徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2004年2月2日(月)    碧ヶ淵継続中
 なんとか「PARADISE LOST」の感想をアップ。パソコントラブルのことを除いても随分と時間がかかってしまいました。反省。作品の方は予想以上に良い出来で深く満足しています。これが今年一年を占うものであるなら嬉しいんですけどね。ちなみに去年も似たようなことを書きました。
 
 GUNSLINGERGIRL10話。今週はほぼそのままに原作エピソード。原作を知らない人にとってこのつなぎはどうなのかは微妙なところのように思います。種明かしは来週になる訳ですが、なまじエピソードとして組まれてしまっただけに説得力という問題が浮上してきてしまいましたから。先週のエピソードが「満たされないとわかってしまった」というだけの根拠になりうるのかどうか。個人的には絶望するには早いんじゃないの、とは思います。
 NGポイントはタバコ。代わりにコインを投げつけるという演出でしたが、こういうのってどうなんでしょうね。コインなら投げつけてもいいって訳じゃないだろうし。内容に則した意味でも(必ずしも火のついた箇所が当たるとは限らない)タバコの方がより些細な危険という感じでリコの過敏な反応が出ていると思うのだけれど。
 
 モンキーターン4話。ああ、さすがにこのアニメといえどいきなり弟子になるところまではいかないのですね。ちょっぴり安心しましたよ。1話から思っていたことですが、作画に関しては女性陣はなかなか頑張っている感じですな。ちゃんと似ていますし。その割には憲二の妹はイマイチですけど。
 
 仮面ライダーブレイド2話。先週は龍騎の焼き直しと書きましたが、もうなんかこれまでの全部を混ぜちゃえって感じですな。あまりにも現実感の伴わない展開の嘘臭さと第3のライダーはアギトのようだし、アンデッドのバックルが割れる様子やバイクアクションはクウガのようだしなぁ。この作品らしさといえば役者の大根ぶりですか。特に主役の彼のダメダメぶりにはつける薬というものがなさそうですよ。
 シーンの繋ぎ方も明らかにおかしい。CMの前と後なんて一体どうなっているのやら。キャラクターが似すぎているせいで覚えきれていない私はひたすら混乱してました。DVDになったら途切れていない分だけ余計にわからないでしょうね。
 
 「碧ヶ淵」。ちょびちょびと進めながらようやく1回目終了。懸案であった集団凌辱は思った程のダメージではありませんでした。バッドエンド扱いの上、主人公が無力感をたたき込まれながらヒロインが……、という感じではないので。
 しかし、油断はまだまだ禁物。私が終えたのは村の秘密にほとんど触れることのないシナリオなのでいわゆるトゥルーエンドとでもいうような流れのシナリオが心配。心配といえば悪役たる耕蔵。今のところは非常にあっさりと退けることが可能で欲求不満な感じ。個人的にはもっとこちらの憎しみをかき立てるような活躍(?)が欲しいところ。

 2004年2月6日(金)    碧ヶ淵終了
 GUNSLINGERGIRL11話。見事に録り忘れ。ちょっと油断していたらしく気がついたら朝になってますた。今週のはちょっと見たかったんでショックですた。
 
 「碧ヶ淵」。トゥルーエンドルートにバッドエンドながら軽く鬱になるような凌辱も存在してました。耕蔵の嫌な奴っぷりにはある意味で満足ながらも、やはりこういう展開は厳しいものがあります。バッドエンドよりもそこからの逆転がある正規エンドの方が私は好きなのかも。このルートでこそ耕蔵を始末しろ、と。まぁ、シナリオの微妙なさじ加減次第だとは思うんですけど。
 トゥルーエンドは言い換えるなら全員エンドとでもいうべきシロモノ。詰まるところ、バッドエンドを除けばこのゲームにはエンディングが4つしかないんですな。一応、ヒロインを5人立てているゲームなんですからこれはちと厳しいかも。つーかですね、小さなオドオドメイドさん、なずなちゃんにエンディングがないのはちと信じられませんよー。朝の奉仕はオドオドどころの騒ぎではありませんけど。エロすぎ。それだけにもっとHシーンがあればなぁ、と思わずにはいられませんでした。
 ゲーム感想は近日中に。

