4回目は初芝愛衣世界の友坂つばめ。
芳しくないのは相変わらずです。シナリオそのものが愛衣がいるのになぜだかつばめを選んだ、というノリなのでどうにもモチベーションが上がらず。
個人的な好みに過ぎないのかもしれませんが、一番近い幼なじみがイコール基本的な恋人である、というデフォルトに問題があるような気がします。実質はそうでも実際は恋仲でもなんでもない訳だから感情移入もしにくいのではないでしょうか。しかも、それが定まったのが小学校低学年というのだから納得もしにくいという。
あるいは3人いるというのがそもそもいけないのかもしれません。些細な選択肢によってその相手が変わってしまう、というあたりに約束の大事さみたいなものが感じ取りにくいのかも。1人ならまだしもそうした候補が3人もいるのですから。ま、そもそもそんなご大層な約束はありませんけどね。
つばめシナリオとしては2人のこねる勝手な理屈についていけるかどうか。初Hの時に停電が起こって萎えたらから、やはり恋人になるべきではない、とかそんな言動に素直にうなずけるなら問題ないかもしれません。ちなみにHシーンは寸止めでなし。
5回目は初芝愛衣世界の篠原花子。
幼少時代の主人公の一言によって性格が一変した、という設定。Q&A方式であることが「みずいろ」よりもタチが悪いです。成長した主人公はもちろん、そんなことは忘れ去っています。なんてむごい。
浮気シナリオの雰囲気が薄いのがいいところですが、そのせいで逆に特徴に欠ける切なさ。
6回目は初芝愛衣世界の初芝愛衣。
浮気シナリオではないはずなのにそんな雰囲気を感じさせる謎シナリオ。これも同世界のつばめシナリオ同様に2人の理屈についていけるかどうか。
正直、個人的には辛かったです。中でも古いゲームに関するこだわりというか、決めつけは反駁せずにはいられないものがありました。
幼い頃から稀に遊んでいたものだからそれは特別で、愛衣は別段、好きでもないのに主人公と同時プレイをしていた。で、エンディングを迎えてしまえば全ては終わり。ゲームだけではなく他の何かも終わってしまう。他のゲームでは駄目だし、今のゲームを二度とプレイすることもない。だから、それが嫌でわざとラスボスで死んだりする。でも、いつまでもそうしていられないので覚悟を決めてゲームを終わらせる。
こんな感じの心の持ちようについていけませんでした。そも、終わらせる云々もよく分からないですしね。特に主人公の方は漠然とした何かだし。
ところで、今まで書いていませんでしたが本作は起動ディスクが必須となっております。まさか、ねこねこソフトでそんな日を迎えようとは。なんだか何から何まで劣化しているように見えてきましたよ。おまけもないみたいだし。
テックジャイアン11月号。
「愛佳でいくの!!」Leaf:もうあれから5年も経つんですか。時が過ぎるのは早いものですな。コンテンツは4本。
・「FINAL DRAGON CHRONICLE」は「ToHeart2」キャラによる3DダンジョンRPG。お祭りディスクなのだし、できれば他ゲームのキャラも参戦して欲しかった。
・「まじかるFight」はアクションゲーム。こういうのだけ複数のタイトルが絡んでてもなー。
・「Princess Collection」はカードゲーム。
・「まななつ」は3Dポリゴンで描かれた小牧愛佳とのアフターストーリーADV。タイトルになっているくらいなのでこれが一番、力が入っているのかも。ただし、ボリュームは期待しない方がいいでしょうけど。写真を見る限りは良さそう。11月27日発売予定。
「ゆにばる!PARANOMAL GIRLS STRIKE!!」APRICOT:てゆーか、「MapleClolors2」のファンディスクは作らないんですかね。それと発売ペースが早過ぎるような気がするのが少し心配です。設定はなんだか健速氏の「六畳間の侵略者!?」を想起させます。冬発売予定。
「アリス2010」アリスソフト:20周年記念ソフト。Leafと示し合わせたかのようなこちらもお祭りソフト。20周年と銘打っている割にはタイトルが……とか言っちゃいかんのでしょうね。ゲームコンテンツは6本。
・「ランス02」は「U」のリメイク。個人的には普通に新作を作ってくれよう、と。
・「ハルカVS」は言うまでもなく「超昂閃忍ハルカ」のIFストーリーもの。
・「ばにしゅ!〜この手のひらにおっぱいを〜」はこれも言うまでもなく。
・「はるうられ−校内赤線区域−」はオリジナルの学園ADV。エロそうです。
・「わいどにょ」は「ままにょにょ」のワイド画面サイズバージョン。もちろん、新キャラも追加。謙信とか、謙信とか、謙信とか。
他にもブックレット、カレンダー、音楽CDなど。ところで、「20世紀アリス」すら未だに未開封の私が買ってもいいものでしょうかね。2009年冬発売予定。
「id[イド]−Rebirth Session−」root nuko:同人サークルが昇格したパターンのようです。ミステリーということで期待したい。ただ、無人島ものって割りとありがちなのが気になるところ。原画はアマクラ氏。「とっぱら〜ざしきわらしのはなし〜」以来ですが、彩色のセンスがいいのか、かなり雰囲気出てます。描き下ろしの方はそうでもないんですけどね。冬発売予定。
「花鳥風月」(仮)Silver Bullet:「桜吹雪〜千年の恋をしました〜」のスピンオフ。もし四天王の陣営に入ったなら、というストーリー。立ち位置を変えてしまうというのが個人的には微妙。確かに杏子シナリオがあった方が……、とは考えましたけど。うーん。冬発売予定。
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