ビギナー10話。見事に見逃す。放送の2時間前に新聞の番組欄で気づいたにも係わらず、その後はすっぱり記憶から抜け落ちてました。まぁ、期待感が非常に薄いってことなんでしょうね、やっぱり。
「Clover Hearts」。夷月編終了、白兎編2章アタマまで。
3章と4章って密度が妙に薄かったような気がします。特に3章なんてバッドエンド部を除くとほとんど中身がないような。また、4章にHシーンがないのも、丸々ひとつのイベントであることにも驚きました。つーか、まだ片面しか見ていないにしても、ちょっと4章の展開は唐突すぎやしませんか? 伏線がなかった訳ではないですけど当たり障りがなさすぎる感じでしたし。「月陽炎」以上ではちょっと、ねぇ。
「月陽炎」経験者にはこのゲームって反応が綺麗に分かれそうな気がします。すなわち、「月陽炎」をプレイしたからストーリー面はこんなもんで予想通りというパターンと、もうひとつは「月陽炎」をプレイしたからこそ後半への繋ぎと展開が良くなっていることを期待していたが……というパターンに。
まぁ、終盤が盛り上がらないのは「月陽炎」譲りにしても、よもや白兎との間の断絶状態の理由が明かされないとは思いませんでした。先日の段階の予想では3章と4章でそれぞれ姉妹と兄弟の過去に直面するんだろうと思っていただけに余計に。これは白兎編のお楽しみってことなんでしょうか。でも、それじゃ「対視点」にならないんじゃないような。ふーむ。
夷月シナリオで気になったどーしょーもないこと。それはエンディング。弁当はどうしたんですか、弁当は? 夷月はリュックサックとか背負っているようには見えないし、お姫さまだっこで両手は塞がってしまっているし、大事な弁当はどこに。や、くだらないことだとはわかっているんですけど、あのお弁当は本当に大事なものだと思うんですよ。以前に作ったものは駄目になってしまったでしょうし、ピクニックのやり直しの象徴とも言えるんじゃないかと思うんで。
白兎編。サブヒロインがまだ登場しないせいか、それとも夷月編3〜4章が短いせいか1章が妙に長く感じました。そして、驚きました。まさか彼氏彼女の関係どころかHシーンまで進むとは思わなかったんで。だってねぇ、選択肢次第とはいえ、あの性格で浮気する訳ですか? さすがにちょっと想像しにくいです。まぁ、1章を見る限り部屋で二人きりにしてしまえば相手が誰であっても襲いかかりそうですけど、彼の場合。動物ですから。
つーか、ですね。彼の感覚はちと理解できんのですよ。恋人同士はOKなのにHは駄目ってどういうことなんでしょうか。そのくせ、部屋に連れ込んだりとどうにも理解不能。一体どういった脳内ルールが? 「これが……僕なんだ……」じゃありませんて。
1章で一番感心したのは教室でエロ本露出プレイのイベントでしょうか。まさに予想だにしない展開でキレるどころか反転して裏返ってしまったような白兎の姿が素敵でした。期せずして一皮むけば夷月そのものであったところが良かったです。さすがは双子ですな。それにしても、玲亜の言い分は苦しい。勝手に部屋から持ち去ったエロ本を返しにくいからって教室の机に返すなんてロシア帰りにしたって非常識ですよ。
逆に最ももったいないなーと感じたのは莉織と玲亜の仲むつまじい姿を見て白兎が夷月と仲が良かった頃を思い出すシーン。あそこをモノローグで済ませることなく、無意識に独白させて、それを莉織に聞かせれば夷月編での彼女の行動原理不明の猛突進に少しは説得力が出ただろうし、対視点コミュニケーションAVGとしてもいい効果が出るんじゃないかと思うだけに残念。
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