『真夏日とセーラー服(仮)』遠雷04

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 雲行きの怪しい空の熱く強い陽光と冷える影の斑模様の日差しが木立の間から降り注ぎ、対岸へ向かう形で犯される香澄の汗塗れの裸体を妖しく照らし出す。
「ぁ……あ!ぁぐ……ぅっ、あ!ぁ……あううううっ!」
 対岸へと向いて露天風呂の縁に座る男の腰の上で背後から貫かれる体位は正常位などと比べれば密着度も結合も浅い筈だった…だが二人目の男の猛々しい偉容はあっさりと香澄の膣奥を蹂躙し、子供の拳を思わせるグロテスクな傘はごつりごつりと牝肉をこじ開け、軽く捻られるだけで女に淫らな悲鳴を上げさせる。挿入時に既に巨大だと思われた牡の凶器が少女の膣内で更に猛り狂い、多少強引な動きがあってももう膣口のくねりから鰓が抜ける事は適わない。まるで牡犬の性器を根本の瘤までを飲み込んだ様に香澄の膣をみっちりと栓しながら、だが男は抱えた白い腰を大きく揺さぶり、そして膣奥をがつがつと穿ち続ける。それは男女の交わりと言うより獣交そのものだった。
 しなやかな黒髪は脂汗に塗れた柔肌にねっとりと絡み付き、言葉を紡ぐ事など出来ない少女の唇からはだらしのない唾液が垂れ流しになっている。獣欲に虚ろに開いた瞳に映る対岸には何人もの湯治客らしき浴衣姿の男達や軽い渋滞にはまったバスや自家用車が映っていたが、それから裸身を隠す余裕など一欠片も残されておらず、香澄は荒々しい圧倒的な凌辱に淫らな声をあげ続けていた。ただでさえ酔いで滲んでいる意識の残りを牡の性器が奪い去る。膣奥から膣口までを逞しい傘が往復する激しい抽挿に、豊かな乳房が上下にぶるんぶるんと大きく弾み、薄い腹部は注視すればその内側から牡の傘が押し上げる様が判る有り様だった。傘だけが大きいのではなく、幹も十分過ぎるまでに太い。灰色がかった幹に少女の膣口はみっちりと密着し、愛液の滑りがあっても抽挿の度に鴇色の粘膜は荒い擂り粉木の様な牡の幹に引きずられ押し込まれそうになる。
 あぐっあぐっと呻く香澄は、気付かない。――今この瞬間、呪いの様に少女の性を支配するあの処女を奪った男の面影すら自分の意識にない事に。それよりも悍ましい事なのかもしれない、たった数日前までは接吻すら知らなかった娘は、牡の猛り狂う長大な男性器に屈伏しきっていた。誰のとも考えない。まるで内臓まで揺さぶる様な激しい交わりに、膣が、子宮が、頭の芯が、煮え滾る。巨大な牡に膣奥を突き上げられ内臓を圧迫される肉体的な怯えすらなかった。優しい配慮のある情交と縁遠い凌辱に晒され続けた若い牝は被虐に浸り、普通に考えればサイズの合わない拷問に近い荒々しい拡張に牡の絶対的優位と牝の隷属で満たされてしまう。一突き毎に頭の中で牡の性器への歓喜が弾け、膣奥を殴りつける様な突き上げに身も世もなく喘ぎ、常の少女では有り得ない牝の獣の様な唸りと絶叫が溢れる。
「こっちにも見せろよ」
 そんな言葉に、少女を貫いたまま容易く男が露天風呂へと向き直り、猛々しい剛直で貫かれたままの動きに香澄は全身をびくびくと跳ねさせて喘ぐ。他の男達に見せつける様に我を失った少女をゆっくりと上下に揺らし、膣口近くで引き抜かれる素振りも見せない圧迫する巨大な傘に悲鳴に似た嬌声が迸り、不安定な体制に本能的に凌辱者の首に縋り付いてしまう腕に白い身体が撓り、豊かな乳房がぶるんぶるんと淫らに弾む。立ったままの交わりに、目の前で赤黒い凶悪な幹が少女の膣口を限界まで広げて犯す光景が繰り返され、酒の缶をぐびりと傾ける男達の目の嗜虐的な色を濃くさせた。
「こんなのの後だとガバガバだろう」
「……。アナル使えるんだろう?この子。彼女だと可哀想で出来ないからやってみたいわ」
