徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2010年9月1日(水)    涼風のメルト-Where wishes are drawn to each other-1回目終了
 仮面ライダーW最終話。王道を貫く形でのラストは実に見事だったと思います。展開などほぼ丸わかりなのにそれでも期待して見ていられるエピソードでした。
 子供相手にも真剣であるからこそ本音が出てしまう翔太郎はやはりハーフボイルドが相応しいです。ただ、子役の棒読み演技はちと水をさす形になっていて残念。それにしても所長は最後までやってくれますなー。フロッグガジェットのアレはさすがにどうかと。趣味が悪すぎますよ。事務所以外でやるならまだしも。
 お飾りのようなものとはいえ最後の敵は予想を上回る小物っぷり。半分ギャグだから仕方ないですけど。おかげでユートピアがましなラスボスに見えてきましたよ。ところで、意味ありげなオーシャンのメモリってなんなのかしら。
 長いようで短い1年間でした。飽きることなく楽しませてくれたスタッフに深い感謝を。おつかれさまでした。
 
 世紀末オカルト学院9話。先週の予告がクイズと化してましたが答えはそんなもの当たるか! と多くのファンが憤慨しそうなものでした。まぁ、私は端から当たる訳がないというか、そもそもヒントである「水」始まりの名前がまるで思い浮かばない時点で諦めてましたけど。昔はともかく今ではサッパリわかりません。
 内容の方はこれまでとはちょっと違って外向きの話。メインキャラにスポットを当て終わったからってことでしょうか。いつの間にか全員がオカルト要素を全く疑うことなく受け入れるようになっているのが印象的です。
 
 「涼風のメルト-Where wishes are drawn to each other-」。1人目は柊月音。
 共通の間、そして、個別に入ってからもしばらくは素晴らしく退屈でした。精霊探しのイベントは真剣に辛かったです。もうちょっとどうにかならないのか、と。メインストーリーが興味を引かれないというのは本当に厳しいです。それは土地神や儀式関連も同様で詳細を書かないからこそ、そのイメージも強くなります。
 月音メインのエピソードになると少しはましに。それでも、そこまでがあまり良くなかった反動の方が大きいような気がします。ヒロインとしての描写ももう一つですし、なにより恋仲になる過程に心の交流があまりにも不足していて。なぜ、そうなったのか真面目によくわからないくらいです。どうも最初から好き、的な面もあるみたいなんですけど、それも他作に比べれば弱いんですよねぇ。
 シナリオも深いところを伏せた上で都合の良い話を展開するのでどうにもこうにもな感じです。主人公たちの定めるルールにどうも賛同できにくくて困ります。自分たちの求める方角に一度だけなら歴史を変えても良い、ってのがどうしてもねぇ。タイムパラドックスに関しても基本的に主人公たちに都合の良い異変しか起きないのも気になるところ。歴史改変を行おうとしているのに当事者であるヒロインさえ説得しないで内密に事を運ぼうとする主人公にも疑問です。ちょっと独善的すぎない?
 CGは過去作に比べてよりエロ度に気を配ったような感じが各所から窺えます。ヒロインの体の線の出方とか。まぁ、そのせいでナチュラルなエロさが爽やかな雰囲気に似合わないくらい大変なことになってますけど。月音先輩の背中越しの振り向いた立ちCGは普段からエロいんですけど、水着になると途方もない破壊力となります。胸もそうですけど、お尻がえらいことに。彼氏なら絶対に他人の目には触れさせたくないですよ、アレは。先輩、はっちゃけ過ぎです。

