歴史の授業やTVの報道でしか知らない高度成長期時代からの地方への発着駅として有名な巨大ターミナルは増築を繰り返しておりその構造は複雑に入り組んでいる。歴史あると言えば響きはよいが古くからの駅舎部分は所々天井も低く圧迫感すら憶える場所も少なくない。
ホームから人気のない階段を下りた香澄は、一昨日初めて下車した時に見たまだ新しさが残る広く華やかな増築部とは程遠い無骨な構内にやや戸惑い周囲を見回した。裏通りを連想させる構内に人影はなく、まだ早朝で店舗も開店していないであろう時間だが売店もなく若干草臥れた古い通路は元から人通りが少ないのではないかという期待に、香澄の肩から緊張の力が抜ける。
少し離れた場所の小さな改札から隠れる様にコンクリートの太い柱の裏に立ち、はぁっと息をつくその顔には指で掬うだけでは拭いきれなかった精液の残滓がねっとりと絡み付いていた。ハンカチもなく指にも乳房にも付着している精液を拭えないまま駅の構内を歩かなくてはならない状況も酷いが、膣内のバイブレータの圧迫感も同時に少女を責め立てていた。男に凌辱され敏感になっている牝肉は、誇張された凶暴な鰓にごりごりとこじ開けられながら擬似具にいやらしく絡み付き、苦しさと同時に異物に犯され続けている被虐の異常な昂ぶりで一歩進む度に脈打つ度に膣奥から頭の芯までを荒々しく押し上げられている様だった。ずちょっと膣奥が抉られる度に一人きりの状態であっても淫らに虐げられている実感が押し寄せ、鰓で栓をされて膣奥に溜まったままの精液の熱く沁みる感覚に香澄は喘ぐ。保健体育の授業だろうか…精子が今膣内の奥で大量にうねうねと泳いでいるのだと想像した香澄の膝ががくがくと震え、破滅と被虐に大きな瞳が揺れ虚ろで淫蕩な滑りを帯びる。早く指定された場所にたどり着かないといけない。男達の指示した場所へ行けばきっと顔も身体も膣内も綺麗にして貰える、香澄にはそれしか考えられなかった。
「ぁ……ぁあぁ……」
送り出される時にずっぽりと膣奥まで挿入されたバイブレータが階段を下りている間に押し戻されてしまっているのではないか不安な香澄は、何度も肩で呼吸を繰り返しながらゆっくりと手を下腹部に下ろしていく。触りたくはないが、歩いている間に抜け落ちてしまう可能性を考えると確認せずにはいられない…全身を妖しく震わせる少女にちりちりとニップルリングの鈴が鳴る。短過ぎるワンピースの裾は両手を脚の付け根へと進めるだけの僅かな撓みで捲り上げる必要もなく無毛の下腹部を露出させ、ねっとりと夥しい液体に塗れた下腹部に指が滑る。
「は……あっ!」
剥き出しのクリトリスに偶然触れてしまった刺激と指を滑らせた潤滑液のいやらしさに香澄はがくんと身体を前のめりに傾げる。愛液なのか精液なのか指に絡み付く淫らな残滓は直前までのホームでの信じがたい凌辱を思い出させ、前傾した体勢に薄く頼り無いワンピースでは抑えきれない豊かな乳房が重く前後に揺れ、布の上端が引っかかっているだけの鴇色の乳輪が僅かに露出し、注視を求める様にいやらしい残像が上下する。
一度引きかけた指で何度も宙を掻いてから香澄はバイブレータの柄の底へと手を伸ばす。ぐちょりと粘液塗れの柄に触れた瞬間、前のめりになったまま香澄の身体が激しく痙攣した。いやらしい。極太なバイブレータで膣奥をこじ開けられている自分が、ぐちょぐちょに濡れている自分が、顔にも膣内にも精液を注がれてしまっている自分が信じられない…膝が大きく震え今にも崩れそうになりながら香澄は無意識にバイブレータの柄を指先で撫でる。まだ動かそうとする前から膣の蠢きによって膣口ごと柄が貪婪に前後に揺れ動くのを指先に感じ、喘ぐ香澄の瞳がとろんとしたものになる。心が考えるのを拒否する間にも身体は淫らな刺激に溺れ、柄の底を撫でる華奢な指がじわりとバイブレータを膣内へと押し込んだ。
「ぁ……あぁぁ…んっ、ゃ……ぁ…っ……ぃゃぁ……っ」
予想以上に抵抗が強くほんの僅かにだけ膣内へ押し込んだバイブレータに、膣奥近くをこそげ落とされる様な刺激が走る。実際には膣内粘膜を傷付けない様に鋭角な部分や硬質過ぎる材質ではない筈なのだが外見通りの誇張し過ぎた凶悪な鰓は容赦なく膣内を圧迫し、重く苦しい痛みに白い尻肉が痙攣した。
