそうですけど。
 気になるのはそれくらいで濃厚なHシーンを含め、大満足なままエンディングの余韻に浸っていました。そして、はたと気付いたというか、思い出してしまったのでした。ここまで完璧に近いと2周目以降はどうなってしまうんだということに。
 2人目はメリケン娘のクリス。
 あー、やっぱり悪い予感は当たってしまいました。まず、1周目との愕然とするほどの密度の違い。フラグを立てるために最初から、選択肢ごとにわずかな未読文章を読んではスキップの繰り返し。このあたりは前作「FOLKLORE JAM」と一緒。周回の度に共通シナリオも読む人なら問題ないでしょうけど、そういう人は少数派だろうしなぁ。せめてもうちょいフラグによって差別化がされていればねぇ。
 さらに困ったのはその展開。前回も書いたように本作はかなりがっちりと、もういっそ美しいほどに役割を持ったキャラクター配置がされています。その全ては「ままらぶ」というタイトルに相応しいストーリー展開のために。ハッキリ言えば涼子さん以外は脇役な訳です。そんな状況下にあって脇役がメインを張るとどうなるか、どうすればいいか。主人公が涼子さんから乗り換えるためには空恐ろしいほどの説得力が必要になります。それこそ「君が望む永遠」以上の。当然のこと激しい鬱展開は避けられません。
 しかし、本作はアメリカンホームコメディ。そうも行かずに採った手法は無理矢理流す、でした。シナリオの流れは急激に向きを変え、主人公が誘惑に乗る形で明後日の方向へ。涼子さん本人のシナリオの方がよほど修羅場であったという皮肉。当然、キャラクター間のバランスは崩れまくり……、っていうかほとんど出てきません。
 選択肢の内容的にもどうかと。その選んでいくものを見てもとても心変わりするないようには見えず。もうちょっとどうにかならなかったのかなぁ。
 これしかなかったのかもしれませんけど、やはりキャラクター配置に隙がなさ過ぎたのではないでしょうか。涼子さんシナリオの出来が良ければ良いほど他のシナリオが辛くなるという二律背反。これを本当の意味で解決するには共通シナリオをなくすしかないですからねぇ。「みずいろ」や「ラムネ」みたいに。それでも大変なことは確かですが。

 2004年11月8日(月)    ままらぶ終了
 すでに昨日の話になりますが「ままらぶ」の感想をアップしました。「神樹の館」よりも優先して仕上げたのは単にこちらの方が書きたかったから。どうも後者は気乗りしないんですよねぇ。
 まー、それはともかく「ままらぶ」ですが、手放しで賞賛という訳にはいきませんでした。5年間思い続けた相手とうまくいきHも目前というところで、さしたる理由もなく他の相手に流れるというのはどうしても納得がいきません。少なくともアメリカンホームコメディーだから、なんて理由では。結局、どのヒロインのシナリオでもそうした点にはほとんど踏み込むことなく曖昧なまま終わってましたからねー。鬱シナリオを望んでいる訳ではないけれども、だからといってねぇ。設定を用意した時点でこの二律背反は避けられなかったと。
 そうやって考えてみると「とらハ2(一応3も)」という作品は本当に良くできていると感心します。あれは場所にテーマというか有り様が用意してあるのでメンバーが変わっても何ら問題がないんですよね。誰もがいつかはその場所を離れていく。けれども、精神は新しい住人に受け継がれていく。そこにはバランスなどという狭苦しいものはなく、ただ懐の深さだけがあるという。
 他にも相変わらず途中までほぼ完全な一本道というのもこうした作りでは微妙に足を引っ張っている感じがします。選択肢で新規文章をわずかに読み、また長期スキップ、この繰り返しで涼子以外のシナリオを4人分というのは結構キツイ。本作は日常会話が非常に良くできているのだけれども唯一の欠点として選ぶのが楽しみになるような選択肢がないんですね。妙なことを言ってヒロインを困らせてみたり、といったような相手のリアクションを楽しむミニルート分岐がないのは残念であり、周回プレイでは意外と響いてきます。これがあると進んで同じシナリオをプレイしたりしますからね。お気に入りのヒロインの会話を探す感覚で。
 まぁ、こんだけ厳しいことを書くのもこの作品が気に入っているからなんですが。原画が苦手な部類であることを考えるとかなりのお気に入り具合。値段も安いですし、迷っている人にはオススメです。
 そういや全然関係ないんですけど、小雪と見た映画はやっぱり「○ャシャーン」なんでしょうかね。
 
