2024余所自作141『見せるだけでは終わらなかった』

表TOP 裏TOP 裏NOV 140<141>142

「――先生っ、もう許して下さい…言いつけは守りました」
 保健室のベッドの上でスカートを脱いだ乃愛は楽し気に自分を眺める教師から視線を逸らす。おかしな下着を身に着けさせられる事は多かったがブラジャーもパンティも身に着けずに受ける授業の恥ずかしさはその比ではない。それでも早朝に登校してから着替えるなり脱ぐなりだったのだが、教師の指示は自宅を出る時点からのノーブラノーパンだった。早朝であっても擦れ違う通勤登校の人々は多く、屋外で淫らな姿をしている自分に異常に昂ってしまいながら登校した乃愛は同級生にすぐさま気付かれ、たぷたぷと弾む乳房に視線が絡み付くだけでなく何故か…いや意図して乃愛の前に落される消しゴムやシャープペンを拾う回数は三十回を超えていた。何を望んでいるのかは判っている。その場に身を屈めるのではなく前屈して床の落とし物を拾う度に膝上三十センチ以上の短いスカートの裾からは下半身が丸見えになってしまっているだろう。羞恥に濡れている下腹部が空気に触れ、視線が絡み付く。放課後までずっと続いていた羞恥に少女の牝肉が渇く時間はなかった。何か小さな辱めの度に、風が肌を撫でるだけで喘ぎそうになる昂ぶりを持て余していた乃愛は、既に全裸になっている教師の股間で反り返る猛々しい強直を見まいとしながら、意識していた。
「何を許して欲しいんだ?」
 どくりと乃愛の身体が震える。既にたくし上げているセーラー服から剥き出しになっている乳房の頂きで乳首はこりこりに硬くなっていた。はぁ…と熱い吐息が漏れ乃愛は痴女の様に片手で乳房を自ら揉みしだき、そして下腹部に滑らせた指で濡れそぼった淫裂を割り開く。
 ここで求めるべきなのは服を着ていい許可の筈なのだが、教師に教え込まれている所作はそれとは違った。
「乃愛の…乃愛のいやらしい身体にご褒美をください……」


おまけ

 保健室の各ベッドにある薄緑のカーテンは引いてあるが保健医がいるのは入室時に確認している。退出している気配はなく、このベッドを教師と少女が何故か二人で使っている事も、乃愛にスカートを脱ぐ様に命令した教師の声も聴いている筈だった。それなのに止めては貰えない。――判っている。教師が乃愛の身体をたっぷりと楽しんだ後、保健医も参戦するのだ。
 エアコンで調整する空気ではなく初夏の心地よい風が開けた窓から流れ込む保健室のカーテンは風にゆらゆらと揺れ戦ぐ。校庭からの放課後の体育会系部活動の賑やかな騒めきに野球部の心地よい打球音…この学び舎の健全さを感じる度に少女は喘ぐ、女生徒の極端に少ない学校で性的玩具として扱われあからさまな獣欲の好奇の視線や悪戯に晒され、だが自分と関係がない時は彼らは健全な男子生徒なのだ。自分だけがいつも恥辱に身悶えている。その恥ずかしさが屈辱にもならず堪らない疼きになってしまう異常さに気付けない少女の割り開いた肉溝の底で、今日はまだ何も受け入れていない小さな穴がひくひくと震え透明な愛液が膣奥から搾り出される。
 たっぷりと恥ずかしい事をされてしまうのだろう。ずっと乳首を弄り回されながらクリトリスを捏ねられて何度もなんども達してぐちょぐちょに愛液が溢れていやらしいにおいが籠って喘ぎ声を抑えるのも辛くてびくんびくんと腹部も腰も腿も跳ねさせながら頭の中がもう快感の受け皿でしかなくなっていくあの感覚。ぞくんと身震いをする乃愛の濡れた瞳で見つめられる教師の口がにやりと嗤う。従うしかない。逆らう…とは何なのだろうか、判らない。それなのに堪らなく恥ずかしい。
「カーテンを閉め切っていると息苦しいと思わないか?」
 教師の言葉に、少女は何度も乱れた呼吸を繰り返す。他愛もない世間話の様でいてそれとは異なるというのは繰り返された恥辱の時間で身体で憶えさせられている。ベッドの上で膝を突き男の視線に胸を秘部を見せつける体勢だった小柄な女子生徒は身を竦ませ赤面をしたまま敏感になっている肌から手を離す…淫裂を開かせていた指は既に愛液でねっとりと濡れ糸が垂れる。カーテン一枚で辛うじて成立している閉鎖空間であり、そして全裸でベッドの上に胡坐を掻いて楽し気に自分を眺める教師…その互いの姿を隠しておきたいと考えて貰えないのが堪らなく恥ずかしく、そして少女の身体がぞくぞくとざわめく。
