徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2011年12月1日(木)    晴れときどきお天気雨1回目終了
 真剣で私に恋しなさい!!9話。意識がない状態で心電図を絶えず見られるような容態。これで面会謝絶じゃないなんてすごいなぁ。まぁ、この作品にそんなこと言ってもしょうがないんでしょうけど。同様に唐突な百合シーンにもね。まさかこれが自衛隊を抜けた理由じゃないといいですけど。
 状況効果で思わず告白してしまって、そこから見舞いに行くまでの互いの牽制などヒロインたちによるコメディパートは面白かったです。ホント救いになったくらい。ただ、これを4人だけでやっているというのが脇役感バリバリなんだよねぇ。切ない。
 
 本日は「機動戦士ガンダムエクストリームバーサス」を購入。横浜のヨドバシに午前中に行けたというのにどえらい混んでました。広大な売り場スペースをおよそ4分の3周ほど。この店でこんなに並んだのは初めてだと思います。まぁ、夜の長かった時でももうちょっと少なかったような。たまにしかコンシューマーは買いませんけど。幸いなのは並んでいる間、やたらとモニターが設置されていてデモが見られたので退屈することはなかったということ。いい感じにテンションも上がりました。「晴れときどきお天気雨」が終わるまでしばらくは封印ですけど。
 
 「晴れときどきお天気雨」。1人目は稲乃神香奈恵。
 少し更新が開いたのは実のところ、シナリオが予想外に長くて1周目がなかなか終わらなかったからだったり。本作は「世界でいちばんNGな恋」などと同じく途中下車方式を採用しています。話数形式で順にヒロインがクローズアップされていって選択肢を選べばその対象となるヒロインのルートへ分岐、選ばなければそのままメインルートが続いて次の章へ。で、その順番が一番最後のヒロインを最初から選んでしまったんですね。よって、1周目のプレイ時間も最長になってしまった、と。
 閑話休題。
 シナリオは全体としては良かった思います。全体としては。最後の方は予想以上に感動しましたからね。ある種、鉄板の展開であったとはいえ。ボーカル曲含む演出も非常に効果的だったと思います。ただ、気にならない点がなかった訳でもなくて。少なくてもその問題点が出た時点ではやる気がガクンと下がったほどでした。
 香奈恵シナリオはいきなりバッドエンドとなってタイトルからお天気雨の章に入ります。ここでなぜ、いきなり過ぎるバッドエンドになったのかが描かれるんですけど、この真相がねぇ。かなりの脱力ものでして。よろしくない意味で意外でした。
 それは主人公が好きとは言っていないから、という苦しすぎるもの。それにより香奈恵は勘違いを起こし、妊娠したことを告げられずに人知れず姿を消してしまうのでした。
 筋書き自体はまぁいいとして、その表現がちょっと問題ありで。確かに主人公はモノローグのみで済ませてしまって確かな意思表示をしていません。しかし、さながらセフレのような関係で香奈恵だけがストレスを感じているという事実にはあまりにも無理があります。
 例えば恋仲であることが(香奈恵はそう思っていない訳ですけど)あっさり露見しても少しも違和感を見せずにそのまま振る舞ったり。例えば香奈恵が主人公のことを名前で呼ぶような流れになっても恥ずかしがる以外は全く躊躇いを見せなかったり。例えばHはいつも香奈恵の方から誘ってきたり。
 こんな感じで実は恋仲ではない、肉体的な関係のみととらえるにはかなり苦しい描写ばかり。肯定するような材料の方が遥かに少なかったりします。実際、いなくなる前の香奈恵は少しも悲劇のヒロインには見えないですからね。だいたい恋仲であることを周囲に冷やかされて顔を真っ赤にしている時点で実はすれ違いである、というには説得力不足ですよね。どんな大女優の演技力ですか(無論、香奈恵は腹芸なんてかけらもできません)。
 これが問題点ひとつめ。もうひとつはお天気雨の章に入ってから。
 2人の娘であるゆみかについて。仲直りする過程も特に契機となるような出来事もなくてかなり苦しいとは思うんですけど、それ以上に彼女をどうするのかという点。
 ゆみかが消えかかり始めてからいきなり騒ぐのはかなりどうかと思います。そもそもイレギュラーな存在である未来から来た娘をどうするつもりだったのでしょう。香奈恵は能天気に種付けをしましょうとか提案してきますが本当に生まれてくるまで健在だったなら果たして。まさか2人のゆみかという同一人物を育てるつもりだったのでしょうか。いくら十代でも何も考えもしないっていうのは不自然すぎるような。葛藤どころか思い浮かびもしないなんて。それで事が現実になりそうになったらやだやだ言って育児も放り出して引きこもりって一体……。
 せっかく良い終盤に影を落としてしまっています。なんとももったいない限り。改善が難しい問題でもないだけに。まさかとは思いますけど、ヒロインが馬鹿だからこういう展開になったというシナリオの主旨なんでしょうか。画竜点睛を欠く、というには大きすぎますね。
 今回も予約キャンペーン特典にサントラが付いているんですけど、残念ながら全曲ではないようで。(スタッフロールでわかるのですが)各ヒロイン専用の挿入歌は収録されていないようです。まぁ、前作は2枚組だったのに今回は1枚ですから推して知るべしではあるのですけど。

 2011年12月2日(金)    晴れときどきお天気雨2回目終了
 ギルティクラウン8話。ええと主人公たちは部活に入っていたんでしたっけ? もう前のこと過ぎてちっとも覚えていませんわ。それにしても、幼なじみさんの無茶な着やせっぷりに脱帽。服を着ていると会長の方がどう見ても巨乳なのに脱ぐと勝負にすらなりそうもないって一体……。エンドカードもまるでそれを揶揄するかのようにさらに増量されております。すげぇなぁ、でも今後の出番はどれくらいあるのかしら。
 いのりの立ち位置は相変わらず不明な感じ。なんかビッチっぽさが出ているのにあまり否定するつもりがなさそうな演出が色々と不思議です。少なくともポジションだけなら立派なビッチキャラですよねぇ。
 今回も何がなんでもヴォイドでGO! な流れは変わることはありません。もうすっかり他のものはいらない状態になってます。綾瀬を代表に葬儀社のみなさんは無理矢理に出番を用意してもらってる感じです。
 ところで、タイトルでもある主人公の罪というのはちっとも言及されませんなー。それどころかヴォイドを抜き出す対象にそもそも友達がいないというか、主人公に友達自体がいないというか。いのりは友達ではないんじゃないですかね。
 