 メジャー1話とおもいきやなぜかやっていない。ネットで見ると13日が1話となっていて首を傾げる。なにか特番でもやっていたんでしょうか。取りあえず予告だけ鑑賞。おとさん編からということで吾郎がとても可愛いです。あれがあんなになってしまうんですねぇ、とかしみじみ思ったり。
 
 ガンダムSEEDDESTINY4話。イマイチ自信がないんですがアレはもしかして無重力空間で振り子の原理が働いているのでしょうか? だとしたら恐ろしいことだ。さすがDESTINY神をも恐れぬ所業ですな。
 来週はイザークも出るようで楽しみ。一体、どれほどの脇役ぶりなのか。それともこちらの黒い期待を裏切ってくれるのでしょうか。
 
 仮面ライダーブレイドお休み。
 
 そういや数日遅れではありますが「二次元陳情」さんの復活を祝いたいと思います。ここしばらくは週一くらいのペースで覗いていたので(そりゃやはり日参しているとアクセス解析がうざそうだし)気付くのが少し遅れました。まぁ、何はともあれめでたいことです。私にとってのネット上のあまり多くはない潤いのページですので。
 更新内容は書かれている通り、同じ文章量でも明らかに密度が増したような印象を受けました。やー、それにしても「A○R」とは懐かしい。私は当時、3人娘の壊れっぷりにまともな人材を求めて逃げ出したくなり、挙げ句にカラスになった時はどうしたものかと途方に暮れてました。やっぱお向かいさんの牛乳を盗み飲んでバックレようとするから罰が当たったんでしょうか、って感じで。
 ちなみにゲーム感想に要する時間は私も随分と長くなっています。昔は2〜3時間くらいだったのですが、文章量が増えたせいでかなり。キャラ別感想を書かなければそうでもないんですけど、「ままらぶ」なんかは推敲と見直しを含めると6時間くらいかかりました。下手すればひとつのゲームが終わってしまいますな。
 これからもマイペースで頑張ってくださいませ。影ながら一読者として応援しております。

 2004年11月10日(水)    続ままらぶ
 「神樹の館」のゲーム感想を放置して「ままらぶ」涼子さんシナリオ2回目をプレイ。
 ああ、繰り返しになりますが、やはり良くできてます。数日前に終えたばかりだというのに楽しいです。楽しすぎます。当たり前ですが、肌に合わない新規ゲームをプレイしているよりも好きなゲームの複数回トライの方が楽しめます。
 2回目ということで選り好みプレイ。ボイスはお気に入りのメンツしか聞かずに時には慎重にスキップも使いました。ま、ほとんど涼子さんのボイスのみですが。ただ、トリトンのウェイターは好きなので余さず聞いていましたが。こういう時は個別オンオフがあればと思います。ああ、それにしても涼子さんの可愛らしさよ。フェイスウインドウのカットに惚れ込みます。もうどう見たって他のヒロインは脇役ですよ。
 2回目のプレイの印象としては知識があるせいか小雪が多少なりともまともに見えました。それでも、狙った通りの魅力を発揮しているかといえばそんな気はしません。終盤の奮闘も「へ〜、小雪ってそういう漢らしいキャラなんだ」という感じ。あの行動が既定のものとは思えないんですね。1〜6話までのアピール不足が最大の原因ではないかと。正直、ツッコミ役以外にあまり存在感がないんですよね。ましてやヒロインとしての魅力となるとどうにも苦しく。そもそもデザイン面からして涼子さんの自慢の娘、学園のアイドルといった設定が信じられません。瑠璃の方がよほど適任ですよ。小雪に対する周囲の発言だけがどうしても買いかぶりのように感じられてなりません。
 そういや以前は書きませんでしたが、物語の最後の障害を乗り越えた後にHシーンが用意されているのは個人的にすごく気に入りました。大抵のゲームだと障害の前が最後のHシーンで、障害を越えたらそのままエンディングですからね。もちろん、挟むのが難しいからではありますが。本作の処置は嬉しい限り。特に二人の信頼が一時的にでも揺らぐようなゲームにはあって欲しいところです。
 
