徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2010年2月1日(月)    id[イド]−Rebirth Session−終了
 仮面ライダーW20話。今回は犯人に対して無理矢理なひねりがなくて一安心。子供向けなのだし、この程度でいいと思いますけどねぇ。やっぱり、そのへんは脚本家次第なのでしょうか。
 照井さんの仇であるWのメモリの持ち主はやはり別人でした。しかも、「W」なんてつくくらいですから相当な大物の様子。やっぱり、Wはワールドとか? と、反応しておくのがオタの嗜みでしょうか。
 「振り切るぜ」と「絶望がお前のゴールだ」の決めゼリフがなかなかいい感じです。「さぁ、お前の罪を数えろ」に負けていないと思います。ただ、照井さんはあまりにも簡単にデレてしまったような。これじゃ、来週からでも「俺の背中に乗れ!」とか言い出しても不思議じゃないですよ。
 所長がいきなり「竜くん」と連呼するのはさすがに違和感がありました。最初は一体、何を言っているのかと思いましたよ。次回からでよかったような。
 
 「id[イド]−Rebirth Session−」終了。
 3周目をひとまず終えて、ようやくこれでヒロインシナリオひとつ目か、と思ってCG鑑賞を見たら埋まっていない枠はもうひとつしか残っていませんでした。そして、ラストの選択肢を変えてフラグ違いの3周目を終えるともはや何も残っていませんですた。
 なにかこの作品、未完成の匂いがするんですけど。途中まではあまりそうしたことを感じさせませんが、真相解明の段になってくるとやたら駆け足な上に大幅に説明を端折り始めます。さんざん待たせてくれたんですけど、肝心なあたりは想像でフォローしてくださいと言わんばかり。
 主人公の妹のこととか露骨におかしいような。実は猫でした、なんてことにしていましたけど、事務所で桜に指摘された時の理由と全くかみ合いません。ロリっぽい写真があることから疑惑を持たれて、その答えが死んだ妹であったはずなのに。まるで意味が通りません。他にも父親の真相やら西園寺鏡子との絡みやら、ほんの触りしか説明なし。あれほど、意味ありげに繰り返していたのに。実際、鏡子は最も不可解な人間なのだからどうしてそうなったのか、価値観の変遷は重要だと思うのですが。
 佐伯の動機である川岸なんて一度だけ出てきてそのままですよ。完全に忘れ去られたかのよう。
 大きなところでもヒロインがヒロインとして機能していないことが上げられます。桜以外は個別シナリオなんてありませんし、それどころかヒロインと呼ぶ価値さえないかもしれないレベル。ヒロインらしき人が5人いて主人公とHするのは2人しかいません。サブキャラとHしたり、あるいはイタズラされたりするシーンはあるのに。
 サブタイトルであるRebirth Sessionの中身もなんだかねぇ。結局、今回のメンツは誰一人として影響されていないし、鏡子にしたって目論見通りの変化を起こしていない。なのに、辻や桜の兄、それに川岸は間違いようもなく影響を受けて人格が変容している。この差はどこから来るのか。ちょっと納得するのは難しいように思います。
 主人公の正義の味方関連もちょっと。なんだか「Fate/stay night」を彷彿とさせるような悩みを書いていますけど、これは前提からして間違ってます。自称・正義の味方と他称・正義の味方は完全に別物です。正義の味方になるために悪が必要だ、なんて考えはナンセンスもいいところ。悪がいるからこそ正義の味方が生まれるのであって、悪がいないのであれば正義の味方が生まれることはない。決して。冗談でも自作自演を考える時点でそれは完全なる紛い物。そんなこともわからないあたりどうかと思います。
 ミステリーとしても連続殺人の犯人は別々、動機も別々で自殺さえ含まれている、では(それも手法のひとつとはいえ)盛り下がることが避けられません。王道を回避するということは締めに関してより高いハードルを用意することになるんですよ。けれど、ライターはあまり気にしていないようですからねぇ。
 Hシーンの薄さも厳しい。せっかく独特の雰囲気とエロさのあるCGを用意していながらテキストだけがそれを裏切っています。驚くほど短いです。DOS時代まで逆上ってもこれほど短いHシーンにはそう出会えないと思います。ソフトハウスキャラの使い回し系Hシーンとほとんど変わらないですからね。
 厳しいことを書いてきましたが、基本的な実力は持っているブランドだと思います。少なくとも、期待させるまでの力は十分です(だからこそ落胆する余地があるのですが)。後は欠点を少なくしていけば質の高い作品を作るブランドになってくれそう。取りあえず、次回作も注目したいです。
 ゲーム感想は近日中に。

