徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2004年4月1日(木)    3−days Marriage〜光源氏の恋人〜体験版
 PUSH!!バージョンをプレイ。
 Nailのゲームは初めてプレイしたんですけど、色々と驚くことが多かったです。それも予想しないところで。
 例えばシナリオに関して。最初は主人公の両親の出会いから始まるんですけど、それが終わると今度は現代になって父の再婚話からその当人がやってきて……、と気がつけばヒロインが30分以上も登場しません。まぁ、体験版の作り方にルールなんて特にないんでしょうけど、少なくともプレイヤーに対してのプロモーションであることは確か。それを考えるとちょっとどうよ、という気がしないでもないです。
 他にも2時間程度の内容で主人公が「それについてはおいおい触れるとして」という主旨のセリフを3回も言っていること。もちろん、そのどれひとつとして体験版では語られません。その中身も果たしてもったいつけるほどのものなのか、それともそんなに時間がかかるものなのか。
 システムについてはメッセージの巻き戻し。別画面が用意されているんですけど、そこには3つのメッセージウインドウが表示されているという按配。もちろん文章は1クリック単位で表示されています。まぁ、これは単に見た目に珍しいというだけで特に使いやすいとか使いにくいとかいうことはありません。ちなみにボイスのリピート再生も可能。戻れる量も多く、見た目の貧弱さに比べて中身は頼もしい感じです。
 
 閑話休題。
 シナリオに関しては分量的な理由から微妙なところ。すでに書いたように序盤は全くヒロインが登場せず、登場してからの会話シーンは非常に少なく判断は保留するしかない感じ。中でも仁科紫は一瞬しか出番がないので尚更。あれだけではまさかお兄ちゃんキャラだとは思いも寄らず。彼女の登場時のSEには笑わせてもらいました。一目惚れSEとか名付けた方がいいんじゃないでしょうか。登場するだけで専用(?)SEが鳴るかね、普通。
 それ以外ではモチーフである源氏物語がどれほど関与しているのかという部分。取りあえずヒロインの名前にそれが窺えますけど、それ以外はどうなのかと。例えば原作での紫は主人公が育てるようなものですが、本作ではもちろんそんなことはないし。原作通りなら義母(このへん、エロゲー的に色々と微妙)にも手を出したりしそうですが、ホームページの紹介を見る限りヒロイン扱いはされていないようで。体験版の中では一番の目立ちっぷりなんですけど。ちなみに二番は主人公の先輩(男)。
 シナリオというか、演出で気になるのは間のとり方。時間も場所も人間も変わっていないのに間をとりたがる傾向が非常に強いです。会話の繋ぎ方の問題とは思いますが、もう少しどうにかならないものでしょうか。なにかもったいない感じがしますよ。
 
 CGは背景がやや寂しいですが、メインとなるイベントCGは原画の味を活かしていてなかなかの仕上がり。塗りが派手すぎないのもゲームの雰囲気によく合致しているかと。しかし、肝心のHシーンのCGは体験版ではほんの1枚しかないのでわかりませんが。そもそもあれをHシーンというにはやや語弊があるような。それにしても月詠はそのためにあんな突飛な行動をとらされたのではないか。そんな疑惑が私の中で消えません。正直、適当なHシーンを別に用意しても良かったんじゃないですかね。紹介用として。
 
 短い時間で聞いた音楽は可もなく不可もなくって感じなんですが、ボイスの方は気になる要素がないでもなかったり。メインヒロイン(?)の上村葵の声がどうも他のメンツに比べて厳しい感じです。純粋に演技力で劣っているような。
 
 まとめ。タイトルからしてもエロ重視のゲームには違いないんですけど、体験版ではそれが片鱗さえ見えないのは残念。逆に言えば、そういうゲームにしてはシナリオがしっかりしていると言えなくもないのですが。
 なんとなく欠点ばかりを書いたような気がするんですけど、その割には印象はそれほど悪くありません。発売時期のタイミングは私にとっては良いものではありませんけど、微妙に欲しい気になってます。
 
 
 本日は4月1日ということで各所でネタが氾濫しています。ライアーソフトでも新作とリニューアルが2本紹介されているんですけど、これが本当なのかどうか。新作の方はなかなか良さそうなんで本当ならいいんですけど。

