劇場予告を見た瞬間に必ず見に来ようと誓っていました。2006年作品で初期作品と繋がっているという設定だけで熱いのですが、その活用の仕方がまた震えるような燃えを生んでいます。
偉大な先輩たちと地球で出会い、教えを受けるメビウス。すでに戦う力のほとんどを失いながら後輩の窮地に禁を破って変身する4兄弟。陰謀を巡らすはその宿敵たる星人たち。ウルトラマンの戦う姿に再び勇気を取り戻す少年。
なんと言ってもウルトラマン、セブン、帰ってきたウルトラマン、エースの4人が人間の姿で出演していて今の姿で変身する、これがかつてのファンにはたまらないです。子供よりもお父さん泣かせの演出があちこちに散りばめられています。残念なのはタロウの人間体が出ないことと、ウルトラ兄弟からレオとアストラが外されてしまっていることでしょうか。まぁ、出しすぎても収拾がつきませんし、アニメ版まで出されても困りますしね。バランスを考えるとちょうどいいところでしょうか。
正直に言えばツッコミどころはあるのですが、気にせず楽しんだもの勝ちでしょう。ただ、GUYSが全く活躍しないのはさすがにどうかと思います。スタート前にわざわざ解説があっただけに余計に。
子供も大人も楽しめる娯楽映画に仕上がってます。エンドロールまで見応え十分です。終わった直後の子供の「もう1回見たい」は実に同感でした。
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