真剣で私に恋しなさい!!1話。なにより声優のスケジュール構成が大変だったというこの作品。いきなり川神大戦ということで豪華なお祭感はしっかりと出ています。やや強引ですけど、これ一本きりでも通用しないことはない、くらいにはまとまっています。
ただ、2話以降への伏線のためか新キャラまで入っているのはやり過ぎな気も。少なくともアニメから見る人にはかなりツライものがあるのではないでしょうか。誰が重要かすらよくわからないしねぇ。
新キャラと言えば松永燕も出ていますが、これはいいのか悪いのか。これでゲームで出た時には既存キャラって印象になるでしょうからねぇ。ああ、もしかすると先日公開された体験版ですでに顔出ししているのでしょうか。それならファンサービス感もより強くなって良さそうですけど。ただ、個人的には最後に来た四天王が最も地味なんですよねぇ。まぁ、揚羽さんが強力すぎるのもかもですけど。
「恋騎士PurelyKiss」。1人目は獅子堂真奈。
うーん。悲しいことにちょっと下方修正ですね。共通シナリオまではまぁまぁ良かったんですけど、個別に入ってから急降下。真奈シナリオはあっという間に終わってしまいました。それもそこまでの流れとかほとんど無視でエンディングにまっしぐら。まぁ、このへんはエルシアシナリオで触れますが。
エンディングもちょっと。真奈の設定と騎士設定が相反しすぎています。よくわからない着地点でいいんだか悪いんだかという。真奈が好きな人はちと複雑な心境になりそう。これも先日書いたバランスのせいですかね。意外とまともなシナリオが中盤すぎまで展開されるためにその後のギャップに驚かされる、と。
2人目は国中佳織。
1周目が変わるとサブキャラのルートが開放されます。好感度的にルート分岐条件が気になりましたが、どうやら選択肢ひとつで問題ないようです。
シナリオはやはりサブなので、と表現したくなる内容。起点となるのがお酒というあたりも実にそれらしいです。しかし、イベントCGが2枚とはさすがに驚きました。最後に立ちCGの衣装が増えているのがせめてもの、なんでしょうか。もしかして、最初は予定されていなかったとか?
3人目はベルナデット=ヴィルブルグ王女。
こちらもサブ。1周目の時点で選択肢が出る場所も予想できるのでその時はちょっと拍子抜けでした。
内容は佳織シナリオ以下で独立したシナリオというよりもバッドエンドと言った方が近いです。素材の関係でそうなったとしか思えないエンディングまわりはちょっとどうかと。ちなみにイベントCGはさらに少ない1枚。
4人目はエルシア=ハーヴェンス。
恐らく共通シナリオから個別へとしっかりと繋がっているのはこのエルシアシナリオだけではないかと思うのですが……。確かに真奈シナリオよりも分量は多かったし、共通で残ったエピソードも解決したのですが、あまりにもあっさり過ぎて驚きました。むしろ、知らないままの方が良かったのでは、というくらい弱いオチですた。っていうか、ラスボスに立ちCGはおろか名前さえもないって時点でなぁ。推して知るべしではあるのですけど。本作って味方陣営の人しか立ちCGがないんですよね。
ここまで触れていませんでしたがHシーンはキャラによって差がある感じです。なんかあたかも○○担当っていうのが決められているかの如く方向性が異なります。例えば、佳織、エルシアの2人は見た目通りにおっぱい担当で残る3人はそれ以外という構図です。まぁ、ベルナデットは当然としても真奈の場合は立ちCGに比べて貧乳になっているようにさえ見えます。まして、本作はあの制服や鎧姿がエロス的に肝であるのは明らかです。なのにまるでわざとであるかのように胸が隠されているカットなのは嫌がらせにすら見えるほど。実際、エルシアと真奈のHシーンの印象は随分と違いますからね。ついでに言うなら主人公の性癖も。まぁ、似たようなものばかりでもいけませんから難しいところではあるんですけどね。ということでHシーンはエロい人はエロく仕上がってます。
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