 2010年2月4日(木)    月染の枷鎖−the end of scarlet luna−開始
 先日、「id[イド]−Rebirth Session−」のゲーム感想をアップしました。途中までの熱中度はかなりのものだったのですが、残念なことに最後の方は尻すぼみな感じでした。ちょうど、アンケートが悪くて不意に方向転換して未完みたいなジャンプ打ち切りと少し似ています。本質的な出来が悪くなかっただけにとてももったいなく感じました。次回作に期待したいですが、売り上げとか大丈夫かなぁ。
 
 ソ・ラ・ノ・ヲ・ト5話。ようやく戦争ものっぽい一面が、と思ったのも束の間のことでした。その後の行軍訓練もそれっぽいと言えなくはないですけど、どうしたってのどかさが先に立つのは避けられません。まぁ、少なくとも後半まではそういう作品だと思っておけばいいのかもしれませんけど。
 
 君に届け17話。くるみを撃破したボーナスエピソードという感じの佇まいです。話にする都合上、仕方ないとはいえ盛りだくさんすぎる一日でした。個人的にはもうちょっと普通の一日が見てみたかった気もしますが、構成を考えると漫画でもアニメでも難しいでしょうね。
 
 「月染の枷鎖−the end of scarlet luna−」。個人的にミステリー対決ということで1月発売の2本目はコレ。1章途中まで。
 どうも芳しくありません。いえ、手法は悪くないんですよ。都会から来た主人公が田舎暮らしに戸惑い、やがては慣れて心許せる友人もできていく。その協力もあって亡き母のことも少しずつわかってくる。衝撃を受けながらも前向きな姿勢を取り戻した頃、村に穏やかなならぬ風が吹いてくる。
 こうした展開をひとつずつ丁寧にこなしていく構成自体は好感がもてるんですけど、悲しいかな大雑把な説明ほどには中身が伴っていません。あまりにも淡々と描かれる日常はハッキリと面白味に欠け、油断すると寝落ちしてしまいそうになります。作中で主人公が、
 <この二週間は、目まぐるしいほどに色々なことを体験した。
 と述懐した時は普通に「え、そうですか?」と感じてしまったほど。初日以外たいしたことはなかったような気が。
 テキストの魅力も弱く、笑いなど望めそうにありません。キャラクターも辛うじて立ってはいますが、物語を牽引するほどのパワーがあるとは言い難く、総じて苦しいです。ツンデレもどきの柊なずなさんは一人で事故ってる感じで正直なところ扱いに困ります。
 中身が良ければ分量も適度だと思うんですけどね。残念がらそうではないからプレイ意欲が長時間続きません。気になる展開も出てきているんですけども。「起」、「承」は明らかに「id[イド]−Rebirth Session−」に劣っている感じ。さて、続きはどうなるか。

 2010年2月8日(月)    月染の枷鎖−the end of scarlet luna−終了
 仮面ライダーW21話。すわまたしても新キャラが登場か!? と思えばやっぱりゲストだったようです。まぁ、それにしてもバレバレとはいえ引っ張ることなく正体を明かすとは思いませんでした。まぁ、後編に話を膨らますためには良い判断だと思います。
 やっぱりアレはトリケラトプスのメモリなんでしょうか。同じTでもティラノサウルスとはえらい違いだなぁ。
 
 「月染の枷鎖−the end of scarlet luna−」。
 最後まで選択肢がないという稀有な作品でした。まぁ、わかりやすく言うとループものな訳ですが困ったことに1周目が終わった時点でおおよその概要はつかめてしまうのです。2周目が終わればもう90%把握できるといっても過言ではありません。わかりきっている内容を確認するために3、4周目をプレイするというのは思ったよりも大変です。純粋に作品を終えたという以上の満足感は得られませんしね。
 日常会話の不器用さが2周目以降にのしかかってきます。省略されている部分もあるとはいえ、同じ内容のテキストを読まされることもありますからね。こういう時、掛け合いのセンスというのはとても重要なのだな、と強く思わされます。
 驚いたのはメインヒロインが攻略不可であること。これにはさすがにたまげましたよ。これのおかげでより4周目は一体、何のために、という気がしてきてしまいます。話もほとんどわかっている訳でそれでヒロインが攻略できないとなるとどこか虚しささえ感じてしまうと。
 あまりボイスを聞かなかったということもありますが、思った以上に時間がかからずに終わりました。ということでゲーム感想は昨日アップしています。
 まぁ、デビュー作ということなら、それほど悪くはないんですけど、それでも次回作以降に宿題は多い感じ。真価が問われる二作目となるでしょう。
 ところで、本作はミステリーではなかったのですね。伝奇要素もあるアドベンチャーというところ。残念ながら「id[イド]−Rebirth Session−」とのミステリー対決は不発に終わりました。