 2004年2月7日(土)    Fate/stay night開始
 Fateにどっぷり浸かりきる前に頑張って「碧ヶ淵〜夜伽の村のお嫁様」の感想をアップしました。色々と惜しい作品ですね〜。もう一歩突き抜ければ大化けする可能性もあるのですが。あとこの路線(純愛と凌辱の二兎)を追うならボリュームも避けては通れない問題かと。
 
 「Fate/stay night」。プロローグ終えてまだ二日目。
 現段階ならまだなんとか誘惑に耐えて他のこと(ゲーム感想)もできるくらいの入れ込み度。それでもこのゲームの格というものをひしひしと感じています。TYPE−MOONが商業になったらこうなるのか、と唸りながらプレイ中。
 瓦礫が落ちる演出ひとつとっても実にセンスにあふれている。「マブラヴ」とは大きな違いで技術の無駄遣いというものが少しも感じられない。藤ねえの倒れ方も本当にうまい。キャラと状況をしっかりと把握した上でちゃんと効果的な動きをさせる。ただただ感心するほかありません。
 背景もひたすらに美しい。もしかしたらここが最も商業化のパワーを感じているところかも。
 そんな中で音楽だけが少し気になってます。単に趣味に合わないだけなのかもしれませんが、どうもピンと来ない感じです。それと無音状態が随分と多いような気がします。「果て青」のようにSEだけを聞かせようとしている訳でもないですし。うーん。
 そういや、デモの入りと終わりはすごく怖かったです。不安定なのかわかりませんが、何度も何度も連続で終了時と同じ音がしてましたんで。
 パッケージを開けると色々と驚きました。なんでビデオカセットが入っているんだろうと思ったり(どう見てもそう見える)。ああ、特典本が封印されているのは嬉しい配慮。あれだけでもちゃんと我慢できるものです。ただ、通販特典の方が代わりにとても怪しいのですが。まぁ、なんとか我慢します。

 2004年2月11日(水)    Fate/stay night1周目終了
 モンキーターン5話。特に思うところなし。今までに述べた不満を除けば感じるところはありませんでした。ただ、アニメの影響でコミックスを読み直したんでサンデーの原作がすごく面白いです。
 
 仮面ライダーブレイド3話。主人公の演技に死ぬほどゲンナリする。はっきり言って何を言っているのか良く聞こえません。まさに学園祭レベル。一体誰が彼を主役に抜擢したんでしょうか。もうこれは責任問題レベルですよ。っていうか、誰一人とってもファイズの役者にまるで及ばないのはどうかと思います。はぁ、今思うとクウガの役者さんは良い人たちが揃っていたなぁ。端役にいたるまで不満は一切ありませんでしたよ。
 
 「Fate/stay night」。ようやく1周目Fate編終了。かかったタイムは23時間強。平均クリアタイムは60時間だそうですが、私はあっさり越えそうな気がします。単純にプレイ速度が遅いってのもありますけど、この作品のタイマーって鑑賞モードでも止まることなく進んでいるですよねぇ。クリア後に改めてCGに見ほれていたりするんだからこれはもう当然かと。あと、タイガー道場を見ようと明らかに即死な選択肢も選んでます。もちろん、2人に怒られましたとも。
 シナリオは幾つか気になる点はあるけれども、基本的には文句なし。あえてすごく個人的なことを書くならルートが選べないとは思っていなかったので、1周目を桜シナリオへ進もうと思っていた私は中盤がすごく落ち着かない感じでした。だって一向に出て来ないしー。
 展開で気になるのはアサシン戦の後とか。そこまでは何かあると必ず遠坂と作戦会議みたいなのがあったのにここでは何もせずスルーなのがちと解せない感じでした。特にここは最後まで謎が残るだけになおのこと。
 他にはバーサーカー戦以降のセイバーの魔力というのはどうなっていたのかと。ほとんどあそこで使い尽くしたはずなのに補充もしないまま遠坂と2人で残りは楽勝だ、とか言ってますし。他がキチンとしているだけにこういうところってどうも気になりますな。欠点未満の話なんですが。
 ラストに関してはわからない、としか言いようがなく。あそこまでの極限状況だと想像だけではとても追いつきません。実際にそういう状況にならないことには自分がどう感じるかなんて。士郎みたいな過去を経験している訳でもなし。ただ、それしかないのかな、と思ったくらい。聖杯が最初に思った通りのものならもっと迷ったことでしょうが。あの聖杯では例えセイバーに飲ませても何か決定的なものが変わってしまいそうだし。
 そういった意味でエンディング後の余韻は「月姫」とは全く違いました。どこか爽やかな気持ちになった「月姫」(アルクェイド編)とは違って、ただ終わったんだな、と感じただけでした。それが良かったのか悪かったのかもよくわかりません。
 そういやプレイ開始の時点では不明のマスターを推測しながら進めていたんですが、私は見事に外れました。正直、メンツの中で慎二は違うだろう、とか思ってましたよ。美綴かなぁ、とか。 
 立ちCGの変化はかなりの数が用意してあって見ているだけで楽しいのだけれど、セリフの途中に表情が変わるのは少し微妙かも。というか、画面を文字が埋めつくしてしまうノベルタイプには相性が悪いような気がします。画面が点滅するのがどうもねぇ。