はぁっはぁっと苦しげな呼吸を繰り返す香澄の黒目がちな瞳は淫らに潤み、口元は苦痛に歪むと言うより快楽を堪えている風情が漂っている。肩で息をつく度に両腕を下腹部に伸ばしたその間で豊かな乳房が前後に揺れ、両乳首のニップルリングの鎖は張り詰めていつワンピースの上端を弾いて露出してもおかしくない状態だった。
もっと奥だった気がする。バイブレータが抜け落ちる危惧に、香澄は更に柄を押し込もうと息を呑む。
《何オナニーしてるの?》
不意に耳の通話機に届いた声に少女の全身がびくりと跳ねる。
「ち……違うんです…、これは、抜けそうで、怖くて……」
人気がない狭い通路では監視する場所もないだろうと安心していた香澄は慌てて左右を見回すが、やはり誰の姿も見つからず混乱する。彼等が推測で揶揄った言葉に反応してしまったのか、それとも自分が気付かないだけで今も監視が続いているのか…確認する術がないまま得体の知れない恐怖がじわりじわりと広がっていく。世間知らずな自分はもしかして想像以上にはしたない行為をしているのではないだろうか、隠れているつもりが実は公衆の面前で、大勢に見られ後ろ指を指され蔑まれているのではなかろうか、そんな不安に香澄の顔が泣き出しそうになる。
ちりんちりんちりん。
凍り付く少女の指先でバイブレータの柄の底に付けられたら鈴が鳴っていた。不安にもう蹲りたい心を裏切る様に、指先の触れる柄の底がまるで生き物の様に前後に妖しく淫らな前後動を繰り返し、ぬるぬると絡み付く牡と牝の獣欲の粘液を白い指に掻き混ぜさせる。膣内のバイブレータ自体は動いていない、蠢いているのは自分自身の膣なのだとそれまでの経験で気付かざるを得ない少女の頬が赤く染まった。
《ちょっとの間もおまんこしないと我慢出来ない?》
「ちがい…、ちがいま……す……」
《今ならおまんこ狂いの恥ずかしい香澄ちゃんと違って立派に普通に生きている人達に見つからずにオナニー出来ると思ったんでしょ?》
「ち……」
《おまんこ疼いてるんだよね?鈴りんりん鳴らして人に見つかりたいのかな?誰を呼んでるの?また通りすがりの人にアナルセックスして欲しい?それとも階段下りただけでまた僕達に輪姦して欲しい?まさか精液べっとりの顔をマトモな人達に見せ付けたい?どうしたのって聞かれて『ホームで二本責めして貰えてイキ狂ったご褒美に精液かけて貰えました』とか言う?》
「ゃ……ぁ……」
《ほらおまんこの鈴がりんりん鳴ってるよ、ぶっといカリのバイブにおまんこ馴染んじゃったね。昨日まで処女だったのにずっとおまんこされ続けちゃっただけでもう病み付き?フェラも上手になったよね、美味しそうにしゃぶる香澄ちゃんとっても可愛いから皆ザーメンたっぷり出ちゃうんだよ、今日からは皆でおまんこにたっぷり中出ししてあげるよ?いっぱいいっぱいイキ狂って大勢におまんこして貰えるんだよ、ずっと交代でおちんちん挿れられっぱなしでずぽずぽ生で犯されっぱなしで香澄ちゃんを悦ばせてあげるからね?》
浴びせ続けられる卑猥な言葉に弱く首を振り続ける香澄の瞳から涙が溢れ、まだ乾かない精液と混ざり香澄の鼻腔が牡の性臭が満たされる。いやずっと嗅がされ続けている精液を更に強く認識させられてしまった少女の瞳が涙を零したまま虚ろになっていく。ちりんちりんと鳴る鈴の音と浴びせ続けられる言葉に揺さぶられる様に身体が小刻みに跳ね、白い肌に汗が滲む。
《ちゃんと命令を守る前にしっかりバイブ咥え込まないと駄目だよね。香澄ちゃん、バイブのリングに指入れてしっかり握って》
「は……ぃ……」
浴びせられる言葉に朦朧としたまま香澄は柄の底の金属環に指を入れ、曲げた。
《はい、よく出来ました》
「――ひ……ああああああっ」