 そっと伸ばした愛液塗れの指で、乃愛は閉じられていたカーテンを開く。最初はたった十センチ。隣のベッドに面していない校庭側の窓に面したカーテンの隙間からは眩い日差しが差し込んでくる。気のせいか校庭の賑やかな声が更に大きくなった気がして少女は白い身体を竦ませる。これで許されるかと教師を肩越しに見た乃愛は首を縦に振らぬ教師に更にカーテンを開く。二十センチ、三十センチ、カーテンを開いていく程に少女の内腿を愛液が垂れていく。呼吸が乱れ、吐息が喘ぎに近い淫らな色を帯びていく。せめてセーラー服のたくし上げている胸だけは整えてしまいたかった…だが教師はきっとそれを許してはくれないだろう。もしも直してしまったら脱ぐ様に命じられてしまう。脱いで、そして、きっととてもいやらしい命令をされてしまう。ぞくん。恥ずかしさに上気した柔肌から漂う甘い牝臭を風が広げる。枕元を除く側面と足側にあるカーテンの校庭側の一面を全て開いた乃愛に、漸く教師は許可を出した。
「ついでに窓のカーテンも開いてこい」
 教師の言葉に、乳房も下半身も剥き出しのまま乃愛ははいと答えた。
 恥ずかしい。乳房も下腹部も剥き出しのまま手で隠しながら窓へと進む乃愛は風に揺れるカーテンの前で僅かに躊躇する。保健室はそのまま校庭に面しているのではなく、校庭との手前に昇降口から校門へと向かう通路が間にある…つまり放課後の人通りは最も多い。いや帰宅部の生徒はもう既にいないかもしれないし、部活の始まっている生徒は通らないだろう、しかし帰宅する生徒はほぼ全員が通る通路に面したカーテンを開いてしまえば、ベッドまでの遮蔽物はなくなってしまう。
「へえ?カーテン開けてくれるんだ、ありがとさん」
 軽い口調の保健医の声にびくっと乃愛はそちらを見る。日誌にペンを走らせている格好の保健医がにやにやと嗤って自分を見ている…全裸に近い姿であるのを判っての言葉に少女の身体がかあっと熱くなった。自分が校内中の晒し者になっているのは当然知っている教職員であり、性交の後の膣内洗浄を行ってくれる存在であるから仕方ないのだが、当然その前に荒淫から抜け出せずにいる乃愛を犯すのを忘れない。ある意味何もかもを知られてしまっている相手ではあるのだが、それでも恥ずかしさは消えてはくれない。
「はい……」
 そう小声で答え、乃愛は震える手でカーテンに手をかけた。カーテンレールの金具に手の震えが伝わりかしゃかしゃと鳴り、耳まで真っ赤に染まりながら少女はゆっくりと薄緑の布を端へと寄せていく。当然目の前の通路など見る余裕はない。俯き瞳を閉じて開けていくカーテンに、陽光の心地よい温かさが剥き出しの柔肌を撫でていく。
 ざわり、と外で響きが沸いた。
 校庭の何か。それは校庭の何かだと祈る乃愛の手を弾く様に既に開け放ってある窓から突風が保健室へと流れ込み、カーテンを一気に跳ね上げた。咄嗟に目を開けてしまった少女の瞳に、目の前の通路で自分を驚いた顔で見ている男子生徒の集団が映る。十五人程だろうか、帰宅中らしく鞄を持った男子が驚いた表情で自分を見、そして、いやらしいものを見る表情に変わる。同級生ならば憶えているが他の学年や組の生徒は当然憶えていない、だが乃愛の噂は知らぬ者はいないだろう…驚き、そして慌ててくれる男子は一人もいなかった。あ…あ……っと小さく声を漏らしてしまう少女に、背後から声がかかった。
「戻ってこい」
「やれやれ引きのいい子だなぁ」せめて窓辺からは去りたい乃愛と入れ違いに保健医が窓のカーテンを全て開きタッセルで纏める。「お前らのんびりしてもいいけど熱中症にはなるなよ」
 のんびりと何をするのか空回りする思考が結論を導き出そうとしても混乱して考えが浮かばない乃愛は隠れる場所を求める様にベッドの上の教師へ向かい、そしてまごつく。このままベッドに上がるべきなのか何をすればいいのか判らない。そんな少女に、男は臍まで勢いよく反り返り先端から先走りの汁を垂らす剛直を指差した。
「いきなり挿れる前にする事があるだろう?」
 先刻嗅いだ、いつ洗ったのだろうか饐えた臭いはしないものの癖のある牡の性臭を思い出し、乃愛はぶるっと身を震わせる。既に膝まで愛液が垂れてしまっているその奥では牝肉がぐびぐびとうねってしまい教師の牡槍を今かいまかと待ち侘びてしまっている…だが乙女心として愛撫も何もないまま挿入されてしまうのはまるで獣の様で避けたかった。出来ればたっぷりと愛撫されてから挿入されるのがあるべき姿の筈だが…何かが欠落してしまっていると思考の隅で感じながら、はいと応えた乃愛はベッドへと自ら上がり、そして教師の下腹部へと顔を沈み込ませていく。胡坐を更に崩し、窓の外に貼り付いて凝視している男子生徒達に可憐な少女が自ら口戯をする様が見える様に脚を横へと倒したその状態は、羞恥と欲情に染まりながら大人の赤黒い牡槍へと自ら舌を差し出し恍惚として舐る姿を見せつけるものだった。
