徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2009年10月2日(金)    トロピカルKISS2回目終了
 2人目は水無月泉。
 なんというか涼風ほたると2人で1人なシナリオ。彼女はプレイヤーに誤読させかねないほどの策士だったりします。「すんげぇ、そこまでするの?」が素直な感想でした。世界観など全体的にリアル寄りな部分があるゆえにそんな感想が出る、ということもありますが。腹黒なのは言動だけではない、と。「真剣で私に恋しなさい!」の主人公よりもよほど軍師に相応しいデスヨ。それが必要だと思えばなんら躊躇うことをしない。
 反対に気になったのは泉個人の魅力がもう一歩、弱かったこと。図らずもほたるが言っていましたがあまり思いをぶつけ過ぎるとそれが軽くなる、というように。では、それ以外の泉の魅力とは、となった時に思わず首をかしげてしまう、と。
 途中で髪型を変える、というのも個人的にはピンと来ませんでした。もちろん、好みによるところが大きいとは思いますけど。
 エンディングの扱いというか、演出はちょっと面白かったですけど、一発芸というか基本1回だけですね。他シナリオではもちろん、ブランドの次回作でもあるだけで白けそうな予感。この手法は目先を変えているだけで物語のまともな落着を避けていますからね。正直、功罪を考えると罪の方が大きいような気がします。
 ある意味で一番、気になったのは途中のダイジェストで描写するシーンで毎日の日付表示が加速されていたこと。これってもしかして、スタッフも日付表示の演出が長いって認識していたのでないでしょうか。それならばなぜ普段は飛ばせないのか強く問いたいです。もうこれだけで時間を無駄にしている気分。スキップでもそれほど速くならないし、5周する間にどれだけ時間を食うことか。1回5秒くらいかかるし。
 2周目ということでシステム関係も色々と。いま、触れたようにスキップは遅いです。あからさまに文章が読めるスピードなので暇潰し道具が欲しくなります。選択肢単位のスキップが欲しいところ。日付表示と合わせてプレイ時間の割に実りが少ないと感じる要因がズバリこれだと思います。

 2009年10月4日(日)    トロピカルKISS終了
 仮面ライダーW5話。先週の記念写真について見返すまで気付かなかったのですが、猫のミックもドーパントの姿があるのですね。いつか物語に絡んでくる時が楽しみです。
 物語はまた新しいエピソードへ。のっけからあれが政治家の集会というのがとてもそうは見えなくて残念。それとも風都ではあんなものなのかしら。しかし、変身もので護衛としては役立たずに見えてしまう、というのはもはや避けられないやりとりなんですねぇ。
 ヒロインは好評の(?)スリッパを標準装備とした模様。相変わらず空気を読まないところが魅力だなぁ、と思わせてくれます。物語を進めるための良い歯車ですよ。
 仮面ライダーを父と呼ぶ少女が持っていた人形。どうも見ても仮面ライダーナイトです。描いている絵はWにそっくりなのになぁ。よーわからんです。
 予告で婿殿がみんなが思っていることを言ってくれました。そうだよなぁ、敵として対峙すれば真っ二つにしたくなるよねぇ。
 
 「トロピカルKISS」。3人目は日向花火。
 まずどういう名前なのよ、というのが出発点でした。日向なのに花火って一体……。いや、そもそも花火って名前自体はどうなのよ。呼びづらい名前のような。
 ま、そんなことはともかくとして、キャラが問題です。好かれていることが幸せとは限らない、という感覚を身をもって教えてくれるヒロイン。恋仲になる前はギャーギャーとうるさく、なった後は周囲を牽制し、主人公を疑ってやかましい。嫉妬という感情が悪い形で表現されてしまっています。ついでに暴力キャラであることが余計に負のイメージを増してしまうことに。正直、なぜメインヒロインをこんなキャラにしたのか理解に苦しみます。幼なじみ像としてもかなり魅力薄ですね。
 シナリオは終盤の賭けが最悪。やって良いことと悪いことの違いがわからない2人が駄目すぎ。百年の恋も冷める仕打ちです。
 4人目は早乙女凪。
 なんか肉を食っていた記憶しかないような。
 完璧な人という触れ込みですがあまりそう見えません。それが良い面と悪い面を生んでいて、どちらかというと後者の面が色濃く出てしまっているように思います。少なくとも、最初から好かれているというのは凪に関してはそれにあたるかと。
 本作は全体的にHシーンの構図がもう一歩よろしくない感じ。ハプニング系のシーンの構図はどれも良い感じなのですが、Hシーンは引いた構図が多いせいかどうもエロさに劣る印象があります。正直、ハプニング系CGの方がエロいと感じることが多いです。
 最後は氷室立夏。
 ライターのお気に入りなのでしょうか。他のヒロインとはちょっと雰囲気が異なります。他シナリオでは恋仲になる前の主人公は基本的に誰にでも平等なのですが、この立夏シナリオでは明らかに立夏だけを特別視して他のヒロインを露骨に脇役扱いしています。花火、祭、泉がお弁当を作ってきたイベントはその最たるものでした。うまい料理がならぶ中でマズい料理のことを考えるってすごいよね。
 立夏と花火に共通するのは互いのシナリオでまるで人格が変位したようになること。なぜか、当該ヒロインの場合は主人公に対して弱気になり、振られる側の場合は早々に態度を切り替え、当該ヒロインのサポートに回ります。困ったことに身を引く時の方がどちらも魅力的なんですよねぇ。まぁ、ヒロイン描写にバランスを欠いている、ということなんですけどね。
 恋仲になると立夏の性格の悪さが際立ちます。休みの日に職場にやって来て彼氏を見せびらかす。当然、相手は仕事中。こんなことをするのは5人の中で立夏だけです。どんなに似せても加藤あおい@「Ripple〜ブルーシールへようこそっ〜」とは比較になりません。
 立夏シナリオに限ったことではありませんが、初Hの時の挑戦→失敗の繰り返しがちと多すぎるような気がします。ほぼ全員ってさすがにそれはどうなのか。工夫がないとの誹りを免れませんよ?
 娘に「冷夏」と名付けるアホ夫婦。一体どんな考えにとりつかれればこんな名前をつける気になるのか。これでプラスをイメージする人ってあんまりいないような。苛められること間違いなしの名前です。
 「トロピカルKISS」もようやく終了。長かったです。ゲーム感想は近日中に。

