高気圧が争って誕生!
梅雨前線に対して秋雨前線がある。夏の太平洋高気圧が強いほど毎日晴れて暑さが厳しい。
しかし、夏から秋に向かいこの高気圧も力が衰え、北からは涼しい秋の高気圧が日本列島に降りてくる。夏の高気圧は暖かく湿った性質。秋は、北からの高気圧は乾燥した違った性質を持っている。
夏と秋の高気圧は性格が合わず、日本の上空でけんかをする。これが「秋雨前線」9月はこの高気圧の勢力争いの時期で、暑さや涼しさと時折、大雨が降ったりする。
こうして次第に寒さに向かい、本格的な秋となるが南からの台風シーズンともなる。
この時期日本の上空に前線が停滞し、上がったり下がったりしているのがわかる。これが秋雨前線で、世界では珍しく、日本だけしかない特徴である。
=1997/09=