 2010年9月3日(金)    涼風のメルト-Where wishes are drawn to each other-2回目終了
 2人目は久木原羽衣。
 1周目の感覚よりも早いところから個別シナリオが始まっていたのですが、退屈なところはまるで変わりません。精霊探しのイベントは物語的に生産性がなくてとっても虚しいです。儀式に関しても全く一緒。あまり詳細な説明なくシーンだけは挿入されるのでとても間延びした感があります。なまじ似たような内容を共通シナリオではなく個別として繰り返されるので必然的にだれてしまいます。これ残りの2周も同じなんでしょうねぇ、きっと。幼なじみシナリオだけでももうちょいましなのを願いたいですが。
 月音シナリオでも感じていましたがどうも主人公が安定しません。場面場面で馬脚を現す、とでも言ったらいいのか捨ておけない発言をしたり、目を疑うような行動に出たりします。端的に言うなら人格が信用できません。羽衣シナリオでは病院関係でなかなかすごい醜態を見せてくれます。
 羽衣が入院して面会謝絶になり、小さな質問が生まれると迷うことなく即侵入。当然のようにHしてから帰ります。こんな男が後日、友人の非常識を叱ったりする名場面も。
 再び病院に進入しようとすると病室に鍵が掛かっていました。それに気付いた主人公の判断は木を蹴って両手を顔の前でクロスしてダイブ、です。窓ガラスは粉々になり破片は室内に散乱します。声をかけることすらせずにこの行動力、痺れます。ヒロインが怪我をするかも、とは1秒たりとも考えないようです。そもそも色々とそれ以前な気もしますが。無事に侵入を果たすと非常にまったりと羽衣との逢瀬を楽しみます。早く済ませようとかそんな殊勝な考えはどこからも出てきません。少なくとも悪いことをした、とか人様に迷惑をかけた、などとはまるで思っていないようです。自覚がないって怖いですね。
 羽衣が重篤状態になっても主人公はやっぱり変わりません。不法侵入のことはもちろん忘れて、謎の理論を振りかざして医者を排除しようとします。曰く、羽衣の一番そばにいる権利は他の誰でもない自分にある。だから、医療行為を邪魔してでも看護士も医者も容赦なく弾き飛ばす、と。男らしすぎて惚れそうです。きっと羽衣に何かあったら誰よりも文句を言って訴訟を起こしたりするに違いありません。
 シナリオの本筋が相変わらず興味を引かれないので主人公の勇姿はなかなか印象に残りました。
 ヒロインの魅力が乏しくシナリオを牽引する力になり得ていません。妹と合わせてようやく一人前というところで。加えてなし崩しに恋仲になる感じなのでどうにも盛り上がりに欠けます。動機が弱いとこういう時に苦しいです。目的とか期待の展開とかそういうのが見えてこないですからね。
 本作は各シナリオが本編と絆語りの二部構成になっているのですがこれがどうにも効果的とは言いがたいです。まず一部の終わりがとても中途半端というか、そもそも区切りにも見えないくらいだけどスタッフロールがあるという。そして、二部に入ると一部に匹敵するほど長い。出来が良ければいいのですけど、どうにも無駄に長い感が否めません。もっとスッキリさせられるのでは、と随所で感じさせられます。長くなりながらHシーンは3回とWhirlpool標準なので逆に寂しいくらいですし。
 もうちょっとなんとかならないと残りがしんどいです。

 2010年9月6日(月)    涼風のメルト-Where wishes are drawn to each other-3〜4回目終了
 仮面ライダーオーズ1話。平成ライダーシリーズの1話ってあんまり期待して見ないんですけど、今回のオーズはなかなかいい感じです。難しすぎず簡単すぎず、良いバランスで謎と解説が入っています。キャラクターのデザインも良好で見た目にわかりやすく、内面込みで好感が持てるキャラに仕上がっているかと。
 ま、それはそれとして、いきなり朝からお茶の間が軽く凍結しそうな主人公の股間描写はどうかと思います。あまり意味があるとも思えませんし。子供に質問されてご両親が困りはしないかと余計な心配までしたくなります。
 コインとベルトのデザインも思った以上に秀逸です。ベルトをこするアクションはみんなやりたくなるのではないでしょうか。3つの動物や昆虫の名前の歌(?)もWのメモリとは異なる魅力を感じます。つーか、蝶ではなくて鷹だったのね〜。
 一方で自販機から変形してG3なみにあっさりとやられるライトベンダーの方々は色々としんどいものがあります。まぁ、相手が幹部たち(?)では止むを得ませんけど。
 主題歌が大黒摩季というのも平成ライダーの積み重ねてきた歴史を感じます。そういうチョイスもできるようになったのね、と。
 これからが楽しみです。
 
