UN−GO5話。今回もちょっと酷いです。美談を騙る人間が嫌いだからそいつが犯人に違いない、って探偵が言ったらもう終わりでしょ。好き嫌いで犯人かどうかを決めるな。まさに素人ではないですか。アイツがいかにも怪しいから犯人だ、というのと一緒。
そういや犯人の動機はなんなんでしょうか。よくわからなかったんですけど、金塊を横取りしたいとかそんなんですか?
ギルティクラウン5話。相変わらず主人公の軽すぎる認識に衝撃を受けまくりです。彼の頭にあったのはなんと金髪美形の男がなぜ自分よりもモテるのか、ということでした。確かに彼は学生ですけど、こんだけ非日常に首を突っ込んでどうして未だにママゴト気分でいられるのでしょう。不思議でなりません。そもそもコンプレックスが激しいのにそれでいて人よりも自分がもてていいはずだ、とかなぜそんな風に思えるのでしょうか。しかも、ナチュラルに上から目線で人を見下せる万能失礼スキルの持ち主。さすがは主人公、なんでしょうかね。
まぁ、そんな才能あふれる主人公であっても涯に言われたから、という理由でいのりから受けた仕打ちはちょっと気の毒です。ラッキースケベの数々も作為であったのか、と。いや、それ以上に近寄らないでという発言は十代男子には厳しすぎますよ。ただ、この作品ホントにわからないこと多いんですけど、前回のいのりの行動(涯の言いつけを破ったというもの)はどっちなんでしょうね。あれすら味方を騙しての計略だとしたらちょっとすごいものがありますね。徹底しすぎ。
車椅子の綾瀬と仲良くなることでようやく彼女のキャラが立ってきました。エロゲーの主人公なみに鈍い男に好きな相手を見抜かれるってのは致命的なような気も。
最後の模擬戦も駄目すぎ。そもそもやらせる側がどんな前提を考えていたのやら。ヴォイドを使っていいなら緊張感なんてありませんよ(超人的な身体能力になる理由も明かされないままですから)。しかも、今回は今までと違って引き出した銃の効果がわかっているような振舞いでしたし。綾瀬も綾瀬でいくら不可解な現象に遭遇したからって戦場で停止したままってのはどうかと思います。
これで認められてしまうのもなんだかなー。なけなしの緊張感が擦り切れそうです。
「恋色空模様after happiness and extra hearts」。6人目は伊東美琴。
普段が激しすぎるがゆえにちょっとデレただけでは全体的な印象は揺るぎもしません。本人のシナリオでさえもわずかでも機嫌を損ねれば再びいつもの災厄が目覚めますからねぇ。根っからの妹好きでないとしんどいと思います。
シナリオはどうも唐突に終わる感じです。オチらしいオチがなく余韻に浸るのが難しくなっています。恐らくオーラスの演出が関係しているのだと思いますが、未来を書くことがないのももったいないところです。
7人目は内海静奈。
実際にちょっと仕事に触れてみるというのは他シナリオとの差別化になっていて良かったと思います。ただ、せっかくの遊園地デートを取り上げられてしまったのは無念としか言いようがありません。これこそ本編で不可能なイベントだったのに……。
Hシーンは回想数こそ最多ですけど、内容は同じCGの使い回しなどしているので多い気はしません。全キャラ中ではエロい方だと思うものの、よその作品と比べてしまうとエロ度不足の感があります。半脱ぎ要素が弱いのもいただけません。衣装の意味が薄いです。
8人目は毛内清美。
元サブキャラの中ではひとり目立った内容です。どうもライターが気に入っているっぽい雰囲気が伝わってきます。先日の指摘も清美にはあまり当てはまりません。恋仲になるのが説得力のかけらもなくグダグダというのは変わりませんけど。
バニースーツイベントは良かったですが、なぜその流れから静奈さんが除外されているのか。藍子と美琴の3Pを用意するくらいなら清美と静奈さんの3Pを用意するべきでしょうに。スタッフのわかってなさにガッカリですた。
9人目は加納佳代子。
伊東家に馴染んでいこうとする佳代子の姿を書いているのがいかにもアフターの醍醐味という感じで良かったです。正直、他のヒロインももっとこういう描写は書いて欲しかったように思います。特にお金持ちの静奈さんとか。佳代子の仕事というかアルバイトが他シナリオと違うのも恋仲になった影響による差別化を感じられて好印象です。まぁ、描写自体はないのが残念ですけど。
最後は卒業式。
こういった演出を否定するつもりは毛頭ありませんけど、エピローグなどで未来を描くことができなくなる弊害が生じてしまうのはちょっと残念。それと上でも書きましたが各シナリオがいきなり終わってしまうあたりに影響を感じとれます。正直、各シナリオの方が大事だと思うだけに消化不良気味に見えます。ところで、これは静奈シナリオの卒業式なんでしょうかね。思わせぶりな静奈さんの発言がありましたが。
9人もいたわりに意外とあっさり終わりました。プレイ時間自体もかなり少なかったように思います。ゲーム感想は近日中に。
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