仮面ライダーW28話。命を懸けた(?)ツインマキシマムドライブこそ不発でしたが、実に盛り上げてくれる展開です、三条陸脚本。今回の透明人間エピソードは何気なく仮面ライダー側、ミュージアム側ともにピンチであったのね。ただ、両サイドともまだ解決はしておらず火種は燻っているようですが。
検索失敗の映像があるのが個人的には良い感じでした。これまでは成功バージョンか、絞りきれていない状態しかなかったので。
自分で自分の言葉に気付く竜くんがお茶目な感じでありました。フィリップの提唱する仲直り方法も過去エピソードを意識させてくれて良かったです。翔太郎が不在でも絆を感じさせてくれました。また、「俺たちは2人で1人の仮面ライダーだ」というフレーズは今回が最もそうと思わせてくれました。まさに、あつらえたかのような展開でしたよ。
ミュージアムでのお茶会はなんだか灰色の結果に。ドライバー直刺しには触れず終いでしたし、ちょっと今後が読めないなぁ。それにしても、霧彦さんのガウンを出してくるセンスには恐れ入ります。っていうか、あんなにサイズ小さくないよねぇ。
竜くんの決めセリフのためにもしかして、本当に変態医師が倒されてしまうのでは、と一瞬、思いました。
ガジェットたちが集う様はなんだか戦隊もののよう。まぁ、使う機会が極端に少ないし、こうして露出させないと忘れられてしまいそうだし。
それにしても、ミック様は可愛いなぁ。
「恋色空模様」。
プレイ時間すでに15時間。ようやく8話に入ったところですけど、未だに選択肢はひとつも出ていません。詰まるところ、共通ルートなんですけど、ここまで長いと個別ルートが心配になってきます。なまじここまでが良いだけに。
前回は触れませんでしたが、本作は話数形式を採っています。オープニングデモが各話ごとに流れるほか、次回予告に続いて前回までのあらすじがあります。ともにボイスのみでテキストが表示されないのが残念ですけど。正直、ここまでしっかりと演出があるなら機能として次回予告やあらすじまで戻る(から始める)といったものがあった方が良かったような気がします。忙しい社会人にもいいかと思いますし。
テキストは若干のクセあり。というか、ネタの使い方でしょうか。ジャンプ系を中心とした、どこかで聞いたようなと感じる類なんですが、やや強引な挟み方が目立ちます。ネタそのものは幾多のゲームで使われているものなのでマンネリの感がありますし、会話に対する流用もセンスがあるとは言い難いのでこれによる笑いは人を選びそうです。個人的には無理して入れなくても……、と感じました。
全体的には楽しめる雰囲気は十分に出ていますが、笑い自体はそれほどない、というところでしょうか。キャラの魅力でニヤニヤするタイプといったところ。
ついでに書いておくと漢字変換率がなかなか高めです。ライトノベルなら絶対にしないであろう漢字変換がかなり多いです。それはいいんですけど、だからこそというか誤字には気をつけて欲しかったように思います。勢いで流しているものがかなりあるかと思うのですが、気付いている範囲でもなかなかに誤字は多いです。中でも気になったのは「憂いやつ」というフレーズ。もちろん、正しくは「愛いやつ」なのですが、さすがに可愛い相手に憂いを感じていては駄目でしょう。とまぁ、こんな感じで色々と。
立ちCG劇に気合を感じます。先日も書いたようにマンガっぽい動きを随所にさせていて、中には聖良のアッパーなどそれだけで笑えるようなものさえあります。加えて背景にフェイスウインドウ(通常はありません)を張りつけて野球を表現したりとなかなか精力的です。個人的にはアージュよりも動かし方が(絵に対して)自然で無理がないな、と感じました。仕上がってきたカットを上手に使っています。
SDカットも非常に意欲的です。普通は1枚絵として使うだけなのですが、本作では拡大縮小したり動きをつけたりと立ちCG劇に勝るとも劣らぬ演出を見せてくれます。これによってイベントの印象も深くなりキャラの魅力も磨かれています。テキストよりもこういった演出の方が笑えることは多いです。
ヒロイン陣は前回も書いたように魅力的ですが、困ったことに(?)サブキャラたちも魅力的です。中でも中西藍子と橋本優喜の両名はなぜ攻略できないのか、と吠える人が続出しそうです。実際、ライターの氷雨こうじ氏も特典本で何故サブなのかわからないと書いていますし。まぁ、これは外見の話ですけど。すたじお緑茶はファンディスクを出してくれるメーカーなのでそちらに期待というところでしょうか。でも、毎回って訳でもないんでしたっけ。どうやら売れてそうなんで期待したいところ。
引き続き好調を維持してくれています。これなら「プリンセス小夜曲」の悪夢を拭い去ってくれそうですが最後まで油断は禁物でしょうか。
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