 2004年2月14日(土)    Fate/stay night2周目終了
 GUNSLINGERGIRL12話。またしても録り忘れ。今日この日記を書くまで完全にその存在を忘れ去っていましたよ。言うまでもなく「Fate/stay night」」に意識のほとんどを奪われていたせいでしょう。こうして録り忘れている間に来週は最終回だとか。3巻の発売を目前にして。別段、盛り上がることのないラストのようですなー。
 
 「Fate/stay night」。思ったよりは早く2周目Unlimited Blade Works編終了。プレイタイムはおよそ42時間。いい感じに倍近くかかっております。今回もネタバレ全開なんで伏せ字の方向で。
 Fate編とは違ってエンディングが二つあることにまず驚きました。エンディングの方向はやるせないというか、なるようにしかならないものしか用意されないのではないか、と思っていたので。実際、トゥルーエンドは凛はともかくセイバーに関しては何もないままですからね。
 そんな訳でグッドエンドの方がお気に入りだったりします。形としてはトゥルーエンドの方が綺麗な終わりに違いないんですが、Fate編のフォローにもなるグッドの方が好きです。シナリオ的に見ればこれは問題を先送りにしただけで、いつかはセイバーが理想の真実に気づいてしまう時が来ます(というか、それがアーチャーに託された士郎の役目だし)。あるいはセイバーは真実に気がついた上で凛の提案に乗っているのかも。かつての士郎のように本当は理想の真実に気づいていながら、距離をとることで気がつくことを避けれている、というような。このエンドの救いというのはセイバーのことだけではなく、この二人がついていれば士郎はエミヤの二の舞を踏まずに済むかもしれないという点にもあるんでしょうね。トゥルーエンドよりも勝算は高いでしょうし。
 どうでもいいツッコミどころとしてはアーチャーの最後の笑顔でしょうか。劇中において意外と士郎の表情が描かれていないせいもあるんでしょうが、それにしてもあまりな変わりようと感じます。トランスフォームと言っても過言ではないような。それと、やっぱり苦労したから白髪になっちゃったんでしょうか。そういや、英霊ってのはどの時点で保存されるんでしょうね。英雄としての名を持った時? それとも実力的な全盛期? あくまでも英霊になることを受け入れた時でしょうか。なんかどれでもあってどれでもないような気がしますが。少なくとも記憶は最後まで持っているようですけど。
 もう少しまともに気になるポイントとしてはアーチャーは結局、凛を騙していたのかなぁ、という点。途中で凛曰く「黙っていることはあっても、聞けば答える」と言っていましたが、これが本当だと自らの正体に関しては矛盾してしまいますからねぇ。凛は何度かはっきりと正体を聞いているのだし。
 にしてもFate編でアーチャーの正体に気づいた人っているんでしょうか。いたらちょっと神がかっていると思いますけど。後から考えてみれば確かに不自然な、というかヒントが散らばっている訳ですが。士郎の魔術の正体を的確に知っていたり、単独でバーサーカーを追い詰めたりとか。でも、セイバーに縁があるで騙されてしまいますよね、やっぱり。
 このUnlimited Blade Works編をプレイしている序盤、ライダーが瞬殺されたあたりまでは正直、テンションが微妙に下がり気味でした。2周目ということもありますし、最後の敵は同じなんだろうなーとなんとなく思ったり、個人的にはセイバーの方が凛よりもお気に入りということ、そのセイバーのエンディングが仕方のない、としか言いようのないものであったりと複合的な理由があったんですが、これ以降は目が覚めたように意欲的に取り組んでました。良い意味で期待を裏切りまくり。なんか驚いてばっかりでしたが、その中で最大の驚きは人間に破れるセイバーですな。正直、このシーン以上の戦慄はありませんでした。きっとモニターの前の私は馬鹿みたいな顔をしていたと思います。あまりにもあり得ない事態に。ついで漫☆画太郎風にえ〜〜〜〜〜〜っ!?と驚きたくもなりましたが。つーか、セイバーの剣って切れ味が鋭いだけで他には何もないんでしょうか。
 会話は例によって例のごとく非常に楽しかったんですが、中でもランサーとの絡みは凛、セイバーとも最高でした。さすが良い男は違うね。あとは食に対するセイバーの数々のリアクションが最高です。「………………雑でした」はかなりツボ。
残る桜のシナリオはどうなることやら。怖いようで楽しみなようで。暗い表情の立ちCGばかりが印象に残っているんでとても不安ですよ。どんな目に遭うやら。タイガー道場が半分近く残っているというのもなんだかねー。