 2010年2月11日(木)    ゆにばる!PARANOMAL GIRLS STRIKE!!1回目終了
 ソ・ラ・ノ・ヲ・ト6話。「刀語」のせいもあって録画しなくなったことも手伝ってだいぶ興味が薄れてまいりました。この絵で、この設定で何をやりたいのかが伝わってこないというのは結構、手痛いものがあります。ただ、惰性で見るだけになってしまいますから。今回のエピソードも単独で見る分には悪くありませんが、どうも流れの中の1話と考えると厳しいように思います。給料の遅配という一面を出してきたのはある意味でこれまでで最も軍隊らしいと言えるかも知れませんが、その繋ぎがアレではちょっと効果も半減のような気も。
 
 刀語2話。1話から2話の間は2週間とあってまだ月一作品らしさは体感できません。
 どうもなんだかんだで1話の出来が良かったせいでしょうか、この2話の仕上がりは普通にがっかりしてしまう感じです。単純な話としてもあまり面白味を感じないし、それ以上にアニメとして致命的なシーンがちらほらと。主役2人が棒立ちというか、ほとんど動くことなく会話をひたすらに続けるというのは率直に言ってどうかと思います。肝心の刀もその使い手もパッとしない感じでした。期せずしてとがめが言ったように個性がなくては書く気にならないと。まさにそんなことを思わせるキャラでありました。この2話だけならドラマCDでもほとんど問題ないような。
 
 君に届け18話。原作を読んだ時も感じましたけど、この友人2人の恋のエピソードってやつはどうも番外編としか感じられませんね。ま、作者もそのつもりで書いているのでしょうけど、風早と爽子は完全に外野だものなぁ。龍さえも部外者のように見えるあたりがなんとも。
 
 「ゆにばる!PARANOMAL GIRLS STRIKE!!」。1人目は渡瀬メグ。
 ApRicoT得意のドタバタ劇は本作でも健在。「AYAKASHI」の時のようにキャラクターは超人揃いなので馬鹿さ加減が 突き抜けています。超(変)人たちの奇妙な日常はなんともシュールで面白いです。一般人の方が貴重という配置がいっそ見事なまでに徹底されています。ちょっとやり過ぎなほどに。このお馬鹿なノリについていける人にはとても楽しい共通ルートでしょう。いわゆるオタクネタはあんまりないんですけど、キャラクターの素性に応じた言動がしっかりしているので、その姿を見ているだけで笑えます。「AYAKASHI H」にも通じるものがあるかと。状況的にはハーレムなのに良くも悪くも全然そう思えないという。
 掛け合いにおいても未だに「AYAKASHI」の遺産が生きています。作中のアヤカシの叫び声だけで笑えるというのはここだけの武器と言っても過言ではないでしょう。もちろん、プレイしていることが半ば前提ですけど(知らなくても、文意は伝わります)。
 ここまではべた褒めな感じですけど、残念ながら全てがそうとはいきません。個別シナリオはあってないようなもの。言い切ってしまえばHシーンのために存在している、というレベルです。盛り上がるところは共通シナリオで終わってしまうので色々ともったいない気がします。まぁ、それでも私は好きですけど。
 どうでもいいけど気になったこと。スタッフロールの声優クレジットなんですけど、もうちょっとまともに表示してあげましょうよ。メイン級のほかサブが数人しか何の役をやったのか書いていません。ひたすらに声優名だけが流れていく悲しさ。無名な人ばかりって訳でもないのに。