 「晴れときどきお天気雨」。2人目は山上絢音。終わってから最初に神様キャラ2人を終えてしまったと気がつきました。
 基本的な出来は悪くないのでポイントは絢音を気に入るかどうか。気に入らないとなかなか、いえかなり不快感の増すシナリオになってしまう可能性があります。特に「絢音は苦手だがなずなは大好きだ、なぜなら妹だからだ」という紳士は注意が必要です。
 昨日も書いた途中下車シナリオにはちょっと問題があります。いやまぁ、これも改善は可能なんですけどね。どこが問題かと言えば、それはルート分岐する箇所が相手を恋人にするかしないかという場面にあること。つまり、惹かれあう過程が共通シナリオにあるのです。この場合、絢音を選ばなければ2人の好感度が非常に高いまま次の章に行くことになります。章が進むに連れ段々と白旗を揚げていくヒロインたちの姿には哀愁が漂っています。しかも、この流れを次々に繰り返していくという激しいシナリオ構成。日付もあまり進まないため、およそ1ヶ月の間に4人のヒロインに順を追って恋していくというせわしなさ。ジゴロと呼ぶに十分だと思います。しかも、香奈恵なんて水希が相手の時に1回、なずなが相手の時にもう1回と二度も出番がまわってくるので迂遠なんだか積極的なんだかよく分からないことに(この展開が成立しているということ自体が)。
 個別ではなく共通シナリオではありますが、主人公ではなく妹のなずなの視点で絢音がどんなヒロインかというのを追っていく流れがちょっと変わっていてなかなか面白いです。主人公からは見えにくい点がフォローされて予想以上に高い効果をあげていると思います。
 シナリオの描写に目を向けると絢音さんはだいぶ調子に乗っているのが窺えます。最初は友達ひとりいなかったのにあっという間にリア充になりまさに天狗状態に。性格的にそうは見えませんけど。
 もともと絶対的なコミュニケーション不足ということもあって学習する暇がなかったというフォローもありますが、すごい勢いで絢音さんは自分を見失って以前の自分から何様かと言われそうな言動に身を任せるようになってしまいます。絢音シナリオの「転」で遂には天罰じみた目にあうのですが、スタートからここまで1ヶ月程度しかかかっていないんですよね。あまりにも流転が激しいです。
 まぁ、そこを言うと本作は主人公の起こす行動に対してヒロインが攻略されすぎなんですよね。感覚的には主人公が1行動を起こすとヒロインの好感度が1どころか4も5も下手すればそれ以上に上がってしまうんですよ。確かに何もないよりはいいですけど、どうにもモテ過ぎ感があります。やること成すことうまくいく、とでも言うような。
 ここまでヒロイン2人を攻略しましたがどうも予想外のキーワードが浮上して戸惑っています。それは「淫乱」。別に結果としてその疑惑があると言っているのではなくて、ヒロインの口からその単語が飛び出るんですよ。主人公のせいもあるとはいえ、Hシーンもなんだかヒロインの方が性欲旺盛という表現ですし。ひょっとしなくても残り2人もそうなんでしょうか。仮に違っても今度は神様は淫乱疑惑が浮かび上がるということで予断を許しません。
 ところで、絢音シナリオの中で香奈恵のこんなセリフがありました。
 「が、学園の中でえっちなことはい、いけないと思いますっ」
 香奈恵シナリオを終えた人はみな思うことでしょう。お前が言うな、と。

 2011年12月4日(日)    晴れときどきお天気雨3回目終了
 真剣で私に恋しなさい!!10話。百代の本音が遂に露出。しかし、これがこれまでこの作品が築いてきたものというのか、すっかり悪役にしか見えません。まゆっちのせめてもの抵抗に対して力ずくで黙らせようとするあたり救いようがなく。フォローの隙さえないというどうしようもなさ。相手も人質をとったというのに百代のほうだけ露骨にイメージが悪いあたり……。
 ところでこの作品、声優の豪華さが売りのはずが気がつけば同じメンツばかりになってしまいましたね。
 