 2004年2月18日(水)    Fate/stay night3周目終了
 モンキーターン6話。今週は贅沢の極み、6話使用。そのせいで各エピソードは削られまくり。いかにモンキーターンの登場人物が多いからってこれでは盛り上がりませんなー。脂身が全くなくてはおいしいはずもなく。
 
 仮面ライダーブレイド4話。今週も痺れるほどに大根。そして、早合点&情緒不安定。君らは1時間300ドルくらいの精神科医に世話になった方がよろしいんじゃないか。あー、それと所長はオルフェノクなんですか?
 
 「Fate/stay night」。3周目Heavens Feel編終了。プレイタイムは66時間くらい。タイガー道場も全て回収しての時間です。予想通り越えましたなー。純粋にプレイ時間だけ測っても恐らく60時間に届いたんではないかと。
 肝心のシナリオですが、一部で不評なのがよく理解できる内容でした。まー、何というか色々な意味でこれまでの2つとは隔たりがありすぎる。少なくとも拒否反応が出る人がいても仕方ないくらいに毛色の変わった話に仕上がってますな。
 まず、これまで思い入れてきたであろう英霊たちがあっさり使い捨てられる。言うなれば復活したフリーザ様が新登場のトランクスに瞬殺されたようなもの。それでもトランクスにはキャラとしての魅力があったんで問題はなかったんですが、あの黒い影にそんな物がある訳もなく。付け加えるならそれはアサシンも同様。小次郎好きの私には大層ショックでしたよ。
 早い段階でこれはこれまでと違う話である、という提示をしたかったからなのかは知りませんが、英霊たちはさっくりと片づいてしまう。それはまぁいいとしても、正直その後が長すぎる。基本的な状況が最後までずーっと固定されたまま。しかも、絶対的な犠牲が出る。これはストレスが溜まる人も多いんじゃないかと。
 ヒロインの配置も苦しい。個人的に桜は好きですけど、客観的に見た場合のパワー不足はどう考えても否めない。というか他の二人が強力すぎ。本人はいいところをなかなか出せないし。ストーリー展開もそれに悪影響を及ぼしてます。なぜか桜だけ負の感情が全開だったり、セイバーが捕られたり、エロアピールしまくっていたり、このシナリオ自体が謎を補完する役割を持っている、と運が悪いとか表現したくなる感じです。
 エンディング付近もなんだかなー。大魔神みたいな凛の強さもメチャクチャですが、あれほど助けられないようなことを言っていたのにルールブレイカーであっさり桜を救えるのも拍子抜けな感じ。つーか、セイバーに使えよと。
 基本的にこのゲームの中心はバトルな訳でその相手がヒロインだと主人公も成長し甲斐がないんですな。実力を披露しにくいというか。
 セイバーに関する扱いも悲しい。奪われるのが不可避で取り戻すのが不可能というのがなんとも。ミスを取り返す機会がありながらそれを果たせないというのはやはりツライですわ。
 一応、終わったんですけど、未見の選択肢をもうちょい遊んでみようかなと思っとります。一品ものも探したり、もう1回見たりしたいですし。湯上がりセイバーには思わず見ほれました。
 
