最終公開日に滑り込みで見てきました。ああ、スクリーンが小さい。最初から同じ劇場だったかもしれないけど、やはり可能性がある以上は早めに見に行くべきだなぁ。特にマイナーなものは。
なんというかタイトルだけで全ての説明が済んでしまいそうな映画です。これがほめ言葉かそうでないかは微妙なところですが。
フィクションとしての「小説家」というキャラクターに関しては、以前にあった「恋愛小説家」の主人公がすごかったので今回はややおとなしい感じがしました。一応、同じように偏屈なタイプなんですが。
物語的には主人公の少年に挫折らしい挫折がないのが少し気になりました。文武両道で16歳にして小説家の才もあるというのはちょっとスーパーマンすぎるのではないかと。だからヒロインとの関係が曖昧なまま終わったというのは考えすぎでしょうか。
終盤において野球場で話すシーンは斬新でこそありませんが、なかなか効果的でした。エンディングにもうまくつながっていますし。
エピローグだけはどうも蛇足であるように感じました。実話の物語であるのならともかく。
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