 前回書き忘れたネタ。戯画の「ショコラ」がDVD版となって再発売。その名も「ショコラ〜maid cafe curio”Re−order”〜」。追加要素は香奈子さんショートストーリーということで、これはもう買うしかありません。これが翠だったりすると気になりはしても結局はスルーすることになるんでしょうけど。
 にしても、再販を望む声に答えてのDVD版だとは思うんですけど、追加要素が追加要素です。「ショコラ」を面白いと感じた人のほとんどは欲しくなるんじゃないでしょうか。戯画だから問題ないとは思いますけど、それなりに本数を用意して欲しいです。気になる発売日は12月23日。

 2004年11月13日(土)    ひまわりヶ丘総合病院へようこそ開始
 ガンダムSEEDDESTINY5話。まぁ、だいたい当面の話の方向性が見えてきましたな。こうやってなし崩しにアスランが戦闘に加わることになっていくと。議長もそのまんまだし、随分と呑気な話です。両首脳がこんな戦術レベルの現場に付き合っていていいものなんでしょうか。ジブリールとやらは他に何をするよりもミネルバを撃墜すればさっさとカタがつくのにねぇ。
 イザークの脇役度はまだまだ不透明。なまじ指揮官になっただけにモビルスーツに乗る機会が少なそうでファンとしては悲しいところ。まぁ、どうせザクなんでしょうけど。
 来週は散々アイキャッチで愛を育んできたお二人も出るようで、またしても黒い期待がむくむくと。なんか廃人化してそうな雰囲気でしたが果たして。
 それにしてもDESTINYのこの感覚は明らかにゼータを見ていた時のそれに酷似しています。話の筋よりも旧キャラがどうやって登場するか、そんなことにばかり注目がいっているあたりなんか。
 
 メジャー1話。手元に原作がないのが悔やまれます。大筋でしか物語を覚えていないためかなり新鮮に映ります。たぶん、ほとんどは原作通りではないかと思うのですが、今回のが原作では何話分なのかは気になるところ。
 この作品を見ているとやはり王道の力強さを感じます。特別なところなんて何もないのに素直に次が楽しみになる。変化球ばかりでは食傷ぎみになってきます。やはりこうした直球勝負の作品がある程度は業界に必要ですな。
 ぼんやりエンディングを見ていると不意に倖月美和さんの名前が出てきて驚きました。私はそれほど声優に詳しくないもので全然知らなかったんですが、最近は表の仕事をやっていたんですねぇ。去年くらいから春野日和名義の名前も見ないなー、とは思っていましたけどまさかねぇ。それでも端役が多いのはやはり道は険しいということなんでしょうか。メジャーでもそうだしなぁ。
 
 今週のお買い物はタイトル通り「ひまわりヶ丘総合病院へようこそ」。「スク×スク」のサブ原画が気に入っていたということもあって迷いつつも買った感じです。別に巨乳属性って訳でもないし。
 まだ1周目途中なので大したことは書けないんですけど、感触は悪くないです。もちろん、エロ重視のゲームとしては、という意味ですが。ヒロインは数字でいうとバストが3桁ばかりということでもしかしたら退いてしまうだろうか、とか少し心配でしたがそんなこともなく。個人的にはこのくらいまでなら、まぁなんとかというところ。しかし、これ以上は人以外のものに見えそうで厳しそうですが。
 乳にこだわったゲームといううたい文句は間違いではないけれども、注意も必要。「ミルクジャンキー」のように主人公が偏執的なマニアということもなく、わりかし普通でこだわっているのはあくまでそういったシチュエーションという部分なので。間違ってもフェチゲームだとは思わない方が無難です。まぁ、ブラパのゲームにそういった期待を抱く人はあまりいないとは思いますけど。
 意外といえば意外だったのは病院の特別病室で特別看護という設定で最初からエロいのは一人だけという点。残りは一応、段階を踏んで開発されていくといった感じになってます。あくまで一応ですけど。個人的にはヒロインごとに主人公のスタンスが違うのはなかなか好印象。やはり責め方が単調だとつまらないですからねぇ。
 
 ハートブリングの「杜氏の郷」の発売日が11月26日に。なんというか、ずるずると順調に延びてますなー。最終的にいつ発売されるのかわかりませんけど、こういう間際での延期を繰り返すゲームはバグが要注意です。それにしても、まだ落としてはいないんですけどデモが6分というのはどういうことなんだか。何を目的にしていようとちと長すぎるのではないでしょうか。
 