 2009年10月7日(水)    恋文ロマンチカ開始
 昨日というか本日深夜にどうにか「トロピカルKISS」のゲーム感想をアップしました。やっぱり、良くも悪くもハーレムルートがないというのがこのゲームらしさなんでしょうね。個人的にはなくても構わないんですけど、それくらいの馬鹿は見せて欲しかったように思います。この設定で徐々にそうした成分が減少していって最後は基本シリアスというのは、スタート地点とゴール地点で種目が違っていた、くらいの違和感があります。硬軟両面に対してもったいない気がしました。
 
 君に届け1話。原作は単行本単位でチェック。や、クオリティの高さにたまげました。最近は深夜イコール完成度低い、なんてのは全く当てはまりませんけど、それにしても。実際、どうして深夜なんでしょうね。むしろ、早い時間の方がいいのでは。いたって健全な内容なのだし。
 クオリティ自体もそうですが一番、驚いたのは原作の絵の再現度。ほとんどそのまんまと言っても過言ではないような。これはアニメ化に関して最も嬉しいポイントかも。
 注目の爽子は能登さんが担当。イメージ通りというか、むしろ良すぎるくらいのような気がします。これじゃ普通の美少女に見えてしまうよ、ってなくらい。エロゲーサイト管理人としては爽子の声は九条信乃さんがイメージ。特にこわばった時の声はまさにピッタリ。演技の幅としても申し分ないです。
 
 「恋文ロマンチカ」。まだ1周目途中。閑鳥みつを選択。
 エピソードを選択していくという独特のゲームスタイルは本作でも健在。ただ、足回りがちょっと独特で慣れるまで使いにくいです。甲高い効果音もそれまでは逆効果のような気がします。
 苦労はあるかと思いますが、それでもこのエピソードを好きに選択するシステムはテンポも向上しやすく、プレイヤーの意欲も維持しやすい秀逸さがあるのではないでしょうか。のんびりした掛け合いでもイベントCGが少なくとも感じにくいのは立派な長所です。
 しかし、それだけに重要になってくるのがヒロイン陣の魅力。ルートに入るまでは物語がないため、唯一の牽引力といってもいいほど。その観点からするとヒロインたちは実に個性的でキャラもしっかりと立っていますが、それが逆にやや行き過ぎな気も。なんというか、個性的すぎてターゲットが限られてしまうような。
 作家の姉、大和撫子タイプの妹、外人娘まではいいとして、中途半端なロリタイプの編集者と、いくら主人公が熊本出身だからといって方言全開な幼なじみは一体どこを狙っているのかわかりません。まぁ、個人的には方言キャラというのは好きなんですけど、一般的にはどうかなぁ、と。
 気になるのはやはりシステム関連。今回は執筆活動というのが加わったため、わかりにくさが増している印象あります。季節ごとに時間がすぎますが、同じ季節の中でもどれくらい時間がかかったのかわかりにくい時があります。どうもシナリオと有機的に結びついていない感じですね。大雑把にしか気を配っていないのかも。
 告白システムは今回、手紙を書くように。これは最初こそドキドキしますが二度三度と振られていくととても面倒になってきます(いやぁ、みつに振られるとダメージ大きいです)。まぁ、あくまで雰囲気重視の演出ですからあまり気にしてもしょうがないのでしょうけど。

 2009年10月9日(金)    恋文ロマンチカ1回目終了
 魔法少女リリカルなのはA’s1話。とらハシリーズのファンでありながらアニメを見るのは初めてであるという自分の大胆不敵さにあきれていたりします。映画化ということで再放送してくれるのはありがたい限りです。面白ければ前と後ろも見ようかな。
 無印さえ未見の人間としては原作のクレジットが都築真紀/ivoryというだけで嬉しくなってしまいました。当然、わからないことが多いのですが、高町家のメンバーを見るだけで満足度はほぼマックスに。やっぱりフィアッセはいないのかなーとか思ったくらい。つーか、両親とも若すぎるよ。お父さん生きてるし。あとはなのはの友達もすげぇ聞いたことある名字だし、髪の毛の色もおんなじ。ここまで設定を引っ張ってこれるものなのだなぁ。地名も同じだし。
 声についてはさすがになのはが北都南さんではなく、わかっていても残念に思ってしまう。でも、美由希は声優が違うのに見事に脳内イメージの声そのままだったのに驚きました。ああ、この声に不器用さが滲み出る感じがそっくりデスヨ。
 今後も色々と調べたりせず、それでもどれだけついていけるか楽しみにしたいと思います。ちなみに原作のリリカルなのはも未プレイだったり。
 
 「恋文ロマンチカ」。1人目は閑鳥みつ。
 んー。やっぱりというか予想通りというか。物語が弱いというか薄いですなー。2年目の夏まであるというのは良い改良点ですが(最初は同じだと思っていたからこんなに遅く告白が成功して意味あるのか、とか思ってました)、そこから始まるラストエピソードは尺が短くなんとも言い難い。まぁ、そもそも個別ルートに入ったら、もうそれが最終章という時点でどうかと思ってしまいます。どんなエピソードを持ってきても唐突な感は否めないでしょうし。
 恋仲になって以降の各エピソードのフォローもほとんどなかったように思います。実際の確認はこれからになるでしょうが、恐らくはほぼ変わらないのではないかと。
 ラストに自分で描いた手紙が表示されるのはなんだか羞恥プレイのようですなー。いい加減に書くととっても恥ずかしくなります。
 前回までシステムに苦言を呈したので良いところも紹介。自動読込の機能をオンにしておくと起動後、即座に最新のセーブデータをロードしてくれるのでたいへん便利です。他の作品でもぜひ実装して欲しい機能ですな。もちろん、嫌ならば解除も可能ですし。
 