 2004年4月3日(土)    一昨日とえらい違い
 コンプリートから果して何日か。ようやく「愛cute! キミに恋してる」のゲーム感想をアップしました。時間を置いてみてもこのゲームに対する評価は変わりませんねー。掴みは悪くなかっただけに惜しまれます。
 
 ぱじゃまソフトの「奥さまは巫女?R」ページが色々と更新。キャラクター紹介フラッシュ第1回が公開されました。このゲーム特有とも言えるハイテンションは健在。微妙に懸案であった声優さんの演技も全く問題なし。あの頃のままデスヨ。そして気になっていた価格も3980円と想像以上のリーズナブルプライス。正直、5800円〜6800円くらいかと思ってました。

 2004年4月7日(水)    こなたよりかなたまで開始
 モンキーターン13話。洞口父再登場。さすがにここまで来ると原作との違いはどうでも良くなってきました。エピソードスキップするようになっちゃあね。そういえばこの間、何かの雑誌でモンキーターンのアニメ用設定資料を見ました。その中に三船の設定がちゃんとあって思わず泣けました。や、それは1、2話の設定だとは思うんですけど、そんなものがちゃんとあるのにねぇ、と考えずにはいられなかったんですよ。新鋭王座編がない以上、三船の出番はずっとあと。そこまでアニメが続くか怪しいものですからねぇ。
 
 仮面ライダーブレイド11話。
 相変わらず何となく謎を振りまきつつ、何となく戦いをし、といった展開が続いてますな。この謎の部分に興味を惹きつけられるものがあればそれなりに面白感じるのでしょうが、何分ねぇ。取りあえず敵を倒すことに犠牲者を出さないといった名目以上の意味がないのがツライところ。まぁ、アギト以降はずっとそうなんですけど。
 
 「こなたよりかなたまで」。すっかり積んでいたのをようやく始めました。そして色々と申し訳ない気持ちに。パッケージを開けたのも初めてなものだから、「チェリッシュピザはいかがですか」のコースターが出てきて少し切ない気持ちに。12月28日にコミケでデビュー、しかもCHECK ITなんて書いてある訳ですよ。別段、私は買う気は全くなかったですけど、それでもなんだかほんのちょっぴり申し訳ない気がしました。発売日に買っていなければそんなことを気にしたりもしないんですけどね。
 それにしても今回は定価6800円ということでパッケージは小さく、素材も弱っちい感じ。それはまぁいいとしても、F&Cのゲームのマニュアルが寂しいというか無味乾燥な作りなのは至極残念ですわ。いつも楽しみなだけに、ましてよさげな雰囲気を持ったゲームであるだけに。
 現在は1周というか、何というかしばらくが終わったくらい。早い話がバッドエンドかノーマルエンドかどちらとも言えそうなエンドに到達して、それから数度同じエンドを見ていると。これはしょうもない思い込みが招いた自業自得の迷宮でした。
 最初にエンドを見た後、その内容からトゥルーエンドがあると誰でもわかる推察。中途のデータから再スタート。ところが選択肢が出るどころか、既読スキップさえ一度も止まることなく同じエンドへ。最初からやり直すことが必要かと思い、実行するも結果は同じ。ここで私は他のヒロインをクリアしなければメインであるクリスのトゥルーエンドは見られないのでは、と考えました。その考えに従って幼なじみの佳苗を攻略すべしとルート選択。その甲斐あってメインたるクリスにクリスマスに踊るのは私ではない、と言わしめたのですが、なぜかその後に始まったスキップが止まりません。あれよあれよと日は進んで、話が違うよと言う暇もなく気がつけばいつものエンドでした。
 もう降参とばかりに攻略サイトのお世話になると初手から躓いていたことを知りました。最初の選択肢は病院に向かうか、それとも学校に行くか、なんですが、これが私が思い込みを起こした全ての原因。てっきり病院へ行く選択肢は病院に関するヒロイン専用だとばかり思っていたんですよ。そりゃ何度やってもうまくいかない訳だ。
 前置きが実に長くなりました。
 このゲームに対する心象は今のところ、すこぶる良いです。なんというか、全ての要素が自然にプレイヤーであるこちらに染み込んでくる感じとでも言いましょうか。現在のところ、嫌な方向に気になることがまるでないというのがポイントかと。せいぜいイベントCGは可愛いけど1枚ごとに顔が違って見えるくらいでしょうか。
 何と言ってもテキストが非常に好み。描写が過剰すぎることもなく欠如しすぎることもなく、その上で読みやすい。そして、主人公がヘンテコな特徴がなく親しみやすい。こういう主人公に出会うと「Fate/stay night」は好きだけれども、けして主人公が好きな訳ではなかったのだ、ということを再確認させられます。
 次に惹かれるのが立ちCG。これの出来がまさに極上。原画を活かした淡い塗りに思わず見ほれます。こんな衝撃は「水月」以来の経験ですよ。本当にFC01のCGは武器なのだな、と感心させられます。実際はイベントCGとの服装の微妙な齟齬なんかもあるんですけど、それが気にならないほど良い出来。正直、イベントCGよりも立ちCGの方が存在感があると思います。
 さらに曲。オープニングはもう何度聞いたことか。映像はありきたりなんですけど、ボーカルと曲が何度も聞きたくなる仕上がり。ゲーム中の曲もサントラの封入に感謝したくなるレベルのものが揃ってます。
 今のところ絶賛に近い状態ですが、これがもうひとつの申し訳ない理由。や、まだ断言できないとはいえ、ここまで出来の良いゲームをこれまでプレイしてこなかったのはやっぱりね。

