世紀末オカルト学院3話。なんとなく落ち着いてきた印象です。このあたりが本作の基本なのかなー、と。ただ、今回からの前後編スタイルを今後も続けるのかどうか。文明先生が碌な目に遭わないであろうことだけは痛々しいほどに伝わってきます。なんか「ゴーストスィーパー美神」っぽくも見えてきましたよ? ヒロインはボディコンだし。
「すてぃーるMyはぁと」体験版TGバージョン。
昨今の体験版にしてはなかなか短いです。のんびりプレイの私でも2時間と少ししかかかりませんでしたから早い人なら1時間半とかで終わりそうです。
とてもよく売れた(らしい)「ましろ色シンフォニー」の次の作品としては随分と偏った芸風の作品をもってきたなー、という感じ。とにかく実姉の存在感が良くも悪くも半端ねーです。恐ろしいほどに同じ毎日を繰り返し描写するシナリオなので苦手な人には十分に回避する理由になるでしょう。そういう意味では実に親切な体験版です。
個人的にもこの腐れ姉のハードルは高く、体験版後のしのぶのセリフではありませんけど、スタッフに頼んで存在を消去してもらいたいです。姉除去パッチだけでもいいので。というくらいなのでこのわずかなプレイ時間ですでに姉のボイスはオフになっておりました。だいたい、なぜ毎朝アレを握られて目覚めなければならないのか。ライターの萌えポイントってやつなのでしょうか。加えて教師であるところも苦手案件を実に満たしてくれます。教師としての姿勢もペケであるため不快感はマックスに近いです(好きな方には誠に申し訳ありませんが)。
それにしても、ライターが変わってもぱれっとの姉キャラはウザいのだなぁ。もはや伝統ですか?
テキストにも疑問がありまして、体験版にして早くも複数ライターの弊害が飛び出しております。途中までの主人公はスリの少女の落とした財布をともに探して上げるくらいいい奴というかお人好しなのですが、しのぶと下校するあたりから唐突に人格が変化しています。言葉遣いは丁寧さが欠けてぶっきらぼうに。いい人要素はすっかり鳴りを潜めて、欲望に忠実で余計なことはまるでしないというタイプに変貌します。少なくとも前半の主人公なら献血に難色を示すというか、「なんでそんなことすんの?」というリアクションは起こさないと思います。
にしても今時、急に雨が降ってきて雨宿りしてヒロインの胸元が透ける、なんてベタなイベントをもってくるとは驚きです。まぁ、それをガン見した上、本人に気付かれるとさらにガン見する主人公の方が驚きですけど。ホントに前半の主人公と同一人物とは思えませんよ。これで今まであんまり異性に興味がなかった、なんて言うんだから。
体験版の時点でシャルロット以外のヒロインの好感度がほぼ上限なのも気になるところです。まともな選択肢さえ出現していない状態でこれでは恋愛要素に期待はもてなさそう。
ケータイとメール演出を多用しすぎてうるさく感じられるほどなのはちとどうかと思います。しかも、その回数を稼いでいるのが姉による夕飯のリクエストや授業中のマッチポンプ感全開の解答リークなのだからどうしようもないです。ケータイのSEカットとかあったなら間違いなくオフにしていたでしょう。
CGは相変わらずを通り越してもはや当然である立ちCGの後ろ姿を今作でも完備しています。ただ、なんとなくカットが硬質に見えるものが多いのが気になるところ。触ると怪我しそう。あとなんだか今回は立ちCGの指を動かすことにこだわりがあるみたいです。ぴこぴことよー動きます。個人的にはあまり見ていたくはなくて、すぐに飛ばしてしまいますが。
イベントCGは数が少ないこともありますが、あまり効果的というか目を引くような構図やイベントのものがないのが気になるところ。なにせ一番が雨宿りだものなぁ。
音楽がデフォルトの音量ではすごい出しゃばっていてビックリします。環境によるんでしょうか。いきなり半分まで音量を下げたゲームなんて初めてですよ。ま、それはいいとしてあんまりぱれっとらしくない旋律のような気がしました。ちょっとしか聞いていませんけど。
ボイスはあまり聞いたことのない方ばかりのせいか、妙に新鮮味がありました。それぞれ個性が感じられるキャスティングでなかなかよろしい感じです(姉は途中でオフにしましたけど)。
トータルとしてはちょっと微妙かなぁ。購入予定でしたけど、ぐらついてしまいました。たまひよ氏は好きなので(今後のぱれっとへの期待を考えても)買いたいとは思うんですけど、うーん。発売日まで迷いそうです。ああ、姉が許容できるなら問題ないと思います。
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