徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2010年5月1日(土)    ねこ☆こい!〜猫神さまとネコミミのたたり〜開始
 閃光のナイトレイド4話。4話目にして早くも番外編のような内容。恐らくは1クールの作品だろうにそんなことをする余裕があるとは驚きです。というか、それ以前にひとつの区切りを終えたって感じでもないんだけどなぁ。まぁ、意外と大掛かりなエピソードはこの先もないのかもしれませんね。
 
 「ねこ☆こい!〜猫神さまとネコミミのたたり〜」。まだまだ序盤。
 う〜ん。どうも芳しくない感じです。ヒロインがネコミミとなり、猫神さまが2人も出てきたというのに日常がまるで変わらない。神通力という便利な能力で全てが矯正されてしまう。クラスメイトたちはあたかも初めからヒロインがネコミミであったかのように接する。加えて主人公も大まじめに心配するばかりで良くも悪くも何もしない。
 それじゃ、意味がないだろう。
 何のためのネコミミか。ヒロインに対して日常のシーンにおいても羞恥プレイくらいするのがこの設定の意味ではないですかねぇ。や、現状これではパッチとかで立ちCGがネコミミになっているのと大差ないデスヨ。
 それだけが理由ではないのでしょうけど、掛け合いが実直すぎてまるで面白味がありません。行数を割いている割には中身に乏しく、もう一歩読みやすいとは言えないテキスト。ヒロインの魅力も出せているとは言えず、笑いも全く望めません。もう開始早々にボイスを全て聞くのは止めました。ちょっとしんどいなぁ。
 私はフェチズム的なことはよくわからないけれど、こだわりみたいなものはあまり感じられませんね。他に売りもないし、現段階では何のための設定なのかなぁ、という気がしています。Hシーンだけだとそれほど意義が感じられないような。

 2010年5月4日(火)    パソコン故障
 仮面ライダーW32話。いきなり第3の脚本家でビックリ。それも中島かずき氏とは。今後も時折、書くことがあるのでしょうか。まぁ、その前にまず来週も担当するのかどうかですが。
 新しいライターだからなのかはわかりませんが、非常に気合いが入っていると感じる内容でした。ゲストヒロインが霧彦さんの妹であるとかかなり豪勢な使い方です。加えてドーパントの能力から名前までよく考えられています。思わせぶりな依頼をまず「なんだ、肩透かしか」と思わせてからの展開も巧みだったと思います。ただ、後編への繋ぎという意味では以前の女刑事と被ってしまっているのがもったいないところでしょうか。
 脚本自体もなかなか秀逸です。2回目を見ると映像込みで随所に伏線が入っているのがわかります。実際、深読みしながら見る方は早い段階で展開がわかったんじゃないですかね。それほど熱心ではない視聴者のために(?)霧彦さんを思い出しやすいエピソードにしたのも悪くないです。
 関係ないですけど、ホールが満員なのはすごいなぁ、と。これまで人が集まるシーンって恐らくはたくさんいる設定なのに実際には少ししかいないという映像がほとんどでしたからね。
 
 閃光のナイトレイド5話。うーん。やはり、こういう小振りなエピソードが本作の味なんでしょうか。どうにも地味なのはもはやそれこそが売りだと言わんばかり。それにしても情婦役がシェリル・ノームというのは存在感ありすぎで困る感じです。
 
 表題に書いたようにパソコンが起動しなくなりました。ということで「ねこ☆こい!〜猫神さまとネコミミのたたり〜」のプレイはしばらく延期。このサイトの更新は旧パソコンで行っていますが、こちらはこちらでドライブが不調なためインストールできませんし、なにより性能的にちと苦しいですからね。
 それにしてもどうなることやら。データ類が破棄、なんてことになるとゲームに限ってもかなり切ないことになりそう。再インストールだけでもすげぇ面倒くさいよなぁ。そも納戸から発掘してこなければならないものが多いし。どうにか直ってくれないものかしら。