 教師の脚の間に身を割り込ませベッドの上で四つん這いになる少女の乳房が舌と顎の動きに合わせてたぷんたぷんと揺れる。はぁっと浅ましく乱れた息を漏らしながら可愛らしい舌がL玉の卵程の傘を愛し気に舐め回し、窓辺に貼り付く男子生徒の間から差し込む初夏の日差しが少女の唾液と教師の先走りの汁を眩しく照らし出す。華奢で小柄な少女には不似合いな竿自慢のAV男優さながらの肉槍に小さな舌が這い回り、可憐な唇が音を立ててちゅっと吸い付く。牡槍に奉仕する少女の姿勢は徐々に腰を高く突き出すものになり、悩ましくもいつの間にか片方の手が自らの下腹部を慰め始めているのが全員に判ってしまう状態だった。
「皆が見てるぞ」
 教師の言葉に、乃愛の全身がびくんと跳ねる。
 だがその瞳にあるのは危機感でなく堪らない欲情と羞恥に溺れる危うい淫蕩な色だった。
 とろんとした顔で教師の肉棒に奉仕していた乃愛はその言葉にのろのろと視線を窓へ向け、そして泣きそうになる。スマホを自分に向けてどう考えても撮影している者もいれば肉眼で見て楽しむ者も、その数はカーテンを開けた時の人数から更に増えていた。身体は奉仕の恍惚から抜け出せられないまま彼等を見てしまった乃愛の乳首と膣にきゅっと快感がはしる、自分の痴態を視姦する男子生徒達の獣欲を隠さないぎらつく視線に怯えながら、びくんと強張る少女の腰がかくんかくんと震える。初夏の爽やかな空気の中火照り上気した柔肌にはうっすらと汗が滲み、あまりの恥ずかしさに肉棒から唇を離してしまう少女の顔を教師の濡れた大きな傘が撫で回す。あっ…あ……ぁぁ……と自分を支配している牡の性器の愛撫に吸い寄せられそうになりながら小さく首を振る少女に、呆れた様に教師が息を漏らす。怒られる。そう思いながら奉仕の続きへと少女は踏み切れない。だが男子生徒達の視線とスマホのカメラから隠れようとする事も出来ない少女を、ひょいと教師が抱え上げた。
「え……」窓へと向かう形にベッドの縁に腰を下ろした教師に引き寄せられ、引き締まった太腿の上を跨ぎ男に背を向ける形で下ろされた乃愛は、両膝を左右に大きく開いた形になり、直前まで奉仕していた堪らなく卑猥な大きな牡槍が濡れ切って開いている淫裂をぬろりと擦る。「あ…ああああああぁんっ!」
 堪えきれない嬌声を上げてしまう乃愛はそのまま貫かれると身構えるが、少女の腰が乗ってもなお勢いよく反り返り天を仰ごうと押し上げてくる巨大な肉棒は剥き出しになっているクリトリスを下から支え隠す様な状態で前方に突き出す状態で重なっていた。一気に犯されてしまうと昂ってしまった乃愛の戸惑いを見抜く様な薄笑いが微かに聞こえ、そして少女は自分が男子生徒達に向かって乳房も性器も曝け出してしまっているのだと気付く…いや教師の猛々しい牡槍が陰裂に重なっている為にクリトリスと無毛の丘が見えているだけなのだが、だがそれは救いと呼ぶにはあまりにも淫らな姿だった。
 や…恥ずかしい、そう小さく口走り首を振り羞恥に染まる乃愛の両膝を抱えている教師が、ゆさりと揺さぶった。巨大な剛直の上で船を漕ぐ様に少女の淫裂が前後に滑り、ぐちゃあっとあからさまな淫水の音が保健室に鳴り響く。その幹にグロテスクなまでに血管を浮かび上がらせる極太の幹に僅かに絡みついては巻き込まれる乃愛の小振りな小陰唇が溢れ返った愛液の中で泳ぐ様にぐちょぐちょと掻き混ぜられる。教師に下品に音を立てて小陰唇を吸われ弄ばれるのに近いその強烈な刺激に乃愛の身体が淫らに跳ね上がり仰け反り、剥き出しの乳房がぶるんと弾む。無毛の生白い下腹部に可憐に存在を訴えてくる小粒なクリトリスの初々しい淡い肉色と使い込まれていると感じさせる禍々しい赤黒い巨大な傘と灰色の長大な幹を酷く性的な見世物として男子生徒達に訴える。教師と女生徒が公開性交をしたと、しかも処女喪失の授業だったと嘘か誠か判らない噂は全校に流れていた。――この有様はそれを肯定するものだった。ただ恥ずかしい姿をさせられる可哀想な女子ではなく、既に処女を肉槍で奪われ、猛々しい牡槍をたっぷりと味わっているのだと、悦んでいるのだと、すっかり男の味を憶えて病みつきになっているのだと、前後上下に揺さぶられ鳴き喘ぐ少女の痴態が語ってる。全身でよがり鳴いている。
