「あの制服、ウチのだよな」
「だろ。どんな痴女だよ糞現場見たかったよな」
「ネット漁ってみたけど顔が絶妙に映ってないのばっかりでさ」
すぐ近くから男子生徒の声が聞こえてくる。もうやめて、もう抜いて。ゆっくりとゆっくりと牝肉を弄る様に抽挿を繰り返す猛々しい肉槍に蜜は懸命に息を潜めながら何度も首を振る。まだ登校時間中の男子トイレの一番奥の個室で、蜜は洋式便器の上に逆向きに座り込む形で犯されていた。通学電車内でも既に犯されている…透明人間と言うより淫魔の様なその底無しの精力に朝から蜜はもう何度目かの膣内射精で穢されているが、それの牡肉は今もまだ異常な持続力で生徒会副会長の牝肉を執拗に弄り続けていた。
それが膣奥をずんと突き上げた瞬間、蜜の乗っている便器の座面の留め具がぎしりと鳴る。音を鳴らすのは止めて欲しい。校庭に面した男子トイレの窓を開けている為、懸命に潜めている蜜の喘ぎとぬちゅぬちゅと鳴り続けている愛液と精液の撹拌音は辛うじて体育系部活の朝練の喧騒に隠れてくれてはいる筈だったが、蜜の耳には確かに届いていた。淫猥な凌辱の音と堪え切れない微かな声と、そして男子トイレの中で先刻から話している何人かの生徒の声が。煙草の臭いも漂い、これが通常時だとすれば副生徒会長として咎めなければならない筈だが、蜜はこの状態であり到底彼等を叱責する事など出来なかった。ましてや先刻からの話の内容は昨日の放課後電車内に現れたと言うこの高校の制服姿の痴女…その体位や路線はどう考えても蜜を指していた。
インターネットに既に流れている大量の画像と動画は、何故か光の反射の為かギリギリで顔の判別をつけられない物らしい。だが顔が何故か見分けがつかないだけであり大量の白濁液を垂らしている開ききった膣口も剥き出しの乳房も無修正で晒されている…それを想像するだけで蜜は血の気が引いて倒れそうになる。相手が見えない恥辱は蜜一人の露出自慰としか人の目には映らない…それは良い事なのか悪い事なのか判らない、自慰も犯されている最中も最低の状態だが撮影されたであろう白濁液は、ぽっかりと開いた膣口は、蜜が犯され膣内で何度も射精をされている証だった。嫌、いや、いや。見られただけでなくネット流出の取り返しのつかない事態に蜜の瞳から涙が溢れる。そんな蜜の乳房をそれが両手で捏ね潰しながら、ぬろりぬろりと膣口から膣奥までの長いストロークで責め苛み続ける…今日ももう朝から射精されており蜜の膣からは濃い精液臭が溢れている。授業に出られるのだろうか…?
進学校であり決して生徒の出来は悪くない筈だったが洗面所辺りで話している男子生徒達の会話は痴女の話で盛り上がり続けていた。彼等だけでなく他校の生徒でも話題に…いや透明人間の都市伝説もあり蜜の恥辱画像は恐ろしい速度で拡散してしまっているらしい。まさか凌辱の被害者がすぐ近くにいるとは思っていない遠慮のない下卑た話を聞かされながら、びくんびくんと蜜の身体が便器の上で跳ねる。許して欲しい。もう勘弁して欲しい。ゆっくりと、とてもとてもゆっくりと牝肉を犯し続ける大きな牡槍が、蜜の身体をおかしくしていく。もどかしい…ごりごりと牝肉を削る様な張り出した凶悪な鰓が残酷な程遅い動きで達しかけていた淫乱な肉をこそげ落とす様に動く。声を抑えようとしても尻肉がびくびくびくびくと切なげに震え……。
「――っ!」
不意に蜜の窄まりを、何かが撫でる。惨めに快楽を堪えていた少女の顔が驚愕に歪む。そこは嫌だった。何人かは付き合っているが窄まりへの愛撫は許していない。それなのに、それなのに、昨日の夜から蜜はそこを弄られていた。まるで舌の様な…いや舌そのものが舐め回していた…逆らおうにも触れられない。深夜の自室で、物理を無視するのだから剥がずにもいられるだろうに毛布だけでなくパジャマとパンティも無慈悲に奪われ、執拗に、気が狂いそうになる程執拗に、蜜の窄まりは舌の洗礼を受けさせられていた。明け方には舌を突き挿れられて妖しい感覚に翻弄されるがままに汗にびっしょりと濡れた腰を高く突き出した体勢で喘いでしまっていた。
「そこは…いやぁ……っ」
至近距離だけに聞こえる筈の微かな声で囁く蜜を弄る様に、何かが埋もれていく。恐らくは、指、それも小指だろうか…関節の盛り上がりが排泄を連想させ蜜は激しく首を振る。ゆっくりと、ゆっくりと、蜜の牝肉を犯す肉槍が、窄まりを犯す小指が、交互に抽挿を繰り返す。「汚いの……おねがぁ…ぃ……っ、もういやぁ……っ」
身を震わせる蜜の膣口近くから熱い黄色い液体がちょろちょろと零れ落ち、便器に弾ける音が男子トイレ内に密かに篭もる。
個室の扉は開いていた。男子トイレの個室に押し込められた時点から一度も閉じていない。洗面台の横長の鏡にはある角度で見れば一番奥の個室で犯されている蜜が映り続けていた。ブレザーもブラウスもブラジャーも引き下ろされ裸の下半身と、仰け反るウエストにスカートを捻じ込まれ丸出しになっている尻肉が、犯され続け揺れ動く身体が。もしも男子生徒達が視線を巡らせたら蜜の恥辱の光景はスマートフォンの画像でなく直接目に飛び込んできたであろう。自分の穢れた場所が徐々に解されていくのを感じながら蜜は首を振る。関節が窄まりを押し開き、ずぶりと腸内へと送り込まれる異物…これが牡槍になるのはそう遠くない気が、した。そしてそれは拒めないのだろう。
「――んは……ぁっ、んは……っ、ん……っ、んんっ」
考えてはいけないと思えば思う程惨めな肛門凌辱のイメージが蜜を絡め取り、押し込まれては引き抜かれていく小指にそれが補強される。ぬちゃっぬちゃっぬちゃっと男子トイレの中に淫猥な抽挿音が響く…いつの間にかいなくなっている男子生徒達に気付く余裕もなく蜜は徐々に勢いを得ていく肉槍と指の抽挿に身体を仰け反らせて喘いでいた。剥き出しの乳房はそれに弄ばれている証の歯痕と吸い痕が夥しく彩り、そして一方の指で窄まりを犯されながら、まるで男に身を捧げる女の様に撓り頬を染めている蜜の乳房に手の形の窪みが生じ、激しく揉みしだかれているかの様にぐにゃぐにゃと歪に歪む。始業も近くなり校庭から朝練の喧騒も途絶えた男子トイレに、物静かな副会長の淫らな喘ぎ声が溢れ、ぱんっぱんっぱんっぱんっと激しく腰を打ち合わせる音が鳴り響く。教室ではなく理科室などの並ぶ奥まった校舎の廊下に、それは微かに流れていく。
激しい射精と絶頂の後、壁に上半身を預けて乱れ切った呼吸を繰り返す蜜の耳に始業五分前の予鈴が聞こえてきた。
『行かなきゃ……』
全身に響く自らの鼓動と全身にびっしょりと掻いた汗の不快感を覚えながら虚ろに考える蜜の膣口から、大量の精液と愛液がどぷりと溢れて伝い落ちていった。
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74『机の内側に…』
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