 「南国ドミニオン」も発表していないソフトハウスキャラから新作発表ー、ってその理由が佐々木珠流氏の退社説や死亡説が流れてるからってのが何とも。それだけ心配する声が多いってことなんでしょうけど。氏のホームページを見ている人には周知の事実なんですが。
 タイトルは「Dancing Crazeis(仮)」。今のところはデザイン画くらいですが、これが実に素晴らしく震える出来です。可愛らしく格好良い。まさに氏の魅力が凝縮されたカットが並んでいます。しかも、なんだかどこかで見たようなキャラもいて今から関連が気になります。もしかして事実上の「真昼に踊る犯罪者2」ですかと勝手に期待しております。発売は来年夏って長すぎますよぅ。仕方ないですけど。

 2004年11月14日(日)    ひまわりヶ丘総合病院へようこそ継続中
 仮面ライダーブレイド40話。もうなんでもいいです。そう言いたくなるくらいのダルダルさ。なんか目的を見失っているような気がしてなりませんよ。一体、何がしたいのか。今さらいうことではありませんけど、デカレンジャーとの差があまりにも大きいです。マニアックな方のストーリーが詰まらないなんて本末転倒にも程がありますよ。
 
 「ひまわりヶ丘総合病院へようこそ」。2周目まで終了。
 CG鑑賞を途中で見て予想がついていましたが、2周目以降はかなりスキップ進行になりました。選択肢によらないイベントが割と多いんですね。これは最近特に見られやすい傾向のように思います。まぁ、「ままらぶ」ほど極端ではありませんけど。
 シナリオ終盤、どんな選択肢を選んでも5P以上が存在する訳ですが、この状態で最後は綺麗にまとめようとするあたり、かなり笑えました。ななみシナリオなんて告白の強引さに失笑するしかなく。ユーザーだけじゃなくて主人公さえ信じられないのだから物語としてあまりに苦しいのは明白です。まぁ、だからといって、このゲームを責めようなんて気はさらさらないんですけど。ご都合主義が横行しなければそもそもの大前提−特別看護の名前でエロエロ−が成り立ちませんから。エンディングを用意する、そのためにこうした展開になるのも本作らしいのではないかと。全員淫乱エンドじゃ面白くないですからねぇ。
 どうでもいいといえばどうでもいいですが、このゲームは割合、おいおいそれはどうよ? という展開が散見されます。ななみシナリオで言えば最終Hシーン。している最中にレントゲンをかます。それも何枚も。仮にも医療に従事する人間のすることですか。いかに微弱な線量とはいえ、生身の性器に意味もなくX線を与えるのはどうかと。しかも、それが祝福の気持ちとか言われてもなぁ。子供に影響が出ても知りませんよ?
 みうの異常な巨乳化とかもねぇ。せっかくつるぺたキャラなんですからその長所(?)を消すこともないと思うんですけど。本作はサブキャラまで巨乳が溢れているんですからなにも唯一の微乳まで弄る必要はないような。っていうかあまりにも体に合わない乳は気持ち悪いですよ。ほとんどミュータントの域ですわ。どうせならエピローグで成長した姿とか出せばいいのに。
 世間的に一番非難を受けそうなのは5P&6Pの扱い。数字の違いは一人が増えるかどうかだけでシーンの内容的には同じ。それだけならまだしも、このシーンの実態。要は複数のヒロインが絡んでいるだけで本番となると一人だけ。これを上記の名前で呼ぶのはどう考えたって問題がありますよ。これじゃパッケージにシチュエーションを記載してあるのが逆効果なような。
 
 先日もチラッと書いたハートブリングの「杜氏の郷」のデモ。休みということもあって根性でダウンロードしました。要した時間は実に7時間半以上。平日じゃ睡眠時間でも足りませんて。
 その内容は言ってみれば6分間のプロモーションビデオ。物語や登場人物の紹介という感じ。ボイスなどを自然に聞かせるのはうまいな、と思いましたが一部のネタバレくさい会話だとかゲーム画面が一切なかったりするのは微妙なところです。どんな映画のCMだって終盤のシナリオには触れないですからねぇ。6分という時間を考えたらゲーム画面を含めた仕様も色々と欲しいところ。

 2004年11月20日(土)    魔法はあめいろ?体験版?
 遅ればせながら「ひまわりヶ丘総合病院へようこそ」のゲーム感想をアップしました。ゲーム自体は月曜日くらいに終わっていたのですが、どうも今週は無気力週間でなかなか書くことができなくて。内容はまぁ、お手軽な作品なんで特別にどうこうということはないんですが。張りつめた脳を休めるには最適な作品かと。
 