「胸が淋しいだろう?」
 教師にそう囁かれ乃愛は縋る様に言葉に従い自ら乳房に手を添え、そして揉みしだき始めてしまう。自慰の密やかなものではなかった。教師の動きそのままに、荒々しく捩じる様に掴み揺さぶり指を食い込ませ乳首を捏ねる。だが所詮少女の華奢で非力な指では男の齎す強さも鋭さも再現など出来はしない。今日はまだ教師に愛撫して貰えていない切なさをぶつけてもまだ足りない刺激に、乃愛は喘ぎながら白い身体を淫らにくねらせる。涙を湛えている揺れる大きな瞳に映る男子生徒達の獣欲の顔に見ないでと何度も繰り返しながら、細い少女の身体は腰は、何よりも教師の牡槍を求める動きを繰り返す。両膝を抱えられて操られている、だが、それよりも少女自身が腰を動かしていた。揶揄う様に膣口に巨大な傘が重なる度に自ら腰を落とそうと白い腹部から腿までをうねらせるのが全員の目に晒されていた。いつの間にかコーヒーカップを手に保健医もそれを面白そうに眺めている。あんっあんっと子猫がミルクを強請る様な切羽詰まった鳴き声が少女の夥しい愛液のにおいと一緒に保健室に籠る。高く上げさせた細腰に、天に反り返る腕を連想させる長大な肉槍の切っ先が重なる状態で必死に腰を落とそうとする乃愛の膣口に亀頭がめり込みかけては引き戻され、少女が身も世もなく首を振りたくり今時珍しい位の綺麗な長い黒髪が乱れ舞う。
「おねが……ひ……しま……ふ……っ、ください……っ、おまんこ……してぇ……っ」
 無我夢中で口にしてしまった哀願の直後、くいと教師の手が膝を更に持ち上げ膣口にめり込みかけていた巨大な傘を引き離させた。
「やぁ……っ、いや……いやです…もうがまんできない……っ」
「前を見てみろ」
 牡肉を求めてくいくいと卑猥に腰を揺らし口をだらしなく開き喘ぐ乃愛は、不意にかけられた教師の声にぼんやりと視線を向け、そして窓を埋め尽くす様な男子生徒達にびくっと身を震わせた。見られているのは判っていたが再認識させられる状況にぞくっと少女の意識が引き戻される。教師の玩具にされ同級生にそれを知られ、だが乃愛が一気に全校の慰み者にならずに済んだのは教師があくまでも手綱を握っているお陰だった…つまり教師が許可をしてしまえば扱いは一気に悪化してしまうだろう。
「五ノ井、お前特等席で見ろ」
「え?何で五ノ井だけ!?」「ずりいっ!」
「悔しければ首位獲れ首位」
 不意に指名をされた窓の外にいる男子生徒がやっかむ周囲に小突かれながらテラス窓から保健室に入室し、そして保健医が窓とベッドの間に置いたパイプ椅子に落ち着かない様子で座った。その距離は前屈みになり手を伸ばせば乃愛の身体に触れられる程に近く、三年生らしき見知らぬ男子生徒から至近距離で見られ乃愛はびくっびくっと身を震わせる。同級生には授業として教師との初体験を見学されていたがそれには緘口令が敷かれていたし、何より見知らぬ相手ではなかった。それなのに今目の前にいる男子は三年生であり乃愛にとっては既に大人と大差なく感じる風貌である。
「手は出すなよ」
 そう言った教師が次の段階に進もうとしているのを察し、乃愛は身を縮込まらせながら首を振る。見ないで欲しい。こんな至近距離で教師に貫かれる所を見られては犯されるのと大差がない。乃愛の恥辱を感じ取られてしまう…どう突かれ揺さぶらどう責めれば悦んでしまうかを知られるのは実際に行為に及ばなくても十分に一線を越えてしまう気がしてならない。恥ずかしさに男子生徒に目を背けて欲しいと願いを込めて視線を向けてしまった乃愛は、男子のスラックスの股間が見事に跳ね上がっているのとぎらつく目にあああっと鳴き喘ぐ。興奮している息遣いが柔肌にかかる気がした瞬間、乃愛の白い裸身がびくんと震えた。見られている。こんなに近くで見知らぬ男子に昂りきりしこっている乳首も、うっすらと汗ばむ肌も、自分を支配する教師の牡槍を求めてぐびぐびと蠢く膣口も、今見られたくないと願いながら卑猥に揺れ動き牡を誘う動きを繰り返し続けている身体も。ああっああっと鳴きながら乃愛は目の前の男子生徒やその背後の窓の外の男子生徒達を見てしまう。これから自分が教師に貫かれると全員が判っている。早く犯されろと全員が待っている。見ないで。そう願いながらぶるっと身を震わせながら乃愛は自らの乳房を捏ね回してしまっていた。声を抑えようとする片手を口元に当てながら、もう一方の手は見せつける様に荒々しく乳房を揺さぶり掴み揉みしだく。
