ぬるりと膣内から押し出されそうになるバイブレーターに少女はびくんと身を強張らせた。
「でさー、タピオカランドに行ってきたB組の子がねー」
「嘘。行ったの?」
朝のHRが始まるまでの暫しの雑談。嫌いではない時間だが左右の机に手を添えて通路で軽く脚を組んでいる少女は、これからのHRや授業への面倒くささよりも厄介な問題を抱えていた。微かに鳴り続けているモーター音、そして膣内でくねりつつけているバイブレーター、そして、早朝の社会化準備室で三度の膣内射精で注がれ続けた精液が少女の白いパンティの中でぐじょぐじょと無残な状態を作っていた。
『トイレ…行きたい……っ』
何食わぬ顔で悪友と話しながら少女の意識は下腹部から離れない。脚を組んで腰を後ろに突き出している姿は尿意を堪えている様に見えてしまうものだが少女にそれを直す余裕はない。どれだけバイブレータは抜け落ちかけているのか、パンティがあるからそのまま床に落ちる事はないだろうが、バイブレータのモーター音は意外と大きく、HRや授業で静まった教室では皆に聞こえてしまうだろう。出来るだけ体内に収めておきたいが、夥しい愛液と大量の精液で救い様のない坩堝と化している上に無意識に蠢き締め付けては緩めるを繰り返す膣は、憎ったらしいあの教師の時はぐびぐびと奥へ奥へと招き入れる動きを繰り返すというのに、今は搾り出して排出しようとしている気がしてならない。
少女の頬が僅かに赤くなる。
憎ったらしい。そう憎ったらしい。大嫌い。人を小馬鹿にする皮肉な笑みも、着痩せする身体も、耳元で卑猥な事を聞いて猥語で求めさせる綺麗なテノールも、目の前の悪友が密かにいいよねと評する二枚目顔も、大嫌い。大体、このバイブレータが小さいのが悪いのだと思いかけた少女は、バイブレータの挿入前に極悪教師の愛液と精液に塗れたモノとバイブレータを交互に舐めしゃぶらされた時を思い出し更に赤面して僅かに俯く。――大きいのも、硬いのも、熱いのも……大嫌い。
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09『パニエなし魔法少女撮影会ver2』
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