 ガンダムSEEDDESTINY6話。今回はMSアクション多めでひとまずは満足。色違いザクの同一アクションもこの際は不問に付します。今後も連発したりすることがなければ(って無理ですかそんなの)。
 やはりイザークは大人しく指揮官なんぞやっていられるタマではありませんでしたな。アスランを民間人なんて呼ぶあたりあまり成長していないような気がしますよ。ディアッカの方がよほど落ち着いたような。ザクなのは残念なところですが、ブルーカラーが意外にあのデザインに似合っているので良しとします。でも、実力もあれば前大戦の功労者でもあるのにガンダムが与えられないのはやはりちと憐れ。
 感心したのは性能で劣る機体に乗っていても経験値がハッキリと現れている点。これであっさりシンが活躍したり、3人組にやられっぱなしではファンが嘆くし、それ以上になんだか白けムードが漂いそうだし、良かったと思います。考え過ぎかもしれませんけど、Zの反省が行かされているような気がします。あとはファンの声の言いなりになって全て台無しにしたWのようにならないように注意といったところですかね。
 6話にして登場した前主人公キラ・ヤマト。なんだかZZのカミーユを思い出すのは私だけでしょうか。どうもあまり正気っぽくないような。
 
 メジャー2話。先週からの感想は今週も力強く続いています。深く考えることもなく、ただシナリオに任せるままに見ているだけで面白い。相変わらず細かいところは忘れていて、近づいてくると思い出すといった按配ですが、それが実に楽しい。結構ツッコミのセリフも忠実に再現されてますし、あれもメジャーらしさのひとつと考える私には嬉しいところ。
 アニメの吾郎は原作に負けない愛らしさですが、おとさんは明らかに原作の方が格好良くて少しばかり不満。子安声にフォローしてもらっている感が強いです。文字通りおとさん編の主役なんですからもう少し作画を特別に描いて欲しいところです。あと桃子先生もネー。今のままじゃ、美貴との間にほとんど差がないのですが。
 
 「魔法はあめいろ?体験版?」。意外にもすんなりダウンロードできたので試してみました。後ろに?がついているように体験版というよりはお披露目版といったところ。3人がそれぞれと恵美先生に主人公を紹介するのが全て。つまり体験版専用でオマケでもない限りは本編には入っていないと。
 背景は1種類、キャラクターは3人で衣装は制服のみ、イベントCGなしといたってシンプル。思い切りの良さが窺えます。しかし、それゆえお披露目としての役割も非常に限られています。事実上、3人の掛け合いの実態がメインなのではないかと思います。時間にしておよそ30分。
 肝心の内容は「魔法はあめいろ?」内の設定だけで会話していて、ほどほどに笑わせてくれるといった感じ。爆笑ではなく微苦笑を誘われるといったような。しかし、会話の前提がゲーム全体を包括してのもの、いわば撮影を終えた俳優が作品を語るといったスタイルなので微妙といえば微妙。ヒロインは基本的に主人公を全肯定ですからキャラが全く同じとも言えないような。 
 どうでもいいといえばどうでもいいことですが、気になったのはヒロイン環の設定。彼女の家は母子家庭で母は病弱、姉はアルバイトで家計を支え環は家事全般を請け負っている。で、環を含むヒロインたち3人の平日の日課はメインヒロインひよこの家でお夕食会。もちろんここでも環の役割は大きい模様。さらに環の趣味(?)は新聞を五紙読むことなのだそうな(しかも、五紙を比較検討するくらいにはしっかり読み込んでいる)。
 さて、これに無理があると思うのは私だけでしょうか。五紙の新聞は家計を考えると家ではとれないでしょうから図書館としても、そこに通って家で掃除、洗濯、炊事に恐らくは母の看病か見舞いまでのフル稼働。これをこなして夜はひよこの家で夕食会。もちろん、そのための買い物だって必要でしょう。全て終えてから家に帰るのも大変ですが、時にはそのまま泊まったりしていることもあるようで。しかも、付け加えるなら常にテストはベスト3以内なのだそうな………………。なんか軽く考えてみただけでも常人には到底マネできない日常のような。というか物理的に可能なのか、それは。
 立ちCGの多彩さはなかなかに見物です。こだわりのカットが相当に用意されていて使い方さえ間違えなければかなり期待できそう。通常イベントCGが少なくともあまり目立つことはなさそうです(実数はどうだか知りませんけど)。個人的には感情を抑えるために無言で手をつねる花苗のカットの使い方が印象に残りました。本編でも面白い使い方をしていそうで楽しみ。
 ボイスの出来はまぁ、標準以上ではないでしょうか。見た目に「らしい」声優がキャスティングされていると思います。中でもやや変わった口調の花苗はライターの意図がしっかりと演技に反映されていて好印象。