「いいな?」
「はい……」
 教師の言葉に応えながら乃愛は浅く乱れた呼吸を繰り返す。教師に貫かれる期待にぞくぞくぞくっと淫らな期待で全身か震え、見知らぬ男子生徒達の目の前でこれからたっぷりとよがり狂わされる羞恥の予感に頭の芯から爪先までが痺れる様な緊張感が這い回る。見られたくない。今までも喜んで自ら痴態を見せつけてきたつもりはなかった。発情と羞恥に蕩ける顔と乳房と無毛の下腹部と真下に教師の巨大な亀頭の存在を感じてぱくぱくと戦慄く膣口が大勢の男子生徒の滾った視線に晒している恥ずかしさに抱え上げられている乃愛のニーハイソックスの内側で足の指がきゅっと縮込まりもどかしげに踊る。今まで何度も教師に犯されており二人きりの時も同級生達の衆人環視の中も今もにやにやと眺めている保健医との3Pも経験させられているが、視線はまるで手で直に触れられているかそれ以上の様に少女の柔肌に絡み付きたっぷりと乃愛を犯してくる気がした。いやらしい。いやらしい女だ。色情狂のすけべな女。恥ずかしいと思わないのか。羞恥に晒されて隠れてしまいたい乃愛を労わる様な蔑む様な揶揄う様な何十回何百回もかけられた言葉の記憶が頭の中で虫の羽音に似た反響で蘇る。違うちがうちがうちがうと思いながら全身に蜂蜜をかけられ無数の手で肌を捏ね回され牝肉に指を挿入されずぽずぽと掻き混ぜられる錯覚に乃愛は喘ぐ。
 見て知られているだけではない。少女とのセックスは禁止されてはいるが少女からの口戯と手淫とパイ擦りと、指だけの挿入だけは既に同級生達に許可されてしまっている。教師による乃愛の処女喪失の生殖の授業では同級生全員が既に愛液を溢れ返させている少女の膣口を観察し、まだ存在する処女膜の小さな穴に指を挿入していった…口々に感想を報告しながら抽挿を繰り返す全員の指に組み合させた机の上で隠す事も出来ずに乃愛はよがりどろどろに愛液を溢れかえさせながら軽く達し続け、そして十分過ぎるまでに昂ぶり切った状態で教師の長大な肉槍で貫かれた。避妊具はなかった。初めてのセックスの上に同級生達が圧倒される程の凶悪な男性器にじっくりと犯され、馴染んでいくまで痛みを紛らわせる方法を考えろと指示された同級生達が数人ずつ代わる代わる顔を真っ赤にして激痛を堪える少女の身体を撫で回していった…徐々に始まる抽挿の痛みから逃れる為に両手に握らされた同級生達の肉棒をひたすら奉仕し、全裸に巻き散らかされる精液を浴びながら徐々に、ゆるやかに、教師の長大な威容に馴染んでいく牝肉は授業の終わりにははっきりと牝肉の絶頂を味わってしまっていた。慣れるまでは差があるが少女は異様に早いと呆れられながら乃愛の悦ぶ場所を探し様々な体位で味わい尽くされ、授業なのだから素直に申告しろと命じられるまま少女は好きな場所と速度を羞恥に焙られながら報告する。どこもかしこも堪らなく気持ちがいいその中とても弱く猛々しい肉槍で特に重点的に擦られると身体が弾け飛んでしまうのではないかと怖くなる程快感が突き抜ける場所は、集中的に犯された。潮吹きまでしてしまった少女の顔に今は手で奉仕していない同級生の精液が勢いよく浴びせられた。喘ぐ口に注がれる誰のか判らない精液を無防備に…精液と当然判りながら乙女ならば秘めておきたい大切な処女喪失の姿を大勢に見られ興奮させているのだと実感させるとても濃く量の多い精液を、教師に膣奥をごりごりと捏ねられながら乃愛は嚥下する。この授業に合わせて自慰を我慢していたのだと何人も口にしていただけあって、それはとても濃くどろりと喉に絡み付く。恥ずかしい。消えたい。それなのに苦みも鼻腔を犯す濃厚な性臭も乃愛を気付けない深い場所で深刻な恥辱の根を張っていく…教師の長大な肉槍に限界まで圧し広げられ犯され圧倒されながら、貯め込み過ぎる事のない教師にはない強烈な精液がうら若く処女を今失っていく乃愛に濃過ぎる味わいと臭気に穢される恍惚を植え付けていく。
 大勢の視線を浴びながら、乃愛は身悶える。
 怖い。
 それなのに少女の瞳は羞恥に蕩けきっていた。
「――乃愛」
 教師の声にびくっと少女は身体を震わせた。人前で貫かれる前に何か口上を述べろと教え込まれた訳ではない、だが授業で公開処女喪失をした為なのか、何かを勘違いしてしまったのかこれからの恥辱を伝える経験をした少女はそれが当たり前の様に感じてしまう…言葉を口にされてしまってもいないのに。