 2004年4月9日(金)    こなたよりかなたまで継続中
 ようやくクリストゥルーエンド確認。
 何とも長い道程でした。短い規模のゲームとはいえ、最初から最後まではそれなりにある訳ですよ。ゲームの大半が既読スキップ状態であってもそれは変わりません。ぐいぐいと奪われていく時間。このゲームでクリスのエンディングを見るまで12時間以上かけたのは全国でも私くらいなんじゃないでしょうか。あまりにも効率悪すぎ。
 そうして迎えたトゥルールートは素晴らしく短くてなんだか納得がいかない感じでした。ああ、これだけの尺にあんな苦労を、という。まぁ、なんとも身勝手な言い分でアレですが。
 それはそれとして、まともな意味での感想としては約束ひとつ思い出しただけで手の平を返すのはどうかなぁ、と。主人公の彼方が一度下した決断はそれぐらい重要なものだったと思うのですよ。それを「約束してたんだ、ならしょうがないよね」くらいのノリで翻すのではどうもねぇ。まぁ、こうして気になるのも本作の素地が非常に良いものであるからなんですけどね。クライマックスまでにそれだけ盛り上げてくれた、という証な訳で。
 続いて幼なじみ佐倉佳苗エンド。
 ちゃんとルートに入るまではドキドキものでした。またやり直しになったりしないだろうかと。ホント、無意味な緊張感を持ってプレイしてますわ。
 個人的な注目ポイントとしてはあそこまでこじれた関係をどう回復するか、言い換えれば主人公がどんな格好悪さを見せてくれるか、でした。結果としては強く不満が残る感じでした。繰り返すようですが、ここに至る過程が非常に良いものであるだけに期待も自然と高まってしまうと。幼なじみの佳苗が魅力あるキャラだけに注文も厳しくなると。
 クリスがいなくなってからも一切の弱音を吐かないのはやはり残念。関係の修復も100%耕介頼みだし。主人公が格好良いままというのはどうもね。クリスシナリオではそうした姿をちゃんと見せているし、佳苗はいくらでもみっともない姿を見せているのに。
 あとはエピローグの類が一切ないことですかねぇ。このあとどうやって生きていくか、せめてその一端だけでも示して欲しかったところ。さすがにこの設定で何もなしは逃げなんじゃないかと。
 まー、それはともかく佳苗のドレス姿の立ちCGは素晴らしい出来。つーか、ちとエロ過ぎではないでしょうか。あれでは家まで我慢できないのも納得デスヨ?
 