 ソフトハウスキャラの新作「巣作りドラゴン」が公開。今回は巣作りSLGだそうで具体的なシステムが今から楽しみです。ヒロイン以外とのHシーンが予行演習というのが笑えます。
 今回はデザインの方向性が少し違うのか、佐々木珠流氏の絵が変わったようにも。獣人ヒロインなんて言われなければ気づかないかもしれないくらい。

 2004年2月21日(土)    Fate/stay night終了
 GUNSLINGERGIRL最終話。私はコミックスベースで読んでいるのでアンジェリカの記憶が戻ったりするあたりのエピソードが原作にもあるのか知りませんが、これを見るとまるでアンジェリカが主人公(ヒロイン)のようですな。ヘンリエッタはリコと同程度の端役にしか見えません。
 
 「Fate/stay night」。未見の選択肢を求めてつらつらとプレイしていた訳ですが、思わぬ長期化を強いられてました。つーても、完全に自分のせいなんですけど、ミニタイトルに「ファニーライオン」とか「ハンバーグ争奪戦」とか書いてあるとついスキップをNOにして読んでしまうんですな。おかげで前回の日記(この日本語は矛盾しています)から3日が過ぎたのにセイバールートしか終わりませんでした。
 上で書いたように2回目は全部読んだ訳ではありません。その上で感じたことではあるんですが、このエンディングって一見すごく綺麗なようなんですけど、よく考えてみるとどうよって感じがしないでもないです。というのも士郎の選択は苦渋のものには違いないんですが、実際には他に選択肢がなかったというのが一番近いところなんじゃないかと思うんですよ。
 仮にセイバーが第2の生を望んだとしても(望む訳ありませんが)、あの聖杯では飲むせよ、使うにせよセイバーが変容しない保証はありませんし、士郎では凛や桜のような方法で現世に繋ぎ止めることもできない(そのために契約を解除して凛やイリヤの頼むってのもアレですし)。
 さらに言えば聖杯を壊さないことにはセイバーをサーヴァントシステムから救うことができない。だから、無事に(?)死ぬために送り出す、あの選択をするしかない。
 聖杯の力が最初に想定していたものであるならば、士郎の悩んだ末の選択には大いなる意味があると思うんですが、あの状況ではどんな答えを出そうと結局、あれくらいしかできないような。
 長かった「Fate/stay night」もこれで一区切り。ゲーム感想は近日中に。
 
 「SHUFFLE!」。まだほんの少し始めたくらい。
 なんつーか、どこからどう見ても「それは舞い散る桜のように」のスタッフが作った作品だなぁ、とつくづく感じます。ゲームの各所からあまりにも同じ匂いが。
 原画は言うまでもなくシナリオが特に。主人公のヒロインとの距離のとり方なんてわざとやっているのかというくらい同じ。初対面の人間に全く物怖じするということがありません。スーパーで知らない女の子に話しかけられて、相手が自分の名前を知っていても気がつくことなく会話を繋げられる。
 公園で女の子が歌を唄っているとひっそりと聞き入る。気がつかれるとナチュラルに会話。やっぱり相手が名前を知っていても気づくことなく会話続行。この主人公の恐ろしいところはナンパ目的でもなければ、名前さえ聞くつもりがないのに歌を聞き会話をする(つまり、これからご近所づきあいしようとかいうつもりでもない)という点。やはり天然は最強ということなんでしょうか。
 他にはイベントの入り口だけ用意して事の顛末を書かない、なんてあたりも「それ散る」譲り。具体的にはお米を抱えたヒロインをお姫様抱っこして帰ることに決まったが、実際には買い物の描写もなければ、家に帰ってきて腕がどうなったとかそういう描写も一切ない、というような。
 あとこれは別段、「SHUFFLE!」の罪ではないんですが、「Fate/stay night」のあとにプレイするということがとんでもないハンディになっています。原画がどうとかシナリオがどうとか言う以前に全体の完成度に差がありすぎ。立ちCGとか背景とかシステムといった土台部分が設計段階から違います。無味乾燥というか。まぁ、こういうことはこれまでにも何度かあった訳ですけど、今回のはちょっと避けるのが難しい事故ですな。意図的な程良いランクダウンなんて無理だよなぁ。少なくても未プレイのゲームじゃ。あーでも、主人公が3人のヒロインにスタート時から勝手に惚れられているという設定でなければもう少しショックは小さかったかも。
 