 2004年11月22日(月)    sweet and sweet体験版
 仮面ライダーブレイド41話。もうすでに先は見えていますけど、どうやら最後までレンゲルはお荷物でしかないんですなぁ。仲間としてはもちろん、敵としても役立たず。ハッキリ言って存在価値がないですな。
 そういやデカレンジャーではB1号@クウガが出ていてびっくりでした。しかも、性格付けがほとんど同じというのがまたコアな感じでありました。エピソード的には1話では苦しく、せめて2話は欲しかったところ。もっとドラマに厚みがないと色々なところで説得力不足。というかエピソードの意義不足といった感じがしますな。
 
 「sweet and sweet」体験版テックジャイアンVer.。
 こちらも一昨日の「魔法はあめいろ?」に続いてヒロイン紹介版といった内容。しかも、シンプルさはそれ以上であり、単体での面白さは正直皆無。ゲームの基本画面見せと声優とキャラのマッチングくらいでしょうか。まぁ、それも特筆するほどの違和感はないと書くのがせいぜいですけど。
 他には一部のイベントCGの紹介と3つのHシーンの中途を抜粋といったところ。Hシーンは雰囲気を味わう程度。ほんっとーに、それこそ徹頭徹尾、紹介だけに留められた内容。購入するか悩んでいる人にはあまり参考にならないような気がします。特別悪いイメージも受けませんが、反対に良いイメージもないような。
 ついでにデモも見ました。ごく普通の恋愛ADVらしい内容なんですが、本作がBLACK PACKAGE製ということを考えるとなんだか物凄い違和感を感じました。F&Cのデモに凌辱ゲーのそれが流れるくらいとは言い過ぎかも知れませんが、近いくらいは。
 
 「鋼の錬金術師」9巻が出ました。なんつーか、色々と驚きました。やっぱマリア・ロスは死んじゃったんでしょうかねぇ。さすがに歯形を錬金術で生成したなんて抜け道は無理があるだろうし。ただ、そうなるとマスタング大佐が無能に見えてしまうんですよねぇ。いくら憎しみが前面に出たとしても殺してしまっては意味がないし。そもそもヒューズ殺害の理由をどう捉えているのかがねぇ。あと66号が何をしたかったのかもイマイチわからないんでどうにも。状況としては人造人間側が完璧に主導権を握っているのに妙に浮足立っているのも納得がいかないし。うーん。
 そういや今回のモリタイシ氏とのコラボレーションはどちらのファンにも最悪ですな。特に荒川弘氏のファンには厳しい。9巻のオマケページが減るのも悲しいし、ましてやファンだから、という理由で「いでじゅう」10巻を買ってしまおうものならコミックスを引きちぎりたくなるかも。まぁ、「いでじゅう」が楽しめれば問題ないですけど、10巻から読んでもなぁ。やはり「いでじゅう」の帯に意味ありげに書いたのが一番の原因かな。そんな話題はどうでもいい「鋼の錬金術師」の方には何も書いていないんだし。