 はぁっはぁっと浅ましく発情しきった犬の様な忙しない浅い呼吸を繰り返してから乃愛は羞恥に濡れた瞳を大勢の男子生徒達に向け、そして恥ずかしさに耐え切れず瞳を閉じる。
「これから…これから先生の大きなオチンポでいやらしいおまんこをたっぷり犯してもらうのを…見てください……ぁぁ……っ…乃愛はセックスが大好きないやらしい子です……」
「お前ら、おかしな真似をしたら即処分食らわせるからな」
 教師の言葉の後、ゆっくりと下ろされていく腰に乃愛は全身を仰け反らせて期待と羞恥に喘ぐ。時折乃愛の膣口に添えさせ軽くめり込ませている大きな傘には可憐な少女から溢れ返っている濃い愛液がべっとりと絡みついている上教師自身から垂れる先走りの汁が既に絡みついている。教師が目を付けた原因でもある豊かな乳房と比べまだ幼さの残る嫋やかな身体に腕の様な極太の肉槍は不似合いであり拷問の様ですらある、が、男子生徒達の前で喘ぐ少女の全身から妖しいフェロモンの様に漂う淫らな期待は避妊具を着けてすら貰えていない相手に溺れきったものだった。
 期待と羞恥に全身で呼吸を繰り返す乃愛の乳房が前後にぶるんぶるんと揺れる。白い腹部と内腿が挿入される前から卑猥に脈打ち、窓に押し寄せている男子生徒達の群れの上から差し込む初夏の日差しの照り返しを浴びる少女の淡い肉色の粘膜の底にある膣口がくぱくぱと蠢く。既に大きな傘をめり込ませている為に緩んでいる牝孔は愛らしい口から零れた淫婦すら躊躇うであろう卑猥な口上そのままに凌辱を待ち侘び貪婪な蠢きを大勢の視線の先で繰り返す。猛々しい剛直に貫かれてもただぽっかりと開いた穴にはならない牝肉である。不似合いな肉槍に犯されながら締め付けて悦ぶに決まっている。そんなぎらつく視線を浴びているのを男子生徒達の強烈な獣欲を浴びせられているのを密かに愉しむ様に、一瞬その視線が大勢の顔を、堪えられず密かに擦る昂る股間を盗み見て堪らないと言わんばかりに更に大きく乃愛の身体がびくんっと跳ねる。
「せんせい……きて……ぇっ…ぁ……ああああああああああっ!」」
 哀願に応じる様に下ろされていく腰の底で膣口に大き過ぎる傘が密着しずぶりと押し込まれた瞬間、乃愛は強烈な快感に堪えきれず甘さでなく悲鳴の様な嬌声をあげてしまう。保健室に相応しい声ではなかった。大勢の男子生徒や保健医の前であげるべき声でもなかった。だが容赦なく小柄な牝の身体を貫いている猛々しい肉槍にはこの上なく相応しい声だった。初夏であるのに日焼けに縁のない白い少女のその秘めるべき一番大切な牝の粘膜は幼女の様な淡い色合いであり、襞も指で摘まんでもすぐに外れてしまいそうな程に薄く小さく頼りない。こんな様子ではまだセックスは無理ではないかと思えてしまう程痛々しい性器である。そこに赤黒い大きな傘がずぶりと沈み込む。傘の鰓の反り返りは凶悪な程張り出していて膣奥で射精をすれば決して精液を漏らさない凶悪なつくりをしているそこに続く幹も腕に近い長大で極太の物でありごつごつと浮かび上がる血管がグロテスクさを強調している。幼女レイプを連想させ串刺しと言う言葉そのものの挿入は、痩せ過ぎではないが薄いその腹部に牡槍が今どう挿入されているのかその在り処を判らせぼこりと形を浮かび上がらせていた。深い。思ったよりも深くまで少女の牝肉は牡槍を迎え入れている。壊れた玩具の様にびくんびくんびくんびくんと白い身体が仰け反り、途絶える事のない嬌声を溢れさせる可憐な少女の顔は歓喜で仰け反る裸身のその先で喉を見せる様に仰のいていた。純粋な裸身ではなく豊かな乳房の上に捲り上げているセーラー服の上着と白いニーハイソックスだけは身に着けている姿がより一層淫靡な姿を強調していた。まだ一年生。この前までは中学生だった少女が大人の男の凶悪な肉槍を銜え込んで全身で悦んでいる。既に漂っていた愛液のにおいに、一気に滲んだ汗の甘い匂いが保健室のベッドの上に漂うと言うより溢れ返る様に広がった。
 教師の肉槍が人並ではないのは既に男子生徒達の物と比べて判ってしまっていた。だが最初に目にし、脅迫されてパイ擦りをさせられた物が乃愛にとっての基本であり全てになっていた…それを上回るものを知らないのもあるが、何も知らなかった乙女に容赦なく刷り込まれた牡肉の支配は簡単に抜け出せるものではなく、そして抜け出せるだけの他の素晴らしさを少女は知らない。