 今週もぱじゃまソフトの「奥さまは巫女?R」ページが更新されてます。キャラクター紹介はマイフェイバリットな巫女さんキャラの白倉鈴音。相変わらずの飛ばした脚本が素敵です。はぁ、新作も丸谷秀人氏が担当してくれればなぁ。

 2004年4月12日(月)    こなたよりかなたまで3回目終了
 モンキーターン14話。正直に言いまして原作との差異が少なくなると書くことがなくなってきます。今回はもしかすると開始以来、最も変更点の少ない回かも。目立った違いは澄とありさの出番くらいでしょうか。
 そういやエピソードスキップのせいで現状では和久井がただの一発キャラになってしまっていますな。
 
 仮面ライダーブレイド12話。先週から気になっているのは立花さんは人格がおかしくなっているのか、それとも自らの意思でああなっているのか、という点。なにかどちらにも見えるんですよねぇ。
 それにしてもバンド君の手のひらの返しようは凄まじいですな。視聴者としては(ライダーであることに)気付いていなかったんかい!? とツッコミを入れた直後に固まってしまったような感じ。ほとんど二重人格ばりの変わりよう。怯えているというならともかく、嫌悪しているようなのは微妙なところ。どう見たって話の都合ですな、アレは。
 
 「こなたよりかなたまで」。3人目は九重二十重。親は何を考えてこの名前をつけたのか聞きたいところ。二十番目に生まれたとか、二十日に生まれたとかそんなところでしょうか。
 全体的に苦しいシナリオですな。構造的に見てこのゲームで重要なのは二十重以外のヒロインなんですよねぇ。彼女は正直なところ、みそっかすに近いポジションだと思います。クリスを狙う敵のことも二十重が属する組織のこともテキトーだし、とボリュームの小ささゆえ細かい事情に一切触れることがないので人数合わせくらいにしか見えません。
 互いに好きになる理由も弱いものだからHシーンへの導入がかなり苦しいです。細かいところでも、朝方に主人公と二十重に会話をさせるために、普段くっついているクリスに無理矢理に用事を作って引き離すのはかなり苦しさが出ています。それも二日続けてですからねぇ。
 佳苗に続いてのエピローグなし。このゲームは一瞬に生きる物語ってことなんですかねぇ。これが逃げであるにせよ、そうでないにせよ個人的にはもったいなく見えてしょうがないです。こういう終わりだとどうしたって印象が薄くなってしまうので。

 2004年4月14日(水)    そういや3周年
 全く何の前触れもなく「スク×スク」のゲーム感想をアップしました。これは「こなたよりかなたまで」の裏で進めていたのですが、思ったよりも時間がかからず、かつ日記に書くほどのネタがそれほどなかったのでいきなりの掲載となりました。
 その出来映えはエロ重視ゲーに相応しいというか何というか。分類すればお手軽ゲーになるんでしょうが、とにかくあまり期待しないことが肝要。まぁ正直、このゲームに熱い期待を寄せる人ってあまりいないかと思いますけど。
 
 ソフトハウスキャラの「巣作りドラゴン」の発売は6月ですか。やっぱりそれぐらいとは思っていましたけど実際に聞かされるとショックですわ。現在では最も楽しみなゲームだけにね。
 
 書いている途中で気付きましたが、本日で当サイトは3周年を迎えました。我ながらよく続いたものだと思います。飽きっぽい私がよくもねぇ。この間に書き上げたゲーム感想は134本。この数に対するリアクションは「よくそんなに書いたなぁ」ではなく、どうしたって「いくら使ったんだろう」になりますわ。まぁそれはともかく、いつも来てくださる方には改めて百万の感謝を。読んでくださる方がいてこその当サイトです。最近は更新頻度が下がり気味ですが、これからもお見捨てなきようお願いします。

 2004年4月19日(月)    こなたよりかなたまで終了
 モンキーターン15話。本作のアニメにおける一番の難点はやはり時間の経過がさっぱりわからないということですかね。アニメしか見ていない人にとってはすでに3年近くが過ぎているとはとても信じられないでしょう。1話に詰め込み過ぎな上、エピソードまで飛ばしているんですから当然といえば当然なんですけど。今回も一体どのあたりが「さすがSG」なのかまるでわからず。
 