 2010年2月12日(金)    ゆにばる!PARANOMAL GIRLS STRIKE!!2〜3回目終了
 2人目はアーシェス・カラミティ。
 共通ルート内で個別ルートが果たしてあるだろうか、とネタにされていたサブヒロインの1人だったので心配していましたが(オープニングデモもわりとぞんざいな扱いだったし)、どうにかありました。それどころか共通ルート内でも2話においてサブヒロイン用に分岐したのには驚きました。てっきり、全く同じだろうと踏んでいたので。その内容がいかにもサブ同士の決戦という感じであったのは喜んでいいのか悲しんでいいのか微妙でしたけど。
 個別シナリオは分量的にはメグシナリオよりもましだったものの、クオリティとしてはなかなかに悪かったです。複数ライター制のために共通シナリオとキャラが違ってしまっているのが痛恨。大世界下宿のルールを破って平然としている主人公だとか、デフォルトで性格が悪いメグだとか、不快レベルに達しています。キャラクターの持ち味こそ重要な作品だけに肝心のそれが死んでしまっているのは頂けません。
 Hシーンが3回とメインと比べて1回少ないだけであったのがせめてもの救いでしょうか。ただ、これはどちらかというとメグシナリオの方ですけど、やっぱりなんだかCGがエロくないんですよねぇ。「MapleClolors2」よりはましなんですけど、それでも足りない感じ。「AYAKASHI H」と何が違うのかなぁ。絵心でもあればわかる問題なのだろうか。
 3人目は綾風かなえ。
 なんとも微妙なキャラですな。198歳で見た目はグラマーなお姉さんですが、それは未来の姿(自称の予定)で本当の姿は小○生にしか見えない。これ誰が得をする設定なんでしょうか。当然Hシーンは2つの体格で二分されてますし、どちらが好みであっても中途半端な感は否めないような。下手すれば組合長(生身は一度しか登場せず立ちCGは真っ黒のシルエットのみ)の方がキャラも印象深いしなぁ。最初はもっと深みのあるキャラかと思いましたけど初見と変わりないし。青山ゆかりさんの演技にかなり助けられていますね。
 シナリオもやっぱりどうでもいいような内容でした。下宿内の中立派みたいな立場だったけど、それも意味なかったし。思うにエーテル使いが多すぎたんでしょうね。もっと異能の異種格闘技みたいに色々な術や技能があると良かったのでは。健速氏の「六畳間の侵略者」のように。せっかく北都南さん、木村あやかさんでメインをトリオで組んでサブヒロインに風音さん、草柳順子さんにサブキャラに一色ヒカルさんを擁しているんだから。現状でもコメディ部分は良い感じですけど、エーテル使いばかりが目立っている。もっとシナリオも良くできただろうし、もったいないなぁ。

 2010年2月15日(月)    ゆにばる!PARANOMAL GIRLS STRIKE!!終了
 仮面ライダーW22話。相変わらずこちらの脚本家は王道を微妙に外してくれます。そんなに嫌いなんですかねぇ。捻らないと仕事した気にならないとか? 
 しかし、この外し具合がとてもアレなためにやりとりはおかしなことになってます。ハーフボイルドだからと一刀両断にされた翔太郎は気づきすらせずにカラオケに出かけてしまう。視聴者はドキドキする余地すらない訳だから見ていて白けてしまう。来るかどうかが賭けにならない時点で構成として失敗なのでは。
 おまけに事態が露見した後も翔太郎は自分の致命的ミスも忘れて照井の相手だ、と言いだす始末。当事者意識が欠け過ぎているように見えてしまうような。盛り上がりももうひとつなように思います。子供から見てもどことなくすっきりしないのでは? まぁ、アクセルの方が好きなお子さんなら何の問題もないは思いますけど。
 ところで、新メカのおもちゃの売り上げは大丈夫なんでしょうか。今までのが非常に優れているもの揃いと感じていただけに(実際すごい売れているらしいですね)却って気になります。
 