 PLAYMの「リアライズ」が気がつけば4月23日に。あーこりゃ駄目そう。この延期の仕方はデバッグを含めてマスターアップがいつになるか目算が立っていないんですな。だから、出せるといいなぁ、という希望発売日を告知していると。ま、どのみち今期の決算に間に合わなかったことだし、8月くらいまではズルズル延びる可能性があると思っていた方が賢明かも。
 
 ivoryの「桜待坂Stories」の発売日が5月28日に。掲載場所によってあったりなかったりするVOL.1というのはなんなんでしょう。雑誌には特に何も書いていないんですが、STORY1と2を別売するということなんでしょうか。でも、CGは1と2の両方が上がっているんですよねぇ。うーむ。まさかとは思いますが連載形式か?
 
 XUSEの「最果てのイマ」が年内予定に。こりゃ大幅な仕様変更とかとトラブルがあったんでしょうな。無期延期同然ですよ。

 2004年2月22日(日)    SHUFFLE!1回目終了
 モンキーターン7話。今週も6話使用ながらレースシーンメインゆえに仕方のないところか。来週は研修所を卒業してから1年が経過。たった7話で。いや5話ですか。半端でないスピード進行ですな。
 
 仮面ライダーブレイド5話。役者の大根ぶりにもかなり慣れてきました。そして開幕スタートダッシュは終わったのかストーリーはまったりモードに。よもやあの程度のネタが前後編とは思いも寄らず。
 
 「SHUFFLE!」。1人目は芙蓉楓。
 あー、スタッフロールを見てから知ったんですが、シナリオは「それ散る」とは違う人だったんですねぇ。確かに無理矢理なギャグは鳴りを潜めているなぁ、とは思っていましたけど、昨日書いた点とかはホントによく似ています。あの後わかった中盤以降のイベントがぶつ切り風味というのも共通項だし。まぁ、「それ散る」以上にひとつひとつのイベントは短いですけど。
 で、肝心のシナリオは随分とお寒い出来。これでは各所で不評なのも無理なからぬことかと。
 ただでさえ、最初から攻略済みという設定なのに恋人になる過程は驚くほど簡素。描写不足にも程があるかと。障害を障害と感じる前にゲームはエピローグへ。シナリオ全編において描写不足ですな。どこを見せたいのかさえよくわかりません。
 そういや楓は地雷女ということでオーケーなんでしょうか。彼女は容姿のせいでカモフラージュされていますが、そのスタンスはねぇ。だって主人公が他のヒロインを選んでも側にいて世話を焼きたがるんでしょうし、主人公が嫌っても問題なく側にいるんでしょうし。
 
 アクトレスの「保母さんのエプロン」がちょっとだけ公開。「天巫女姫」のスタッフが作る第3弾の模様。その「天巫女姫」は途中までは非常に良かったので更なる進歩を期待します。シナリオに凝った企画なのかはわかりませんけど。

 2004年2月23日(月)    SHUFFLE!2回目終了
 2人目はネリネ。
 ファーストプレイでなんとなくそうじゃないかなぁと思っていたのですが、やはりそうでした。すなわち2周目以降はスキップの嵐。選択肢が非常に少なく、共通シナリオ内でその選択内容がフラグとして反映されることはほとんどないこともあって、モニターの前の私は非常に退屈ですた。日付表示が高速化されないせいでボリュームの割にスキップの体感速度は中程度から遅いくらい。悪いことは言わないから暇潰しの道具を用意するべし、といったところ。そういやこうした点も「それ散る」と共通してますな。
 シナリオの出来は昨日と同様。ツッコミどころもあるんですが、指摘しようと思うほどレベルの高さを感じないんでどうでもいいです。やはり最低限、ツッコミに耐えられる程度のレベルは欲しいところ。仮にテキストを標準程度としても完全な密度不足。思い入れの入り込む余地なし。
 あと本作の世界観には一体どういった意味があるんでしょうか。魔界と神界が繋がっていてヒロインの両親が魔王と神です、とか言われてもねぇ。思いつきのレベルから一歩も先に進んでいないような。少なくとも、どうしてもこういう世界観にしたかった、というこだわりは感じられません。というかこだわりがあったら1ルートがこんな短いボリュームであるはずがないんだよなぁ。
 