 「晴れときどきお天気雨」。3人目は佐倉水希。
 個別シナリオに入って声優の演技がそれまでとはちょっと変わって恋仲になったのがうまく出ているな、と感じました。なんかより活き活きとしてきたようで。
 出足は好調、と思ったのも束の間。そこには正気を失ったようなバカップルがいました。羞恥心が完全に欠落して、耳は遠いけれども自分の正しさを信じてキレやすいという水希はつける薬がありません。作中でも言ってましたが甘いを通り越して苦しくなってくるという恐ろしさ。しかも、主人公さえそれを肯定してしまうのです。
 足の悪いなずなは逃げようもなく、おはようからおやすみまでバカップルの絨毯爆撃を受けてしまいます。中でも手をつなぎながら車椅子を押すという共同作業はまさに拷問そのもの。頭上ではちゅっちゅもしますよ? ストレスを貯め込んだなずなは本気で怒って家出を画策するほど。やー、罪に問われそうなほどのバカップルって怖いですね。完全になずなに感情移入してました。
 この後に悲劇的な展開が待ち構えているのだろう、と予測がつきましたがちっとも気の毒とか可哀相とか思いませんでした。むしろ待ち遠しく思えたくらいで。
 まぁ、好みの問題で済んでいれば良かったんですけどね。本質的な問題はこの後に待っていたんですよ。
 子供時代のもうひとりのみずきが登場して主人公との仲がおかしくなります。急に態度を改めてよそよそしくなる水希。避けられているのですから当然ですが、すれ違いが起こり周囲から見ても2人はおかしな雰囲気に。
 信じ続けても一向に元通りにならない彼女に主人公は問いただします。けれども、そこでも返って来たのは要領を得ない言葉。破局を覚悟しますがなぜかそうはならず水希がすがってきます。けれども、事情を話せないの一点張り。
 すっきりしないのにHだけはして帰るとなずなが事故に遭ったという一報が入ります。それはまさに7年前を再現するかのような状況。ただ、幸いなことになずなに大きな怪我はありませんでした。そして、事故現場では小さなみずきが目撃されていました。
 翌日からバカップルが大復活。ただ、問題は何も解決していないはずなので違和感ばかりが目立ちます。演技なんてできないはずの水希があっさりと周囲を騙しおおせてしまうあたりはとても不自然でした。
 ところで、このカップルご覧のように浮き沈みが激しすぎて困ります。およそ中間が存在せず迷惑なバカップルか見てはいられないダウナー状態かの二者択一。色々と厳しいものがあります。
 小さなみずきの正体は7年前に生まれた水希の一部。好きになった相手が次々に不幸になっていくことを苦しんだ彼女の望みをアヤカシが叶えた結果、生まれたもの。果たして水希は主人公への恋心を忘れました。誰も好きにならなければ不幸にならずにすむから。けれども、再び恋してしまったがゆえに眠りに就いたみずきが目覚めてしまった。
 疫病神を自称する少女は水希が好きになった相手を不幸にしようとなずなを狙ったのです。そして、主人公の一番大事な相手である水希本人を神隠しに遭わせてしまいます。
 とまぁ、これが個別シナリオの主立ったあらすじなんですけど、奇妙な点が幾つか見受けられるんですよねぇ。なずなが再び事故に遭った時、水希はそれが主人公を好きになったことが原因であるとわかっていたはずなのに(そもそもだから一度は恋仲になった2人の仲がおかしくなったのだし)。なぜか事故の翌日からバカップルに戻ってしまう。なんと罪悪感を感じることもなくただ開き直っただけ。これには驚愕するしかありません。てっきり何か理由があるのかと思ったら何もないし。
 他にもアヤカシがやったことだからと思っているのか、自分の浅慮ゆえに発生した出来事を気にも留めない。主人公は因果関係はなく偶然だ、と言ってますけどそれは言い換えれば超常現象が絡んでいなければ反省さえしないという意味ですからね。なずなを守るどころか自分たちの方を理論武装するというのはどうかと思います。というか、論理が擦り変わっているような気がします。アヤカシのせいなんだから軽率な行動をとっていい、とでも言っているように聞こえてしまうのはちょっと。
 設定の部分では8歳で初めて会う幼なじみというのが属性持ちには微妙な感じがします。せめて妹がいないならまだしもねぇ。パワーバランス的に厳しいものがあります。あと本作だけではないですけど、互いのことを深く理解している関係にある幼なじみがツンデレというのは無理がないですか。
 ところで、シナリオの主題には全く関係ないんですけど、サブキャラの梶原陽菜子がちょっと印象に残る言動をしてました。水希がおらず香奈恵も絢音も生徒会活動で忙しい。なずなのお風呂介護をする人間がいない。主人公がやるには外聞が悪すぎる。ということで彼女に白羽の矢が立ったのですが、本人が気にしたのは普段そういうことをしている水希が周囲には主人公と夫婦に見られているという客観的事実でした。生徒会長が好きな陽菜子はそれを危惧して口に出してしまいます。普段であればいざ知らず非常事態に空気を読めない姿勢。さすが香奈恵と同じで、頭空っぽで胸だけの女とか評されてしまうだけのことはあります。無駄に株を下げる姿がなんとも印象的でした。

 2011年12月5日(月)    晴れときどきお天気雨終了
 最後は春日井なずな。
 香奈恵と並んで最後だからなのかシナリオはやや短い気がしました。
 実妹シナリオということで逃げずに挑んでいたのはそれなりに好印象です。それなりというのは本作の場合、世界がほとんど生徒会だけで閉じられていて2人の関係に拒絶反応を示す人間がひとりしかいないから。絢音シナリオの幻に出てきたクラスメイトの方がよほどえぐい感じが出ておりました。架空とは言え可能性のひとつには違いないですからね。それと同様のモブキャラは共通シナリオではよく口を挟んでいたんですけどね。なずなシナリオではさっぱりです。
 迫害してくる存在がいないとせっかくの攻めのシナリオも形だけで終わってしまいます。まぁ、だから結局はそこまでして描きたいのか、という話になってくるんでしょうね。ラストでより広い単位にバレた時のために「実は義理の兄妹である」という噂を流しておくというアイデアは面白かったです。ただ、ホントに添えてあるという程度なのでシナリオの実質としては意味がないんですよね。あくまでも保険のアイデアを披露しただけという。
 あと本作ではエロゲーにはありがちな両親は健在だけと最初から最後まで海外に出ていて帰って来ないという黄金パターンを採用してますからね。読み味が悪くなりすぎないようバランスに気を配っているように感じました。
 それと実妹問題に攻めているようでいて、2人が禁忌を犯したことによる覚悟をあまり試されないんですよね。わりと軽く流れてしまう。アヤカシが絡んでいるために焦点がややぶれているようにも見えます。非常事態なのだからそれどころではない、という空気がちょっとあるような。
 これまでほとんど触れていませんでしたが、Hシーンはなかなか頑張ってエロくしていると感じました。背徳的なシーンが多いということもありますが、原画もこれまでより意識して描いているように見えますね。残念なのは衣装が各ヒロイン6種類程度あるのにHシーンは3〜4しかないことです。どうしても有効活用していない衣装が出てくる訳で。中でも絢音の私服と水希の矢絣袴の制服はもったいなかったと思います。
 全体としては前作より良くなったのではないでしょうか。ただ、恋仲になって以降、ヒロインを魅力的に見せるイベントがどうも少ないように感じます。キャラが立っているだけにやや潤い不足なようにも。あときつねのごんとりんはほとんどいる意味がないような気がします。
 ゲーム感想は近日中に。