 「ゆにばる!PARANOMAL GIRLS STRIKE!!」。4人目はフウ。
 うーん。貧乏神という設定ですが、個別シナリオとして何の味付けにもなっていません。もともとバトルの役に立たないというマイナスポイントがあるというのにシナリオでも役に立たないとはいっそ驚きです。何のための設定と立ち位置なのかと。意味ありげな腕輪に実は何の意味もないという衝撃に打ち震えます。
 しかも、Hシーンが謎の構成です。どうしてだか痴女&淫乱路線。かなえの時にも書きましたけど、キャラとの組み合わせがちょっとズレているのでは? なぜ、ロリキャラでそれなのか。どうにも目指す効果がわかりません。
 5人目は高樹蒔絵。
 まぁ、他の諸々を置いておくならまっきーはシナリオない方が彼女らしくて良かったかもしれませんね。キャラとしてはその方がオチがついて完璧だったかもしれません。最後にキレて終了なんてのでも良かったかも。
 そうした構成の美しさを考えなければまっきーシナリオはあって良かったかと思います。他が異常児のみなさんなのでバランスどりの意味でも悪くはないかと。サブキャラの雄介が絡むことでHシーンが予想外にエロくかつ面白くなったのは思わぬ副産物という感じです。先日も書いたエロくなさの一要因は半脱ぎの弱さがあると思います。特にアーシェスとか顕著。脱がせ過ぎor脱がせなさ過ぎ(アングル悪い)。
 どうにかこうにか「ゆにばる!PARANOMAL GIRLS STRIKE!!」も終了。ゲーム感想は近日中に。

 2010年2月17日(水)    星空のメモリア〜Eternal Heart〜開始
 ソ・ラ・ノ・ヲ・ト7話。ようやく戦争ものっぽくなってきました。今までが呑気すぎたというか。けれども、過去においてもどこか呑気さを感じる場面がありました。戦車を1両撃破しただけでラッパを吹きに外へ出る姿に唖然。しかも、側面から攻撃されたことをすごい意外に感じているあたりどこか奇妙です。
 で、相変わらず戦っている相手がよくわかりません。搭乗している戦車は似たようなものに見えましたが……。
 
 君に届け19話。もはや風早はモブキャラの如く。ジョーと大差ないよ。お泊まり会の意味がなくなってしまったのは素直に残念。というか、この間の休日といい、まともな日常は送れないものでしょうか。
 
 「星空のメモリア〜Eternal Heart〜」。メアアフターストーリー。
 本編と等しく感じられる空気が心地よいです。私はそれほどでもないけど、確かにこれは気に入っている人にはたまらんだろうなぁ。私もなまじ「宙のまにまに」を読んでいなければねぇ。もうちょっと素直に受け入れられたんでしょうけど。
 閑話休題。
 相変わらずと言えばそれは主人公も一緒です。なんというか、ロリコンは遺伝するんですねぇ。そして、不治の病であると。もうナチュラルにメア(幼女)に欲情する主人公が素敵すぎる。まるで川が上から下へと流れるくらいに当たり前です。蒼姉妹以外のヒロインはまるで立場なし。夢含めてこんだけのタレント揃いでメアが勝利するんだからなぁ。しかし、その視点で真面目に考えるなら鈴葉が攻略できないのは間違っているような。私はその筋の人ではないから特に気にしませんけど。主人公は変質者な筈なだけに。
 シナリオは短めながらもいい感じ。ただし、完結編という言葉が相応しい内容なのでどうしても、これを本編に入れてくださいよ、という気持ちの方が強くなってしまいます。だってどう見たって本編は最後まで書き切っていなかったものなぁ。初めからファンディスクありきであの伏線放置はちょっと酷すぎましたから。
 何はともあれ、まぁ楽しいです。残りのコンテンツも楽しみ。
 
 しばらく前の話ですがあかべぇそふとつぅ関連のブランドが3月以降発売のソフトに対してアクティベーションを導入するとか。
 まぁ、正直勘弁してくださいよ、としか言いようがないです。某lightの「Dies Irae〜Acta est Fabura〜」のように10回過ぎたら粗大ゴミ、まるでダビング10かよ、ってな状態よりはましですけど正規ユーザーは大迷惑。
 1ヶ月間というのも一見するとそう悪くなさそうですけど、積んだりすることのないファンであればあるほど迷惑を被るという構図がなんとも切ない。
 そして、中古に売ることができないという余波は思いのほか大きいと思います。私もこんだけエロゲーを買っているくらいですから中にはインストーラーさえ立ち上がらずサポートに連絡してもまるで進展しない、なんてことが幾つかあります。それがほとんど全員が引っ掛かるというのならともかく、極少数のユーザーしか捕まらない場合、中古に売れるかどうかはすごく大きな問題です。溜まりに溜まったストレスの発散というのもありますが、ある程度でも戻ってくれば他の作品を買うことも可能です(それでも数千円の授業料を払うことになりますが)。
 つまり、最悪のケースの保険が効かないということでタイトルによって二の足を踏むユーザーがそれなりに出るでしょう。現状においても某空間などで発売前のソフトの評価に「様子見」なんて項目がある訳で、アクティベーションを盛り込むことでよりこの傾向が加速する可能性があります。購入者が少なければ後続者を生みだすような有用なコメントが集まらないかもしれません。誰だって実費で病院に行きたくはないでしょうから。昨年も「W.L.O世界恋愛機構−LOVE LOVE SHOW−」なんてブツをかましてくれたばかりですからね。
 そうしたことを気にしないとしても未来永劫エロゲーを所持していこうと考えている剛の人はそんなに多くないと思います(しかも、特に気に入っている訳でもないソフトまで)。その場合の処分もまた大変です。会社の寮暮らしなんて人は特に。
 また、あかべぇそふとつぅ関連がプログラム等に対してそれほど信頼性が高くないというのも見逃せないポイントかと。修正ファイルが出るのが基本って感じですからねぇ。
 個人的には、これまでWHEELなどのように新ブランドの応援の意味も込めて、なんて理由で買うこともしばしばありましたけど、あかべぇそふとつぅ関連に対してはそうした買い方もしなくなるでしょう。