 「涼風のメルト-Where wishes are drawn to each other-」。3人目は榎本佳華。
 相も変わらずキャラの魅力は全編通して据え置きされている感じで最夜から気に入っていないとなかなか厳しいです。些細な違いとはいえ過去編の方がまだしもましなあたり切なくなります。
 シナリオの展開も他のシナリオとは違い過ぎてちょっと唖然としてしまいます。というか、他シナリオではこの裏面の事情はどうなってんのよ、という。気のせいでなく放置しっぱなしだよなぁ。
 恋仲になるのもやっぱり苦しくてなし崩し感がとても強いです。せめてもの理油が明かされるのもまるで後出しジャンケンのように随分と後だしねぇ。
 全体的に描写が冗長でありながら、捺菜のお別れパーティーや初デート、および2回目のデートの内容も全カットと構成にとても疑問を感じます。どうでもいいような描写には事欠かないんですけどねぇ。
 4人目は椿捺菜。
 幼なじみなんですけど、どうにもパワー不足。相手のことをわかっているというのが、あんまり伝わってきません。ちょっとウマが合う相手と大差ない。実際、付き合いの長さでいえば圧倒的に短い先輩に主人公はいつでも色々と見抜かれています。アドバンテージはどこに?
 せっかく(1階の)屋根を渡ってやって来てくれても本当にそれだけで他に何もない。隣に住んでいながらそんな気がほとんどしない幼なじみというのも悲しいです。主人公もわかっているわかっていると言うだけでまともな思い出ひとつ開陳してくれない。これでライターにはこだわりがあると言われてもなぁ。だいたい、この年になるまで幼なじみがボーリングを得意なことを知らない、という一事だけでねぇ。
 幼なじみが恋に至るにも何もない。なんとなく盛り上がっているから付き合ってみようかという謎の姿勢。少なくとも付き合う前と後で好きの意味は変わっていないように見えます。ホント、機会があったから付き合ってみましょうレベル。これはちょっとなぁ。
 シナリオの方もなんだかわかったようなわからないような、どうにも腑に落ちない着地です。取りあえず、色々と後出しジャンケンであることだけは佳華シナリオと同様に変わりません。オチも全く驚かせてくれることもなくそのまんま。少なくともそのオチはゲーム開始前の状態でも可能でしょう、という。

 2010年9月8日(水)    涼風のメルト-Where wishes are drawn to each other-終了
 世紀末オカルト学院10話。ノストラダムスに関係のない感動系のエピソードをどう繋げてくるのかと思っていましたが、あかりの境遇がそのままマヤの境遇を示していたのですね。それにしても、このオチは色々と厳しいものがあるような。娘の願いを叶えることが結局は娘を突き放してしまうという皮肉。でも、これホントに真実なのかなぁ。どうも素直に信じるのは危険なような気が。
 
 「涼風のメルト-Where wishes are drawn to each other-」。ラストは土地神様。
 正直に言うともう序盤から読むのが苦痛でした。主人公の俺カッコイイよね的な言動があまりにも激しすぎて。重い症状だから休んでおけと言われても当然のように嘘をついて抜け出す。嘘が露見すれば今度は幼なじみの弱みをついて行動を継続。定時連絡をすることを条件に挙げても、やっぱりメールでごまかす。最終的には倒れているところを保護される始末。光る「倒れるまで頑張る俺カッコイイ」態度の数々。こんなやりとりを繰り返した末に諸悪の根源は主人公だったりします。まさにコイツさえいなければ状態。結局は長い時間をかけて自分の負債を返す話であることがしんどいですなー。
 土地神様のキャラが初手から違うのも気になるところです。これがなければどうやってシナリオを進行するのか、というくらいに違うので違和感ありまくり。それは一時的なものでなく継続的なものなので作品の雰囲気が変わってしまっているほどです。いつでも当たり前のように結界から出てくるようになっちゃうからなぁ。
 このシナリオに限ったことではないですけど惹かれあう過程に無理があり過ぎます。というより、プレイヤーの気付かないところで絆を育んでいる感じで、あるあたりからいきなり好き合っていて当然という態度をとり始めるので見ている方は困惑するばかりです。
 そういや主人公はなんで土地神様の名前の漢字を知っていたんでしょう。本人は漢字自体を知らなかった訳だし。どこかに書いてありましたっけ? それと月音草を風が狙った理由もよくわかりません。まぁ、終盤はかなり厭戦モードでまともに読んでいないので読み逃したかもですけど。
 すごい長く感じた「涼風のメルト-Where wishes are drawn to each other-」もようやく終了。ゲーム感想は近日中に。

