11月22日(火) 鶴峰高校では、毎年市内の市民活動団体を招いて、テーマを決めて、お話をしてもらう、「ボランティア塾」を実施している。昨年のテーマは「自然」。今年のテーマは「人権」ということで、海外でソーラークッキングしたお話と共に、人々の暮らしや女性の置かれた環境についてお話した。
パワーポイントを使って、ネパール・セネガル・タンザニアでの活動を紹介し、小学校の卒業率が70%しかないことや、女性や子どもの仕事が大きな負担になっていることなどを話した。開発途上国では女性を支援する団体が多いのは、まだまだ女性が自立できていない証拠だと思う。
生徒たちは静かに聴いていた。話し終わっても、質問もない。展示したソーラークッカーの説明をして、前日に作ったソーラーラスクを食べてもらったが、このときばかりは大きいのを取った、自分のは小さいだの、賑やかだった。
全部で10団体ほどが、ボランティア塾に申し込んで、どのようなお話をするか提出し、生徒がそれを読んで希望団体を選択する。第2希望までをとって、団体でばらつきが無いように、人数を調整していた。私のところには25名が参加してくれた。
生徒が団体を選択した理由を見せてもらったが、私のところを選択した理由は、殆どが、ソーラークッキングが楽しそうだから・・・と書いてあった。室内のみで行うので実演はできない。せめて試食だけでもしてもらおうとラスクを作ったのだが、「人権」というテーマについては誰も触れていなかった。
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