 2010年2月22日(月)    星空のメモリア〜Eternal Heart〜終了
 すでに数日前のことですが「ゆにばる!PARANOMAL GIRLS STRIKE!!」のゲーム感想をアップしました。なんというか、もったいないゲームでしたな。共通ルートまでは馬鹿馬鹿しくも面白く楽しかったのですが、個別に分岐した途端に大ブレーキ。まるで途中で方針が変わったかのようでした。確かにこの不況だし、ばんばんソフトを出すあかべぇそふとつぅ系列もアクティベーションを導入するくらいですから時間も資金もあまり投入できなかったのかもしれませんが……。しかし、それなら最初からもうちょっと設計図の書きようがあると思うんですよねぇ。作品間が短いのが気になる、という予感が悪い形で当たってしまいましたな。
 
 仮面ライダーW23話。色物エピソードかと思わせて意外とそれほどでもないという、イマイチ立ち位置が不明な作りになっています。Wのメモリの持ち主の前振りとか考えてしまっていいのでしょうか。というか、あれはさすがにわからないよ。わかった人はちと神掛かっているんじゃないですかね。
 やはり、三条陸氏の脚本の方が所長のキャラは活き活きとしているなぁ。セリフの切れが違いますよ。率直に言って笑えますし。
 来週は冴子さんがお医者さんごっこのピンチの模様。もう助けに来てくれる旦那様はいませんよ? ほかならぬあなたが殺っちゃったし。
 
 「星空のメモリア〜Eternal Heart〜」。
 なんとはなしにプレイしているだけで終わってしまいました。良い出来ではあるけど、この短さはやっぱりファンディスクというよりプラスディスクって感じですなー。新たに追加ってイメージはないですわ。
 ショートストーリーは本気で短い。そりゃ確かに読んでの通りですけど、それにしたって短い。最初の3名はせいぜい1時間ということでまだましで、年少組なんて40分あるかどうかですよ。妹なんて苦手意識があったはずなのにそれがぶり返す間もなくゲームセットでしたから。さすがにもうちょっとは欲しいような。CGもせめて1人2枚は欲しいところ。
 それでも基本は悪くないです。これだけのショートであっても、いえだからこそかもしれませんが、本編と同じライターが書いてくれるありがたみを感じました。近年では本編とファンディスクでライターを変更する、あるいはサブライターや新人に任せるなんてブランドがちらほら見受けられます。
 しかし、ファンにとってそれが嬉しいことの筈がありません。本作をプレイすればそれがよくわかります。気に入った本編のキャラクターたちにまた会えるというのはある意味で最も大事なことではないかと思います。短い中でも薄れかけていた本編の記憶が甦ってきました。キャラ描写がしっかりしているほど余人では代わりは効きません。それなりに楽しめはしますが、場合によっては違和感が出るなんてこともあるのです。心当たりのあるブランドは見習って欲しいところ。
 
 テックジャイアン4月号。
 「さくらビットマップ」HOOKSOFT:鈴平ひろ氏や他の原画家が入ったのではいいですけれど、らっこ氏をサブに回すのはどうなんでしょう。「HoneyComing」では人気キャラを描いていた人なのに。ぶっちゃけ鈴平ひろ氏は他のブランドでも見られると思うのですよ。発売日は未定。
 
