ピアノ・フェイズ
Piano Phase (1967)


□ 編成:2台のピアノ
□ 演奏時間:20分

短い音形を2人の演奏者が2台のピアノを始め同時に演奏し、その後一方の演
奏者がごくわずかずつテンポを上げていく。ずらすことによって生じる無限と
も言える響きの変容が現われる。そうして両者にちょうど音符一つ分のずれが
生じると、初めに聴かれたものとは全く異なった旋律が聴覚上現われるという
作品。作曲の完全なコントロールから、その結果が想像以上に多彩なものとし
て出力されるという作曲のありかた。それは作曲者の予想さえ超えるものであ
ると、ライヒも語る。以前からのテープ作品と同様の手法だが、これはそのラ
イヴ演奏での実践。


□ 収録ディスク

Player(s): Steve Reich, Double Edge etc.
Disk Title: "Steve Reich Early Works"
Label・Year: Elektra Nonesuch,1987
Other Contents: "Come Out" "Clapping Music" "It's Gonna Rain"
Notes:
演奏時間約20分。



*"Works 1965-1995"にもノンサッチの同音源を収録。作品一覧ページ参照。


Player(s): Amadinda Percussion Group,Group 180
Disk Title: "Another Look At Counterpoint"
Label・Year: AMIATA,1993
Other Contents: "Music for Mallet Instruments, Voices and Organ"
"Sextet" "Octet"
Notes:
演奏時間約12分。テンポはダブル・エッジの演奏とほぼ同じだが、反復の回数
が少なくコンパクトにまとめられている。



cover
(旧アートワーク)


Player(s): Ensemble Avantgarde
Disk Title: "Phase Patterns etc."
Label・Year: wergo,1999
Other Contents: "Phase Patterns" "Pendulum Music" "Four Organs"
Notes:
演奏時間約17分。




Player(s): 吉原すみれ
Disk Title: "Eclogue"(「吉原すみれ 打楽器の世界」)
Label・Year: Camerata Tokyo21985
Other Contents: none
Notes:
『ピアノ・フェイズ』をマリンバで演奏。






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