 2010年9月13日(月)    秋空に舞うコンフェティ1〜2回目終了
 ちょっと間が開きましたがどうにか「涼風のメルト-Where wishes are drawn to each other-」のゲーム感想をアップしました。ちょっと期待しすぎたのかな、というのが正直なところです。それにしても、タイトルの意味はなんというか、あまりにもそのまんま過ぎて困ってしまいました。
 
 仮面ライダーオーズ2話。少し意外な構成でした。もうちょっと1話をフォローするようなエピソードかと思っていたので。なんかそのまんまの続きって感じです。なのでわからないことは結構そのまんまで流されていますね。このまましばらく引っ張る謎もそれなりにありそうです。というか、増えているしねぇ。
 
 「秋空に舞うコンフェティ」。1人目は奏衣。
 なんだか懐かしきKeyヒロインの匂いがするような、そんなヒロイン像だったりします。という訳でなかなかまともには会話も成立しませんし、ヒロインというよりは幼稚園児程度の妹のような感触を受けます。さらにどこにも惹かれ合う過程を見出せないあたりがそんなイメージを倍増してくれます。よって終盤になって奏衣の態度が変わると恋愛感情よりも体調不良を疑いたくなりました。わりと真面目に。
 前半と後半の雰囲気がなかなかイコールで繋がらないのが本作の特徴です。一応は冒頭にちょっとあるんですけど、それ以後は完全に忘れ去ったように異なる世界となるので結局は後半で置いてきぼり気味になります。結構、唐突なので。
 本作のキャラは悪くないどころかなかなか良いんですけど、そのわりにはあまりテンポが良くなく進みも遅く感じるのはイベント構成に理由があると思います。日常の中の特別さ、多彩さがまるでないのでイベントの実りが感じられません。こなしても記憶に残るものが少ないと言いますか。もちろん、大笑いできるほどテキストが面白い訳でも、光る表現がある訳でもない。結果としてはちょっともったいないことになっています。
 具体性のなさは物語本体にも言えて、演劇も都市伝説も表面を軽くすくった程度なので、当たり前のように深みはなくて納得度も低いです。数ヶ月もすればどんな展開でオチを迎えたのかスッパリと忘れてしまいそうです。
 2人目は佐倉七海。
こちらは都市伝説方面がないので座りの悪い展開となっております。これは予想はつくとはいえ、奏衣シナリオ(あるいは沙夜シナリオ)を終えていないとどうにもスッキリしないでしょう。詳細が書かれない上で不条理な流れの連続なので。加えてインパクトに欠けるありがちなシナリオなのでどうにも厳しいです。
七海に関する描写もどうもいい加減で困ります。体調不良になった途端に(休んでいろと言われ納得したというのに)それまでは一度もやったことのない演技指導を始めたりするし。部室でぬいぐるみに話しかける、という行為を延々と繰り返してみたり。その直後に何度も主人公が現れているのに聞かれては困る一人芝居を繰り返す。例え覗かれているのに気付かないとしてもちょっと理解不能です。
 絵の変化を除けば原画に文句はなく、イベントCGも立ちCGも非常にクオリティの高い仕上がりです。背景も独自性があり、しっかりと書き込まれていてとても雰囲気があります。音楽も世界観に合致した聞き応えある曲が揃っています。なのにシナリオだけがその高いレベルについていけていないんですよねぇ。すごく短い時間で書き上げたようにも見えますし、作品としてはちと不憫なものを感じます。