 2011年12月9日(金)    輝光翼戦記 銀の刻のコロナ体験版
 昨日どうにか「晴れときどきお天気雨」のゲーム感想をアップしました。久しぶりに中途半端な点なのは同チームの過去作2本が原因だったりします。差が10点以上あったならきっとその間でした。前作からの改善は感じられましたが、まだまだ課題も残る、といったところでしょうか。恐らく作り手は萌えゲーのつもりがないというところが出来に影響していると思います。
 
 ギルティクラウン9話。ラッキーアイテムは虎縞のヤカンという奇天烈な占いが当たった……、はずもなく結果は下から数えた方が良さそうなくらい。私は祭が死んでしまうフラグが立ったのかと尾行し始めた時に思いました。だってねぇ、主人公の罪ってらしいものが一向に出て来ないままですからね。ただ武器にするだけじゃ弱すぎる気がするし。せめて使った分だけ本人にペナルティがあるとかならまだしも。あと考えたらまだ助かると決まった訳でもないような。
 随分と久しぶりな気がするシュガーの再登場と弟のクローズアップでようやくアポカリウスウィルスが絡んできました。キャンサー化の症状が残らず機体の方に移った時、弟は完治したのかと思ってしまいました。そして、どこまでも運のない彼がその犠牲者に、とか。実際には違ってますますよくわからない展開に。
 弟と精神世界(?)で対峙する様子は問答の内容といい違う作品のようでした。最後に弟が本音を語ってくれて良かったです。そうでないとあまりに軽い理由で殺してしまうところでした。まぁ、それはそれとして自信を持った主人公はなんだかヴォイド中毒患者って感じでちょっと笑えました。
 今週も葬儀社の出番は無理矢理な感じでした。せめてラストに2人を囲む形で綾瀬たちがやってくればねぇ。引きとしても絵面としても効果的だったと思うんですけど。
 
 「輝光翼戦記 銀の刻のコロナ」体験版TGバージョン。
 途切れ途切れにプレイしたので正確な時間はわかりませんが、それほど長くはありません。数時間程度。序盤のAVGパートと最初の戦闘まで。そのあとHシーンがひとつ。
 なかなか面白いです。設定は前作よりも現代度が上がった感じ。相変わらず打てば響くような掛け合いは健在です。主人公にややクセがありますが、どうにもならないほどではないでしょう。ちょっと厨二病なだけです。笑えるのは異能力がある、ということ。普通はそんなものないから痛い人なんですけど、あるのにそうした症状が出るという。つまり、ツッコミ役は別にいるのですね。それぞれ明確なポジション分けがされているのも前作譲り。懸案はやっぱり個別シナリオになるでしょうね。
 戦闘は前作とは変わってSRPGとなりました。しかし、それは移動の方法が3Dダンジョンから2Dのタクティクスマップになったくらいで戦闘そのものは前作と似ています。ただ、軽くやった感じでは前作の方が戦略性は高そうですけど。
 個人的に心配なのは動作環境ってやつですけど、これは体験版が試金石にちゃんとなっているんでしょうかねぇ。特に問題はありませんでしたけど。
 延期もされましたがどちらにせよ買うことになったと思いますね。体験版のプレイで心象は良くなりましたし。むしろ、22日の「WHITE ALBUM2〜closing chapter〜」の方が気が乗らないくらいです。またバグんのかなぁ。しかも、少数の人にだけ(私含む)。

 2011年12月16日(金)    輝光翼戦記 銀の刻のコロナその1
 真剣で私に恋しなさい!!11話。もはや理不尽を越えて憐れな感さえ出てきた百代。原作のことを知らなければ本当にヒロインなのかと疑っていたかもしれません。実はお邪魔キャラなんだよ、とか言われたら信じそうだものなぁ。全員による主人公の扱いも酷いのだけれど、ここまで主人公の魅力アピールが圧倒的に弱いのであんまりそうは見えないあたり苦しさが漂ってます。
 一方、悪役サイドも動機面が明らかでないのか、単に弱すぎるのか行動の意味がまるでわかりません。自分の生まれた国に喧嘩を売るには説得力が圧倒的に足りないと思うのは私だけでしょうか。少なくとも、この理屈では日本だけを滅ぼすというには弱すぎると思います。思考能力さえ持たない赤子も殺すというのだから全世界でいいんじゃないですかね。
 
 ギルティクラウン10話。ははは。この主人公は本当に笑わせてくれます。前回の重たい展開で主人公が一番、気にしたことが自分は涯のような色男にはなれない、ということだなんて。この期に及んでもまだ女にモテることが人を殺したことやそれに類する葛藤よりも大事とは……。というかシュガーはどこへ行ったんだ。あの大きな態度もただ調子に乗っていただけとは恐れ入ります。それで今回になったらこんな力いらないとかフリーダムすぎますよ。
 しかも、弱った主人公がとった行動は祭を頼ること。なぜ、彼女にだけ取り乱しまくる例の症状が出ないのかとても不思議です。だが、それ以上に恐ろしいのは主人公が祭の好意に気がついていたということです。エロゲーなどに代表される主人公像にヒロインの好意に気付かない鈍感というのがよくありますけど、本作の主人公もそうかと思えば違いました。この設定の開示によって主人公のより許されない度が上がった感じです。友達を武器化することよりもこっちの方が罪に相応しいのでは。今まで祭に対してどこか興味がなさそうな、反応の鈍い態度だったのはまさに釣った魚に餌はやらない、ということだったのですね。いのりはまだ釣れてないからああした態度だった、と。
 俺を慰めろよ的な態度にさすがに祭も引っぱたきますが、主人公のこの態度のせいでここに至るまで自分が色々と目撃していたことさえ言い出せなかったあたり心中お察しします。というか、ここ2回はすっかり家政婦さん状態。言い換えればフラグが立っているので変わらず心配です。
 いのりの態度は相変わらず意味不明気味。しばらく前に近寄らないで、とか言っていたのも今は昔。よくわからないうちに主人公が気になるように。これは明らかに注釈とかつけて説明が必要ではないかなぁ。それぐらいの謎ですよ。愛想を尽かしたの間違いじゃないの?
 ドラマは急に巻きに入ってきました。なにやらキャンサー化の症状が解禁ってな按配で。涯もどうやらそんな様子。過去設定も見えてきましたがアニメだけでは苦しいのも相変わらず。雰囲気以上はわかりそうもないですね。
 