「OK…と言いたいが俺まだ出してないからとりあえず弄るだけでいいか?」
「いいよ」
「あ!あぅぅぅっ…はああぅ!あ!ぅ……あああっ!」巨大な傘を引き抜かれないまま岩場の上で身体を転がされ、白い脚を掴まれ背面での交わりを向き合う体位へと組み直され、軸の中心となりびくともせずに勢いよく反り返る極太の幹と傘に膣内を激しく擦られ、香澄は牝の獣の様に絶叫する。小刻みに痙攣する身体を男が再び絡め取り、濡れた岩の上から掬い上げ、そして湯船の縁に腰掛けた男の上に白い腰が落ちる。「あああああああああああああああああ!!」
 ずんと膣奥を突き上げた巨大な傘に少女の絶叫が露天風呂と渓流を裂き、凄まじい衝撃に仰け反る少女の乳房が千切れんばかりに上へと跳ね上がり、湯気に湿った黒髪が踊り、汗と涙と唾液が散る。もしも何も知らない人間が聞けば何事かと驚いてもおかしくない声量だったが、それは男女の激しい交わりを知る者ならば瞬時に判る牝の歓喜の声だった。限界まで広げられている膣のどこにそんな余裕があるのかと思える程の勢いで香澄の膣が男を締め付け、周囲の目にもはっきりと判る絶頂の痙攣を繰り返す。上気した頬と目尻を更に艶めかしく染めた可憐な少女が強烈な絶頂に失神間際の惚けた顔で微かに鳴き、傘の突き上げと膣の収縮に絞り出された濃密な愛液が結合部からどろりと溢れる。
 身体中で火花が弾けた様な強烈な刺激に朦朧とする中、香澄は促されるまま恐ろしい程に逞しい牡で膣を支配し続けている男と舌を絡ませあう。ぐちゅりじゅるりと互いの口内とその外で溺れる様に絡める舌と唾液の苦い酒の味すら陶酔を深め、絶頂の収縮の後の淫らな膣のざわめきが、しっかりと膣奥を突いている牡を更に奥へおくへ招き入れようと波打ち淫蕩に扱きたて吸い付く。
 追い立てられた獣の様な理性の欠片もない時間でなく、ほんの僅かに感覚の戻ってきた少女の頭にはまだ羞恥はなく、そこにあるのは快楽に堕ちた牝が牡に応える本能だけだった。汗塗れになり薔薇色に頬を染め男に唇と舌を貪られる少女は至近距離の撮影にも気付けないまま、乳房を捏ねられ喘ぐ。
「お前撮影しすぎだろう」
「いや…ちょっとね」
 執拗に香澄を撮影する他の男の歯切れの悪い口調も意識出来ないまま、香澄は露天風呂の中央の岩場に横たわった男に軽く抱かれたまま上半身を伏せる。男の腰を跨いだままの尻肉が他の男達へ向けられ、多少体位を崩しても膣から抜けない幹に満たされる結合部のすぐ上で、幾人にも荒らされた後とは思えない肌色の初々しい窄まりが膣のうねりに合わせて密やかに波打つそこに、避妊具を纏わせた指が伸びる。
「ひ……っ!」
 情交に溺れる少女を急激に引き戻す汚れた場所への刺激に、びくっと香澄は跳ねた。尻肉を撫でるでもなし唐突に窄まりに触れゆっくりと捏ね回す指に、弛緩しきっていた少女の瞳に羞恥の色が浮かび、男に軽く抱かれたまま香澄は小さく首を振る。
 何度も弄ばれ犯されていても、いや犯されているからこそ膣と窄まりの違いは少女の中で根深くなっていた。男と女としてあるべき交わりとして獣欲として膣を犯されるのも膣内に射精されるのも本能として理解出来てしまうが、窄まりは異なる。そこには繁殖の本能もなく、あるのは妖しく暗い恥辱だった。
 直前までの牡の頼もしさもなく、玩具にされ穢らわしい場所を暴かれる生理的嫌悪感に瞳が揺れ、思わず逃れようとしてしまう腰の奥で、牡の傘がごりっと擦れる。んはあっと溢れる淫らで悲痛な声に男達がにやりと嗤い、ゆっくりと大きく弧を描いて男の指が窄まりを捏ね回し、香澄は両手を男の脇に突き上半身を起こされた。窄まりを捏ねる男以外からも左右から乳房を揉まれ、香澄は身をぶるぶると震わせる。快楽のみの汗とは異なる恥辱と羞恥の汗が背筋に新たに浮かび、本能的に逃れようとしてしまう腰の僅かな動きに、結合部から愛液がどろどろと滴り男の幹から袋や腰に絡み付き、激しくはないものの確かに牡と牝が交わる淫猥な音が鳴り続けた。