 PCエンジェルの劣化が止まりません。9月号からサイズが変更になり、ある種の目玉であった編集者GUN斉藤氏が転職。エロゲー雑誌でありながら和むアニメページという貴重なスペースを提供してくれていました。
 記事内容もページもどんどん薄くなり、購入者は危機感しか覚えません。実際、この3冊で購入を止めてしまった人も多いのではないでしょうか。今月号も編集後記を書いた人間が全員離脱するという異常事態。ネットで攻略してくれないような(主にデータ系)作品も攻略してくれるんで気に入っていたんだけどなぁ。取りあえず記念の次号がひとつの試金石になりそうです。
 
 SQUEEZから新作「炎の孕ませおっぱい身体測定」が発表に。ひとつ置いての炎の孕ませシリーズ第4弾。このシリーズ名って統一しませんねぇ。「同級生」の時は「炎の孕ませ○○生」シリーズとか言っていたんですが(よく考えると「人生」も文字数が違うだけでこれに入る、のか?)。結局はこちらで統一するのでしょうか。
 今回はクラス征服ではなく幼なじみ征服。同級生だけではなく、後輩、先輩といるようです。人数も14名とSQUEEZにしては少なめです。しかし、今回は14名全員に別々の声優を用意というSQUEEZらしからぬ(失礼)豪華さ。ただ、SQUEEZのネタ自体はそれほど面白くはないので、あまりきわものの属性ネタに走らないで欲しいところ。幼なじみの意味がない、なんてコメントしたくないですよ。
 まぁ、間違いなく「炎の孕ませ同級生」でスタッフ(ライターは除くかもですが)の予想外に幼なじみキャラ遠山明日香に人気が集まったことが原因でしょうね。企画とシナリオライターが別々であることを本シリーズは実感させてくれます。別にライターが変更されている訳ではないのですけどね。
 原画は前作「もしもこんなショッピングモールがあったら!いきます☆」からゆいび氏が続投。個人的な希望であった空色月色氏ではなく残念ですが、ゆいび氏でも期待するところは変わりません。もちろん、馬鹿ゲーとしてです。

 2009年10月11日(日)    恋文ロマンチカ2回目終了
 DARKER THAN BLACK−流星の双子−1話。始まるまでは、んー? もしかして、くらいでした。これは前作のようなものがあるのですね。当然、よくわからなかったのですが、にも係わらずこの1話だけですっかり釘付けにさせられてしまいました。予期していなかっただけにクオリティの高さにひたすら驚くばかり。AパートとBパートの落差も同様。
 今のところはひたすら翻弄される双子の片割れという感じですが、この先どう転がっていくのか楽しみ。前シリーズのBlu−rayBOXはいつ届くかしら。あれ?
 
 仮面ライダーW6話。もはや安定感が頼もしすぎます。未だ6話。この段階でここまで安心して視聴できた平成シリーズは「カブト」くらいしか思い浮かびません。前後編のエピソードをきっちりこなす一方で、しっかりと伏線を張り世界観を固めていく構成はさすがです。地味になってきたかな、と思えばCGでの大怪獣バトルとメリハリもきちんとつけられています。後は変身したWそのものにもっと魅力を感じられれば言うことなし。変身の時は魅力十分なんだけどねぇ。そこから繋がる燃え要素不足かな。
 
 「恋文ロマンチカ」。2人目はヴァージニア・オーウェン・パルトロー。
 うん、やっぱりですね。本作のエピソードを自由に選ぶというシステムはお気に入りのヒロインがいてこそ意義がありますね。熊本の幼なじみ閑鳥みつも悪くはなかったですが、好みかと聞かれるとやはりそこからは離れているとしか言えませんでした。そこへ来てヴァージニアことジニーは会話自体がすでに楽しい。必然的に差別化されたイベントも十二分に楽しめることに。
 愛人扱いというのも実に新鮮でありました。まぁ、それしか付き合う手段がないからなんですけどね。しかし、Hシーンの数が限られているせいか寸止めが多かったのはちと頂けませんでした。シャボンの誘惑とかそのまま終わって唖然としましたよ。システム上、初体験とかが季節に応じたバージョンが用意されているというのがなんか悔しく感じたり。実際はこれがあろうとなかろうと実数は変わらないんでしょうけどね。ヒロインによって枚数も違うし。
 個別ルートというか最終イベントはやっぱり何とも言えないものでした。限られた尺で着地することだけ考えて作ったシナリオという感じなのでどうにも。ただ一点、ほとんどの人がすっかり忘れていたであろう一冊の本のことを伏線として引っ張ってきたのは良かったと思います。
 エンディングを迎えた後のエピソードの穴埋めはやっぱり面倒くさいです。繰り返し繰り返し色々と試す。あるいはわかっていて条件を整える。正直、告白のパターン違いとかは改造でもいいのではと思います。埋めても全然、喜びが湧きませんよ。
 
 「スーパーロボット対戦NEO」に悩む。参戦作品がかなり偏っているというか地味寄りということもありますが、何と言ってもWii持っとらんのですよ。本体を購入してまで、と今のところ思わせてくれないのが痛い。
 「Z」に続いてどうも参戦作品がマイナーよりのような気がします。「ラムネ&40」ってなんか違うよなぁ。いや、作品自体は好きだけどロボットアニメとは言い難いものがありますよ。スパロボのシステム上での活躍が似合わないというか。全体的に重量が軽そうに見えるのも個人的には気になります。
 それでも「ラムネ&40」は知っているし、嫌いどころかむしろ好きなんでましです。問題はエルドランシリーズ。困ったことに全く知りません。中にはタイトルさえ知らないものも。以前、タカラが出していた勇者シリーズで実証済みなんですけど、知らないと見事なまでに区別つかないのですよ。特に主役ロボ以外は。
 レギュラーのガンダムが「Gガンダム」だけというのもすごい思い切りですね。これだと客を安心させる要素って感じからは離れているよなぁ。あくまで好きな人は好きな作品のひとつという感じ。
 「リューナイト」は「ラムネ&40」よりはリアル系統かとは思いますが、エントリーはテレビ版なんですよねぇ。テレビ版も嫌いではないですけど、OVA版の方がデザインはもっと好きなだけに残念。しかも、その関係性から両方出るのは無理ですからねぇ。こういう時にはもったいないですね。
 あとは3Dなのがネックかなぁ。それなりにエロゲーも出るし、お金もないしたぶん買わないかな。