 「ひとなつの There is heros in this town.」ハイクオソフト:こちらもブランドイメージと起用原画家にズレが。きみづか葵氏に蓮見江蘭氏って完全にブランド違いです。
 思い出を取り戻していくノスタルジックADVということで同ブランドの過去作が思い切りオーバーラップしそうです。なるほど、そう考えるなら原画は別の方がいいのか。年内発売予定。
 
 「ななプリ。」TOPCAT:これが、TOPCATの作品か………………。今にも吐血しそうです。未定。
 
 「穢翼のユースティア」オーガスト:どうしてもあのビジュアルイメージはイースを彷彿としてしまいます。まぁ、それはそれてとして思い切って路線を変えてきたようですね。設定ももちろんですが、原画も可愛さというか萌え成分みたいなものを少し減らしている感じです。きちんと過酷な世界に生きているキャラクターに見えるように。シナリオに力を入れる気があるのなら楽しみです。発売日未定。

 2010年2月27日(土)    炎の孕ませおっぱい身体測定開始
 ソ・ラ・ノ・ヲ・ト8話。彼方はこれまで日本人的な描写をされてきたような感じでしたけど、糸電話は知らないんですねぇ。
 彼方の姿が不思議なことに、という導入部でしたがそこに至る理由に意外性がさしてなく、ひねりがないのももったいないところ。おかげでなんだか、ある種のフェチエピソードであるかのような面ばかりが際立っています。まぁ、少年はいざ知らず、梨旺まで反応するのはどうかと思いますが。
 
 君に届け20話。なんか締めが妙に落ち着かない感じで、これで今回のエピソードが終わったなら現実感が激しかったと思いますが、そこはフィクションなのできっちりとオチがつきます。まぁ、このままでは龍の兄ちゃんのキャラが薄すぎるからねぇ。
 
 今週のお買い物は表題作と「おっぱいハート〜彼女はケダモノ発情期ッ!?」の2本。「催眠生活〜校則だから仕方ない!?」はよく考えたらC:Driveなので起動ディスクの疑いが濃厚、ということでひとまず回避。実用度重視のゲームで起動ディスクはかなりのマイナスポイントなので、購入した2本がよほど外さなければ買わないつもり。
 「炎の孕ませおっぱい身体測定」。まだ3周目が終わったくらい。この「○周目」というやつなんですけど、恐らくは「○週目」の誤字ではないかと思います。作中の表にはWEEKと表示されていますし。
 ということでシステムとしては1週簡に4回行動を選ぶことができます。終えると2週目へ進むという作り。14人のヒロインのうち1人は登場に条件があるようですが残りは自由に選択可能です。基本的に1人あたり5回まで選ぶと攻略終了に見えますが、恐らくキャラによってはフラグ等によってすんなり先に進まなかったりするのだと思います。
 「炎の孕ませ」シリーズ最新作ということで相変わらずお題目的な世界征服が用意されていますが、やっぱり実際は小さな目標のみを描いています。しかも、これまでがクラス征服だったのに対して今回は年齢を問わない幼なじみ征服となっているため、より内輪度が上昇しました。まるで他の人たちはいないかのように話が進みます。当然、ご都合主義もここに極まれりというくらい激しいです。朝、学園前で幼馴染みたちに揉みくちゃにされて、いつの間に俺はこんなにモテるようになったんだ、と考えている主人公が身体測定になると、それとは名ばかりのエロ行為に及んで幼馴染みたちが拒絶するどころか受け入れてくれることを不思議にも思わない。まともな考えならばどうしたって繋がらない、この2つの状態こそが本作の普通だったりします。そもそも学園生が趣味で医学課程をすでに終えている時点でねぇ。言うまでもなく、そんなことは気にしない方が楽しめる訳です。
 掛け合いについては関係性のことを除いても期待しない方が良さそう。通り一遍という言葉が相応しい内容なので従来作の感覚であってもなお期待薄。というより、シリーズを重ねるほどに会話は弱くなっているような気がします。
 売りである新システムのアニエロいじりシステムはいい感じです。3種類のエロ測定にリアルタイムで切り替わる様子は素直にエロく感じられます。静止画に引けをとらないくらい綺麗になったのもポイント。ボイスパターンも複数用意されています。まぁ、タイトルにあるようにおっぱい重視なので(つーか、このシリーズは全てそうですけど)尻好きの方には物足りないものとなるでしょう。

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