三浦半島・城ヶ島走行
with 学生最後の長期休暇走行シリーズ
inマウンテンバイクのススメ


2000年2月22日。自転車がメンテから帰ってきてしばらく乗ってなかったんですが、何となく出かける気になり何となく三浦半島の城ヶ島を目指しました。 ボーっと海を眺めて来て、とってもリラックスできた楽しい走行でした。
 時間は全部かなりアバウトです。

走行記

13時10分

 昼飯を外で食べて、そのまま自転車に乗りぶらぶらと走り出した。だって、とってもいい天気だったから.....
 すぐに、このHPの事を思い出してレンズ付きカメラを買った。ということで今回は写真付き

国道16号線の新杉田交差点。今回の出発点だ。

です!! 下は出発してすぐの新杉田の交差点。最近全然行っていなかったので横須賀に行こうと思い、ここから金沢の方へひたすら進む。ずーっと行けば横須賀にでるはずだ。 この辺の16号は国道だけあって広くて走りやすい。 もっとも杉田から金沢まではアップダウンがあるのでちょっと大変なんだけど。



13時30分


 ちょっとこぐとすぐに金沢だ。金沢八景には俺の母校、金沢高校がある。 最近派手に宣伝している八景島シーパラダイスがあるのもここだ。


13時40分


 八景をすぎてさらに進むと、すぐに横須賀市に入る。しばら横浜市のはじっこから見た横須賀市のはじっこ。境界線だ。く横浜市ともおさらばだ。









14時00分


 横須賀にはいるとすぐに追浜駅がある。さらに進むと京急の田浦駅があるのだが、このあたりから短くて狭いトンネルが幾つも続くようになる。このトンネルがホントに狭い。車道には路側帯と呼べるようなスペースなどなく、トラックが轟音をたてて走っているし、歩道もちょうど人が一人通れる位の幅しかない。しかもアップダウンが続くので体力的にもきつい。まさに自転車乗りには地獄のような道なのだ。(ちょっと大げさだね...)
 しかしそれだけに、このトンネルの連続を抜けると?
トンネル群の一つ。ちょっと見にくいね。


14時20分


 そう、このトンネル群を抜けると、そこは横須賀だった... なんてね。 でもホントに最後のトンネルを抜けたとたんすぐに横須賀市街に入ります。横須賀といえば米軍基地。いるいる、外人さんが。30メートルも進めば一人の外人さんに当たるってなぐあいです。マジで。
 で、市街にはいるとすぐに16号は海岸に沿って大きく右折するんですが、そこで直進すると三笠公園があります。日露戦争の時活躍した戦艦・三笠が据え付けられて見学できるようになっています。東郷平八郎の像もあります。ついでなので、ちょっと公園をぶらぶらしました。とてもいい天気で気持ちよかったなぁ。
 三笠公園の入り口 ちょっと16号から外れたところでわかりにくい。  戦艦三笠。案外ちっちゃい。中央に東郷平八郎の像。


14時40分


 三笠公園をでて16号には戻らずそのまま海岸沿いを走ると、よこすか海岸通です。広くてきれいで、海岸沿いで、中央分離帯には椰子の木が植わっていて、なかなか気分のいい道でした。交通量も少ないし、ここは16号なんか通ったらもったいないですな。
 そのまま海岸通を進むと海風公園という公園を発見! もちろん中に入っていきました。ほんとの海岸沿いで海辺に降りられるようにもなっていて、遊泳はできませんが海水で水遊びができます。 目の前には東京湾で唯一の自然島である猿島が見えます。もちろん行き交う船も見えます。 ゆっくりと端から端までこぎました。うららかな昼下がりで、ちょっと眠気を催したりして...
 猿島です。これぞ東京湾でただ一つの「島」!!  公園ではこんな感じで海辺にも下りられます。
 


15時00分


 さて、公園をでると海岸通もすぐに終わり16号に戻ります。しばらく行って左側に電気用品のディスカウントショップがあるT字路で右折。 ここをそのまままっすぐ行けば観音崎。右折すると国道134号で三浦方面です。 時間を確認するとまだ早い感じ。観音崎には数回自転車で行っているので、ここで決意しました。「城ヶ島へ行こう!」
 右折してすぐに京急の本線と久里浜線をくぐり、JR横須賀線と併走するようになります。久里浜駅を過ぎると夫婦橋でここで右折。直進するとフェリー乗り場につきます。今度千葉へ行くときはフェリーを使おうと思っているので、道をチェック。右折後はちょっと坂道で疲れました。特に見所もなにもない平凡な道なので、この辺はがむしゃらに「こぎ」に徹してひたすら進む。横須賀でちょっと観光した分、体力は残っているので無心で驀進しました。