 仮面ライダーブレイド13話。今週はちょっと感心しました。必殺技を使う際、そのカードだけでなく封印されたアンデッドがどんなものであるかわかるのは親切で良いと思います。ただ、全て作中に登場したアンデッドではとても足りないでしょうから、カードだけのものもあったりして微妙な面もありますけど、それでも今までよりは達成感みたいなものも感じられてよろしいかと。これでアンデッドがもっと個性的なら文句ない(それこそクウガのグロンギくらい)んですけど。
 物語とは全然これっぽっちも関係ないんですけど、現在キーとなっているカテゴリA。Aはともかくとして、どうもカテゴリと聞くとマガジンの今は亡き冬期限定連載漫画「スノードルフィン」を思い出してしょうがないです。変な漫画で好きだったんだけどなぁ。打ち切られて残念でしたよ。
 
 「こなたよりかなたまで」。最後は病院の二人組。
 このシナリオってば基本的に回想オンリーなんですね。さすがにこれにはちと驚かされましたよ。しかも、回想ということは当然のことながらその時のことを思い出している現在の自分(主人公)が描かれている訳です。しかし、以前にも書いたように本作は一瞬に生きる様子を限定して描くようなところがあるので結果として現在には何も起こらないという不思議なシナリオに仕上がってます(最後は回想から直でエンディングで、やはりエピローグはなし)。
 面白い作りだなぁ、とは思いますけど構造的にはこれ明らかに不完全ですよね。「どうやって生きていくか」、それを描かないor描けないゲームなので仕方ないのかもしれませんけど、やはり不完全燃焼な感じがします。なんつーか、全編にわたってもったいないゲームという印象がありますわ。
 ゲーム感想は書けたら書くかなぁ、というところ。というのも現在、同僚が遊んでいるFOMA版ファイナルファンタジー1に触発されてプレステ版2をプレイしているから。今週の金曜には色々と出るし、それまでには終えたいと思っているのですが、微妙な感じなんで。時間が余るかクリアをさっぱりと諦めれば書けるんですけども。
 
 久々に公開された戯画の新作「らずベリー」。ジャンル名が学園&カフェドタバタラブラブAVGで原画がねこにゃん氏ということで事実上の「ショコラ2」かしらと誰もが考えるところですが、問題なのはライターが誰であるか。丸戸史明氏でなければ何の意味もありませんので。タイミング的にはそろそろ氏の新作が出てきてもおかしくはないですけど、果たしてどうか。予想というか、期待通りならデフォルト買いなんですが。それにしてもカフェの制服は大層エロいですな。物をわざと落とす人が続出だ(最低)。

 2004年4月22日(木)    FF2飽きました
 今さらこんなことを書くのもなんですけど、RPGって長いですねぇ。これの前にプレイしたのはいつだったかちょっと思い出せないんですが、相当に久しぶりなせいかこれほど長く大変であることはすっかり忘れていました。すっかりエロゲー用の感覚に体が染まってます。こちらは一週間あればだいたいのゲームは終わりますからねぇ。それと初プレイではないことも効いているのかも。今後は暇があれば、という方針で。
 
 F&Cの「ホワイトブレス」の情報があちこちでチラホラと出てきていますね。CGなんかを見るにPiaキャロシリーズとは180度方向性の違う塗りで、落ち着いた色調が良い感じ。どうやら奇抜な色の髪を持ったヒロインはいなさそう。原画の橋本タカシ氏は作品ごとに確実に巧くなっていきますね。
 と、こうして書いていると良い期待一辺倒のようですが、シナリオには嫌な予感しかありません。なにせあの怪作「With You」のライターですからねぇ。やっぱり、またミャンマーなんでしょうか(違)。あるいはヒロインが転校してきて再び転校していってしまうんでしょうか。はたまた攻略不可なヒロインが攻略可能なヒロインより多かったりするんでしょうか(そんなことばかり記憶に残っています)。
 そういや発売日も一応は7月23日となったようで。
 
 雑誌でよく見られるエロゲーの年間ベストとかそういった企画。昨日、ちらっと見たテックジャイアンにもそれが発表されてました。まぁ、どの雑誌でもそうですけど、こういうのは組織票があるんで話半分程度に目を通しておけば充分なんですけど、それにしてもという結果でした。驚愕とか衝撃とか書いても過言ではないくらい。
 総合部門の1位はアリスソフトの「大番長」。これは順当なんですが、2位がなんと「月は東に日は西に」。ま、まぁこれも結構、売れましたし、あり得ないというほどでもないのかもしれません。
 しかし、しかしですよ。シナリオ部門というものにおいて「はにはに」が1位でいいんでしょうか。いくら内実よりも所詮は売れたソフトが有利といってもこれはあんまりなんじゃないかなぁ。これじゃもうなんだっていい感じですよ。きっとスタッフだって1位なんて何かの違いと思っているはずですよ。