 「輝光翼戦記 銀の刻のコロナ」。ようやく体験版の範囲を越えたくらい。
 買いました。結局はお約束的な意味で買ってしまったような気がします。また、あの戦いの日々が始まるのか、と遠い目になりながら。そんな買い方なので予約はしなかったんですけど、にも係わらず予約キャンペーン特典が付属してくれるのは大変ありがたいことです。今回はスキル追加というまだよくわかりませんが、場合によっては非常に影響が大きいかもしれない特典なだけに。
 個人的に目玉と言える初回特典「キャラクター追加パッチ」。ひょっとしたら3人のうち1人を選ぶのだろうかと勝手に想像してえらい悩んでましたが始まってみれば全くの杞憂でした。こもわた遙華氏の手によってデザインされた有名キャラたちが縦横無尽に動き回る姿は見ているだけで楽しく、オマケとしては豪華すぎると感じるほど。声優もそのままですし、実力派が揃っているので叫びもバッチリです。もともと格闘キャラで正統派といっていい刀子さんもいいですけど、ギャップを生みだす意味でみやびもかなり良いです。みんなが予想するであろうお約束のセリフもちゃんと入ってますし、リーダさんも出ますからね。残念ながら声はなさそうですけど。
 ただ、やはりオマケはオマケということでシナリオには一切、絡まないみたいです。普段はまるで顔を出すことはなくて戦闘パートになるといつの間にかいる、という感じ。イメージ的には傭兵というところでしょうか。難易度も恐らくは優しくなるのではないかと。パーティーがひとつ増えてますから。

 2011年12月20日(火)    輝光翼戦記 銀の刻のコロナその2
 真剣で私に恋しなさい!!最終話。よくもまぁ、最後まで見たな、と思うほどでした。原作がそれなりに好きとはいえ、ちょっとフォロー不可能なアニメ版でしたね。
 元四天王の人はちょっとは違うことを考えていましたがその後の発展性がまるでないため、今思いついたかのような唐突さで残念。あとお世辞にも目論見通りになるとは思えないあたりもちょっと。
 バトルも不完全燃焼の度合が強すぎて、打ち切り最終回のように見えてしまっています。あとどうして主人公が副官の人とまともにやり合えるのでしょう。学長のせいなんですかね。
 なにより困ってしまったのは主人公のヤドカリ発言。最後に百代にタイトルを叫ばせるためとはいえ、ちょっと酷すぎるような気がします。冗談で言っているのならともかく、あの文脈だととてもそうは聞こえない。結局、振り出しにもどって、なぜこんな主人公に惚れたのかという話に帰結すると。そのあたりは原作通りといえば原作通りかもしれませんね。
 このアニメを見てPS3版や通常版を買う人ってどれくらいいるのでしょうか。
 
 「輝光翼戦記 銀の刻のコロナ」。ただいま19時間。
 前作をプレイした人にはお馴染みとも言えるのがループですが、本作にもありました。まぁ、これがそうと言っていいものか微妙なところでありますが。どうやら1周目はコロナルートでないといけないようです。刻乃やミュリアルのフラグを立てるとスタッフロールを挟んでもれなく紫苑が初登場した場所まで戻ってしまいます。
 ループが微妙というのはゲームの中での扱いですね。スタッフロールは出ますが鑑賞モードは開放されませんし、タイトルに戻ったりもしません。ループ後の二度目のシミュレーションパートはスキップ可能になる仕様のあたりでしょうか。ループに重い意味があるならシミュレーションパートはスキップできては駄目でしょうから。
 今のところ、気になるのはシナリオでしょうか。わりと強引さが目につくところが散見されます。ループの設定もあるとはいえ、特に何もないのに刻乃が迫ってくるのは違和感が大きかったです。それ以上に一旦、娘として育てると決めたコロナをちょっと迫られたくらいで手を出してしまうのはかなり無理があるというか、節操がないキャラに見えました。とても普段、好きになる女性は1人いればいいとか公言している人間と同一人物とは思えません。唯一の相手を軽く定めているようにしか見えないあたり……。ましてや龍護寺には綺麗な女性が揃っていて、なおさらわざわざ娘に走る理由が理解できかねます。
 他には戦闘に関するところが基本ストレスの溜まるシナリオ運びなのは気になるところです。無茶な相手にシミュレーションパートでなんとか勝利しても、テキストに戻れば結局、敗戦みたいな展開が基本なので。あとシステムの問題なんですけど、シナリオ上の支援キャラがシミュレーションパートではほとんど変わることがない肉弾戦を行っているのは違和感がありました。なのでシナリオ上で戦闘があってもシミュレーションパートはない、なんてことが珍しくありません、このゲーム。
 立ちCGは相変わらずで大きい方はピクリとも動かず衣装が変わるだけ。感情は完全にフェイスウインドウ任せです。ただ、前作のように両者の間に大きな差がある、なんてことはありません。まぁ、そうは言っても気になることはある訳で。衣装差分はとても少ないのでかなり物足りないものがあります。主人公たちは龍護寺で寝食をともにしています。にも係わらず用意されているのは戦闘時の衣装と学園の制服のみ。ご飯の時も制服なんです。私服も部屋着も寝間着も一切、出て来ないのですごく違和感があります(もう3回目。違和感の多いゲームです)。シナリオにも関係していますけど、同居設定の旨味をあまり活かしていないんですよねぇ。もったいない。