 2009年10月13日(火)    恋文ロマンチカ3〜4回目終了
 3人目は仁見来香。
 …………。やはり、ですね。先日も書いたようにこのシステムはヒロインの好感度がとても重要です。ま、どんなゲームでもそれはおんなじよ? という面はありますが、エピソード選択をするシステムは特に好感度がプレイヤーのモチベーションやテンションを左右しやすいように思います。
 で、誠に残念ながら来香に対しては体型同様フラットというか、さざ波ほどの揺らぎも感じませんでした。そうなるともー、途端にプレイが雑になります。ちょうど既読文が急上昇してくる頃とあって作業感がもう素晴らしいことに。全然、攻略していた気がしません。
 キャラとしても苦しく、中途半端なロリで編集者。属性としては珍しいんですけど、その珍しさはそのまま敬遠されてしまいやすいという結果に。しかも、最も女性らしいスタイルをしていない人間が恋に疎いという無情さ。編集者らしさも薄く、中でも作家と編集者の恋になんら切り込むところがなかったのも素材を無駄にしている感が強かったように思います。
 個別シナリオはもうどれも同じと言っていいですが、来香シナリオは特に盛り上がらなかったような。
 4人目は秋月桔梗。
 購入前の注目株は彼女でした。オーソドックスな、大正の王道設定だと思ったんですよねぇ。実際、それは間違いではないんです、間違いないんですけどねぇ。個別シナリオで色々と台無しです。
 主人公の泰然自若とは正反対の生態にもうんざり。どこまで余裕を失って、どこまで迷走すれば気が済むのか。作家という以前にセルフコントロールがまるでできていません。そも居候のクセに2ヶ月先の締め切りのために家事免除ってどんだけ甘えてるのよ、と。これが基本姿勢のあたり、どうしようもありません。
 勝手に壁をうずたかく積み上げて、勝手に体当たりして、勝手に大ダメージを受ける。挙げ句に手当てや心配の声を黙殺する。悪い意味で主人公の独壇場です。しかも、ヒロインまでそれに歩調を合わせてきますからもう手に負えません。途中からはなぜ、このシナリオに付き合っているのか、という疑問が頭の中でぐるぐると回ってました。幸い短かったのですぐ終わってくれましたが。
 こういう微妙なすれ違いで大きな過ちを犯してしまう、とかそんなシナリオが書きたいならもっと少女漫画などを読んで勉強するべき。正直、この出来はあまりに酷すぎます。これまでの3シナリオも個別シナリオはお世辞にも良いとは言えませんでしたが、それらと比べてもこれは駄目すぎます。チュアブルソフト過去最低クラスやもしれません。
 あー、なんだかやる気ゲージがゼロに近くなってしまいました。残り1人ですが継続するかはとても微妙です。

 2009年10月16日(金)    機動戦士ガンダム戦記開始
 君に届け2話。改めて見るとやはり、1話は読み切りだったんだなー、というのが窺えます。色々と再スタートを切っている感をそこかしこに感じます。龍の説明が一切ないところとか原作も同じとは言え、すごい割り切りだなぁ、と。それともそう感じるのはこっちが龍のキャラをすでに把握しているからでしょうか。
 相変わらず良い出来ではありますが、それを踏まえた上でも1話は特別だったのかな、というように見えます。もう何と言うか伝わってくる気合が違う感じ。
 
 魔法少女リリカルなのはA’s2話。日常色が失われてしまうと一気に異なる作品になったようです。「嵐」と表現するのも伊達ではない連戦に次ぐ連戦。や、なんというか知らない身としては味方陣営の弱さに驚いてしまう。良いタイミングで助けに入ったと思えば後はひたすらやられるのみ。なのはも魔法の回復を受けた割には重症のままなのね、と。
 丁寧な描写で車椅子少女が料理する様子はまさに別世界の出来事のようでした。また関西弁がこの場合は異質感を生んでいます。都築さんは相変わらず方言キャラが好きだなー、と安心もしたり。
 
 「機動戦士ガンダム戦記」。積んであったものを「恋文ロマンチカ」に呆れ返ったことを受けてスタート。もともと終わったらやるつもりでした。
 まだまだ始めたばかり。ライバルらしき人が出てきたところ。初めから難易度はイージーで進めるつもりでしたが、チュートリアルをプレイしてよりその思いを強くしました。や、もうホントなぜここまで下手かね、と悲しさを通り越して達観してしまいましたよ。自分のへぼさに。ぜーんぜん指示通りにできないのですよ。中には途方に暮れたメニューもあるくらいで。
 不安いっぱいのままスタートしたシナリオモード。もしかしなくとも連邦側からしかプレイできないのでしょうか。ま、もともと私は「きっと連邦側の方が難易度的に楽だろうから連邦で」とこすい考えで決めていたので問題はないのですけど。
 チュートリアルで苦しんだせいか、最初の3ミッションくらいまでは一度でクリアー。けれど、まるで冷静でないのは明らかで、終わってから気付けば指令パレットで僚機に指示を出すのを忘れるわ、防御など一度もしないわ、専用武装も一度も使わないわ、スナイプモードも未使用と惨憺たるありさま。ま、少しずつ上達していきたいと思います。
 プレイ内容は酷いですが、ゲームそのものは実に楽しいです。ちょっと武器などを変えただけで色々と実感できるほど変わるのが嬉しいです。たいへん今さらではありますが、子供の頃のことを考えるとこんなことができるようになったんだなぁ、と感慨込みでしみじみとしつつ、わくわくしています。
 今はまだできることは少ないですがカスタマイズがとても楽しそう。ただ、武器の両手持ちってもしかして同じ武装でないとあんまり意味ないのかしら。まだ部下にやらせてみただけですが、デモで見る限り片方しか装備していませんし。

