「ルールを破ったらドッカーン」とかいうCMに惹かれて見てきました。その動機はどうなのかとお金を払ってから思ったのは秘密です。
ルールを自らに課し、それを遵守する運び屋という設定はなかなか面白かったです。スタート直後から、それを理解させるために起こる一連の流れはコメディタッチで非常に効果的だったと思います。
しかしながら、感心したはずの設定のおかげで中盤以降は苦しいことに。危険を冒してまで遵守してきたルールを破ることに対する葛藤の描写がまるでないんで、物語全体の流れが苦しいものになってます。実際、ルールを破って以降は運び屋という設定はどうでもよくなって、どこにでもあるアクション映画になってしまっていますしね。
後半にいけばいくほどシナリオ的にも厳しくなっていく。なんとももったいない映画です。
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