 2010年9月15日(水)    秋空に舞うコンフェティ3回目終了
 世紀末オカルト学院11話。ラストに向けて急激に動かしてきました。先週までとは異なる番組のようだ、とは少し言いすぎでしょうか。もったいつけるのを止めた、という声が聞こえてきそうなほどです。
 いつか美風さん関係で文明先生は痛い目を見る、きっと全ての視聴者が予感していたことでしょうけど、それにしてもしんどいオチでしたねぇ。あれほどいい目を見ていたにも係わらずちょっと同情したくなるくらいに。悪い魔法使いってなぁ。ということは運転に関しては地が出ていたということなんでしょうか。
 マヤが死んだと思って集まる4人がいい感じ。惜しまれるのはスマイルのキャラが他の3人に比べて弱いことだよなぁ。もうちょっとここまでにアピールが欲しかったですね。ともあれ来週の逆襲に期待。
 
 「秋空に舞うコンフェティ」。3人目は上城雪。
 ここまでの2人に比べると恋愛描写は悪くないです。比較的ていねいに順を追って書かれているので納得しやすくなっています。思い切り後出しとはいえ、昔のエピソードも出てきますし。雪の方も初めから好きオーラが勘違いしようもないほど出ていますからね。彼女に比べてると他のヒロインではちょっと弱いですね。当然のように好きといえるほどとはとても。
 ただ、良かったのはそれぐらいなんですよねぇ。もはや諦めていますが演劇描写は読む価値があるかどうかも怪しいくらいです。ダイジェスト説明があるだけですからねぇ。「水平線まで何マイル?−Deep Blue Sky&Pure White Wings−」なみの薄い描写デスヨ。それはこのシナリオだけで挿入される人形劇イベント関連にも同じことが言えます。ちょっとでもボーとしてクリックしていたら、知らない内に問題が解決していると感じてしまうほどの薄さです。
 一方の都市伝説方向は七海シナリオ同様にないですからねぇ。ちょっとどうしようもないです。
 ところで、オチがなんだかしっくりこないと感じたのは私だけでしょうか。何も捨てることないと思うんだけどなー、あのリボン。別に苦しみの象徴って訳でもないんだし。

 2010年9月20日(月)    秋空に舞うコンフェティ終了
 仮面ライダーオーズ3話。設定説明など親切な感じになってきました。しかし、あの自販機バイクの説明はさすがになんだかなぁ、という気がしないでもなかったです。そもそも自販機である必然性が薄いから止むを得ないんですけど。
 ヒロイン紹介というにはほとんど気絶していて弱かったのが残念。次回以降に期待でしょうか。
 
 「秋空に舞うコンフェティ」。4人目は安藤沙夜。
 もはや基本的なラインは変わりません。相変わらず恋愛描写は薄いです。まー、本作は何もかもが薄いと言っても間違いではないんですけど。ライターはこの薄味描写でいいと思ってこうなったんですかねぇ。結構、真面目に疑問ですよ。時間がなかったからとか、プロデューサーからこんなスタンスでと指示があったからとか、言われたら信じてしまいそうですよ。
 シナリオの方も単独ではやや厳しい感じです。奏衣シナリオを読んでいないとすんなりとはわかりづらいところがあったように思います。なんにしろあっさりしすぎではないでしょうか。心を動かされたとしてもすぐにそのシーンが終わってしまいそうです。
 おまけのこずえシナリオ。
 予約キャンペーン特典によって実現した追加シナリオですが、まぁシナリオというよりはイベントといった方が正確ですね。ほぼ1イベントに対してCG枚数は3枚と頑張っていますが、本作の基準で考えて1日で終わる内容ですから濃度は推して知るべしです。おまけはあくまでおまけ、ないよりはいいか程度なのは仕方ないでしょう。もちろん、Hシーンなんてありません。
 「秋空に舞うコンフェティ」もこれにて終了。ゲーム感想は先日アップしました。
 