 2009年10月18日(日)    機動戦士ガンダム戦記継続中
 DARKER THAN BLACK−流星の双子−2話。想像以上に展開の早い作品のようです。この2話だけでかなりイベントが盛り込まれていて、息つく暇もないと表現して過言ではないくらい。相変わらずのレベルの高さに惚れ惚れします。
 もしかしなくてもスオウはシオンのための囮だよねぇ。おかげで酷い目に遭いまくりです。友達に知らないと言われるところが、オープニング映像もオーバーラップしてとても悲しい。しかも、この関連は来週にも続きそうだし。
 予断を許さないアニメ。そんなフレーズが似合いそう。あのマジシャンもまさかもう死ぬとはねぇ。
 Blu−rayボックスはまだ届いていないのでわからないところが多いです。わかることなのか、それともわかるはずのないことなのか。色々と。
 
 仮面ライダーW7話。画面端に猫が出てきて、もしやと思えば早速ミック大変身。って当たり前かもしれませんが可愛くねぇ、と小さく悲鳴。当面は婿殿にとってのライバルになるのでしょうか。ああ見えて幹部ですから。
 ゴキスターの気持ち悪さに泣きそうに。わざわざあの羽の感じを表現するなよぉ、と。しかも、それで強いというのがまた恐ろしい。婿殿よりよっぽど強いよ?
 
 「機動戦士ガンダム戦記」。あんまり進んでいなくてニューヤーク戦まで。
 わずか3機のファントムスイープ隊活躍しすぎ。増員もされるとはいえ、1戦場に投入されるのは3機限定。これで西へ東へ転戦しまくり。方面軍が困っている時もこの3機だけで状況を覆す。ホワイトベース以上にこき使われて結果を出し続ける。純粋にシナリオを進めるミッションしかプレイしなくても1ヶ月、主人公機のみで50機以上は撃墜しているのではないでしょうか。しかも、それがまだまだ序盤であろうという。もちろん、すごいのは主人公機であってプレイヤーではありません。
 私が下手くそという事情もありますが、本作においては補給がいかに重要かということを実感させられます。従来作などに比べて補給に時間がかかるということもありますが、それ以上に弾切れ。補給ポイントは敵によって破壊が可能であるため、油断すれば景気よく弾を使ってしまった後で破壊され窮地に陥る、なんてことも。実際、渓谷のミッションでは弾切れになり、相手が高所から降りて来ないのでリタイアしました。
 海のミッションでは誰でも予想するようにグラブロ登場。そして、自分の予想通りミッション失敗。今のところこれだけ。しかし、おかげでチャージショットの重要性に気づきました。2戦目も敗色濃厚かな、と思っていたのですが数少ない命中が全てチャージショットであったためにどうにか撃墜。
 先日、書いた二刀流の答えはできるけどできないという一見するとまるで禅問答のような答えでした。同じ武器ならば同時攻撃が可能ですが、別々の武器は装備こそできるものの持ち替えるという扱いなので同時攻撃は不可であると。まぁ、どちらにも長所短所があるのでプレイスタイルやミッションによって使い分けるのが良さそう。
 指令パレットは頑張って使っていますが、有効活用とはほど遠い感じです。そもそも私は単独で先行しやすいため、「よし、ここはこれで」という場面があっても回りに僚機がいないというケースが多いです。駄目な指揮官だなぁ。

 2009年10月20日(火)    機動戦士ガンダム戦記継続中2
 ラストミッションまで。
 先日の日記でニューヤーク戦までをまだまだ序盤とか書いたら大間違いでした。正しくは中盤の終わりってとこですか。よって、ちょっと進んだらいきなり宇宙へ上がってすぐに最終戦です。
 ここまで最も苦労したのはレーダー基地防衛ミッション。4回もやり直してどうにかクリア。ドップやドダイへの配慮をすぐに忘れてしまうのが我ながら困りもの。強制ゲームオーバーなんで気付いた時には手遅れですしね。ああん、もう。ってな感じでありましたよ。
 空間戦闘はマニュアルにも操作方法が載っていないので困惑しましたが(なにせ搭乗するまでパイロットに機体の説明さえしてくれないクルーたち。いや、武装とかどうなってんのよ?)、思ったほどは難しくなく、適当にバカスカやっていたらクリアできました。ノーマル以降ではこうはいかないんでしょうけどね〜。それにしてもビグロまで持っているってちょっと戦力を保持しすぎだよね、ジオンの残党は。ゲルググも遠慮なしに何機も出てくるし。モノローグでも説明がありましたけど、ホント戦争状態。「0083」の方がよほど残党の事情ってやつが感じられましたよ。
 実のところ、終盤に向かうに連れてテンションは下降を続けていました。まさにニューヤーク戦がその始まりで、地上戦の終わりと同時に緊張の糸が切れてしまいました。あらかじめ布石があったとはいえ、なぜにシェリー・アリスンを殺すかなぁ。ただでさえ少ない潤いがなくなってモチベーションは下がりまくりです。ヒュー・カーターに続いて2人目。彼らの死の何が大きいかって理由は2つあります。
 1つ目はキャラが立っているパイロットがいなくなってしまったこと。補充要員たちはいっそ見事なほどにキャラが立っておらず、そもそもまともなイベントのひとつさえありません。固定で3人しかいないのにですよ? 実際、最終決戦前のアニメーションにおいては顔はどうでもいいような、そんな演出でした。これでは盛り上がるものも盛り上がらない。「戦場のヴァルキュリア」と同じミスを犯しています。
 2つ目は主人公の過去。部隊ただ一人の生き残りで死神と呼ばれる設定。これに対するフォローがなんにもない。結局、シェリーもヒューも死んでしまったのでは同じことの繰り返し。MSの操縦に卓越しているだけで何も変わっていないことになってしまう。シェリーは敵だったからこそ余計に救わなくてはならなかった。過去を乗り越えるためにも。それなのに全滅しないだけまし、ってオチではねぇ。しかも、最終決戦はただ一人で向かう訳だから部下殺しもへったくれもない。まぁ、これに関してはそもそも軽くしか触れられていないので、主人公の何が未熟でそうなったのかよくわからないんですけどね。
 ジオン軍視点でわかるのかもしれませんが、シェリーが何を考えていたのかイマイチわからないところも頂けません。おかげで説得力のある、なしもよくわからないんですよ。正直、断片的な描写からはシェリーも迷っていたように見えるので、いっそ主人公と恋仲になるくらいの思い切りがあった方が良い意味で人間関係のややこしさが生まれてプラスになったのではないでしょうか。
 「0083」とか「08小隊」って欠点もたくさんあるんですけど、メイン級の動機づけは王道でしっかりしていると思うんですよね。特に「08小隊」はそれが核になっていたからオムニバス的なストーリーを続けても軸がブレることはなかった。けれど困ったことに本作にはその核がない。まぁ、OVAとゲームを比べてはいけないかもしれませんが、少なくとも不可能ってことはない筈ですし。
 モチベーションが予想外に下がったのでジオン側はどれくらいプレイするかは不透明ですな。

