仮面ライダーW19話。なんというか気合いが入っているなぁ、というのが第一印象です。濃いメンツの中に霧彦さんの後釜として入るせいか、キャラ作りに実に細かいものを感じます。翔太郎たちと意見が対立するのは当然としても、変身前からCG演出込みの剣を持っているあたり周到ささえ感じるほど。同時にそれはおもちゃにも繋がっていて、キャラデザの方法論からしてこれまでの平成ライダーとは違いそうです。
個人的には新ライダーはあまり好みではないですけど、子供には受けそうだな、と感じます。あまりにストレートな各種デザインが子供には良さそうです。もちろん、大人にだってシンプルさは燃えるための格好の燃料です。メモリ名がアクセルなのも上手いと感じます。Wとは差別化を計りつつも基本的なルールみたいなものは変わらぬままなあたり。ただ、照井さん自身は舵取りを間違えると矢車さん化しそうな香りがしていて危なそう。
一方でドラマがちょっと濃厚すぎるかな、とも。子供にはちょっと詰め込みすぎかな、と思いながらも三条陸氏らしいな、と。気がつけばAパートが長すぎると感じてからさらにドラマが盛り上がったこともあって、CMが入っていないことをすっかり忘れてしまい、実際にCMが入った時はもう今回はこれで終わりかと一瞬、思い込んでモニターから視線を切ったほどでした。実際その後はすげぇ短かったですね。Cパートかと思うほどでした。
「愛佳でいくの!! ファイナルドラゴンクロニクル」。ようやくB9F終盤まで。
るーこに瞬殺されて軽くへこみ中。なまじB8Fでは久しぶりに脱落者なくボスを倒せたせいか調子に乗っておりました。そこまでの道中では犠牲者が出てばっかりだったのに。均等にレベルを上げているせいかどうもいつも苦戦してばかりのイメージがありますね。本来ならそんな面倒くさいことはしないんですけど、本作は何と言っても各ヒロインのクラスチェンジ姿が売りのひとつですからね。上げない訳にもいかないと。まぁ、その割には最初の機会に転職してしまったんですけど(本作はレベルは継続するので30まで上げてしまえば一気に2段階転職可能。1段階目では2職種、2段階目では総数3職種ある。詰まるところ、装備可能品が変わるのと取得可能なスキルが増えるだけ)。
各フロアにひとつあるチュートリアル会話が面白いです。役に立つ説明をしつつ笑わせてくれるあたり楽しみのひとつになっています。ただ、それだけにボイスがないのが残念。繰り返すようですが主人公にボイスなんて誰も望んでいないのだから2匹のケモノにこそ用意して欲しかった。未だに違和感ありまくりですよ。キャラ的にも。
数少ないご褒美CGにも少なくはない不満が。各ヒロインによってご褒美度に差があり過ぎ。基本的にみんな戦闘で敗北してダメージを受けた姿という設定なのに無傷にしか見えない方が数名。中でも個人的なお気に入りである久寿川ささらは紛れもなく無傷。それでもエロいところはさすがですけど、ガッカリ度も果てしなかったです。Hシーンは諦めているんだからせめてそれくらいはねぇ。あと時間切れなのか背景がない方々が数人いるのも気になるところです。露骨にCGとしての差を感じてしまうしなぁ。
テックジャイアン3月号。
「プリズムリズム」Lump of Sugar:萌木原ふみたけ氏以外を原画家に据えての新作。それにしてもたにはらなつき氏はどこにでも現れるという印象があります。気のせいですかね? 原画は段々と上手くなってきている……、のかなぁ。
ヒーリングADVというあたりが発売時期の精神状態によって購入の是非を分けそう。5月28日発売予定とスクープ記事にしては随分と早いですね。
「Angel Ring〜エンジェルリング〜」MOONSTONE:(個人的感覚では)ういんどみるに続いてここも新作が先行。「マジスキ〜Marginal Skip〜」のファンディスクは製作しないんですかね。売り上げはそんなに悪くなさそうだったように思ったんですけど。まぁ、出るとしても私は買いませんが。ファンディスクに最も重要な気に入ったキャラがほぼいないという状態だったので。こちらも今回は原画家を変更。イメージがまるで変わらないのは意味があるのかどうか。
ところで、この作品の設定って劣化「神のみぞ知るセカイ」って感じがするのは私だけでしょうか。愛天使2名のキャラが被り気味であるとか、主人公の設定とか。ハードルが低そうなところだけ似通っているような気が。
シナリオは呉氏と尾之上咲太氏と完全分担製の模様。その時点でかなりアレな気がします。「Clear」の評判がナニで以降はやる気を失っているのでしょうか。どうも惰性でシナリオを書いているように見えてなりません。6月発売予定とこちらも早め。
「ヒメと魔神と恋するたましぃ」オレンジペコ:新ブランド。個人的に企画内容はどうでもいいのですがシナリオが宮村優氏というところが……。ちょっと前にどこだかのデビュー作品を書いていた気がしましたがまた新ブランドですか。その時の評判もさんざんでしたが今回はさて。「木漏れ日の並木道」が最高到達地点だったんですかねぇ。春発売予定。
「秋空に舞うコンフェティ」etude:Q−Xなみに開発スパンが長いetudeの新作はなんともご都合主義の香り漂うアドベンチャー。
>ある日、一冊のノートを拾った主人公・隼人。それは演劇部員である安藤沙夜の持ち物だったが、届けに行った彼はそのまま強引に入部させられるハメに。しかも、演劇部は学園祭の舞台を成功させないと廃部になるという危機的状況にも関わらず、彼は主役を押しつけられてしまう。さらにその後、隼人は道で行き倒れている記憶喪失の少女・奏衣を助け、成り行きで同居することになり……。
エロ重視とかシナリオ二の次のゲームなら一向に構わないでしょうがそれ以外でこれはどうよ、っていう導入部。重厚なCGと合致しなさそうなんですけど。
シナリオの若瀬諒氏は「ナツユメナギサ」などに参加していた方のようです。ところで、植田リョウ氏は微妙に名前を変えたんですね。立ちCGはこれで本決まりなのか知りませんけどどうもクセが強すぎるような気も。イベントCGとも微妙に齟齬が出ているような。年内発売予定。
「ねこ☆こい!〜猫神様とネコミミのたたり〜」Whirlpool:原点回帰のようなタイトルでメイン原画家交代。まぁ、前作でもすでに折半というか、キャラの担当数自体は水鏡まみず氏の方が多かったんですけど。てんまそ氏は次々回作ということなんでしょうか。シナリオはいつも通り尾之上咲太氏。この人も手を広げ過ぎじゃないかなぁ。作品によって差が出るので期待しづらいですよ。こちらも早い4月30日発売予定。
「どすこい!女雪相撲〜胸がドキドキ初場所体験〜」ライアーソフト:こんなタイトルはライアーしかありえません。内容も各所にヤバさが封入されています。マイの四股名は酷すぎるな。ライターは岩清水新一氏と聞くとああ、なるほど、と納得してしまいます。企画はそろそろニッチ過ぎるような気がしないでもないです、と言うのもライアーには今さらすぎるか。出来の方は丁か半か、面白いかつまらないかの二択しかないと思います。ただ、氏が関わっている作品は例外なくと言っていいほどバグゲー揃いなのでちょいと心配。3月発売予定。
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