 2004年11月23日(火)    ウルトラ魔法少女まななVOL.2
 先日届いていたのでようやく開封、プレイしました。そういやVOL.1の感想を書いていないことに今頃になって気付いたり。まぁ、どちらも同じと言って問題ないんですけど。
 今回は3話から5話まで。3話のプレイ時間は2時間程度、VOL.1と合わせても3時間あるかどうか。記憶が間違いでなければ本来、この作品は1本のパッケージとして発売するはずで全13話。つまり、残りは8話となる訳ですが、ここまでのプレイ時間から推測すると総プレイ時間は10時間を下回りそうです。しかも、意味のある分岐はなし。アリスソフトにしてはちと手を抜きすぎな気がするんですけど。まぁ、分割発売が決まって手の入れようが変わったのかもしれませんけど、それにしたってもうちょっとねぇ。
 シナリオがイマーム氏ということで、どうしてもギャグに対する期待が高くなりがちです。部分的にはそれに応えてくれるんですけど、全体としてみるとどうももの足りません。コアなネタを取り扱っていながら中途半端に弾けているのとボリュームの少なさのせいでどうも食い足りないというか、欲求不満な感じ。「ぷろすちゅーでんとGood」経験者にはひたすらにもどかしく。
 システムとしてもただのAVGでメリハリに乏しく悲しさが漂っているような気がします。どの面を見ても世界に入り込むための仕掛けが足りず、無闇に損をしているような感あり。話数を稼ぐためとしか思えないショートエピソードも逆効果にしかなっていないような。次のが出る頃にはストーリーなんて全然、覚えていませんよ。
 後半は知りませんけど、ここまでは18禁ではないというのも痛いところ。かつての「戦巫女」同様、自らのジャンルの長所を潰してどうしようというのか。まして、こちらは遊ばせるためのゲームシステムがあるわけでもないのに。結果的にただでさえ薄いシナリオがさらに薄くなっているのも困りもの。フルボイスの恩恵も半減ですよ。
 いくら扱うデータが少ないとはいえ、鑑賞モードが一切ないのは信じ難く。一体いつのゲームなのかと。それとシステムとしてVOL.1とVOL.2を合体させることくらいできないんでしょうか。別にそんな難しいこととも思えないんだけどなぁ。
 全体的に、全て合わせても1本のゲームとはとても思えず。素材は悪くないだけに非常にもったいないです。正直、コンプリートしてもほとんど記憶に残らないような気がします。今後はこれのために買うなんてことはないかも。

 2004年11月26日(金)    杜氏の郷開始
 本日のお買い物は表題作に「宵待姫」の2本。で、書いてあるように前者から始めました。
 もう考えるまでもなく通常版を買ったんですが、今は胸をなで下ろしております。ネタのためにPlayGate版とか買わなくて良かったですわ。詳細は不明ですけど、鳴り物入りのシステムなのにいきなりプレスミスでプレイできないんじゃねぇ。初期配備には不具合がつきものですか? 配送12月2日からだというし楽しみに買った人はお気の毒さまです。
 そーいや通常版とPlayGate版とでパッケージが違ったんですけど、元は双子が背中合わせで立っている良い絵だったのに真ん中でズバッと分断されていてもったいない感じです。普通の人は間違えても2本買って並べる訳じゃないんだから、もうちょっと考えて欲しかったところ。双子or千里、早苗にするとかねぇ。
 ホームページを見ていた段階でわかっていたことですが、ハートブリングってのはどう見てもD.O.ですなぁ。パッケージの大きさも字体含むデザインもマニュアルも起動ディスクが必要なところも何もかも。知らずに見せれば「えっ、D.O.じゃないの?」とかいうリアクションを引き出せそう。まー、それはいいとしても「くらき」を出すのは如何なものかと。「くらき」ってD.O.のイメージキャラクターじゃないんですか。まして「雪桜」より遥かに出番が増えているんですけど。個人的には声だけでなく存在のオンオフが欲しいところ。
 で、雑感。まだ個別シナリオにも入っていないくらいですが。
 取りあえずここまでのシナリオはNHk教育の匂いがプンプンと。酒造りの知識を詰め込み教育の要領で教わることになるので微妙に眠気に襲われます。もうちょっと会話らしい会話というか、主人公の積極的な合いの手が欲しいところ。今の感じでは教材のビデオを見ているような感覚は否めないです。ほとんど垂れ流し。
 酒造りのところ以外でもシーンの切り替えにやや難があります。ただでさえ日付表示だとかアイキャッチの類がないゲームなのにシーン切り替えが非常に唐突に訪れます。しかも、曲がほとんど変わることはおろか、頭に戻ることさえないのでとても奇妙な感じを受けます。朝の登校シーンから学校に着くことさえなく夜になればさすがに驚きます。ゲームが進んだ中盤以降ならともかく、最初のシーン切り替えがこれですからねぇ。
 日常会話自体はそこそこノリもよく悪い印象はありません。ただ、ギャグらしいギャグというか笑いのネタはほとんどないのでやや退屈な面も。まぁ、それを立ちCGよりも大きく描かれたSDカットが緩和してくれますが。細かいところではほぼ全員の一人称が被らないのは逆に違和感を誘われます。話し方もそれぞれ特徴が違い過ぎるのがどうも。双子の妹に他人がいないところでも丁寧語とかやっぱり奇妙な感が。
 選択肢はやけにダイレクトで驚かされます。酒造りをすることになって全員の揃った前で誰に応援されたら嬉しいか、とか悪友に聞かれるという身も蓋もないストレートさ。あまりにも直球すぎて、逆に正直に選んで良いものか疑ってしまいましたよ。
 CG面はかなり好印象。既に書いたSDカットもそうですが、立ちCGや背景が非常に丁寧に描かれています。原画のぺこ氏の持ち味を最大限に活かす塗りがされているかと。表情はもちろん、衣装も多数用意されているのは感心します。脇キャラの部屋着と外出着とか。

