リメイク作品ですから当然といえば当然ですが古き良き空想科学小説ならぬ映画といったところ。モノクロを思わせる色調や世界観が全てを語っています。シナリオの流れもレトロヒーローのストレートな活躍といった風情で良くも悪くも安心して見られます。オチの弱さもそれに含まれているのは微妙なところですが。
映像面はこれだけで客が呼べるくらい様々な見所あり。時代設定は第2次世界大戦くらいですが、空想兵器が大量に出てくるので見ているだけで楽しめます。CG群に負けない存在感を放っているのがアンジョリーナ・ジョリーの眼帯軍人姿。これのためだけに本作を見に来る人もいるのではないでしょうか、ってくらいのはまり役です。しかも、それがヒロインのライバルというあたり、なんともわかっています。
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