昨日になってどうにか「エヴォリミット」の感想をアップしました。スタッフの実力は伝わってくるものの、どうにももったいない1本だったように思います。それと地球のことが鬼スルーなのはさすがにどうかと。
仮面ライダーW40話。ううむ。前編からは考えにくいほどの巻き返しぶり。笑えて見せ場もあってと理想的な構成です。ちょっとこれは予想できませんでした。まぁ、強いて言えばゲストキャラのオチがさみしいくらいでしょうか。本音を言えるようになったらそれで終わりというのはちょっと。その本音がそれだけ?という内容だけに。ただ、自らの意思でメモリを手放したのは印象的でした。
冴子さんに挑発されていよいよ若菜もエクストリーム化。強敵らしくなったのはいいんですけど、動かすためにほとんどCGが必要というのはちょっと残念。リベンジを誓う冴子さんは果たして。お父さまの動きも気になります。
しかし、今回の一番はスナフキン(本当は案山子)竜くんかなぁ。決めゼリフは完全にギャグになりトライアルの使い方すらギャグっぽい。よもやオチまでもっていくとは。さすがです。
今週のお買い物は予定通りに「天の光は恋の星」と表題作の2本。前者は明らかに時間がかかりそうなので先に後者から片づけることにしました。修正ファイルも予想できますし(ってもう出てる)。まぁ、体験版をプレイした段階ではもし、アクティベーションであったなら間違いなく買わなかったでしょうね。本作はそのくらいの期待度であります。
「Angel Ring〜エンジェルリング〜」。1人目は周防美鶴。
名前が名前だけにカタカナで表示されると正直、醒めます。うん、すごい違いですよ。意識しなくていいことをさせられます。
本作はマニュアルにヒロインのシナリオの担当ライターが明記されています。全て1人ならともかく複数ライターの場合は珍しいですね。美鶴シナリオは尾之上咲太氏が担当。
シナリオはまぁ、なんというかすごく普通。お嬢様ヒロインというイメージを裏切らない物語です。逆に言えば目新しさはないのですが。
ただ、主人公が変ですね。随所でツッコミどころのある行動をとってくれます。エロゲオタと言いながらもその実、ホントにただ趣味がエロゲーなだけなんですよねぇ。他のことが趣味であってもシナリオ的に問題ない。趣味の話題になると軽く我を忘れて語ってしまうだけなので。
仮にカーマニアやミリオタでもなんら支障はありません。よって特段インドアが好きでもないし、社交性も十分にある。動物愛護の精神までバッチリです。本人の自覚によるとあまりないそうなんですけど、捨て犬を躊躇わず拾って飼い主を探したりします。もちろん、見つかるまでは責任を持って世話する町内でも評判の少年レベル。しかも、これが美鶴さんが惚れてしまう運命的イベントなんですよ。ちょっと多方向で都合が良すぎませんか、と。ここまで来るとむしろ、エロゲオタであることの方が不自然に見えてきます。
そもそもオープニングで愛天使に出会っただけでエロゲーが手につかなくなっているくらいなのであまりたいした要素ではないんですよね。三次元と二次元で葛藤したりとかもありませんし。
2人目は幼なじみの藤井澄佳。担当は呉氏。
このシナリオ、なんだかヘンテコです。愛天使であるルキアが壮絶な勘違い−澄佳が恋人を作らないのはエロゲオタである主人公が心配だからでそれが消えるまでは恋愛するつもりはない−をして主人公はそれを信じてしまいます。しかも、それをぼかして聞くものだから澄佳は告白だと勘違いし、主人公は澄佳のための愛天使になろうとか考えてしまう(あるいは脱エロゲオタできないか)。
そんなタイミングで主人公は旧友から澄佳へラブレターを渡すことを依頼されてしまう。後ろ向きな主人公はこれを承諾し、これでいいのだと考えます。で、なんやかんやで手紙を澄佳に渡してしまうのですが……。
これって主人公の致命的なミスなのでは、と思ったのですがシナリオはおかしな方向へ進み始めます。どうしてだか1年半前に投函した手紙の話にシフト。なぜ、このタイミングで、それも目前の修羅場ネタをスルーして展開するのか、訳がわかりません。妹まで唐突に乱入してきますし。
で、結局ここまでの展開が1年半前の手紙で色々とうやむやになってしまいあっさりとカップルに。途中で面倒になったのだろうか、というような壮絶な方向転換っぷりです。
これを書いたのが呉氏であるとはちょっと信じられません。残念な仕上がりです。
キャラはやっぱりテンプレート感の漂う標準的な幼なじみ。愛天使にそそのかされてエロゲーを理解しようとするくだりは可愛いものがありますけど。しかし、主人公が最初に薦めるのが「観音」というあたりなぁ。下手したら偏見を助長しかねないような。あのタイヤキ窃盗犯は。
Hシーンは予想よりもさらにエロくない感じです。特に澄佳は半脱ぎもよろしくなくせっかくの衣装デザインがほとんど無駄になっています。なにせ各パーツを完全に着ているか、完全に脱いでいるかが基本なんですから。
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