 2011年12月22日(木)    輝光翼戦記 銀の刻のコロナその3
 今週のお買い物はひとまずなし。「WHITE ALBUM2〜closing chapter〜」は気が向けば、というところでしょうか。「輝光翼戦記 銀の刻のコロナ」が終わった頃に。
 
 「輝光翼戦記 銀の刻のコロナ」。現在30時間。
 段々と時間がかかると感じるようになってきました。シミュレーションパートの1マップがなかなかに長いです。マップだけを見ればサッと終わりそうに見えるんですけど、実際には1時間以上は余裕でかかります。すでにCtrlキーによる戦闘の早送りは駆使しております。まぁ、さすがに前作での同じ轍を踏む訳にもいかないですからね。それと前作とは違って戦闘での各キャラの反応にそれほどバリエーションがないという事情もあります。スキルの発動が自動的なため前作よりも戦略性に欠けることがそうした事情に拍車をかけていますね。
 早送りしてもなお時間がかかるのはひとつの戦闘が長くなっていることも挙げられます。ああ、なんだか書いていて記憶が刺激されることばかりです。前作もそうだったなぁ。ステータス確認が必要になったり、敵の体力が増えていくことでどんどんと長期化していくという。マップ上で使用するスキルの使い勝手が悪い(のに何度でも使わないといけない)なんてのもありますねぇ。「スパロボ」の精神コマンドの使いやすさがどうしても脳裏にチラつきますわ。
 やっぱり、AVGパート以外をプレイしている方が遥かに長いというのは今回も変わらないんだなぁ。最初こそ違いましたがちょっと進むとあっさり逆転されてしまいました(しかも、シミュレーションパートとシミュレーションパートの間のAVGパートは短くなっている気がします)。アイテムの鑑定作業がなくなっただけ、ましというものかしら。
 そういや、気になったんですけど本作ってハマリはないんでしょうか。自由に経験値が稼げるような場所がまだないんですけど。
 先日も書いた正しいルートを進んだ上でループすると前作でもあった第2オープニングが入りました。これがかなりテンション上がる内容だったのですが、自由に見ることができないという歯がゆさ。あらかじめ備えていれば、と後悔しても時すでに遅し。セーブポイント確保のためにもう一度シミュレーションマップをやるの面倒だしなぁ。内容についてはいずれ触れていくことになるでしょう、きっと。楽しみな反面、戦々恐々ともしているんですけど。伏線を覚えているかなぁ。
 ルートがないヒロインとのHシーンはどうなるのか。開始早々からの疑問が明らかになりました。前作では半分くらいは作中のバーチャルだからというごまかしで、もう半分はまだ恋人がいないから、でもその後は互いに後腐れなし、というものでした。ところが、本作ではこの手法は使えません。バーチャル的な装置は見当たらないし、主人公は恋人はひとりいればいいと言い切るタイプなので。念のために書いておくと、このひとりというのは短い期間のことではなく、人生という単位において、です。
 結論としてはループシステムを活用する、というものでした。つまり、これを使えば誰かと恋仲になっても簡単になかったことにして再開できるということですね。妥当と言えば妥当です。全く気にならないと言えば嘘になりますけど。それよりも困ったのはその過程。マップ移動わずか1回のイベントで確定となり、シミュレーションパートをすら挟むことなく即座に出現した次のマップ移動イベントでもう合体終了お疲れさまでした、なのです。性急にもほどがあるのではないかと思います。ついでに書いておくとテキスト量はどちらのイベントもとても少ないです。これではサブヒロインに思い入れを持つのは難しい。
 先日も書きましたけど、シナリオにはちょっと期待できませんねー。総合力と量で勝負してもらうしかなさそうです。あとは設定の絡み、でしょうか。
 ちなみにこれを書いている間のBGMは前作の予約特典CD。やはり、弓那のボーカルは燃えるものがあります。御木津藍押しの私でも認めざるを得ません(すげーどうでもいい)。

 2011年12月25日(日)    輝光翼戦記 銀の刻のコロナその4
 ギルティクラウン11話。壮絶な主人公のヘタレによって葬儀社は大ピンチ。まぁ、みなさんに見る目がなかったというか、そもそもヴォイドマッシーンに頼りすぎなのでつぐみの怨嗟の叫びもどこか響きが弱いです。まさにこんなのを信用した己の不運を呪うがいい状態。
 一方でやらかした主人公は相変わらず問題を矮小化するのが得意で、この状況をちょっとした青春のボタンの掛け違いで済まそうとします。立ち上がるための勇気も結構ですけど、まずはちゃんと反省しようよ。いい女すぎる祭に犯した罪も含めて。
 結局、校内放送までかけて集めたのはある意味いつものメンツと言ってもいい4人。あのー、もしかしなくてもこれが友達の全てですか……。仮にそうだとして、相手がそう思っていなさそうなのが複数いるってのがなぁ。ここで告白大会となるものの、主人公がまず考えたのは自分が少しでも損をしない、恥をかかない方法。涯のことをどんな風に見ていたのかわかります。結局は祭に助けてもらいながら動機&ヴォイド説明。実践付き。というか、それくらい集める前に考えておこうよ。
 そして、ものすごいツンデレなシュガーにフォローされる形でみんな一緒に葬儀社(主にいのり)を助けに行くことに。初のヴォイド連発となった救出行のアクションシーンは見せ方といい4話以来の見応えがありました。やっぱり、超人的な身体能力になる理由はわかりませんけど。
 いのりが歌うことでキャンサー化の症状が治まる、でいいのでしょうか。アニメだけではホントにそろそろ限界です。
 主人公がいのりと再会するのはなかなか良いシーンに仕上がっているんですけど、もったいないのはいのりがもう捕まっている訳でもなんでもないということ。これひとつで主人公が上滑りしているように見えてもったいないです。ぶっちゃけ、このせいで盛り上がりがもうひとつ。いのりというヒロインのせいもありますが……。
 最後にいのりが寝取られて(?)ヴォイド無双に歯止めがかかって年越しに。彼女は名実ともにビッチっぽくなってきましたねぇ。歌声だけでなく血液のことも含めて重要キャラであると改めて浮き彫りになったし。
 ところで、晴れて父親殺しとなったあの人に対して某UEのエースみたいだ、と評するのは果たしてほめ言葉なのか、それとも悪口なのか。
 
