仮面ライダーオーズ45話。カザリに続いてメズールもさくっと消滅。予想していたとはいえ悲しいなぁ。結局、生物ですらない彼らはどこへ行くこともなく消え去るのみなのか。数がいるのもこうなると虚しい。
バースのカスタムバージョンが登場。誰しも予想した通りのダブル状態が来週にもお目見え。もったいつけるほど残り話数はないでしょうからね。
そういや、メダルの本体が消えたらその色のメダルは使えなくなるのかと思ったら全然そんなことなかったんですね。
「Princess Evangile〜プリンセスエヴァンジール〜」。3人目は北御門綾佳こと妹でない方の人。
予感の通りあまり芳しくないシナリオでした。というか、ある意味では予想以上でしたね。理瀬と律子はいわば本作の主役なんですよ。それに比べると残り2人はまさに脇役なんですわ。心なしかサブタイトルも微妙にやる気が感じられないくらいで。共学化するか否かという問題はほとんど二の次でした。
まさかの妹キャラ出現には驚かされましたけども。いないと思ったらこんなところにー! とか反応する間もなく事実が判明。まぁ、そんなことだろうと思ったけども。まぁ、どのみちプチサプライズ以上の意味はなかったですからね。なにより、肝心の綾佳さんがねぇ。最も遅く登場したヒロインが最も魅力に欠けるというのはしんどいものがあるかと(この意見は個人的ですけど、人気投票とかやったら綾佳さんはかなりの高確率で負けると思います)。当て馬のはずの(?)佳代子の方がいいという人もけして少なくないんじゃないかなぁ。個別シナリオでも好きにさせてくれない作りは痛いです。
綾佳さんの場合、意外に健気なところがある、というのがセールスポイントにならないのが厳しいです。ほとんど最初がマイナスから始まっているため些細な欠点がより駄目っぽく見えたり、イライラを増幅させられたりしてしまいます。律子の誤解から始まった一連のイベントも結局、本人の株は上がらないという切ない現実。
オチはやっぱりおんなじでした。これはもう全員同じでしょうね。
ところで、綾佳さんの声がひとりだけ浮いているように聞こえたのは私だけですか?
ラストは幼なじみの鷺澤千帆。
こちらもやはり脇役っぽさを感じさせるシナリオです。ほとんど結果ぐらいしか選挙内容が語られません。おかげでどうなろうとまるで重みが感じられず。どうでも良さそうに感じられてしまうのはさすがにマイナスのような気が。
理瀬と三角関係になるのは悪くないとはいえ、結末はわかっているので(なにせ自分でフラグを立てた訳ですから)緊張感のかけらもないのはとてももったいなく感じます。シナリオ的にはどちらも選べないという状態でありながら、理瀬の方を気にする描写がちっともないのはさすがに酷いと思います。優柔不断になってないよ!
キャラとしては難しい面を抱えていると思います。プレイ前から気に入った人ならば全く問題ないと思うんですけど、そうでない人にはそれなりに難関が待ち構えていると思います。
小学生の時のお祭に行く約束を断ったからって裏切り者呼ばわりしてくる幼なじみはどうなのかなぁ。他にも千帆さんはいちいち主人公が自分を裏切ったのかどうか、というポイントで思考してくる怖い人だったりします。幼なじみなのに優しくないデスヨ。正直こんな人にたびたび理解者ヅラされるのはわりと心外な感じでした。
そもそもツンデレツインテールと典型的な幼なじみポジションというのは属性として合わせるのはあまり上手くないと思います。なんというかどこに焦点があるのかわからないというか、ベクトルが逆方向に働いている気がしてならないですよ。あたかも一人二役をやっているかのよう。
これまで書いてきませんでしたが、本作はエピローグが非常にあっさりです。近未来の描写とかもないですし、気のきいた会話がある訳でもありません。とても寂しいです。26話もあるのだからもうちょっと余韻というものを考えて欲しかったですね。正直、あとに残るものが少ないような気がします。
ああ、やっぱり千帆シナリオもオチは同じでしたよ? 4回も同じ会話を用意するというのはどういうセンスなんだろうなぁ。よーわからんです。
「Princess Evangile〜プリンセスエヴァンジール〜」もようやく終了。ゲーム感想は近日中に。
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