 2010年5月11日(火)    あまつみそらに!体験版
 仮面ライダーW34話。予告でネタばらしがあったとはいえ、どうも切れの鈍い解決編だったように思います。女刑事のエピソードと差別化するために無理に理屈を弄しているように見えるあたりもちょっと気になります。別にケースバイケースで済ませていいような。これに関しての変態医師の絡みもなんだか中途半端で消化不良気味だったように思います。
 翔太郎の恋(?)もひどくテキトーに扱われてしまったようで残念。なまじ前編が良かっただけにハードルが高くなってしまったのかもしれませんね。
 
 「あまつみそらに!」TGバージョン。
 パソコンが壊れる前にプレイしてました。詰まるところ、ネタがないので書くつもりになった、と。
 思わぬ面白さにたじろぎました。クロシェットのデビュー作「かみぱに!」の印象そのまんまの期待度で始めただけに。どこがすごく面白い、という感じではないんですけど、掛け合いのテンポが良く、流れるように読ませてくれます。ボイスを全て聞いても全く損なうことがないのは称賛に値すると思います。妙なところがなく、引っ掛かりなしに読ませるというのは大事なことであると改めて感じさせられました。まぁ、その代わり具体的にどんな会話をしたか、というのは翌日にはすっかり忘れてしまったんですけれども。笑いもそれほどある訳ではないですからね。
 キャラが光っているのも重要なポイントです。好みはあるでしょうが、個人的には本作の方が存在感のあるメンツが揃ったように思います。基本ハンコ絵ですからキャラの個性というのは大事です。
 主人公と神様が同居しているのが周囲も含めてごく当たり前の風景、というのが自然体で表現されていて、面白い。世界観の感触とでも言えばいいのか、基本的に平和な現代を扱っていながら異なる雰囲気を出せるというのは差別化と新鮮さがあっていいと思います。
 まぁ、そう言いながらも個人的には神様ヒロイン一ツ橋神奈とそのおっかけハイテンションヒロイン清澄芹夏が苦手なんですけど。ちょっと距離感の遠慮気味な幼なじみ帷千紗や反対にためらいなく踏み込んでくる巫女さん先輩の葉月深影など良い感じ。妹が売り出し中のアイドルという観崎美唯もなかなか。というか、こんな妹(しかもアイドル)は日本中探してもいませんよ、と言いたくなるくらいいい娘さんでちょっと困ります。あのポスターはさすがにねぇ……。
 CGはもともと全く心配していませんでしたが、それをさらに上回るほど良い仕上がりです。記事などではあまり見る機会のない立ちCGが可愛いだけでは飽き足らず(?)とてもエロいです。こんだけ、けしからん立ちCGもなかなかないと思います。これではお兄さん(主人公)が人並み外れた心配性でも止むを得ないでしょう。
 より重要なイベントCGはサンプルが少ないのでまだまだ予断を許しません。それと今回はグラマーなヒロインが多いだけにそのあたりかなぁ。「かみぱに!」もそういうヒロインの方がエロさももう一つだったように思いますし。
 予想外に良い感触で期待値は上昇しました。しかし、それだけに複数ライターは心配の元。せっかく魅力あるヒロインがよりにもよって個別シナリオでは微妙に違うとか、あらすじのために魅力が削がれてしまうとかなければいいんですけど。

 2010年5月17日(月)    ねこ☆こい!〜猫神さまとネコミミのたたり〜1回目終了
 閃光のナイトレイド6話。大きな話でありながら展開は堅実で地味というあたり、実にこの作品らしいです。個人的な収穫は敵の能力者が以前に出てきた彼であると気付けたところでしょうか。
 