15時20分


 驀進していると、いつの間にか海岸線を走るようになり、左側はすぐ海。広い海。青い海。青い空。何て持ちがよいんだ! 車は多少渋滞気味でこの区間は車とほぼ併走状態。なにも考えず海岸線と前方を眺めながら、ひたすら進む。進む。進む。
 ハイペースでかなり進んだあと、分かれ道の看板があったので立ち止まり、地図を眺めてみた。あっ。ここって三浦海岸だったんだ。 気づかなかった....そういえば子供の頃は夏になるといつも家族で海水浴に来ていたなぁ。と感慨に浸りながら、記念撮影。 しかし海岸線を走るのはやはりいいね。
 三浦海岸。正面の自転車が俺の愛車である。写真はうまく写っていないけど、とてもいい天気なんだよ。


15時40分


 上の写真を撮ったところで道は左に分かれます。134号は左側。看板をよく見ないと間違って直進してしまうので注意しましょう。直進しても城ヶ島には着けるけど、回り道。ここは134号に沿って左側に入っていきます。
 道はすぐに上り坂になり、三浦の丘陵地帯の上にでます。大した登りではなくてホッとしました。三浦の畑もまだ健在。キャベツか大根か?
 そのまま道をまっすぐ進む。分かれ道はほとんどなくみちなり。すると134号は右に急に折れ曲がる交差点に来ます。
 134号とはここでお別れ。直進する。


15時55分


 この交差点を直進する。134号に沿って曲がると葉山・鎌倉方面へ向かいます。俺はもちろん城ヶ島を目指すので直進。
 その先に油壺へ向かう別れ道があったけど、そこも直進。さらに進むと城ヶ島入り口という交差点がある。ここがちょっとわかりづらいので、注意。もちろん左折して城ヶ島へ向かう。そこからもう少しで城ヶ島大橋だ。


16時05分


 城ヶ島大橋を渡る。ああ、ついに来たよ。城ヶ島。ここまで自転車で来るとは数年前の自分には思いもよらなかったなぁ。
 橋を渡りきり、ぐるーっと回って島に降り立つ。もとい、走り立つ。 灯台入り口までのんびり進む。昔は大勢の観光客が来たんだろうけど、ほとんど人がいない。平日って事もあるだろうけど、左右の土産物屋や飲食店も半数以上が閉まっている。さびれた感じ。なんか寂しいね。でも、その分、一人でゆっくりできるのはいい。
 灯台入り口の前にある駐車場の端っこに自転車を止めて、岩場へ向かう。観光客など、片手で数えられるくらいしかいない。静かだ。


16時15分


 岩場到着。一昨年に初日の出を見に来ているのでそれほど久しぶりってわけではないけど、そのときは人でいっぱいだから。誰もいない、時間も気にしない、こういう城ヶ島は初めてだ。疲れを癒すためにジュースを買った。 ちびちび飲みながら、岩場を散策する。
 駐車場から岩場に出たところ。
 左の写真の反対側。遠くに馬の背洞門が見える。


16時20分


 ずっと遠くに3人組観光客、ちょっと先に2人連れの観光客。そして俺。広い岩場に観光客はそれだけ。あとは海の方に釣り人が多少。のどかだ。こうやってぼーっと海や空や、海岸を眺めながらブラブラするのって、すんごい、幸せ。
 ブラブラと歩きながら遠くに見える岩の背の洞門を目指す。何回もここで見ているけど、実際に行ったことはないんだなぁ。これが。
 何時に帰ろうかなぁ、と時間を見ると4時半だ。5時くらいにここを出ればいいか。まだたっぷり時間はある。ゆっくりと歩く。


16時30分


 岩の背の洞門についた。今にも崩れ落ちそうだ。今来た方向を見るとなかなか良い景色だったので写真を撮った。なぜか岩の背の洞門の写真は撮っていない。今考えると何でだろ?
 岩の背の洞門から来た方向を撮影。


16時40分


 洞門の左側から上に上れるようになっている。(洞門の真上ではない)上に上がるとおお!! 富士山が見える。これまた良い景色なので一枚。パシャッ!
 岩の背の洞門の上から撮影。富士山が見えたのだけど...


16時45分


 そこからは道が続いていて、島を回れるようになっているらしい。しばらく進むと右に下りる道がある。何だろう?下りてみる。海岸に出た。こじんまりとして、いい感じだ。どうやらこの海岸にはこの道でくるしかないらしい。いるのは、俺一人だけ。
 砂浜に転がっていた大きな岩によじ登り、遠く、海を眺めて物思いに耽る。
 なにも考えず。いろいろ考え。思いだし、忘れようとし。すべては想い出。過ぎたこと。これからのこと。卒業。社会人。 etc.......


