仮面ライダーオーズ1話。平成ライダーシリーズの1話ってあんまり期待して見ないんですけど、今回のオーズはなかなかいい感じです。難しすぎず簡単すぎず、良いバランスで謎と解説が入っています。キャラクターのデザインも良好で見た目にわかりやすく、内面込みで好感が持てるキャラに仕上がっているかと。
ま、それはそれとして、いきなり朝からお茶の間が軽く凍結しそうな主人公の股間描写はどうかと思います。あまり意味があるとも思えませんし。子供に質問されてご両親が困りはしないかと余計な心配までしたくなります。
コインとベルトのデザインも思った以上に秀逸です。ベルトをこするアクションはみんなやりたくなるのではないでしょうか。3つの動物や昆虫の名前の歌(?)もWのメモリとは異なる魅力を感じます。つーか、蝶ではなくて鷹だったのね〜。
一方で自販機から変形してG3なみにあっさりとやられるライトベンダーの方々は色々としんどいものがあります。まぁ、相手が幹部たち(?)では止むを得ませんけど。
主題歌が大黒摩季というのも平成ライダーの積み重ねてきた歴史を感じます。そういうチョイスもできるようになったのね、と。
これからが楽しみです。
「涼風のメルト-Where wishes are drawn to each other-」。3人目は榎本佳華。
相も変わらずキャラの魅力は全編通して据え置きされている感じで最夜から気に入っていないとなかなか厳しいです。些細な違いとはいえ過去編の方がまだしもましなあたり切なくなります。
シナリオの展開も他のシナリオとは違い過ぎてちょっと唖然としてしまいます。というか、他シナリオではこの裏面の事情はどうなってんのよ、という。気のせいでなく放置しっぱなしだよなぁ。
恋仲になるのもやっぱり苦しくてなし崩し感がとても強いです。せめてもの理油が明かされるのもまるで後出しジャンケンのように随分と後だしねぇ。
全体的に描写が冗長でありながら、捺菜のお別れパーティーや初デート、および2回目のデートの内容も全カットと構成にとても疑問を感じます。どうでもいいような描写には事欠かないんですけどねぇ。
4人目は椿捺菜。
幼なじみなんですけど、どうにもパワー不足。相手のことをわかっているというのが、あんまり伝わってきません。ちょっとウマが合う相手と大差ない。実際、付き合いの長さでいえば圧倒的に短い先輩に主人公はいつでも色々と見抜かれています。アドバンテージはどこに?
せっかく(1階の)屋根を渡ってやって来てくれても本当にそれだけで他に何もない。隣に住んでいながらそんな気がほとんどしない幼なじみというのも悲しいです。主人公もわかっているわかっていると言うだけでまともな思い出ひとつ開陳してくれない。これでライターにはこだわりがあると言われてもなぁ。だいたい、この年になるまで幼なじみがボーリングを得意なことを知らない、という一事だけでねぇ。
幼なじみが恋に至るにも何もない。なんとなく盛り上がっているから付き合ってみようかという謎の姿勢。少なくとも付き合う前と後で好きの意味は変わっていないように見えます。ホント、機会があったから付き合ってみましょうレベル。これはちょっとなぁ。
シナリオの方もなんだかわかったようなわからないような、どうにも腑に落ちない着地です。取りあえず、色々と後出しジャンケンであることだけは佳華シナリオと同様に変わりません。オチも全く驚かせてくれることもなくそのまんま。少なくともそのオチはゲーム開始前の状態でも可能でしょう、という。
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