 「輝光翼戦記 銀の刻のコロナ」。ただいま46時間。
 ちょっと周回の数え方が難しいんですけど、まぁ普通に考えてメインヒロインだけをカウントして3周目に突入。ただ、先日書いた第2オープニングの内容はほとんど(全く?)出てきませんでした。なにせ1回こっきりしか見ていないので信憑性に乏しいですけど。
 こちらも先日に書いたハマリに関してですが、解答が得られました。どうやらゲームオーバーになった時、リトライを選ぶとシミュレーションパートで得た経験値をそのままに再開できるようです。まぁ、「スパロボ」でいう全滅プレイですか(違います)。他作品と同じようにレベルが低い方が経験値は多く入りますし、スキルポイントを溜めれば着実に強くなっていくので敗北してもいつかは勝てるようになるでしょう。くっそう、そういうのはマニュアルに書いておけよなー。以前も同じパターンでロードしてしまったよ。ああ、なんかまた苦い記憶が掘り返されております。このシリーズこんなんばっかり。
 このシステムを知らないおかげで2周目のラスボス戦なんて酷いものでした。ターン制限がなく、コロナと月丘さんがいれば事実上、無限に復活できるのをいいことにしょうもない物量戦を展開。敗北条件のキャラと月丘さんだけに気を配って後は死ぬまで突撃を繰り返す。瀕死になったらひたすらにターンを消費して復活&回復(ボスからは向かって来ないので)。最後は体力が多すぎたのでコロナの「どらごん・ぶれす」で結界を削ぎ落として、裸になった後はゾンビのようになってチクチクと。もう見ていられない戦いでした。いくら蟻の穴から堤も崩れるとはいえねぇ。まぁ、バランスを考えればこれよりも前に全滅プレイをしておくべきだったのでしょうね。
 3周目の初戦なんてまるでそのための洗礼のようなミッションでした。ここまでこずるく戦ってきた(いや必死なんですよ?)私を嘲笑うかのようなターン制限に加えて四方に敵が散らばっていて戦力分散の愚を余儀なくされるという。基本1ターンに1マスしか動けないので敵を倒しきれないとかが重すぎるんですよね。
 しかし、ここまでのプレイで最も驚いたのはサブキャラ中のサブキャラとしか思えない新垣先生にイベントCGがあったこと。立ちCGがあるだけで十分、すごいと思うくらいのキャラ配置なのに。なんかサブヒロインズよりもすごく見えてしまうよ。相変わらず1周妻みたいなのを繰り返してますよ?

 2011年12月27日(火)    輝光翼戦記 銀の刻のコロナその5
 先日、菅野ひろゆき氏が亡くなったそうで、とても衝撃を受けました。「YU−NO」は本当に「すごい」と評したくなる珍しいゲームで、このジャンルにハマり続けた原因の間違いなく一端です。未だにこれを越えると胸を張って人に勧められる作品はありません。この作品がなければあるいは当サイトはなかったかも。ご冥福をお祈りします。
 
 「輝光翼戦記 銀の刻のコロナ」。現在54時間。
 戦闘が作業になってきましたねー。以前も書いたように前作に比べて戦略性が低いことが理由の大部分を占めているのですが、それ以外にも無視できない理由があったりします。
 まず、最初の方ですが、相手の行動を阻止(ブラスト)できるスキル。この存在はどちらもあるのですが、前作だとこれが非常に自由度高く、まさに「ここだ!」と思うところで使うことができました。うまく使えば優れた効果を発揮しますが、失敗すれば敗北に直結するかもしれない。これが非常に高い緊張感と集中力、さらに試行錯誤する余地を与えてくれたのです。
 しかし、本作ではブラストスキルその他の発動が自動的かつ条件さえ揃えばいつでも起こってしまうのでとても使いにくかったりします。必須条件であるMPは当然限りがあって使いたくないタイミングがあるにも係わらず、です。例えば攻撃力ダウンや補助攻撃のスキルは全員の機会全てに使いたいことは稀な訳です。でも、1人だけ使いたくとも無理なんですよ。2人目にだけ使いたくとも駄目。1人目でMPが足りなくなってしまえばそこで打ち止めになってしまってもやっぱり駄目なんですよ。これによって段々とテキトーになっていきます。
 後者の理由として同じスキルばかり使いがちになる、というのがあります。スキルを使う必須条件にMPがあることはすでに書きましたが、問題は一番最初から持っているスキルは例外的に使用のためのMPがゼロということ。シミュレーションパートが始まった時MPはゼロからスタートします。これだけでも、消費値ゼロのスキルが必要であるのがわかると思います。これがないと最初から戦闘不能ということになってしまいますから。
 ではどうやってMPを溜めるのか。これは各キャラ(敵)が持つ色属性における相手の弱点をつくこと。これにより上がっていきます。何度も戦闘を繰り返すことで少しずつ溜めていく感覚です。基本的に強力なスキルほど多くのMPを必要とするので、そのマップのボスに向けて無駄に消費することなく蓄積していかなければなりません。
 するとどうなるか。勢いMP消費ゼロの初期スキルばかり使うようになります。もちろん、前作でも使いにくかったり、使いようもないスキルみたいなのはあってそれらは使いませんでしたが本作とはその数が違います。1人頭は数えるほどしかない本作でこれだと実に単調で、見飽きるとかいうレベルを簡単に超越してしまうのです。目新しいスキルは使う機会が極端に少ないか、MP節約のために滅多なことでは使えないという有り様。なにより手強い敵を相手にすると湯水のようにMPを使ってしまうのです。でないと到底、勝利が覚束ないから。そういうシステムなんです。
 付け加えるならスキル自体にもレベルがあって(ないものもあります)、これは本人のレベルアップによって溜まるスキルポイントを割り振ることでレベルアップします。必要MPは上がることなく、威力だけが上がっていきます。どんなスキルも1からスタートです。つまり、後半に手に入れたスキルほど上げるのは大変ということ。いくら威力重視のスキルでも消費MP0の基本スキルのレベル10と比べれば劣ります。多くのMPを使うというのに、です。これもまた、同じスキルばかり使う一因となっています。
 結局、使わないで済む相手にはMPを使わないのが鉄則となります。イコールそれは同じスキルばかり使うことを意味することに。
 さて、未だ果ては見えない感じですが、やっぱり年内にクリアするのは難しそう。仕事もラストスパートという感じで忙しくなってきましたし。
 