「ぃ……ゃ…あ……、おしり……いや…ぁ……。ぁ、ん……おしり、ぁん……っ……」
「その割いい顔してるよ香澄ちゃん」
「アナルセックスは何発やってる?」
 辱める声に首を弱く振っていた香澄は不意にその問いに呆然としてしまう。何度と言われても数えていない…そして思い出して数えようとしても数えられない自分の穢れと、そして悍ましいだけであるべき行為の記憶に。
「はぁ……ん!」
 乳首を抓られた為だと内心言い訳する少女の膣がぐいぐいと牡を締め付ける。全身を一気に妖しい疼きが駆け抜け、男の腰の上で少女は仰け反り、喘ぐ。明らかに異なる反応に薄く嗤った男達がじわりと少女との距離を更に詰めた。
「香澄ちゃん、アナル弱いんだね」
「ちが……っ……、ちがいま…す……」
 細かな皺をなぞっていた指先がゆっくりと窄まりに押し込まれる感触に、尻肉を強張らせて拒もうとする少女はただ窄まりを弄ばれるのでなく既に長大な牡を迎え入れている自らの膣の蠢きにびくっと凍り付く。尻肉に力を入れてしまうと膣までもが締まり、抽挿を止めている牡をいやらしく咥え込み蠢く刺激を少女は本能的に恐れた。この逞し過ぎる牡に犯されるのならまだしも自ら貪るのだけは避けたかった…何もかもをかなぐり捨てる様な原始的な交わりはまだ生々しく、意識を向けるだけで少女の爪先から膣奥までを堪らなく甘くもどかしい疼きが突き抜けていく。被害者でいたかった。同級生達へは自分の窮地に巻き込んでしまった贖罪があったが、彼ら以外に自ら進んで交わるのは避けたかった。
 指先を埋めては引き戻される刺激に、少女の呼吸が荒く乱れる。歯を食いしばらなければ淫らな声が漏れてしまいそうな妖しい疼きに、腰を動かす事も締め付ける事も出来ず香澄は男の脇に手を突き背を反らしながら必死に堪える。ぶるっぶるっと震える度に揺れる乳房を他の男達の手が揉みしだき、乳首を捏ねられ、長大な牡に串刺しにされながら、徐々に少女の身体は指を受け入れていく。窄まりに押し込まれる度に息を吐き、引き戻される度に息を吸う。せわしなく小刻みに揺さぶられる間は声を殺して震え、弧を描かれる度に声無く呻く。ひたすらやり過ごそうとする少女の意識と異なり、指の抽挿を受け入れていく姿は密かに異常な行為を悦んでいる様に見えてしまう可能性に少女は気付かない。
 息は吐く度に微かに色を帯びていく。抽挿に馴染み解れていく窄まりに指先がぬぷりと押し込まれ、そして奥へと送り込まれる。はぁっと零れる吐息は悩ましい艶と悲痛さを纏わせ、堪える顔に浮かぶのは異物感への嫌悪でなく妖しい疼きのやり場に迷う初々しい牝に刻み込まれている悦びと羞恥だった。ぎちぎちと苦しいまでに存在を主張する牡は一切の動きを止めているのにも関わらず猛々しく勢いを保ったままであり、膣側から圧迫されている窄まりは指一本の抽挿ですらキツく刺激が強い。反応しまいと堪える全身に汗が滲み、溢れた愛液と伴い湿度の高い夏の露天風呂の岩場の上に牝の匂いが籠もり、長大な牡と指をぐいぐいと貪婪な締め付ける膣と窄まりが十七歳の少女の中で蠢く官能のうねりを如実に表していた。
 数の限られた避妊具を窄まりに残して代わる代わる別人の指が香澄の排泄孔を弄り、そして抽挿は緩急を付けられ、激しさを増していく。幾ら堪えようとしても休みなく嬲り続けられる嗜虐的な行為に、ゆっくりと少女は壊れていく。乳首を噛まれ溢れた喘ぎはもう止める術が無く、唇を結ぶ事無く喘ぐ少女は小刻みに腰を前後させ首を振りたくる。
