リローデッドとは違う意味で微妙な出来だなぁ、というのが見終わった直後の感想。なんというか、これは本当にマトリックスなのですか、という疑問があちこちにありました。
ザイオン攻防戦など見所は多いんですけど、それらのほとんどがこれまでのマトリックスらしさの感じられないものばかり。キッドとミフネのエピソードなんてほとんど違う映画のようですよ。あとパワードスーツは装甲薄すぎ。
スミスとの最終戦闘も超人度が上がりすぎてしまってほとんどドラゴンボール状態。かめはめ波はいつ打つんですか? とか思いながら見ていたくらいでしたから。蛇足ですけど、飛び道具のない空中戦というのは見た目に面白くないですな。
個人的にどうもスッキリしなかったのはザイオンという存在。素直に守れて良かったね、と言えるほどの魅力が感じられないのがどうも。なんか宗教か秘密結社でも守っているような陰鬱さだしなぁ。
3部作の完結編だから誰もが納得の大団円を、とか思わなければ楽しめる映画だったと思います。
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