 気がつけば3月は非常にお寒い状況です。「気になるタイトル」ページには一本もないという、このサイト始まって以来の事態。まぁ、そんなこともあるのかもしれませんけど、それにしたって欲しいものがない。あえて探してもTerra Lunarの「らくえん〜あいかわらずなぼく。の場合〜」くらい。しかも、その理由はゲーム本編ではなくアペンディクスショートゲームが目当てであるという微妙っぷり。ボリュームがどの程度か知りませんけど、「ロケットの夏」のシナリオライターに原画がKaren氏とあっては気にするなという方が難しい。でも、正直いって本編に興味はないんですよ。そのために買う、のか? 素直に新作の「ザーリャ」を作っていてくれれば良かったのに。

 2004年2月28日(土)    SHUFFLE!終了
 月末の棚卸しが近づいてきてにわかに仕事が忙しくなってきました。家に帰ってもまとまった時間がとれずに未だ「Fate/stay night」のゲーム感想を書いておりません。書けるのは3月に入ってからかなぁ(遠い目)。そんな状況で少しずつ進めていた「SHUFFLE!」はあっけなく終了。原画家とかパッケージとか世間の期待度とかから考えると見かけ倒しもいいところですな、このゲーム。期待していた人はさぞ落胆したことでしょう。「それは舞い散る桜のように」から惰性で買った私でさえ軽く失望しましたから。
 3人目はルシアンサス。
 彼女に限った話ではないですけど、悪友たる樹の天然スカウターが示す「極上」という評価がどうしても納得いきません。外見に目をつぶるとしてもそれ以外の部分もあまり魅力を感じないというか、仮にあるとしてもそれに相応しいだけの描写がまるでないんですよねぇ。具体的イベントに欠ける中での美辞麗句の数々。空々しさもここに極まれり。
 肝心のシナリオはネリネシナリオとネタが半分以上、被っているような。
 4人目は時雨亜沙。
 ようやくデフォルトで惚れられていないヒロインが……、と思ったの束の間、音速で惚れられてしまいました。ちょっと家によっただけで、なぜかいきなり秘密を明かし合う様子はかなり浮いていましたが。それでも、メインヒロインたる3人衆よりほんのわずかではありますがシナリオの出来はましでした。良いことか悪いことかは判断しかねますが。
 最後はプリムラ。
 取りあえず初めてを公園でするのはどうかと思います。まぁ、それは置いておくとしても、彼女の存在意義はなんだか疑問。その目的が本当に絶対にやらなくてはならないことなんでしょうか。不老不死というならともかくも。つーか、神や魔王にその眷属なんですから寿命はすごく長いと思うんですけど、一体どれくらい生きるつもりなんでしょうか。
 「Fate」のゲーム感想を書けないでいるうちに「SHUFFLE!」まで終了。宿題が溜まっていくなぁ。
 
 昨日の買い物は結局、「愛cute! キミに恋してる」だけでした。「Fruit Punch」はあまり気乗りしなかったところにヨドバシには入荷していなかったこともあってあえなくスルー。そういや、やたらと豪華な設定資料集(フルカラー48ページ)がついていたんですが、これってばどこの店でもくれるものなんでしょうか。だとしたら、かなり太っ腹ですな。
 現在は1周目半ば、ようやく個別シナリオに入ったかな、というくらい。この時点での雑感はなかなか悪くないです。「SHUFFLE!」と同じで主人公がやたらともてる話ではあるんですが、基本がしっかりしているので日常会話を読んでいるだけで楽しいです。「復讐の女神−Nemesis−」でもそうでしたが、掛け合いのセンスはかなり良いものを持っているかと。たまに出てくるギャグもコアなネタと使い方がギュー。ラピュタネタとか大笑いしましたよ。とはいえ、会話の一番面白い相手が他人には見えない妖精チョコであるというのは微妙なところ。
 現在、感じる問題点はやはり問答無用のモテっぷり。その理由が全く見えないというのは例えテキストが面白かろうとツライ。ハッキリ言って「SMAPだから」くらいの理由が必要なほどモテています。このままではファーザーに呪い殺されそうです。あの不条理モテゲー「君が望む永遠」でさえ、5人の美少女から同時に告白される、なんてことはなかったんですから。

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