不意に膣内のバイブレータがぐぼりとうねり、今まで隠れていた幹の瘤が本体から現れ膣口のすぐ内側や一昨日から散々擦られている膣内でも過敏な部分を強く押し上げ捏ね回した。男達の指や節をごりごりと擦られる感覚に似たそれが何カ所も同時に浮かんでは沈む動きを繰り返す無機質で異常な刺激に香澄の全身が跳ねる。首に回る鎖に引かれた両乳首のニップルリングが遂にワンピースの上端から零れ、尖りきって艶やかな鴇色の色づく乳首がぷるんと弾み、頂を越えた布は豊かな乳房の下まで一気に落ち重役令嬢の十七歳の乳房が無人の筈の通路で露わになった。
「はあっ、あぅっ…っくぅうううううっ」
ごりっごりっと膣内で蠢く幾つもの瘤の強烈な刺激に頭の中が真っ白になる香澄は、乳房の露出にも注意を払えないまま傾いでいた身体を激しく震わせる。男の指が曲げられ膣内を硬い感触でくじられるだけでもその淫らな刺激によがり狂わされた牝肉をまるで幾つもの節が同時に襲う様な瘤に犯され、白い腰が激しく痙攣を繰り返す。だが不慣れな強烈な刺激は絶頂には繋がらず、しかし未知の感覚は香澄を翻弄して離さない。
がくがく激しく震える膝に立ったままでいられなくなり香澄はよろけ、コンクリートの壁に片側の頬を押し付ける形で凭れ掛かる。異常な刺激は人工物のおぞましさを際立たせると同時に男達の指の節と熱く逞しく香澄の膣を犯す男性器を思い返させ、白く染まる思考の中で男達の荒々しい抽挿だけがフラッシュバックした。腰を抱えられ、下から上から組み合う形で何度も何度もなんどもなんども……。
《輪を引いて、ほら》
犯される幻覚の中で響く声の意味も考えられずに指に掛かった輪を引いた香澄は、膣奥からずぐりと引き戻される凶悪な鰓に全身を跳ねさせる。淫猥な水音が鳴り、ミュールの間に粘りの緩い液体がぽたぽたと垂れて弾けた。膣口のくねりで隆起しては沈む瘤に、香澄の口の端からだらしのない喘ぎと唾液が垂れる。ほら奥まで捩込んで、今度は思い切り引き戻して、小刻みに動かして。誇張された鰓の大きさはその刺激も強過ぎて他者が容赦なく操るならまだしも膣を責められている少女自身では激しい動きなど出来ようもない。それでも僅かな動きながらに香澄の指は自ら凶悪なバイブレータを操り、たった二日前までは自慰さえよく判っていなかった鴇色の粘膜の膣口からぐぷっぐぷっと肉色の幹が出入りし、精液混じりの愛液が太い糸を垂れて落ちていく。
「ぅぅ……ぁぅ…っ、はぁ…っ、ぁっ」
男の指示に操られる香澄は汗で貼り付いたワンピースの裾が腰を突き出す体勢でびくびくと戦慄く身悶えの間に徐々に捲れあがり、やがて通路に剥き出しの白い腰を晒す状態になっている事に気付けないままバイブレータの抽挿を繰り返す。
バイブは気に入った? ……。おちんちんの方が香澄ちゃんは好きだよね。最初のおじさまはどんな感じに香澄ちゃんを女にしてくれた?ほらおじさまおちんちんと同じ動きをしてみて?おじさまおちんちんとバイブのどっちが好き?熱っついおちんちんが香澄ちゃんはそんなに好きなのかぁ。言ってごらん?ほら。聞こえないよ。何が好き?おまんこをずぐずぐ犯してくれる何が好き?香澄ちゃんの淫乱おまんこにザーメン中出ししてくれるのは何だい?ほらほら寂しいおまんこもっと激しくバイブでずぼずぼ慰めてあげるんだよ、皆が観てるよ?お尻の穴までひくひくさせておっぱい揉んで腰を振ってよがってる香澄ちゃんの姿を皆で観てる。ネットでもおまんこ丸出しのオナニー流れてるよ。壁より舐めたいものがあるよねぇ?何舐めてるつもり?いやらしい舌の動きだよ香澄ちゃんは本当にフェラ好きだよねぇ、初日からフェラだけで飛んでたもんねぇ。おくちのアップもネットに今流れてるよ。クラスメートなんてきっと今一緒にマス掻いてるんだよ、咥えたいねぇ教室で大勢に群がられてレイプされるんだよ口もおまんこもアナルも全部同級生に犯されるんだよ、慣れてないからすぐ射精するけど人数いるから少しも休ませて貰えないんだよ香澄ちゃんはクラスメートの肉便器になるんだよ。嫌いや泣いても香澄ちゃん気持ちいいんでしょ?誰のでもいい?それともクラスメートより僕達の方がいい?学校行く度にクラスメートに犯されまくって朝から放課後までずーっと犯されるのも好きなんだよねぇ?いつもザーメン臭いから女友達にもすぐに肉便器がバレちゃうね。ほら返事して、バイブより好きなのは何?どうして欲しいの?
