2007年8月10日(金)福島県・船引町で西川式クッカー工作
6月のある日、エルガの桜井さんから紹介されましたと、福島の船引町で里山喫茶 きらら を経営する武藤さんから電話がありました。アフリカのルアンダを支援する会のエミールイーズさんとルアンダにソーラークッカーで支援したいという思いから、手づくりでソーラークッカーを作ってみたいとのことでした。
8月9日朝8時半に家を出て、首都高の生麦あたりから徐々にノロノロ運転になり、東北道に入るまで、かなり時間がかかりました。里山喫茶に着いたのが、午後4時半頃でした。思ったより遥かに遠いところなんだと思いました。ガソリンメーターを見ると満タンで出てきたのに、もうエンプティに針が届いていました。軽自動車で走る限界のところなんだなと、改めて実感しました。
自然エネルギーを取り入れた、自然にこだわる生活をしていらっしゃる方だなと思いました。
夕食前に近くの滝まで散歩して、自前の畑で採れた野菜のご馳走でおもてなしいただきました。それから、鳥居式クッカーとテルケス型クッカーの工作をしました。色々作って見たいと熱心に取組まれました。 私の寝床は道を隔てたところに小屋が2棟あり、その一つを使わしてもらいました。エアコンや扇風機がなくても快適に眠れました。
翌朝、工作の準備やクッキングの準備をして、皆さんの揃うのを待ちました。三々五々といった感じで集まって10時半頃から工作の開始です。ルイーズさんのご主人は工学部で勉強しているところだそうで、クッカーの工作も工作というより製作していると言った方があう位にきっちりと作っていました。他の皆さんも生活にこだわりを持っている方たちで、太陽の恵みで料理が出来るなんてすばらしい、と喜んで工作に取組んでいました。
ルイーズさんは、ルアンダの悲劇のあとに日本の研修を終えて帰って、自分の国が酷い事になってしまったことを嘆いて、何とかしなくてはと取組んでこられたそうです。難民が移動した後には、草木一本ないはげ山になってしまって木が生えなくなってしまった、ソーラークッカーがあればみんなを助けられると熱心に話してくれました。絶対にルアンダにソーラークッカーを持って行って広めるんだと強く語っていました。頑張ってください。
12時半頃にはみんな完成し、ソーラークッキングの昼食をそろっていただきました。実際に出来たものを食べた事で、ソーラークッキングのすばらしさを改めて実感してもらえました。明日から自分のクッカーで早速作ってみよう、何を作ろうなど、話が弾みながらおいしくいただきました。みんなが作った西川式では、かぼちゃの煮付と鍋ごとプリン。テルケス型では蒸し焼き卵。鳥居式では蒸しじゃが芋。かるぴかでは炊込みご飯。サンオーブンではクッキー。主食からデザートまで出来ました。更にお土産はクッキーです。太陽があるだけでこんなにすばらしいお料理ができるんです。
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