 2004年4月25日(日)    魔界天使ジブリールプレイ中
 モンキーターン16話。展開が早いせいでしょうか、洞口親父が大したことのないキャラのように見えてしまうのですが。原作では随分と強かった印象があるのですが、アニメではねぇ。洞口息子の呟きもあまり価値を感じません。
 
 先週末の買い物は結局、「Canvas2」と「リアライズ」、それにずっと迷っていた「魔界天使ジブリール」を購入しました。そして、なんとなく「ジブリール」から開封。
 現在、一度エンディングを迎えたくらい。感触としては良いところも悪いところも想像通りという感じです。エロ度は今までのフロントウイングで一番というスタッフコメントが(私はこれしかプレイしていませんけど)頷けるくらいには高いです。私が反メガネ属性でなければさらにエロいと感じたことでしょう。
 悪いところというか、予期できた点としては変身ヒロインものというジャンル。演出的には非常に貧弱であり、どんな時でもあっても画面がフラッシュする程度。テキストや展開にも燃えるものはありません(唯一の例外が変身シーンのムービーくらい)。これはエロいだけのゲームだと認識していれば痛くもかゆくもない問題。ところが、このジャンルを少しでも特撮(変身ヒーロー)ものとして捕らえていると実にツライ。私は既に書いたように予想していたのでショックはありませんでしたが、それでもおざなりな戦闘シーンはやはり残念。つーか、スタッフは「ゲームセンターあらし」が好きなんでしょうか。あの必殺技名を見る限り。
 思うに本作はアリスソフトの「超昂天使エスカレイヤー」とよく似ています。システム的なエロの用意の仕方とか。全てはエロのための土台に過ぎず、それ以外には一分の期待もするべきではない。当時はそれが読めずに、また期待させる要素があったのも確かなので厳しい心象となりましたが、本作ではそんなこともなく。RPG的な戦闘シーンもドラマが面白くなりそうな敵味方の配役もありませんしね。
 もうひとつ、私が予期していて残念ながら当たってしまった危惧。それはジブリール状態で主人公とのHシーンがないこと。設定からして難しそう、と思っていましたが、日常のギャグシーンでも変身していたりしていたのでやはり用意して欲しかったところ。
 敵味方のヒロインが敗北するとHシーンな本ゲーム。勝敗のコントロールは非常にお手軽。戦闘シーンまでに特定のHシーンを見ているかどうか、くらい。その内容もバッチリ教えてくれるので悩むこともありません。
 現在のところ、一番痛いポイントはデイスクレスプレイが不可であること。こういうゲームが増えると手近なところ(CDホルダーとか)に入りきらなくて箱に仕舞っちゃうんですよねぇ。そうすると結局、触らなくなる、と。

 2004年4月26日(月)    魔界天使ジブリール終了
 当ページにしては珍しく早めのアップとなりました「魔界天使ジブリール」。私としてはメガネに目をつぶれば、なかなかの良作でありました。変身ヒロイン(ヒーロー)ものということでシナリオに期待したりしなければ問題らしい問題もなかったと思います。
 
 オーガストの新作はその名も「オーガストファンBOX」とか。………………。まぁ、そのうち作るだろうなぁ、とは思っていたけどねぇ。それでもこれだけ同じ顔のヒロインでよく作る気になるな、と思ったのも本当。恐らくファンの声に応えてってことなんでしょうけど、個人的には残念な限り。しかも、ケロQじゃあるまいし、ファンディスクに1年もというあたりもなんだかなぁ。それでは新作は2005年9月くらいなんでしょうか。率直な感想を言えばねこねこソフトのようになってきたなぁ、と(まぁ、光るシナリオなんてありませんでしたけど)。