 セックスと言うより出産の痛みに近いのではないのかと思える大きな傘にごりっと膣口の狭いくねりをこじ開けられ、一番径の太くなる鰓を迎え入れる瞬間、乃愛は声にならない悲鳴を上げる。全身からどっと汗が滲むのが判り身体中が硬直する。他の牡肉はもっと迎え入れやすい大きさなのは判っている…だがこれが自分を貫くべき牡槍だと何処か誇らしく感じてしまう。全身で火花が弾け、抱え上げられている腰がずぷんと更に沈み込むと傘は乃愛の華奢な身体の中に沈み込み、そしてペットボトルを連想させる長大な幹がずぐりと牝肉全体を圧し広げていく。最初こんなに悍ましいものがあるのかと怯えてしまったが今はそれがとても頼もしいものに思えてしまうのは少女だけの秘密だった…大き過ぎるモノが好きなど十六歳の少女が持つべき感覚ではない。それなのに。全身から汗を滲ませながら少女は圧倒され溺れる。支配される。薄い腹部が教師の肉槍の形に盛り上がり、たっぷりと溜め込まれた愛液は当然溢れ返るべきでありながら凶悪な鰓に栓をされ膣奥へと逆に圧し流されていく。指での愛撫と拡張は教え込まれていた膣が最初これに貫かれた時は無理があると思ったのに、今は苦悶の後の至上の快感に身体中の細胞が歓喜してしまう。恥ずかしいのに。本当は愛し合う恋人や夫とだけすべき行為なのは判っているのに。乃愛の乳首が快感に限界まで硬くしこり、仰け反った体制のまま痙攣にぶるんぶるんと弾む乳房の頂きで空気を掻く。牝肉の強烈な充実に満たされながら、乃愛の意識の隅で物足りなさを訴えるものがある。
 もっと苛めて。反射的に上に逃れようとしてしまうのを教師に抑え込まれながら貫かれるのが好き。豊かさが恥ずかしい乳房の形が歪むくらいに敏感になっている乳首を摘ままれ引っ張られるのも、指を食い込ませて激しく揉まれるのも噛まれるのも好き。膣奥までずっぷりと貫かれたまま動いては貰えずにクリトリスを抓られるのも好き。たっぷりと言葉で責められて今何をされているのかどう感じているのか教えられた淫語を繰り返させられるのも好き。鏡の前で自分が犯されるのを見せつけられるのも好き。――嫌。恥ずかしい。ひそひそと同級生達が話している。ノーブラで受けている授業で乳首が透けているのを話している。あの授業…撒き散らされた精液を肌に擦り込む様に揉まれていく。皆自分の執着する場所に射精していく。顔口胸…そしてクリトリスに結合部。まだまだ教師とのセックスの最中に乃愛の下腹部へと浴びせられる精液に「お前ら俺にはかけるな」と苦笑いする教師に犯される破瓜の血液と愛液と精液の泥濘に同級生達の濃厚な精液が白く溜まっていく。あくまでも少女に無理強いをさせない指示に従ってはいるが、少女自身の自主的な行為は止められていない。結果、あの授業の後、無言の圧力は増大している。出来るだけ無視をしたいが、奇妙な罪悪感を持ってしまった乃愛は逆らえない。以前は体育の授業の為に女子トイレでしていた着替えは同級生に見られながら行う事になり、そして今は数人で乃愛を着替えさせる様になっている「疲れただろうから」そう言われて逆らう事も出来ず、偶然触れてしまった様な動きで乳房を揉まれ、間違えた振りをして下着を引き下ろされ、そして愛液に濡れている下腹部を交代でティッシュで何度も何度も拭われ、手が滑って指が膣内に潜り込む……。
 見ないで。やめて。触らないで。あまりの恥ずかしさに悲鳴をあげそうになりながら、失神しそうな羞恥に上気した柔肌がざわめき身体中が敏感になっていく。何故か偶然かけられてしまった精液を拭われるのは、当たり前になりつつあった。見ないで。見ないで。触らないで。教室の机に上体を伏せてスカートをウエストまで捲り上げた状態で汚れた場所を探して貰う。触れないから広げてみてと言われて愛液塗れの粘膜を開いて、同級生達にたっぷりと確認して貰う中、不意に熱い粘液が尻肉や開いている粘膜に撒き散らせる…汚れは、全部綺麗になるまでお世話をして貰えるのだと、放課後遅くまで気付くと全裸にさせられその場にいる男子生徒全員に手淫と口戯奉仕をさせられている乃愛に、仄めかされるのは、精液で汚れた指で掻き混ぜられた膣は、もっと大きなモノで奥まで掻き出した方がいいよねという提案だった。それだけは飲めていない。代わりのお礼の奉仕をするのは当たり前の助け合いなのだと彼等は言う。所謂素股は、最近は全員が絶対に楽しむあれはアウトなのだろうかセーフなのだろうか。時折間違いで挿入しそうになる事が最近はとても頻発している。