 テックジャイアン2月号。
 「プリズム◇リコレクション!」Clochette:「カミカゼ☆エクスプローラー!」の次ですから今度は原画しんたろー氏のチームの出番です。キャラデザインは「カミカゼ」の愛称(?)「おっぱいエクスプローラー」を反映したかのような見事なまでの巨乳ぞろい。やっぱ評判良かったんでしょうかね。全員制服のサイズが合ってないよ! デブじゃないのにボタンを弾き飛ばすおつもりですか。それにしても、初手からHシーンのイベントCGを持ってくるあたり、なんともらしい感じです。思わずちょっと吹き出してしまいましたよ。
 しかし、ライター陣はいつものメンバーって感じですけど、このヒロインたちだとJ・さいろー氏はどうするんでしょうねぇ。プレイしてもどのシナリオを担当しているのかさっぱりわからない、なんてことになったりして。
 今のところ、Clochetteが出したファンディスクって「スズノネセブン」だけなんですよねぇ。そのへんが今後どうなるのかも気になります。2012年発売予定。
 
 「ランスクエスト・マグナム」アリスソフト:アペンドディスクという形のようです。本編は面白いながらもボリュームが物足りないように感じていたので嬉しい限り。せっかく成長させるメンツもその余地もあるのにクエストが足りなかったですから。値段は2400円(税抜き)と抑え目です。春発売予定。

 2011年12月31日(土)    輝光翼戦記 銀の刻のコロナその6
 年の瀬です。例年の個人的エロゲーランキングはご覧のように「輝光翼戦記 銀の刻のコロナ」をプレイ中なので2010年版同様に後日とします。毎年のことながら悩みどころですね。今年の場合は「WHITE ALBUM2〜closing chapter〜」をどうするか。少なくとも2012年の対象とするのはおかしいような気がしますけど、さりとていつまで今年のものを伸ばしていいものやら。まぁ、落としどころは以前にやった1月末にアップというところでしょうかね。無論、2012年作品はプレイしていても含まずに。
 
 「輝光翼戦記 銀の刻のコロナ」。現在71時間。
 先日、ちょっと信じがたいイベントに遭遇しました。本作は基本的に真夜から世界を守るということを第一義としているため、楽しい学園イベントや遠出なんてものとはあまり縁がありません。修学旅行なんてもっての外です。登場人物たちは全員が帰宅部と徹底しています。それでも、そういうイベントが全くないのは寂しいという判断なのか、時折そうしたあまりらしくないイベントが挿入されます。ちょっと苦しい理由を用意した上で。
 その一環でプールに行くイベントがありました。ヒロインの水着姿、定番中の定番ですね。冬の物語なんかではあんまり出会えませんけど。衝撃を受けたのはここで用意された素材です。なんと通常イベントCGではなく、SDカットだったのです。確かにこもわた遙華氏の絵はとても可愛いです。ら〜マニア最終巻だって買いましたよ、ええ。しかし、Hシーン以外の数少ない潤いともなれば通常イベントCG(原画)を用意するものではないでしょうか。両方あるというのならばいざ知らず。これでは2人の原画家の立つ瀬がないような。加えて言うならこのイベントに参加しているのが主人公を除いて3人だけというのがなんとも切ない……。どうせ後々はこういうルールは克服できるようになるのだから。色々と納得いかない感じでした。
 プレイ時間も60時間を越えていよいよ4周目に突入。
 そして、遂に遂に出てきましたよ。異世界から彼らがやって来ました。第2オープニングで顔出ししていたし、なによりナンバリングタイトルなのでまず間違いなく出るだろうと思っていましたが、実際に出てくると想像以上に嬉しくなりました。朱島歩武、御木津藍、翠下弓那、黒河雲母の4人がまさに満を持して登場。否が応にもテンションが上がろうというものです。もちろん、ユミナのボーカルをバックにやって来ましたからねー。これぞ前作経験者の特権。100時間越えの苦楽の末の高ぶりであり、盛り上がりです。
 4人組の生みだす掛け合いのテンションはいささかも錆びつくことなく健在なのも嬉しいところ。少しだけ残念なのは歩武と弓那が恋仲になっていること。個人的には誰ともそうなっていない方が良かったです。もし、誰かひとりというなら最も苦労させられそうな藍が適任かな、と。
 声優の演技としては藍だけちょっと固いかな、と感じる時もありますが、それ以外は全く遜色なくあの頃のままです。会話の魅力が2倍にも3倍にもなります。感涙。もちろん、新たに本作のキャラとも絡んでくれます。取りあえず、残念シスターズ最高。
 今のところ、出てきてくれるのか心配なのが完結編のアムリィス。出番は少なかったですけど、4人に負けないくらい好きなキャラだったからなんとか出て欲しいなー。
 さてエンディングまであと何時間でしょうか。来年もよろしくお願いします。

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