 激しい動きまでいかなくとも膣奥の傘が軽く擦れるだけで重く煮え立つ快感がどくりどくりと全身を巡り、たった数ミリの動きの虜になってしまう香澄の口腔に他の男の性器が押し込まれる。びくんと震える少女の頭を抱え強制的な口淫に耽る男の性器に反射的に舌を絡ませ、先走りを嚥下しようと吸い付き塩辛い粘液と鼻腔に広がる精臭に少女の膣と窄まりがぎゅっと牡を締め付け、緩い快楽の波が少女を病み付きにさせる。んふっんふっと甘い鳴き声を小鼻から漏らしながら自らも頭を揺らす香澄をスマートフォンが容赦なく撮影し、息苦しさに勝る硬く反り返る幹と傘の美味に深窓の令嬢はシャッター音に喘ぐ。
 射精する先を問われ、酔いと快楽で朦朧としたまま男を見上げた香澄は、口腔を犯されながら瞳を閉じて更に顔を突き出し自ら激しく頭を前後させる。名残惜しさにきゅっと鈴口に吸い付き濃厚な汁を啜った香澄に、男は何度か激しく突き上げた後、唾液と先走りがぬらぬらと絡む褐色のモノを勢いよく引き抜き、香澄のうっとりと上気する顔に射精した。
「あぁ…ぁぁん……」
 脈打つ度に軽く跳ね上がる血管の隆起の猛々しい幹と傘の先端からどぷりどぷりと濃い精液が迸り、艶めかしく歪む少女の顔に執拗に弾ける。しなやかな腰が牡と指に穿たれたまま壊れた機械の様に痙攣し、薄い腹部と内腿が激しく波打つ。精液の臭いと熱さに喘ぐ香澄の顔に撒き散らかされ、ねっとりとへばりつく粘度の高い白濁液は簡単には滴り落ちず、上気する美貌に斑模様を作った。大量の射精後、口元に突き出される傘を口に含み残滓を啜る香澄の頬の精液を他の男が指で掬い、そのまま乳首に染み込ませる様に擦り付け抓り上げ、喘がせる。
 凌辱の最初の頃から仕込まれた口腔奉仕は牡を満足させて許される安堵だけでなく、徐々に被虐の性的快楽の度を深めていた。動かずにいる膣内の猛々しいモノを淫らに喰い締め身勝手に達してしまった罪悪感と羞恥に、無意識のまま香澄は腰を微かに揺らし自ら牡に甘えて絡み付く。ぬろぬろと舌を這わせた傘が引き抜かれ、緩い淫らな吐息を漏らす香澄の腰を男の一人がぴしゃりと軽く叩いた。
「ぁん……」
「腰を動かしてごらん」
 男に跨がり大き過ぎる性器と指を膣と窄まりに杭の様に穿たれている状態での命令に、理性が残っていれば躊躇しそうなものだったが何も考えられないまま香澄は従おうとした。
「――うああああああああああっ!」
 窄まりも犯されたまま数ミリ動かすだけでやっとだった腰を僅かに自ら動かした瞬間、ずぐりと膣奥を抉った巨大な鰓に少女は激しく仰け反り硬直する。串刺しだった。これ以上なく卑猥な拷問の様な荒々しい牡の存在感に、乳房を突き出す体勢で固まる少女の瞳と口元から涙と唾液と精液が零れ、びくんびくんと白い身体が痙攣する。
「気持ちいいんだ、こんなエグい交尾で」
「うぁ……あ!ぁ、あ!ぁぅぅぅっ!」
 整った形が歪む程に両方の乳首を前へと引かれ、腰を前後に揺さぶられ、香澄の白い身体が男の上で船を漕ぐ様に揺さぶられる。動かさずにいる性器と指がずぶずぶと抜き差しされ、腰から全身に強過ぎる刺激が煮え滾る蜜の様に押し寄せ、縮込まった爪先までもが跳ね上がり、交尾に屈伏する牝の獣の様に少女は鳴く。牡の形に膣が染まる。
 窄まりを埋める指が、ちりちりともどかしく少女を炙る。逞しい牡のリズムとは違い指が追従する動きは僅かにずれ、膣が戦慄くそれに毎回棘の様に水を差す…いや水を差すとはどういう意味なのだろう、まるで、まるで…猛々しい牡の巨大な性器にみ没頭して溺れたがっているかの様な。いや無理だろう、今香澄を犯している性器は大き過ぎて壊れてしまいそうな恐怖があった。――だが、それを遙かに上回る大きな牡の威容に、少女の膣と頭の芯だけでなく身体中に過度な快楽の火花が弾ける。