 2009年10月22日(木)    機動戦士ガンダム戦記継続中3
 君に届け3話。怖いほど安定していておよそ非の打ち所がありません。今回、初めてといっていいアニメオリジナルの描写が少しありましたが全く問題ない感じ。唯一、気になっていた、くるみがあまり可愛く描けていなかった点もきっちりと修正されていました。
 無理矢理、重箱の隅をつつけばマルちゃんが喋らないところが少し残念かな。
 
 「機動戦士ガンダム戦記」。連邦サイドのシナリオ終了。
 予想通りとてもあっさりしたラストでした。そりゃ、主人公以外にキャラが立っているメンツがいないのだから効果的なエピローグなど望むべくもありません。エンディング以前に問題があるとはいえ残念は残念。
 残念といえばクリア後にそのデータを使ってシナリオモードを最初からプレイ可能、ってのがなくてとても残念に思いました。レベル上げすることなく遊べたらなー、と。下手だからこそ余計にそう思うのかもしれませんが。
 続いてジオンサイドのシナリオへ。
 うーん。作品を見る時なんかは連邦側の方が好きなんですが、こうしたゲームをプレイする時はジオン側の方が好きですねー。へっぽこなのにおこがましいですけど、弱い機体で強い相手を倒すのが浸ることができていい感じです。今回は最初の機体が旧ザクであるところが琴線に触れまくり。まぁ、チューンナップされた旧ザクですけど、そこは気にしない方向で。どうせイフリートにだって乗らなくてはならないし、乗りたくなるんですから。
 やっぱりというかなんというか連邦側よりも少し難しいような気がします。渓谷の挟み打ちミッションなんて2回連続で失敗してビックリ。まぁ、わかってみれば簡単なことで、敵は後回しでもいいから制限時間内に特定のポイントまでいかなければ強制終了というからくりだったんですけど。最初はどうやって条件を満たすのか、とさえ思いましたよ。なにせ、2〜3機を倒している間にゲームオーバーなんですから。
 
 テックジャイアン12月号。
 「太陽の子」?:広告のみ。情報は2月号で解禁となっていますが丸戸史明氏、タカヒロ氏、ねこにゃん氏、白猫参謀氏、有葉氏が参加する企画の模様。ホントはもう一人いるんですけど、誰のサインなのかわからないので……。まぁ、まるでわからないのでほどほどに期待しておくのがいいかと。
 
 「輝光翼戦記 天空のユミナFD」ETERNAL:やっぱり出ちゃいますか、このタイトル。メインは神楽那由他ということで買わざるを得ないかなぁ。パーティーも自由に組めるようだし。ただ、どれくらい時間がかかるのか、それだけが心配。って今年発売なんですか!? 12月下旬ってなぁ。延期組もあるし辛そう。
 
 「WHITE ALBUM2〜introductory chapter〜」リーフ:やはり分割でありました。そして、プラットホームを明かさなかったのはお遊びでした。そういうのがあった方が作り手も楽しいそうですが、個人的にはよくわかりません。まぁ、雑誌サイドとかが迷惑に感じなければいいんじゃないですか。
 それより、気になるのは本作には多くの騙しが用意されているというコメント。そのひとつが「WHITE ALBUM2」はアイドルものではないという(公表されている衣装は学園祭のものだとか)。しかし、第2部は第1部から数年の月日が経つというから鵜呑みにするのも危険な気がします。第1部では確かにアイドルではないけど第2部ではアイドルという線も十分にありえるでしょうし。
 そんでシナリオが丸戸史明氏ですからねぇ。数年が経過するということは氏お得意の過去に因縁のあるヒロインという構図が見事にできあがる訳で。しかも、第2部登場の雑誌編集者なヒロインはどこからどう見ても丸戸史明氏の好みにしか見えません。これは期待したくなるなぁ〜。
 ちなみに第2部の発売時期は来年の冬に出したい、ですからねぇ。これをエロゲ的な常識で考えると2011年3月までが希望ということになりますから実際に出るのは果たしていつになることやら。鬼が笑うどころの話ではありません。アナログ放送が終わるまでに発売されるのかしら。シナリオはもうほぼ完成しているってのにねぇ。シナリオに1年以上も遅れて原画とCGが完成ってスケジュールミスなんでないの?