 2004年11月29日(月)    杜氏の郷1〜2回目終了
 ガンダムSEEDDESTINY7話。当たり前のように大気圏突入できるあたりが笑えます。損傷していないならともかくねぇ。よー知らんけど、ザクウォーリアって量産型でないの?
 先週の反動で今週のメカアクションは少なく寂しめ。正直、ストーリーそのものには期待できない作品だけに今回のようなのは谷に当たる訳で。今一歩スタンスのわからないシンの発言は真面目に聞く気にさえならないしねぇ。
 ようやく喋ったキラはなんだか普通でガッカリ。勝手な期待ではありましたが、ラクスが表舞台にいない理由とか考えていただけに。それとオープニングを見るに機体はフリーダムなんですかねぇ。
 
 メジャー3話。相変わらず吾郎のラブリーさにクラクラしております。そして桃子先生の可愛らしさにも。
 改めて3話という数字を見ると驚かされます。ここまでエピソードをこなしてきてまだ3話なのか、と。まぁ1週あたり原作の何回分が投入されているのか未だに把握していないんですけど。この密度は高い満足度に繋がっていてこれからも楽しみです。ああ、モンキーターンだってこれができたはずなのになぁ。
 
 仮面ライダーブレイド42話。えーと、もしかして今回のは感動するエピソードだったりするんでしょうか。もう見ていられない感じです。つーか、この程度のエピソードは半分くらいの話数でやっておいて欲しいものデスヨ。レンゲルが好きな人にとってもその方がねぇ。
 
 「杜氏の郷」。1人目は高岡沙雪。
 双子のうち、どちらを選ぶか。私はこうしたケースの場合、どうしても内気なタイプの方を先に選んでしまいます。好みは半分後回しにして。なんというか勝気な、いわゆるツンデレタイプを選ぶと残った方がどうしても不憫に思えてしまって。特にツンデレタイプはカップル成立後に、悪く言えば図に乗って周りが見えなくなることが多いだけに。どのみち攻略しない訳でもないんですけど、それでもねぇ。
 すでに書いたように日常会話はそれほど悪くないので問題となるのはシナリオ。これが恐ろしいほどに巨大な陥穽でありました。こんなエロゲーのシナリオなんて酒造関係者が目にすることはまずないでしょうからいいものの、見たら激しい怒りを誘われるか、呆れて物も言えないか、どちらかでしかないように思います。別の例で表現するなら本作における障害の克服は、仮免にもたどりついていない人間が数ヶ月以内にF1で優勝するようなものです。しかも、それを可能にした理由らしい理由はないという。ただ普通に努力しただけ。や、もしかしたらそれ以上にすごいことを成し遂げているのかも。正直に言えば本作にこんな劇的状況は必要ないと思います。用意した苦難を明らかに扱いきれずに持て余していますよ。
 4回用意されているHシーンはそこそこぐらいにはいい感じ。ただ、どうもCGとテキストに食い違いのあるシーンが散見されます。CGでは脱いでいるのにテキストでは一切触れていないとか。
 2人目は高岡美雪。
 まさか沙雪の時と同じルートを通るとは思いも寄らず。もしかしたら全員同じなのかも。つまり、一番最後に控えるヒロインの場合、3人分の告白イベントをやり過ごさないとたどり着けないという可能性が。
 2周目にしてシナリオには全く期待していませんでしたが、なんというか沙雪シナリオ以上で。先に終えていればいいんですけど、最初に美雪シナリオだと障害の克服が沙雪シナリオ以上にあっさりでそのあともなんとなく話が続くので全く盛り上がらないまま終了という憂き目に。エンディングに唖然とした人も結構いたのではないでしょうか。ナニソレって感じで。Hシーンがあるならまだしもねぇ。
 それにしても、長所と短所が極端に分かれている作品ですなぁ。基本として長所の方が多いから総合すれば佳作以上かとは思いますけど、期待すると途端に辛くなるってのはなぁ。

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