 仮面ライダーW35話。風雲急を告げ舞台はより混迷の度合を深める。と、盛り上がってもいますが、その一方でライダー3人の役立たずぶりはとても激しかったように思います。ゲストヒロインに断罪される姿はもはや哀愁さえ漂っていたような。
 変態医師が遂に正面切って叛意を見せる。というか、今回のメモリはそれほど重要なものなんですかねぇ。まさか飛べるからテラーの能力が効かないなんてオチではないですよね?
 この展開は当然、お父さまも予想していると思うんですが、果たしてどう出るのでしょうか。取りあえず、「志村、後ろ後ろ!」なみにミック様ががっつり聞いていますが。これで実はミック様をすでに取り込んでいた! だったらすごいんですけど。一応、その場合なら伏線と言えないこともない展開もあったし。
 来週はいよいよアクセルもパワーアップ……、って今と随分と違うなぁ。まぁ、格好良さそうだからいいけど。
 
 あれから2週間が経ちまして、ようやくパソコン様が治りました。結局、電源とグラフィックボードが逝かれていたのですが、困ったことに電源は単体ではもはや注文もできないという有り様で止むを得ずケースごと購入する羽目に。しかも、同じタイプは在庫がなく(というか店頭ではもう扱ってない)、注文しても1ヶ月ほどかかると言われ、別のケースを買いました。加えてそのケースには電源が付いていなかったので合わせて別売りを買うことに。結果、かなりのゴミが出てしまいました。これ処分も面倒だなぁ。パソコンってバラすとリサイクル法的にマズそうだよね? 構成が変わっていれば引き取ってくれなさそう。
 
 「ねこ☆こい!〜猫神さまとネコミミのたたり〜」。1人目は古清水怜。
 こちらも2週間ぶりの再開な訳ですが、あまり嬉しさを感じられません。
 取りあえず、1周目を終えましたが結局、最後まで物語を面白いとは思えず、個別シナリオも書く内容に困るほど薄い。エンディング&エピローグも驚くほどあっけない。
 ヒロインと物語の関係性が弱いのも頂けないです。ヒロインも設定上は悪くなさそうなんですが、テキストによる実践となるとお世辞にも達者とは言えない。そのせいでせっかくのいちゃいちゃする様子も効果が半減してしまっています。もったいないと言えばそれは間違いないんですけど、直す箇所が多すぎて、もうどこから手を着けたらいいやら、という状態。まだ1周目なんでアレですけど、今のところはまさかここまでとは、という感じデスヨ。

 2010年5月19日(水)    ねこ☆こい!〜猫神さまとネコミミのたたり〜2回目終了
 閃光のナイトレイド特別編。早い話が総集編です。本来の7話をごっそり削って総集編仕立てにしたと。BD(DVD)1巻の目玉だろうと思われるパートもちょっと入っていた感じ。各話のラストに出るテキストが気配りを感じさせていたのですが、それでもネタ的に満州事変はヤバいのかネット配信オンリーに。ここでナローバンド環境の私が気になって見たくなるくらいなら良かったんですけどねぇ。残念ながらそこまでは。
 
 「ねこ☆こい!〜猫神さまとネコミミのたたり〜」。2人目は遠野さやか。
 2周目に至るもやはり芳しくありません。共通ルートであってすらちょいとうっとうしそうな感じがしていた妹さやかは予想以上のうざさでした。恋仲になるともはや粘着と呼ぶのが相応しい様子でとにかく空気を読んでくれません。まぁ、これも紙一重かと思うんですけど、共通ルートの段階でプレイヤーの好感度が高くないとなかなか難しいと思います。
 個別シナリオも正直に言って困ってしまいます。よもや祠や猫神さまといったメインストーリーとほとんど関係ない話が展開するとは思いませんでした。こういうのは魅力的な世界観作りができていればイメージも良くなるというか、好意的に受け止められやすくなると思うんですけど、残念ながら本作が最も苦手とする(そんなところばっかりだという説もありますが)要素ですからねぇ。
 原画とエロ要素がまぁ、救いといえば救いです。原画は安定していますし、可愛くてエロいという感じはよく出ているかと。テキストも主人公の性格の割にはややねちっこい描写があっていいのではないでしょうか。ただし、これもテキスト上でのヒロインの魅力が普段からもっと出ていれば効果もより高かったでしょうにもったいないところ。プレイヤーがヒロインを気に入ることがないとせっかくのエロさも意味がないですからね。
 2周目ということでスキップ使用となったのですが選択肢間と共通ルートが長くてとても面倒です。差分となるテキストも少ないのであまり意味も感じられませんし。普段なら些細なことなんですけど、全体の出来がもう一つなだけに気になってしまいます。