17時10分


 あれれ、気づくともう5時過ぎてんじゃん。やばいやばい。帰らなくちゃ。帰らなくちゃ。
 岩の背の洞門の上に出ると、太陽は雲に隠れていたけど、夕日が、夕日が...
しばし感動。
 城ヶ島で見た、夕日。見事だった。 伊豆半島方面を見ている。


17時30分


 立ち止まることなく、灯台まで戻り、灯台をちょっと見て、駐車場に戻ってきた。さあ、帰りだ。帰り道はもう決めてある。行きに通り過ぎた134号との分岐点で葉山方向に進み、逗子から金沢へ抜けるのだ。我ながらなかなか良いプランだと思う。行き当たりばったりなんだけどね。
 いつものことだけど、帰り道はひたすら進むだけだ。ひたすらこくのだ。こぐのだ!
134号に入る頃にはだいぶ薄暗くなってきた。飛ばせ飛ばせ〜!


18時00分


 134号をひたすら進む。障害はなにもない。体力もまだある。周りはもう真っ暗だ。だから景色はほとんど見えない。どうやら海岸線を走っているようだ。ずーっと遠くに町の灯が見える。この辺は右は山。左は海。きっと昼間はいい景色なんだろう。
 やがて、葉山の文字が見えてきた。暗くてよくわからないけど、葉山らしい。地図で確認する。葉山御用邸のところで134号は内陸に入る。海岸沿いの道もあるので俺はそっちを選ぶ。そりゃそうでしょ。いくら暗くても、山より海。アップダウンも少ないだろうし。こちら側は森戸海水浴場があるらしい。人気も車気もない道をさらに走る〜走る〜おれ〜た〜ち〜♪ なんて、なつかしい曲を口ずさんだりして...
 134号に合流。すぐ右折すると京急とJRの逗子駅だ。


18時45分


 懐かしい。逗子駅。思えば高校の頃みんなで来たっけ。感傷に浸りながら、六浦に抜ける道を地図で確認して進む。山を越えることになるので当然登りだ。さすがに疲れているけど、根性で上る。どんな坂でも上りきってしまえばあとは下りしかないのだ。
 下りだ。もうこうなったら楽なもの。風を切って走る。すぐに環状4号に出て16号の六浦交差点だ。ここからは行きと同じ道。金沢八景、文庫、能見台、富岡、杉田、と進む。数えられないくらい通った道はもう帰ったようなもので、暗くても安心して走れる。


19時30分


 結局、城ヶ島からほぼノンストップで家まで帰ってきた。なんと、2時間しかかかっていない。信じられん。自分でも。さすがに自転車を降りて家にはいると、足はふらふらだったけど。



今回のコースの見所

○横須賀近辺(三笠公園・海風公園・よこすか海岸通)

 横須賀は以外にいいです、港があるし、外人さんが多くて国際色も感じるし。今回見た三笠公園・海風公園はともに海に面してのんびりできる公園。特に今回はいい天気だったので気持ちよかったです。
 横須賀海岸通は広くてきれいで椰子の木が雰囲気も醸し出しているいい道です。地元の人は散歩やサイクリングに最適でしょう。


○三浦海岸

 いわずと知れた三浦海岸。シーズンでない海岸も趣があっていいものです。海風に吹かれながら海岸を散歩。いいですねぇ。 もちろんサイクリングも最高。
 鎌倉の海岸沿いはたまに走っていますが同じ国道134号でもこっちは初めて。海岸の規模はこちらの方が大きく、気持ちよく走ることができました。


○城ヶ島

 今回のメインイベント。すでに廃れている観光地という感じがいい。誰にも干渉されず、人混みに嫌気を感じることなくのんびりできます。自然も残っています。海があります。港があります。大橋があります。灯台が、岩場が、海の幸が、あります。良いです。
 岩場からの景色はほんとに最高。今まで知らなかったんですが、相模湾から、富士山から、伊豆半島から、伊豆大島から、房総半島まで。ずーっと見渡せるんです。すごいっすよ。山に登るわけでもないのに、これだけ周りを見渡せる所は、ほかにないんじゃないでしょうか?
 小さい頃に行ったきりの人、たまにはのんびりと城ヶ島を散策なんてのも、いいと思いますがね。


○葉山・逗子近辺(134号)

 今回は暗くてよくわからなかったけど、昼間ならきっと気持ちよいと思います。海岸沿いです。

 

今回の反省点

○出かけるのが遅かった。ほんとは城ヶ島でもっとゆっくりしたかったし、葉山近辺も楽しみたかった。朝が遅いのはいつものことなんだけどね。



今回の感想

 とにかくのんびりとできました。これは自分にとってほんとに収穫でした。いくら暇でも、なかなかリフレッシュするのは難しいですよね。今回はリフレッシュ。しすぎたかな?
 今回は地図とカメラを用意。やっぱり便利。地図があると安心して走れます。




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