事故は起きてしまうかもしれない、そして事故が一度起きてしまったら膣奥の汚れを丁寧に掻き出して丁寧に綺麗にしてくれる行為を、同級生は全員進んで行ってくれてしまう気がした。怖い。保健医は膣内射精の後の洗浄はいつでも行ってくれると言ってくれたし、してくれているから問題はないのかもしれない。そんな問題ではない。嫌。誰とでもセックスをするまで堕ちたくはない。しかし保健医ともしている。教師に犯されながらいつもお世話になっておるお礼に口戯奉仕をするのは当たり前なのかもしれない…だがたっぷりと射精を済ませた教師が眺める前で若干変質的で執拗なセックスを楽しまれるのは…いやあれは仕方ない、乃愛は既に教師とのセックスで蕩け切って何も考えられなくなっており何でも悦んでしまうのだから。
 でももう十分。教師とのセックスだけでもうそれ以上はいらない。知りたくない。怖い。
 膣奥にごつんと当たる大きな傘の堪らない充実感に喘ぎながら乃愛は身をくねらせる。いやくねる程の余裕はない。串刺しなのだから少し身じろぎしただけで全身が達してしまう。だらしのない緩く甘く蕩けきった声が口から溢れ、口の端から唾液が垂れる。大きい。膣奥に力任せに捩じ込まれても教師の長大なものは乃愛の牝肉では根本まで迎え入れる事が出来ない…他の女性ならば出来るのだろうかと思ってもそれは個人の嫉妬には繋がらず、根本まで迎え入れたいと言う本能的な切望にしかなっていなかった。それでも鋼の様に硬い剛直に貫かれている牝の淫らな実感に、乃愛はうっとりとして自ら柔肌を撫で、そして薄い腹部の上から何度も教師の存在を愛撫する。あー…と緩い声が溢れ、手が下へと滑り、そして結合部へとたどり着く。酷いと言いたくなる程に張り詰めている粘膜をとても硬く熱い肉の幹が貫いている。まだ射精をしていないのに既にべっとりと絡みついているのは乃愛の愛液と教師の先走りの混ざった粘液である。指で何度もそれを撫でると膣内で嘲笑う様に肉槍が跳ねる。あんっと鳴く乃愛の耳に教師の苦笑いが聞こえ、そして両足をベッドに着いたものの中途半端な体勢の少女を片手で支える男が自由になったもう一方の手を背後から回し、白い乳房をゆっくりと掴んだ。大人の男の節張った大きな手が男子ばかりの工業高校に入学してまだまだ間もない幼さを残した少女の、だが大人の女性よりも豊か過ぎる乳房をぎゅっと力を込めて揉みしだく。
「あああああああんっ!」
 最初乱暴に扱われると涙が出そうな程に痛かった乳房はいつの間にか激しく掴まれてもじんと堪らなく膣奥が疼く程に練れた乳へと変えられてしまっていた。待ち侘びていた愛撫に乱れる乃愛の髪が激しく舞い、反射的に少女の身体は男に貫かれたまま上下に跳ねてしまう。ぐちょりと音を立てて引き戻された肉槍と結合部の密着した場所から淫猥な潤滑液が溢れ出す。ベッドの縁に腰を下ろしている教師の腰の上と言う不安定な場所への恐怖と圧倒的な肉槍に掻き乱される快感故か、腰をぐりぐりと男に摺り寄せながら背後の男に縋りつこうと足掻く乃愛は飼い主に身を擦りつける白い牝の子猫の様に必死に絡み付くが、後ろ手では上手くいかず甘えた嬌声を零してしまう。
「可愛いだろう、こいつは」
 くくくっと嗤うその手が更に荒々しく乳房を揉みしだき、既に大きく開いている膝を更に左右に広げた教師に牡と牝の結合部が更に見せつける体勢へと変えられる。低いどよめきにびくっびくっと乃愛の身体が跳ね、剛直を締め付ける牝肉に男が嗤う。
「――待った。木下がこっちに向かってるから御終い」
 不意に保健医がスマホを見ながら言った言葉に、男子生徒達の空気が変わった。粗暴でほぼ全校生徒から嫌悪されている体育教師の評価は校内では害獣に近い。偏差値が高いお陰で淫らな悪戯を楽しんではいてもあくまでも乃愛が本気で嫌がり教師の禁止事項に触れる行為は及ばない男子生徒達とは違い、それを一気に突き崩しかねないのが体育教師だった。女好きでセクハラ体質な男が乃愛の恥辱を知ればただでは済まないと誰もが想像がつく。糞野郎だのと罵りながら波が引く様に渋々去っていく男子生徒達に、呆然としている乃愛の口を教師の手が塞いだ。
「あー五ノ井、窓とカーテンよろしく。――お前はどうせだ残ってろ」気拙げに席から立ちあがった三年主席男子に言いながらエアコンのスイッチを入れる保健医がにやりと嗤った。「このお嬢ちゃん、観客がいる方が悦ぶんだよ」

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