 2010年5月23日(日)    ねこ☆こい!〜猫神さまとネコミミのたたり〜3回目終了
 仮面ライダーW36話。前回からの全てのエピソードはそのまんま伏線だったのですな。そもそもお父さまとの邂逅が語られたことからして。思えば冴子さんに真意を語るなどらしくない言動の連続でした。まだ手にしていないメモリを切り札に据えるあたりも慎重で巧妙な変態医師らしくありません。仮のメモリで予行演習のような戦闘があったのも、CGで大空を舞う姿があったのも全ては……。お茶会の様子は死亡フラグが完璧すぎて切ないものがありました。
 ライダーの特訓といえばやはり、崖で落ちてくる岩を相手にする……、ってこのネタ、視聴者のどれくらいがわかるのかなぁ。少なくとも二十代ではなかなか。まぁ、マニアは当然としてもそれ以外の人はねぇ。
 ミック様は結局、最低限度の手出しに抑えた様子。前回の2人の会話をテーブルの下で聞いていた意味があんまりなくて残念。
 仕方ないと言えば仕方ないんですけど、Wの2人が完全に傍観者であったのがちと気になりました。出番さえもねぇ。
 
 「ねこ☆こい!〜猫神さまとネコミミのたたり〜」。3人目はメインヒロイン龍堂美咲。
 もはやほとんど書くこともありません。全く面白くなりそうもないストーリーは当たり前のように最後まで盛り上がることもないまま終わりました。正直、矛盾点とか未解決なこととか多いんですけど、それがまるで気にならないほど興味が湧いてこない状態。スタッフはこの基本ストーリーと設定、面白いと思ったのかなぁ。ちょっと疑問ですわ。
 まだあと1周残っているんだよなぁ。だいぶ意欲が減退してますよ。
 
 5月展望。
 だいぶ悩んだあかべぇそふとつぅの「置き場がない!」は基本スルーというか、保留の方向で。予想通り「暁の護衛〜罪深き終末論〜」は出来がアレだったようですし、去年の「W.L.O世界恋愛機構−LOVE LOVE SHOW−」といい、このブランドはすっかり未完成や手抜きの疑いが常態化しつつあるのでちょっと吶喊できません。アクティベーションでなければまだ考えなくもなかったんですけど。誰かが言ってましたけど神作であれば確かにそう問題ではないですからね。あくまでもそれぐらいの出来であればですけど。まぁ、面倒くさいという気持ちが変わることはないでしょうけども。
 ユニゾンシフトブロッサムの「君の名残は静かに揺れて」も購入意欲がしぼんだままなので恐らく買いません。未だに本編に手を着けられていないという理由ももちろんあります。仮に買ったとしてもしばらくは手が出せませんからね。
 クロシェットの「あまつみそらに!」は体験版の出来が予想よりも良かったのでこのまま買いそうです。ただ、描き下ろしテレカなどの方がずっと可愛くてエロい、なんてことにならないか心配。
 Lump of Sugarの「プリズムリズム」は体験版があまり面白くない、というか退屈に感じられたので手は出しません。それとCGがモニターで見るとあまり綺麗に見えないというのも意外に小さくない理由です。そういうところも売りかなぁ、と感じていたので。
 propellerの「エヴォリミット」は価格以外に気になる点はないので購入する予定。目指せ「あやかしびと」越えですが、過剰な期待は禁物ですかね。
 ということで今月は最終的に2本に落ち着きそうです。他にもちょっとばかり気になるものもありますが、恐らく購入までは至らないでしょう。まぁ、今月はパソコン様の修理にもお金を使いましたからね。エコポイントの商品券もあったんですけど、今さらながらに「ゲームセンターCX」のDVDを買ってしまったので。