 2009年10月24日(土)    ハチミツ乙女blossomdays開始
 魔法少女リリカルなのはA’s3話。わかることなのか、それともわからなくていいことなのか。作中の専門用語はさっぱりわかりません。ま、セリフ回しを聞く限り、本来は理解できるだろうことが多そうです。敵側の魔術の説明はきっちりとありましたからね。
 第1期を知らないからでしょうが、なのはが学院の友達とあんまり絡まなくて残念。
 
 「ハチミツ乙女BlossomDays」。どうにか個別ルートに入ったくらい。
 んー。なんというか困りますね。あまりにもベタ過ぎて。今さらここまでツンデレネタをやるかねぇ、とか思わず辟易してしまうほどベタベタです。もうホント、冗談でなしに朝から晩までツンデレ的コミュニケーションを強要されます。その徹底ぶりは芸人のネタかと思うほどの域に達しております。マニュアルのヒロイン紹介の最初が
 >特徴:ツン&テレ&デレ
 とか書いてあるんですよ? 何よりも優先して最初に書くことがそれかよ、っていう。
 しかも、それだけならまだしも主人公が何もせずとも相手が勝手に好きになってくるという構図。いや、もう本当に身に覚えがないんですけど? とか言いたくなるほどの好かれっぷりです。ゲーム開始時ですでにどこにも逃げ場はありません、という様相を呈しています。
 ただでさえ、昔なじみのヒロイン姉妹には昔から現在進行形で好かれているというのに、10年ぶりに再会してからすでに半年が過ぎているんですよ。持て余すほどに好かれているのだから、せめて再会したところから書かないと駄目でしょうに。半年前に出会ったであろうヒロインたちにも、もれなく好かれてしまっているんですから。主人公とプレイヤーの間にはけして渡れぬ深い谷が存在している感じデスヨ。
 今のところは非攻略対象の郷土史研究会の会長、加治屋玲子が心のオアシスです。メガネですけど、主人公のことを狙ってツンデレ時空を引き起こさないし、変人の醸しだす空気が少し笑えるので。
 3時間ほど頑張ってプレイしたところで限界に到達。「機動戦士ガンダム戦記」に逃避しました。1日に限られた時間以上、プレイするのは難しそうです。まぁ、三度の飯よりツンデレが好きな方とか、エロ(ギャル)ゲーの経験が少ない方ならばそれほど問題はないと思います。

 2009年10月25日(日)    ハチミツ乙女blossomdays1〜2周目終了
 DARKER THAN BLACK−流星の双子−3話。あああ、どこまでも容赦ない。前回の予告で半ばわかっていたとはいえ、ニカの死はあまりにこたえました。オープニングの映像と歌詞が痛い。
 そして、大嫌いな契約者に自らがなってしまうスオウ。あの能力は「鋼の錬金術師」の錬成みたいな感じなのでしょうか。対戦車ライフルらしきものはニカが部室(?)に所持していたものと同じモデルでしょうが、色々な意味で全く同じ筈もないでしょうし。ジュライのサポートだとかスオウの人格が入れ替わっているように見えるあたりなど謎が多いです。
 契約者に関しても3人組のように感情豊かなものたちもいればそうでないものたちもいる。その差がどこから出てくるのか、その差に意味があるのか。気になるところです。
 ペーチャに乗り移った(?)存在はどうやら前作に出てきたようで、未だに届かぬBlu−rayボックスが恨めしいです。ホントにいつ来るのかしら。
 
 仮面ライダーW8話。えーと、基本的な疑問が拭えないのですが、もしやガイアメモリーがなくても問題ないのでしょうか。変身が解けるかと思いきやそんなこともなかったですし。確かに必殺技は使えないでしょうが、それ以外は特に困らないというんじゃなぁ。
 相変わらず、この作品には無駄がありません。フィリップが興味を持ったヘヴンズトルネードが難敵ゴキスターを攻略する役に立つというのだから恐れ入ります。また、Wは2人で戦っているということを戦闘で初めて有効に示してくれたように思います。助言とかはいくらでもありましたけどね。
 婿殿は園咲家で立場がなくなりそうで心配です。現状でもミックに劣る感じなのにさらに落ちてしまったらねぇ。
 ところで気になる発言があったのですが、なにわ美人と書かれたスリッパの使い手こと所長は中学生なのですか? いや、まさか、ねぇ。
 
 「ハチミツ乙女blossomdays」。1人目は七瀬有希。
 さくっと終わりました。未読文オンリーの1周目なのに5時間くらいしか要していません。正確な時間はカウントしていなかったのでわかりませんけど、集中してプレイすればもっと短いかもしれません。
 シナリオはとっても薄い上にグダグダな内容で、デビューしたばかりのあまり期待されていない少女漫画家でももっと気のきいたストーリーを披露してくれそうです。もはや、まともに突っ込みをしようなんて気も起きません。そんなレベルです。
 日々のツンデレコミュニケーションがくどい。メディアミックス展開され過ぎてもはやネタとしか言いようがないツンデレキャラとのやりとりに始終つき合わされます。加えて告白チャレンジ→失敗のコンボを発生させ過ぎ。よくもまぁ、と逆の意味で感心するほどこれを繰り返す。しかも、これらの攻撃に連日、晒されても主人公はもしやとすら思わない。いかにエロゲーの主人公は鈍感がデフォルトとはいえ、これは組み合わせとして酷すぎます。主人公はヒロインに興味がないのではないか、だから気付かないのではないかと傍観者であるプレイヤーは考えたくなります。
 2人目は伊賀野凛。
 なんか耳に残る声でした。これが一番、印象的かも。
 有希シナリオよりはましでしたが、所詮は五十歩百歩の差でしかありません。付き合いが始まったと思ったら、もうエンディングに向かって進み始めるという脅威のスピード進行。思い入れを持つ暇もありゃしません。もちろん、付き合い始めるまでも短いです。
 ここまでの共通点として、上述したツンデレポイントの他に日常描写の希薄さが挙げられます。田舎が舞台だから日々なにも書くことがない、とか言わんばかりです。例えばヒロイン姉妹と同居しているというのに、それを実感させてくれるシーンがほとんどありません。いや、実際にはあるんですけど、その内容があまりにも事務的で喜びに繋がるようなものは何もないんですよ。ホント、困るくらいに。
 これが効いてくるのが凛シナリオ終盤で、思い出作りの日々というのがあるのですが、なんとこれが驚きのダイジェスト。しかも、中身は極薄。まぁ、ある意味では当然かもしれません。日常もないから思い出作りの日々だって語るほどのことはないという。そういや、このカップルは付き合い始めて1週間で特筆するようなこと(つまりイベント)が何もないカップルですからね。さもありなん、という感じですか。
 Hシーンは切なくなるほどエロくありません。せっかくミヤスリサ氏を起用しているのになぁ。宝の持ち腐れとしか言いようがありませんよ。テキストもそうですが、配慮しているのか氏の原画は作品の方向性によってエロさが様変わりする感じ。枚数は置いておくとしても1枚を比べた場合も明らかな差があるように思います。「炎の孕ませ転校生」とかいま見ても比較にならんほどエロいですよ。