 9月展望。
 今月は予定通りに「巨乳魔女」は買いそうですが、2本目を何にするか、そもそも買うかどうかが悩みどころです。
 アトリエかぐやの「キラリ南国小麦色〜潮吹きパラダイスへようこそ!〜」は気になってはいますが、このチームはまだ購入経験がないのでそこが難しいところ。原画は基本悪くなさそうなんですが、やや安定を欠くところがあるように見えるのが不安。
 HOOKSOFTの「さくらビットマップ」は原画は魅力十分ですし、アホな予約特典も話題性込みで悪くないです。ただ、ここはシナリオがねぇ。好きな人にとってはたまらないゆるテキストが私にとってはまさに催眠音波でして。仕事が忙しい時期ということを考えるとかなりの高確率でプレイ中に寝そうです。
 マリンの「ぱいずりチアリーダーVS搾乳応援団」はエロい馬鹿ゲー枠という意味ならなかなか悪くなさそうなんですが、悲しいかな微妙に原画が合いません。パッと見は良さそうなんですけど、間近で見ると何か違うと感じてしまうんですよねぇ。
 ミュスカデの「楽園のルキア」は前作の出来を考えると冒険するにはもってこいの作品です。劣化Tony氏とか言われますけど原画そのものは悪くないですし。ただ、実績ないところのシナリオゲーは買う側にとっては綱渡りです。いっそ絵買いしたいと思えるくらいのレベルなら良かったんですけどねー。

 2010年9月23日(木)    テックジャイアン11月号
 「星の王子くん」リーフ:「鎖−くさり−」の原画家に「Routes」のシナリオライターが担当。そこを考えると期待のしすぎは禁物ですか。原画と塗りは良さそうですが、ドタバタ劇らしいので問題はキャラですかね。原画に負けないテキストであればいいのですが……。12月3日発売予定。
 
 「アルテミスブルー」あっぷりけ妹:飛行気乗りの成長と葛藤を描く、ってなんかすげー似たコンセプトの作品が同ブランドの過去作にあったような。企画・シナリオは「あしたの雪之丞」の井上啓二氏であるとか。残念ながら未プレイなのでよーわからんです。
 
 「キッキングホース☆ラプソディ」ALcotハニカム:シナリオが保住圭氏に原画がミヤスリサ氏ってどう考えてもシリウスだよなぁ。そのあたりから考えるとちょい心配です。ただ、宮蔵氏がプロデュースらしいのでそのあたりの化学反応に期待したいです。ちなみにミドルプライス5800円。12月発売予定。
 
 「ユユカナ−under the Starlaight−」NanaWind:新ブランドのデビュー作。原画はMitha氏。ひょっとして一作品を1人で担当って初めてかしら? それはともかくシナリオの葉月サイ氏は同人ゲームを手がけていた方のようです。ちなみにそちらでもMitha氏が原画を担当しているのであるいは同人ブランドがそのまま商業化したのかもしれません。2011年春発売予定。
 
 「極道の花嫁」GALACTICA:こちらも新ブランド。きっとみんなパッと見て「ええっ極妻!?」とか思ったに違いありません。まぁ、戯言はともかく、どの程度モチーフとしているんでしょうねぇ。参考度が高いと結構ドロドロすることになるでしょうけど……。冬発売予定。

 2010年9月25日(土)    キラリ☆南国小麦色〜潮吹きパラダイスへようこそ!〜1回目終了
 世紀末オカルト学院12話。すっかり魔法バトルものの様相です。まぁ、間違っても魔女っ子ではありませんけど。
 マヤの生存を知らずに降霊術の数々に手を出しまくりな一行が素敵。こずえがあっけなく影響を受けて敵側にまわるあたりも期待を外さない活躍ぶりと感じます。
 文明先生はマゾとして調教済みだった! というのが勝利の鍵であるあたり本作品らしいです。黒魔女に変態呼ばわりされる文明先生はさすがだと思います。
 
 結局、今週のお買い物は予定通りの「巨乳魔女」の他に表題作を買いました。や、こちらからプレイしている意味はあんまりなくて、ただ巨乳魔女がヨドバシで入荷遅れで買えなくてアマゾンで買ったから、というだけなんですけど。要するに選択肢がなかっただけなんです。
 
