すでに数日前のことですが「真剣で私に恋しなさい!S」のゲーム感想をアップしました。やはり、テキストの切れが鈍っているように感じたのが残念です。特に終了メッセージの掛け合いが色濃く影響が出ているような気がします。
ギルティクラウン16話。やっぱり、覚悟が足りない王さまはあっさりヘタレるのでした。というか、僕が悪役な王さまを演じてあげているんだ、という本音は先週の颯太に対する発言と食い違いすぎじゃないですかね。まぁた、状況のせいにしてアレなことを言うっていう。
葬儀社の生き残りがなんなく壁の内側に侵入してきて王さまに好き勝手もの申すというAパート。緊張感がかけらもない上に王国崩壊の兆しが紹介の終わる前に始まっているという悲しさ。まぁ、率直に言って助かる術を持っている人間に何を言われても響きようがないと思うんですけどね。そりゃ好き嫌いでものが言えるでしょうよ。
Bパートは体育館で衝撃の事実が発覚。ヴォイドが壊れたらキャンサー化が起こって死ぬんです。な、なんだってー!! という反応が出来ないんですけど。それはどういう理屈なんでしょう。今までどんな使い方をしても苦しむ姿さえなかったんですけど。元会長なんて何度も攻撃を受けていましたけど、あれはそういうヴォイドだから平気だってことですか? でも、個人で対空ミサイルの攻撃を受け止めるってのはさすがにねぇ。死んだ彼女だってAランクのはずなのに。いのりはOVERで武器だから大丈夫というのもなんだかもやもやが残るような。
それ以上にその場に都合よく元会長がいるってことの方がすごい気がしますけど。いのりの方はどうやらお姉ちゃんに侵食されている様子。前々回の惨殺沙汰もこれが原因でしょうね。なぜか未だに発覚していないみたいですけど。
「恋愛0キロメートル」1人目は木ノ本マヨ。
話題の作品なんで買ってみました。けれど、初回版の新品はどうやら手に入れるのが難しそうなので、すごい久しぶりに中古で購入。初回の特典がサントラでなければ通常版でも良かったんですけど。それでも、通常版ですらちょっと探しましたけど、あまり見つからなかったくらい。
軽くプレミアついてて定価を上回ってました。これで期待以下だと凹むなー。
ASa Projectの作品を買うのはデビュー作の「めいくるッ!」以来。あの時は共通が良かったのに個別は急降下という残念っぷりでした。それから三作。それとなく評判は聞いていましたが進歩が気になるところです。
ブランドの個性という意味では変わっていないようですね。共通が楽しく、キャラで笑わせるという点は。相変わらずゲーム内世界のキャラの分を越えたセリフを普通に吐いてきます。ヒロインがサブキャラに対して
「あんたは攻略ヒロインじゃ無いからよ!」
なんて身も蓋もない通告を行ったり。こういうネタの使い方が不得手でないならそれなりに笑えると思います。爆笑となるかどうかは多分に相性が関係してくるでしょう。
CG的にも頑張っていて(?)、特にヒロインのひとりである四女の乃来亜には立ちCGの表情にかなり弾けたものが用意されています。そのあまりの崩しっぷりと姉妹でそういう扱いがただひとりだけなので、最初はひょっとしてヒロインではないのでは、と疑ったほど。この素材自体も笑いに繋がっています。
気になる点はやはり個別シナリオです。というか、気になる点は共通でも同じように出ています。すなわち、精神的な話をする時。序盤でマヨ姉が実態を主人公に知られた時やクリスマスツリーのイベントなど、一旦ギャグから離れてシリアス寄りになると途端に不安定になります。話に無理が生じると言っても過言ではありません。特に後者はリアカーで運んでいたツリーの一本を落として気付かず、そのツリーは野良犬が引きずって巣に持ち帰った、というオチでもう何と言っていいやら。もしかして、これもギャグなのだろうかと余計な気を回したくらいで。丁寧さはもちろんですが、プロットの段階でも気になるところがあるように思います。
肝心のマヨ姉シナリオとしては悪くはないというか、本人のシナリオらしさが足りない感じ。率直に言って半分くらい五女の華シナリオになってます。強いて言うなら華を使うことでマヨ姉を語るというか。まぁ、これはほめ過ぎかもしれませんけど。
個人的にはあまりにも自業自得な次女の咲耶と三女の実咲が痛かったです。せっかくマヨ姉と乃来亜に煽ってもらっていたのに理論武装でかわしてばかりで、三角関係のぬるま湯に浸り続けた結果がマヨ姉の逆切れ(?)告白にさらわれる重すぎる終着に。思わず笑ってしまいました。後日の慰めのセリフがまたすごくて。
「他ルートでは、いいことあるですっ!!」
まぁ、サブキャラでないとなかなか言えないセリフですよね(普通は発言自体がない)。何気に上のセリフと対になってるし。
仕方ないのかもしれませんが、残念なのは導入のキーになっていた家族交換という大きな流れが終盤にはほとんど無視状態にあること。これ止めてしまうと一気に普通のゲームみたいになっちゃうんですよね。もったいないです。
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