 2004年4月29日(木)    Canvas2・1〜2回目終了
 仮面ライダーブレイド14話。いつの間にかもう1クール以上が過ぎています。改めて考えるまでもなく内容の薄い作品だなぁ、と思わざるを得ません。ほとんど何も印象に残っていないデスヨ。
 ついにカテゴリーAが封印されてクモライダーが誕生しそう。モチーフがクモということで悪役っぽいのをイメージしがちですが、カマキリがあのデザインですから意外と格好よくなるのかも。個人的に気になるのはスペード、ダイヤ、ハート、クローバーと揃ったことで次はそれらを統べるビックワンが出るのかということ(それは番組が違います)。
 
 「Canvas2」。423タイトルは期待度に沿って「ジブリール」の次は「Canvas2」を始めました。1人目は萩野可奈。
 飛び抜けた魅力を持ったキャラがいない中で可奈を選んだのは声優さんの小気味よい演技に惹かれて。正直、甲高い声でありながら不思議と耳に馴染みやすいこの声にシナリオはかなり助けられていると思います。日常会話の積み重ねで進むゲームであるだけに余計にその恩恵は大きいかと。魅力ある声というのは単調さを隠しやすいですよね。
 声による支援効果を除いて見たシナリオの感触は、悪くはないがもう一歩も二歩も必要という感じ。変化に乏しい日常会話はハッキリと苦しさが出ていますし。物語の「転」へと至る伏線が張り切れていないといった印象があります。
 日常会話そのものはそう悪くないと思うんですが、何しろ場所移動の選択肢が出るタイミング、すなわちヒロインと会う時間帯がいつも昼休みと放課後で固定されているんでどうしても似たような話題になってしまうんですな。このへんはシステムの構築段階における欠点かと。システムはこれで行くにしても、フラグに応じてもっと会話の時間帯や内容に変化をつければもう少しは良くなったと思うんですけど。さらに言うなら時には選択肢が出ない日、強制イベントを挟めば単調さも薄れたのではないかと。
 Canvasシリーズの伝統(?)とはいえ、今作においても多人数会話がないのは残念な限り。確かに接点の少ないヒロインが揃っているのは確かなんですが、それを考慮しても少ないです。明らかに複数ライター制の弊害が出ていますな。
 挫折からの復帰というのが1から続くテーマなんですが、このへんも難しい感じ。基本的に主人公の事情を知らないヒロインが知らないままで、その行動をもってして主人公にやる気を取り戻さなければならないんですから難しいのは当然なんですが、それでもやや苦しさが残ります。特に主人公は年上で教師、ヒロインは年下で学生ですからねぇ。どうもこの作品では圧倒的な才能でそれを満たそうとしているようですが、成功しているとは言い難い感じです。
 可奈シナリオに関しては何よりも最初のHシーンへの無茶苦茶な導入が最も印象に残ります。なんで純愛ゲームで遊園地の野外でHなんですか。それも告白とか一切していない謎のHシーンという。モニターの前で何が起こったのかよくわからなかったですからね。ホント、意味わからんという感じでしたわ。
 まぁ、こうして厳しいことばかり書いていても不思議とこのゲームは嫌いになれないというか、むしろ好きなんですよね。作品全体に漂う雰囲気とかそういうところが気に入っているのかもしれません。今のところは前作ほど入れ込むキャラもいませんし。
 2人目は美咲菫。
 同じライターであると知りながら続けて菫を選んだのはやはり魚氏のデザインに惹かれて、でしょうか。表情の少ない菫だけにそこに起きる変化は必然的に引きつけられます。照れた顔が素晴らしく可愛いです。
 しかし、あの歌声はどうかなぁ、と。他の人間で代用するのはともかく、一人も複数も同じ音声ですか。これなら素直に無音で良かったんですけど。
 シナリオは可奈シナリオよりも厳しい感じ。唐突なHシーンはないし、盛り上げ方そのものは悪くないんですが、主人公とヒロイン共に好きに向かう転機があまりに不明瞭で見ている側は置いてきぼりな感ありです。特に菫の方が普段、考えていることがわからないだけにいきなりな印象が。このへん可奈はよく書けていたんですけども。
 ゲームとしての問題点はやはり可奈と同じ。同じ状況での会話が続くので単調さがどうしても出てきます。クリスマスパーティーまで学園行事とかほとんどないのがもったいないところ。まぁ、テスト期間などを見てもあったところで単調さは変わらないような気がしますが。

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