「――ぁ……ぁぅ、かわ……ぃがって……はあぁぅっ、かすみを……ぁんっ……んふ…ぅぅっ……おちんぽで……みなさまの……おちんぽでかわいがってぇ……っ」
ごりごりと膣内を擦る複数の瘤の異常さに鳴き咽ぶ香澄は、男の言葉責めに現実と妄想の区別が曖昧になり男に腰を抱えられながら荒々しく突き上げられる凌辱に溺れ腰を妖しく振る香澄は、渇望するはしたなさを精神の何処かで感じつつ堪えきれずに哀願する…はしたない自分自身にすら妖しい後ろめたさと被虐に炙られ肌がざわめき更に腰を突き出し左右に振った。男と女の交わりなのだからそれが正常なのだと精神の隅で言い訳をしても、見ず知らずの男達に犯され脅され一人になれてもそれを望み心の底まで穢されていく暗い獣欲に香澄は鳴き、弱々しく首を振る。
汗と涙に溶けて唇を濡らす精液が喘ぐ度にじわりと口内に浸り、小さな舌がそれを密かに舐る。半裸で放り出される不安よりも凌辱されながらも庇護化にある事が望ましいのか、ぶるぶるとふるえる全身に男達が撫で回し舐め回し玩具の様に組み伏し性器を握らせ精液を塗りたくる狂おしさが重なり、膣内のバイブレータが牡の猛々しい生の性器に重なる。
「ぁ……!あふぅ……っ!ぃや……かすみ……いくのいやです……っ、これでいくのいやぁ……ぁ、ぁああ……っ、おちんぽ……っ、おちんぽでいかせて……ぇっ」
唇を塞いで欲しい。ねとねとと舌を絡められながらでも、口内が苦い精液塗れのまま呼吸が出来ない激しい抽挿で犯されていてもいい、今自分があげてしまういやらしい絶頂の鳴き声を抑えてくれるならば何でもいい。来て。自制の利かなくなった少女の手は男の刺激を求めて激しく自らの乳房を揉みしだき、嫌悪しながら中指と薬指でバイブレータの底をぐいぐいと押して膣奥を傘の先端でにじり回し、膣圧で押し戻されるバイブレータに切なく喘ぎつつ再び膣奥を突き上げる。
《そんなにバイブでイきたくない?》
男の問いに限界まで堪えている為に言葉で答えられず香澄は何度も頷く。もう何時間も自慰に耽ってしまっている気がするが実際はどれくらいなのだろう…通路なのだからいつかはやはり人が訪れてしまう。その前に去らなければならないのに香澄の身体はもう絶頂以外何も考えられずに貪る様に自慰を続けてしまう。もしも今この場でバイブレータを引き抜かれ、背後から一気に貫かれればそれだけで失神する程の絶頂を迎えられるだろう。もしかしたら指でさえ達してしまうかもしれない。叩かれてもいい。とにかく一人では嫌だった。
全身が汗に塗れ、薄い生成のワンピースはまるで水から上がったばかりの様に薄桃色に染まった肌に貼り付き淫らな風情を強調し、内腿を膝下まで愛液が垂れ膣口も窄まりも尻肉もひっきりなしに痙攣し、華奢な指を豊かな乳房に食い込ませて荒々しく揉みしだき、牡の性器を模したグロテスクなバイブレータを自ら操り白い姿態を淫らにくねらせる姿と、甘くいやらしい牝の匂いが無人の通路に篭もる様は、まだ幼さを感じさせる清楚で繊細な風貌の少女が凌辱を求める図そのものだった。
《でもオナニー始めちゃった淫乱な香澄ちゃんには罰が必要なんだよ》
愉しげな男の声の直後に、限界まで堪えている膣内で複数の瘤の突き出す動きが勢いを増し、そして膣内に殆どが埋もれている状態でも周囲に聞こえる程のモーター音が鳴り響き、腰全体を揺さぶる勢いでバイブレータが激しく振動した。
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201609220206