「お帰り」
あの人が、私を誘拐して監禁調教した極悪の幼女凌辱犯が、穏やかに微笑む。懐かしい鞭を手に。
「お帰りなさい」
少し痩せた。背が伸びた?未成年犯罪を犯したその人は、もう大人の身体と顔立ちになっていた。刑務所では幼女強姦犯人は同室の犯罪者に酷い目にあうと聞いていたが、見た限り怪我が残っている気はしない…身勝手な話である。私はこの人を逮捕などして欲しくはなかったのに。そして、判っている。私がこの屋敷に再び訪れたのは近日中に警察や親の知る所となる事であろうと…監視カメラが私を縛る。余計な事をしないで。私は自由意志でここに居るのに。勝手な幸せを押し付けないで。この数年の間、何の幸せがあったと言うのだろう、家族も周囲も全てがまやかしでしかなかったのに。彼らが欲しいのは望み通りに育った娘だけ、道を外れた娘など誰も必要としていなかった。
私は、その人を見上げる。あの頃の私はまだ幼くて、この人はまだ未成年で、当然見上げていたけれど、今もまた見上げている。もうこの人の愛してくれた十歳の身体ではないのが怖い。幼女愛好であってもう身体の育った私には興味がないのかもしれない。
一歩も動けないまま佇み、そして私は服や靴が同心円状に落ちている玄関で跪き、靴の爪先に口付ける。
よく磨かれた靴。この人は自分の身支度を全て自分で整えられる。決して財産管理も何もかも出来ない異常者ではない。
逮捕後であっても荒んでいない姿に、私は心の底から安堵する。もしも刑務所の中でこの人が傷つけられ損なわれていたらその連中を私は許せない…自分以外の誰がこの人を罰したつもりになって正義を振り翳すのだろう、そんな事をする人間が居るとしたら全員を刺し殺してしまいたかった。ワイドショーの無責任なコメンテーターも同情する馬鹿な視聴者も何もかもを、私は許さない。
「おいで」
長い口付けの後のその人の言葉に、私は微笑んで服と靴を拾い集めて立ち上がる。
育ってしまった身体を受け入れてくれるか拒まれるかはまだ判らないけれど、屋敷の中に迎え入れて貰える事がとても嬉しかった。
鞭を打たれる。
寝室に鋭い音が響き渡り、私は悲鳴にならない声をあげる。痛い。白い肌に赤い筋が幾つも刻み付けられ、鋭い痛みに私の身体が仰け反ったまま硬直する。いやらしい膣口もお尻の穴もこの人に見て貰おうと出来るだけ腰を高く突き出して、鞭を待つ。いやらしい子だと優しく蔑まれる。そんなに見られたいのか、と、愛液も涎も涙も垂れ流しで嬉しいのか、と。はい、と何度もなんども応えて私は腰を振り、突き出して、鞭をくださいと哀願する。もっと見て。はしたない私を見て。もう幼女の性器ではなくて乳房も育ってしまった私を、変わらず愛でて欲しい。
判っている。両親も私を愛してくれている事は。でも、私は彼らよりもこの人を求めてしまう。それは調教の結果、開発されきった結果の牝豚の性欲だけが突き動かしていると言われてしまう事なのだろうか?十歳で鞭の味を覚えた惨めな子供でしかないのだろうか? でもこれ以上魅力的なものを私は知らない。偽りのない哀願と発散。
鞭も蝋燭も洗濯挟みも縄も浣腸も、この人だから安心して受け入れられる。当然、愛しいペニスも、精液も。
白い肌に無数に赤い筋が浮かび上がり、痛みで朦朧としている私に、ずぶずぶと太いペニスが押し込まれてくる。更に仰け反るのも痛いのに数年ぶりの充足に私は大きな声をあげて鳴き咽ぶ。避妊具はつけていない。成長したのだからサイズ的には楽になるのかと思ったけれどこの人のモノは相変わらず大きくて長くて、私の膣内をぎっちりとこじ開けて痛みすら与えてくる。牡と牝としての正しい行為。あの頃の私は初潮すら迎えていなかったけれど今の私は違う。この人の精液を最後まで迎えられる、受精も着床も出来る。嬉しい。今の私でもこの人が勃起するのが、犯して貰えるのが、鞭の痕塗れの腰を抱え込んで激しく腰を打ち鳴らして膣奥を突き上げて貰える事が。ベッドの上ですらなく、床の上で、唾液も涙も汗も垂れ流しになる。余計な事も言わずにただひたすら素晴らしいペニスに身を委ねて狂う。処女喪失の時からよく味わいなさいと教え込まれているから、意識を集中させる。太い。熱い。硬い。これが牡。そしてこれが牝。世界には何億人もの人がいるけれど、いらない。生きていく為の社会生活が、世界が、この人を否定するなら、いらない。放っておいて。
ベッドの上で、浴室で、色々な場所で、貪られる。乳房を掴まれて、噛まれて、身体を抱き締められて、口付けられる。昔のまま、刻み込まれ続ける。膣内射精。奥深くに突き入れられたままの射精の後、そのままずっと受け入れ続ける…子宮に注ぎ込まれる精液に恍惚とする。
いつ警察が訪れるのだろう。また引き離されるのだろうか。まだ私は未成年で意志を尊重してすら貰えない。そしてまた引き離されて、数年後にまたこの屋敷で再会出来るのだろうか。それとも……。
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