「ぅ……ああっ!いく……ぅ…っ、いやぁっ!いくぅっ!かすみ、いくぅぅぅっ!」
 煮え滾る意識の隅に疼きから芽生えた怯えは、その元凶によって押し流される。牡の逞しい肉の凶器の為に牝の肉はあるのだとうねる膣が妖しく歓喜し、苦痛である筈の猛々し過ぎる交尾に、乳首の痛みとたぷんたぷんと歪み揺れる乳房の扱いにすら悦んでしまう。いや、それは悦びだろうか?激しい歓喜の嵐に翻弄されながら黒い染みの様な怯えが広がっていくのを意識出来ないまま、香澄は首を振りたくり涙を流し、そして淫らな絶叫を迸らせる…まるで命が尽きるかの様に。

 不意に、男達の操る動きが止んでいるのに気付き、今湯から上がったばかりと思える程全身から汗を滴らせる少女は朦朧としながら周囲を見回そうとし、まだ深々と膣と窄まりを貫いている逞しい牡と指に細く呻く。
「凄いよがりっぷりで狂ったかと思ったよ」
 まだ射精していないのか膣奥でがっちりと牝肉を押さえ込む猛々しい傘は動かさないまま、緩やかにぬるぬると蠢き窄まりを捏ね回す指と、乳房をねっとりと揉みしだく手に、香澄は汗塗れの上半身を撓らせ、甘い淫らな鳴き声を漏らす。
「嫌いや言いながらイキまくったの憶えてる?」
「強姦みたいで人聞きが悪いよあれ」
 まるで全身が真綿で出来ている様なふわふわと軽く、そして身体が境界線を失ったみたいに滲む感覚に、香澄は自分が我を失うまでの深い絶頂に浚われた後だと悟る。酷く身体が消耗し、もうこのまま眠ってしまいたい位に怠い。この濃厚な絶頂は流石に毎回訪れるワケではないが、何度か経験してしまっている。――もし相思相愛の相手との行為の果てならば、このまま心地良く眠らせて貰えるのだろうか…互いに満たされ温かな腕に抱かれたまま。酷く現実感が薄く、朦朧とする。
 仰け反る少女の瞳に木々の合間の向こうの鈍色の雲が映る。雨が降るのかもしれない。渓流のせせらぎに紛れて遠くで雷の音がした気がした。
 乳房が捏ねられ、両の手に先走りの汁を垂らす性器が握らされ、そして口腔が犯される。まるで串刺しにされた様な膣の結合を解かれないまま弄ばれ、朦朧としながら香澄は両手のモノを扱き、口腔を突き上げるモノに舌を這わせ吸い付き、粘液を嚥下した。
 抽挿を控えている男が両腿を跨ぐ形の香澄の白い脚を更に開かせ、クリトリスを爪で掻く。疲れ切った麻痺した様な身体に強烈に響く刺激に、思わず鳴く香澄の口腔から跳ね上がった男性器が整った鼻梁を叩き、先走りと唾液の混ざった粘液が糸を引いた。
「――凄いイキっぷりで死ぬしぬ言って可愛そうだったから、一つだけお願い聞いてあげるよ。言ってご覧」
 まだ自分が許されて休ませて貰える事はないのだろう。男達の性欲が落ち着くまではどれ程泣いても犯され続けるし眠っている間も犯される。それならば少しでも苦しまずに済む方がいい…虚ろな感覚の中、香澄は粘液の糸を口の端から垂らしたまま緩い息を漏らす。だが何が苦しまずに済むのかが頭に浮かんでこない。精神が酷く疲れている。
「このかたと…、この方と…おしりをいじらずにさせてください……」
 誰が言っているのだろう。声が聞こえる。
「かすみのおまんこはこの方のでいっぱいです…他の方におしりも一緒にかわいがっていただくまえに……、ご満足いただくまで…ぁ…かすみのおまんこを…ぁ…ぅ……おおきな…ぉ…おちんぽで…めちゃくちゃに……おまんこ……して」

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201807082031

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