2010年1月24日(日)
埼玉県ふじみ野市の勤労福祉センターで、「あの『奇跡のリンゴ』が教えてくれたこと」〜なぜ今、無肥料自然栽培なのか?〜 と題した木村秋則さんの講演があった。上福岡駅から徒歩10分のところに会場はあった。
若い人たちで会場はいっぱいだった。若くない人も半分ほどいた。
午前は、「いのちの種を未来に」〜F1種(一代交配種)の真実〜と題して、親子3代にわたって日本の自給野菜作りを支えてきた在来種・固定種を扱う種屋を営み、全国各地の伝統野菜の種を守り続けている 野口勲さんのお話を聞いた。
午後からは木村さんのお話。農薬も化学肥料も有機肥料も施さず、永続的に収量を得られる「無肥料自然栽培」のお話。10年近い無収穫期間を経験しながら、想像を絶する苦難の道を歩みながら絶対に不可能と言われていた無農薬・無肥料によるリンゴ栽培に成功し、今では全国各地に講演で飛び回る日々を過ごしているそうだ。
田んぼの話で、一度水を完全に吐き出して土を乾燥させることで、細菌の繁殖を抑え、土が元気になると言う話だ。そして細かく耕すのではなく、大きく耕す事で土が栄養を蓄えるのだそうだ。タンザニアの村人達も鍬でトウモロコシ畑をザクザクと耕していたが、それはそれで良かったのかもしれないと思った。彼らの連綿と続けてきた体で体験した畑仕事だから。木村さんの話を聞いて、村人の知恵を知った感じがした。
昼休みに野口さんの種を買った。カボチャと人参とポップコーン用種。畑の土作りをちゃんとして、4月に種まきができるようにしたい。
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