 2010年5月26日(水)    Angel Ring〜エンジェルリング〜体験版
 閃光のナイトレイド8話。相変わらず地味なところは実にこの作品らしいです。前話の影響はそれほど感じさせません。まぁ、ナレーションが多いせいかもですけど。ここしばらくはひたすら兄が暗躍する話。そして、主人公たちにはちっともいいところがない、と。今回も任務中に他所事でいきなり疾走を始めてしまう始末。それにしても、雪菜の能力は便利だなぁ。
 
 「Angel Ring〜エンジェルリング〜」体験版TGバージョン。
 序盤のみ収録ということでプレイ時間は短め。のんびりプレイした私でも3時間かからなかったと思います。まぁ、それもそのはずでヒロインが全員揃ったところであっけなく終わっているんですね。そんな訳なので試金石としてはやや不足気味。実際の物語進行がどうなるかがまさにこれからだったので。
 プレイした感触としては発表時に感じたのと同じく「神のみぞ知るセカイ」の影響を感じました。まぁ、パクリというには色々な意味でほど遠く、読んだからには参考にしてみました、程度。エロゲーにとって都合の良いところだけ活用しているような。主人公が三次元より二次元が大事と自他ともに認めている点やそんな主人公の師匠であるネ申認定の友人など。愛天使の設定とその2人のキャラクターもちょっと影響を感じさせます。
 キャラクターというか世界観についてはとても温いです。オタクな兄を罵倒するはずの妹はなんだか肩書の割にとっても優しい。文句も言わずに料理まで作ってくれるし、暴力もほとんど奮わない。幼なじみは妹と同じですでにフラグが立っているのでとても優しく、エロゲヒロインより魅力がないのか、と悩んでいるほど。学園のアイドルともあっさりお近づきになれる、もちろん高い好感度つきで。ハッキリ物を言うサバサバしたヒロインにも嫌われることもなくすんなり仲の良い友人、バイト仲間として認定される。愛天使2人も主人公の特殊性も手伝って積極的に接触してくる。
 こんな感じなので人によっては都合がよすぎて面白味に欠ける、と感じる可能性もあります。恵まれた状況にいるせいか主人公がやけに楽観しているのも微妙ないらつきを生むやもしれません。
 日常の掛け合いは序盤ということもあってか事務的なものが多く、このままなら笑いは期待できません。センスあふれるセリフ回しという訳でもないのでボイスを全て聞くのは簡単ではなさそう。テキストによるヒロインの魅力もほどほどで萌えゲー枠にしては物足りなさを感じそうです。設定の割にはオタクネタは控えめです。そのかわりかエロゲーがプレイ可能な携帯ゲームが随時出てきます。エロゲーネタはそれなりに多いです。まぁ、演出的な意味が強そうですけど。
 気になったのはテキストの説明とCGのギャップでしょうか。すごい美人であるとかあたかも他のヒロインよりも差があるかのような発言とか。対象はほぼメインヒロインの愛天使なんですが、ぶっちゃけそこまでの美人には見えません。エロゲ全体はもちろんですが、MOONSTONE全体で見ても原画家だけで見てもそこまでとは感じられないのでどうも違和感があります。
 CGというか立ちCGはちと奇妙です。キャラクター紹介のような時に使用する動きのあるカットをそのまま用いているので。幼なじみは基本姿勢が「右手の平を相手に向かって突き出す」ですし、妹は蹴りのポーズのままよく驚いたり、テンパったりしています。立ちCG劇にはちょっと向いていないと思います。
 まとめとしてはほどほどの作品に落ち着きそうな感じです。話の持っていき方次第では面白くもなりそうですが、複数ライターですし、良作以上へのハードルはなかなか高いと思います。