 「キラリ☆南国小麦色〜潮吹きパラダイスへようこそ!〜」。1人目は海月ソルト。
 多くの人の想像通りストーリーらしいストーリーはありません。まずはメイン2人が何の前触れもなくアプローチしてきて(しかも連続で)二者択一で恋人を決定。これが選択肢に関係なく発生するHシーンの相手ということになります。さらに途中の選択肢でサブキャラのルートに入るかどうかを決定。取りあえず榊真奈ルートから海月ソルトルートへの分岐はすんげーテキトーでした。修羅場どころか真奈さんは超スルー。みんなであえぎ声を聞いても心霊現象だ、とか愉快な反応を示してくれます。隠す必要さえないって張り合いないなぁ。
 Hシーンは尺の長さがシーンによって異なります。長めの時もあれば短い時もあります。CG2枚で1枚目は長いのに2枚目はすごく短い、なんてことも。エロさはアトリエかぐやレベルで普通からちょっと弱いくらい。「すぷらっしゅ!」でもそうでしたが、水着ゲーというよりもヒロインがたまたま水着なゲーム、というくらいの感覚でいた方がいいと思います。実際、私服の時も存外多いですから。もちろん(?)、主人公には水着に対する特別なこだわりはありません。
 設定を考えればむしろエロ度は低めな気がします。Hシーン間が意外に長く、それによって次から次へと繰り返すから飽きやすい、という状況は感じにくくなっています。ただ、そうは言ってもHシーン間を繋ぐストーリーはないに等しいですし、掛け合いが面白い訳ではないので、次から次へとの方がいいという人もいそうです。シーン数のわりに時間がかかります。
 惹かれあう過程を期待する人はほとんどいないと思いますが、そんな人はちょっと無謀だと思います。それくらいの薄い描写。ハッキリ言えば吊り橋効果が大部分を占めています。島外に出た時がちょっと心配になるくらいです。
 ソルトシナリオはまさかの感動方面でたまげました。まぁ、このシナリオで感動する人がいるかどうかはわかりませんけど。

 2010年9月26日(日)    キラリ☆南国小麦色〜潮吹きパラダイスへようこそ!〜2〜3回目終了
 仮面ライダーオーズ4話。丁寧なドラマ作りがここまで好印象を生んでいます。今回はコアメダルの重要性がとてもわかりやすく出ていたと思います。これから獲ったり盗られたりを演じることになるのでしょうか。しばらくは両サイドの顔見せが続きそうです。
 アンクがどう出るかというのはその時までわからなかったですね。もうちょっとわかりやすい伏線があっても良かったような。にしても今回のエピソードはアイフォンの宣伝になっていたような感じですなぁ。ずっと使ってましたしね。
 平成ライダーでは珍しく主人公が好青年です。最初の頃はその方がデフォルトな感じだったんですけどねぇ。いつの間にやら怪しいことに。
 
 「キラリ☆南国小麦色〜潮吹きパラダイスへようこそ!〜」。2人目は襟裳崎ジュン子。
 こちらもサブキャラということでイベントは少なめです。エロエロお姉さんに見えて実はそれほどでもない? というキャラかと思ったんですけど、結局はエロエロなお姉さんで落ち着くというよくわからなさでした。イベントも最初のUFOキャッチャーなお姉さんは良かったんですけど以降は単調な感じでちょっと残念。シナリオはやっぱりないも同然なのでイベントで勝負なんですけどもったいないです。
 3人目は榊真奈。
 メインの片割れということでアトリエかぐやにはたまにある2ルート制になっています。その中身は変化こそついているとはいえ、どちらも素晴らしく退屈であることは変わらないんですけど。正直、何を求めているのかわからないシナリオ運びなのでずっと頭の中は?マークでした。意味なく時間がかかるイメージもよろしくないと思います。
 Hシーンは数もあってエロさもなかなかなんですけど、やっぱり水着は少ないです。「すぷらっしゅ!」もそうでしたけど、どうもコンセプトがわかりませんなぁ。パッケージにも「水着の彼女とのエッチな関係」と書いてあるんですけどねぇ。ままなりません。

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