 2009年10月26日(月)    ハチミツ乙女blossomdays3回目終了
 3人目は桜葉小波。
 いやー、すっかり忘れてましたよ。本作ってJ・さいろー氏が参加していたんですよね。1、2本目のシナリオがかなりアレな出来だったのですっかり忘れていました。
 存在が明らかに異彩を放っているデスヨ。ま、確証はないんですけど、まず間違いないでしょう。すごくすごく見たことのあるヒロインの売り込み方をしているので。
 これまでの反動というものも作用しているかとは思いますが、それを差し引いても普通に良くできています。中編シナリオのお手本といってもいいでしょう。それなりに興味の引ける(かもしれない)ネタを提供した上でオーソドックスなボーイミーツガールを書いています。
 唯一のサブキャラを用いていることがそのまま立場の違いという感じ。付き合う相手が変われば世界が変わる。気がつく(になる)人は「ToHeart」の頃から感じている感覚でしょう(本来はそれを共有できるのが同居とか寮暮らしなんですけど)。まさにそれを体感させてくれます。まぁ、各ヒロインに対してライターの縄張りのようなものがある、というのがこの状況の答えに最も近いのかもしれませんけど。
 主人公がいるところでも、いないところでも掛け合いは面白い上にきっちりとヒロインの個性を見せてくれます。主人公とプレイヤーの同調度が高く、惹かれあう過程も順を追って丁寧に描写があって好感触。事実上、本作で唯一きちんと知り合うところから書いているのもポイント高いです。必然的にヒロインに対して愛着も感じやすくなります。
 そして、重要なエロも忘れてはいません。伊達にほなにー@「ゆのはな」の生みの親ではない、とばかりに一見おとなしい娘さんがエロいことを知ってのめり込んでいく様子がとっくりと書かれています。ここに笑いを絡めることを忘れないのもJ・さいろー氏の持ち味でしょうね。
 惜しむらくは中編ということで起承転結の「転」に高い山を用意できなかったことでしょうか。なんとも平和裡にエンディングを迎えます。個人的にはたまにはこういうのもいいか、と思ってしまったのですが、ちょっと物足りなく感じる人も多そうです。それでも佳作以上と評価するには十分な出来だと思います。全部とは言わないけど半分以上はJ・さいろー氏に担当して欲しかったなぁ。

 2009年10月31日(土)    ましろ色シンフォニー開始
 すでに数日前ですが「ハチミツ乙女blossomdays」のゲーム感想をアップしました。予想を遥かに下回る出来にさすがにぐんにょりでありました。ライターが新人とか聞かされていた方がまだましでしたよ。J・さいろー氏がいなければもっと恐ろしい惨状になっていたんだろうなぁ。はふぅ。
 
 君に届け4話。ああ、わかっていてもツライこの流れ。罠そのものはそれほど練られたものではないのだけれど、わずかな心の隙が疑心暗鬼を生んで安心するはずのキャッチボールが却って傷を広げてしまう。並の人間であってもコミュニケーションは苦労することがある。それまでコミュニケーション不全であった人間ならなおのこと。
 爽子のいじらしさこそが事態を混迷に導いていく。この作品を見ているといつの間にか父親の視点になってしまいますよ。
 
 魔法少女リリカルなのはA’s4話。壊れた杖ももう修復。ひょっとして今の展開って長続きしないのかしら。随分とシナリオの進行速度が早いような気がします。
 
 「ましろ色シンフォニー」。まだ1周目途中。瀬名愛理ルート。
 うーん。今のところ、体験版とあんまり印象は変わりませんね。属性的に合わなければ……、というあたりのライン。
 繰り返しになりますけど、CG関連はさすがぱれっと、って感じで安定しています。特に名物といっていい後ろ姿の使い方は巧の域にあるといっていいと思います。たまーに使うソフトとは雲泥の差があります。違和感を感じるか、感じないかぐらいの開きです。
 で、CGの安定したレベルから考えるとシナリオがどうも弱い感じ。けして悪くはないし、及第点は越えていると思うんですけど、それ以上の加点がほとんどありません。
 以前も書いた箱庭感というのはこういう時マイナス要素になってしまうんですよね。あっちが悪くてもこっちで点を稼ぐということがどうしてもしにくい。掛け合いがマンネリというのは思ってた以上に影を落としています。ここまで数時間かけて一度も笑わせてくれないというのは無視できないウィークポイントです。
 なら物語はどうかというとやはり悪くはない、が精一杯というところ。まだ、途中なんで断言はできませんけど、ライターの過去作「魔法はあめいろ?」より良いものに仕上がっているなら万々歳という雰囲気。ヒロインのことを気に入っているのは大前提といっていいでしょう。
 なにせスタート地点であった愛理の学園統合反対の動機というのが、自分が嫌だから嫌、という小学生なみの身勝手なものでしたからねぇ。主人公にしてもそれをあまり気にしないのは判明した時点でかなり好意を持っているから、ですからねぇ。あー、あと直接描写はないけど主人公はどう見てもMですからね。それも大いに関係していると思います。
 ところで買い物に出かけてどてら2枚目と腹巻が欲しいと告白されるのはどうなんですかねぇ。まだ友達にこんなこと言われてもねぇ。恋仲になってからならいざ知らず。荷物持ちをやっている段階でこの言動。やっぱり最初からプレイヤーが愛理を好きであることを踏まえたテキストですわなぁ。

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