 2010年5月29日(土)    あまつみそらに!開始
 まだ個別ルートに入ったばかりくらい。
 ここまではいい感じです。体験版が元になっての感触は今のところ損なうことなく続きを書けているように見えます。立ちCGのポーズや差分カットも追加されていてイメージも良くなっています。特に深景先輩は新たに加わった立ちCGが良い出来でより魅力が増しました。
 萌えゲー枠ということであまり高すぎる期待はしていませんが、ちょっと気になるのは個別ルートに入って以降(と思われるあたりから)、登場するキャラクターが限られているように見えるところ。もともと会話がテンポ良く進むゲームなのですが、その割に共通部はあまり多くはなく4人以上の多人数会話も実は数えるほどしかありません。よってイメージでは1巡するともう個別シナリオという感じで、せっかくキャラクターが良いのにもったいなく感じます。もうちょっと色々な絡みが見られたらなぁ、と。
 CGは期待通りの仕上がりです。すでに書いたように体験版よりも増量されて掛け合いを盛り上げることに貢献しています。ヒロインたちの水着姿など壮観です。特に深景先輩の腕を組んだ正面からのカットは犯罪レベルのエロさ。十代がこんなものを見たら大変ですよ。
 音楽はヒロインそれぞれにテーマ曲が設定されていて、それがキャラのイメージに合致していて耳に心地よく聞こえます。時折、登場よりも先んじて曲が始まるのも良い効果を生んでいるのではないかと。
 私の環境だけかもしれませんが、ちっと動作が不安定で止まることが何度かありました。同じパターンで止まっているので今後が心配です。こういう時はオートセーブのある作品のありがたみがよくわかります。残念ながら本作にはありませんが。

 2010年5月30日(日)    あまつみそらに!1回目終了
 仮面ライダーW37話。なんだか「ゴセイジャー」と合わせたかのように節目の話。まぁ、本当にそうであるなら「ゴセイジャー」はひとつ後ろへずらすべきでしょうが。しかし、余談ながら「ゴセイジャー」はすごいなぁ。16話で敵が壊滅で次から新しい敵って、このペースだと3つの敵組織が出てくる計算に。
 閑話休題。
 クーデターが失敗した冴子さんが頼る存在もなく追われる様子が切ない。けれど、無慈悲に霧彦さんを捨てた過去があるのでどうも同情はしにくい。お父さまに愛されていなかった、というのは先週いきなり出てきた感のあるエピソードだからなぁ。
 で、その冴子さんが自分の死刑執行人かと思っていたのがゴスロリの虫姫。なんだか「魔王」に出てきたスズメバチを彷彿とさせます。なんだか出鼻をくじかれたかのように登場回からやられているように見えます。結果を見ればそうでもないんですけど、過程がねぇ。
 
 「あまつみそらに!」。1人目は帷千紗。
 思ったよりも1シナリオは長かったですが、その割にはあまり内容的な広がりはありませんでした。まぁ、萌えゲーとしてはシナリオは悪くないと思います。ただ、ヒロインの魅力を抽出するのが最上の役目と考えた場合には微妙な面も。
 シナリオ構成のせいなんですが、幼なじみの関係を見直しているところ、という感じの表現が作中に出てくるのですが、この事情がシナリオ後半まで出てこないんですよ。けれど、その問題が解決することなく容易に恋仲になってしまう。切り離して扱っているようで実質的には切り離せていない。このへんがどうもキャラ表現において足かせになっているように感じます。せっかくの幼なじみというポジションの旨みを活かしきれていないのがもったいないところ。おかげで終盤の「昔から好き」という千紗の言葉がなんだか浮いてしまっています。「ええ、そうなん?」という感じで。ヒロイン視点があるところを考えると説明不足のようにも。
 CGは期待通りの出来で文句はありません。せいぜい通常のイベントCGが少ないというくらいでしょうか。Hシーンも予想よりも1回多い4回あったので満足度は高め。立ちCGもなかなか可愛らしいです。中でも三つ編みの先端をいじるカットがお気に入り。あと今回はアイキャッチ画像がCG鑑賞に登録されるところと引き続き立ちCG鑑賞があるのが嬉しいです。
 相変わらず挙動は安定せず、あの後も数回止まりました。たまーに復帰する時もあるんですけどね。クイックセーブが手放せないです。

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