DARKER THAN BLACK−流星の双子−12話。当たり前なんですが終わってしまいました。なんというか最低限は格好をつけた、ってところですかねぇ。わかっていた分だけ納得感はありましたけど。まだ外伝部分が不明なので座りの悪さがあるのは止むを得ないのかな。結局、銀のセリフって数えるほどしかなかったなぁ。
盛り上げておいてどことなく拍子抜けというのは「黒の契約者」と同じように感じます。結局、葉月には何もないのかとか、棺桶の中の人は何なのよとか、イザナギとイザナミが出会うことで何が起きたのかとか、他色々。
流星核は記憶の固着に使われたというけれど、それもなんだかおかしいような。スオウは2年前に生まれてからの記憶を持っているのではないの? 学校に通っている時は流星核を持っていなかったような気がするけれど。
お父さんとシオンの望みもなんだかわからない。もうひとつの地球をコピーする理由はなんなのか。少なくとも命を賭してまでするような動機はどこからも感じられないような。あの地球にシオンもいるのならまだわかりますけど、それにしたって代替行為にしか見えないような。というか、覚醒した銀に始末された契約者はみんなあの地球にいるのでしょうか。
や、もうツッコミすぎても意味がないとはわかっているのですけどね。2つの地球の重力干渉は、とか言い出せば他の細かいことはどうでもいいくらいに全て終わってしまうでしょうから。で、Blu−rayはどうすべぇ。取りあえず最終回前に1巻は買ってしまったのですけどね。それにしても外伝の存在はえげつない商売だ。この締めくくりでよりそれが強調された気がしますよ。
「幻月のパンドオラ」。ようやく個別に入ったのかしら、というくらい。
ここまでのイメージとしてはそれほど悪くないです。前作「姫さま凛々しく」は不安を誘う出来だったので心配していましたがひとまずは安心しているところ。
キャラ描写は安定していて、しっかりと可愛らしく書けていると思います。メインを3人に絞ったのも高い効果を上げているのではないでしょうか。サブを一段、下げることでよりくっきりと陰影が出ているように見えます。これはプレイヤーが集中しやすい状況作りにもなっているのでは。
掛け合いはネタに頼り過ぎることなく、作品内やキャラの個性で勝負しています。それだけに笑いはほどほどですが、ツボにはまると思わず笑ってしまうような会話がところどころに散見されます。
パンドオラによるゲーム勝負は人によって受ける印象が大きく変わりそうです。良いところを見ればサブキャラを擬似的とはいえ攻略できるという側面がありますが、反対にゲーム攻略によるご褒美というシナリオの結果とはとても言えないHシーンということで微妙さは隠せません。特に最初の先輩はいきなり現れるのでとってつけたような感がとんでもないことになっています。また、この対象が過去作のキャラに当てはまるというのも難しい点になっているようにも。果たして、これを嬉しいと感じるのかどうか。
結局は、個別シナリオ次第とは思いますが今のところは期待したくなる作りです。
今さらですがテックジャイアン2月号。
「失われた未来を求めて」ABHAR:なんだか資金が豊富そうなABHARの新作攻勢のひとつ。実にこの2月号だけで4本の新作が載っているのですが、どんな資金力なのでしょう。デビュー作の信用と実績はそんなでもないように見えるのですが。その証左って訳でもないですけど4本にデビュー作の原画家はいないし。と思ったら本作は2人態勢でもう一人がその深崎暮人氏でした。取りあえず、詳細はまだなので続報待ち。初夏発売予定。
「エヴォリミット」propeller:原画中央東口氏、シナリオ東出祐一郎氏のいつもの。これで通じそうな新作。もはやpropellerは同一色のゲームしか出せないですからねぇ。未だに「はるはろ!」の痕(エロゲユーザー的表現)が残る身としては素直に期待できません。彼らが悪い訳ではないのですけどね。
ところで、校長先生の元ネタはやはりあのお父さんなんでしょうか。渋い声という特徴まで同じですよ? 男性声優にこだわるpropellerでも今度は無理でしょう。例え別名義でも北王子欣也氏だったらたまげますよ。春発売予定。
「光輪の町、ラベンダーの少女」あかべぇそふとつぅ:前作未プレイの私でも騒ぐ人の気持ちは理解できます。称賛された作品の続編にわざわざ別のシナリオライターを配置する。これで嫌な予感がしない人は結構な能天気だと思います。アリスソフトのようなメーカーでさえちょっとはヤな感じがするというのに。個人的には憂姫はぐれ氏がクレジットされているのが残念。せっかくエロい絵を描ける人をシナリオゲーに起用しなくてもなぁ。有葉氏くらいフル回転してくれる作家なら構いませんけど。6月発売予定。
「Sugar+Spice2」チュアブルソフト:ええと、なんだか「恋文ロマンチカ」の不振を受けてのヒット作の続編というように見えるのは私だけでしょうか。個人的にはキャラ的に惹かれるものがなく、季節が夏のみと長所をなくしてしまったように見えるので買わないと思います。「恋文ロマンチカ」のシナリオも酷かったですしね。あれほど急激に落胆させてくれたシナリオは今年随一ですよ。2010年発売予定。
「超時空爆恋物語〜door☆pi☆chu〜」プリムローズ:蓮見江蘭氏の名前を久々に見たような気がします。転生ものではなく、本人を直接、現代に呼んでしまえ、という設定のようです。そして、主人公の名前が義経。ハーレムを作る義経、静御前を捨てる義経、浮気をする義経。本人じゃないにしても嫌だなぁ。色々と微妙なことになりそうな予感。まぁ、馬鹿ゲーだと割り切ればいいのでしょうけど。ところでこういうネタだと御子石大郁氏が書かないのかなぁ、とか思ってしまいます。4月28日発売予定。
「あまつみそらに!」クロシェット:メーカー担当のみはるアグレッシブ氏の欄になんだか微妙なコメントが載っています。これは「スズノネセブン」のファンディスクのことなんでしょうか。しかし、「頑張って至らぬところがないようにします」と言ってもシナリオライター4人のゲームにどうやって期待するのかという話なんですが。原画くらいですかねぇ。
「太陽の子」CollaborationS:正式お披露目。未だよくわからんという感じ。発売時期も不明。取りあえず、コラボレーションする意味があればいいんですけどね。それぞれの次回作を差し置いている訳ですから。
「恋と選挙とチョコレート」sprite:初出はわりと前みたいですね。そのせいかテックジャイアンでは(恐らく)初登場なのにその扱いはとても小さいです。まぁ、このへんは色々とブランドなどによって事情があるようですから。SQUEEZの作品なんかもさっぱりクローズアップされませんからね。タイトルにあるように選挙がシナリオのポイントのようですが詳細は不明。ちょっといい感じの原画と塗りが期待させてくれます。2010年発売予定。
「君の名残は静かに揺れて〜Flyable Heart If taht time〜」ユニゾンシフトブロッサム:タイトル通り「Flyable Heart」の白鷺茉百合に焦点を当てたスピンオフ作品。積んだままやってません! という私には眩しい新作。いや、やろうとは思ったんですよ? けどいざプレイしようとしたら要起動ディスクであったことに気付いて。迂闊にもパッケージは納戸の樹海にしまったあとでした。なぜか起動ディスクはいらないと思ってたんだよなぁ。まずはパッケージを発掘しないと。なんとかこれの発売前には終えておきたい。夏発売予定。
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