Photo Diary : Sense of Wander  -夢幻放浪記-  19     Topへ戻る   前へ   次へ  

No.400 8,July,2004  <朝顔市> 入谷
早い時間帯に都内に出られるはずが、職場の健康診断にひっかかって鶯谷駅に着く頃には7時近くになっていた。夜店のにぎわいはあっても、朝顔は夕方すぎには完全にしぼんでしまっている。朝は夜明けと同時にやっているそうだ。画像整理に時間をかけていると、早起きできるかどうかはちょっと自信がない。
Fine Pix F710  2004 07/07  20:00

No.399 3,July,2004  <コンパクト機賛> 中華街

出かけたのが遅かったせいで、元町・山の手方面の撮影は断念して山下公園と中華街に向かう頃には日が暮れてしまった。中華街のスケールの大きさを表現しようとすると、まだレンズ一本きりのEOS Kiss Digitalでは力不足で、Caplio GXとワイコンを多用することになる。この手の夜景に関してはラチチュードの狭さを感じさせず、色・解像感ともに十分な役割を果たす。高感度でもノイズの増加が少ないEOS Kiss Digitalの能力を引き出すには最低でもシグマの18-125と12-24あたりのレンズが必携となるが、ワイドレンズまで揃えるにはちょっと時間がかかりそうだ。
Caplio GX  2004 07/03 20:50

No.398 3,July,2004  <ハニカムSRの凄さ> 日本丸
そこへゆくと、コンパクト機でもハニカムSRを使ったF710はハイライトからシャドウ部まで発色が低下することがなく、実に鮮やかである。自然の樹木などを撮るとハイブリッドCCDゆえの細部解像力の問題が露見してしまうのだが、このような人工物を引かずに撮った場合には、実に立派な描写であり、デジタル一眼顔負けとなる。
Fine Pix F710  2004 07/03 15:28

No.397 4,July,2004  <ちょっとがっかり・・・> クイーンズ・スクエア
低価格機とはいえ、EOS Kiss Digitalはコンパクト機よりも数段大きなAPSサイズの撮像素子を使っている。だから、幅広いダイナミックレンジを期待したのだが、CCDではなくCMOSのせいか、ハイライトは白飛びしやすく、シャドウ部もコンパクト機並に解像感と発色が低下する。もちろん、パワーショット系のように、狭苦しい圧迫感は感じさせない自然な絵になるので許容限度内ではあるが、オリンパス意のE-10のような柔らかな諧調性と懐の深さを期待した部分に関しては、ちょっと肩透かしだった。
EOS Kiss Digital  2004 07/03 14:29

No.396 3,July,2004  <一眼は買ったけれど・・・> 第三台場

 おまけのレンズ18-55mmだけでは当然寄りきれず、カメラのポテンシャルは発揮できず・・・追加投資を余儀なくされそう。
EOS Kiss Digital  2004 07/01 21:06

No.395 3,July,2004<22mmの銀座> 銀座
待望の22mmの銀座だけれど、あまりラチチュードのないこのカメラでは、イメージ通りの撮影は意外に難しく、ワイコン使用時は光源を入れると周辺の乱れも小さくない。画像のストックは増えるけれど、ギャラリーを作るまでには今ひとつの絵ばかりである。
Caplio GX   2004 06/30 21:17

No.394 3,July,2004  <夕空に魅せられて> 谷中

電車の中から見た夕空に魅せられ、日暮里で途中下車。
しかし、このすぐ先には猫たちが大挙して現れ、夕空の撮影はあえなく中断。
一体、どんな様子だったのでしょう?
Fine Pix F710  2004 06/30 19:07

No.393 29,June,2004  <桃の木商店街>

ニ三回見ただけのフジTVのドラマ「ワンダフルライフ」には、桃の木商店街という名前が出てきて、看板も下町らしくてなかなかよいのではと思っていたが、撮影が行われたのは毎度おなじみの神谷商店街だった。最終回が終わった今となっては、もはや番組用の看板をカメラに収めることはできないのが残念だ。

http://www.kitanet.ne.jp/~ossan/sorimachi.htm

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/zipzap/spot/sp04061701.htm

 


No.392 29,June,2004  <駆け足で> トリトンスクエア
Caplio GXのワイドコンバージョンレンズのテストのため、閉店間際のトリトンスクエアに駆け込む。28mmだとちょっと端が欠ける天井大壁画も、22mmならこんな風に余裕で入る。
Caplio GX  2004 06/28  23:11

No.391 29,June,2004  <ブレイクスルー> 晴海埠頭
画像処理そっちのけで、東京駅周辺を撮影しようとしたら、バスが晴海埠頭まで出ていることに気がつく。有楽町、築地、勝鬨橋、晴海トリトンと魅力的な夜景スポットを巡るが、何とか我慢して終点まで乗るとそこは夜景の宝箱だった。お台場周辺の被写体までは距離があるので、三脚なしでは厳しいが、そろそろEOS Kiss Digitalを箱から取り出して、新しい夜景撮影にチャレンジしたいと思う。
Fine Pix F710  2004 06/28  21:34

No.390 29,June,2004  <みたらし団子> 鹿島神宮

銚子へ出るか、潮来へ出るか、迷っても、実際のところこの利根川河口に近い水郷地帯は交通機関がまばらで、移動時間よりも待ち時間の方が長くなる傾向にあり、思いつきで旅をしようものなら、とんでもないことになる。目の前のバスに乗りそびれると、2.3時間待つのも当たり前だ。結構やみつきになっている鹿島神宮の御手洗池そばの茶店で、みたらし団子を食べることにする。
Caplio GX  2004 06/27  14:19

No.389 29,June,2004  <波崎ウィンドファーム> 波崎町
波崎ウィンドファームはこの5月に稼動し始めたばかりだが、この手の風力発電所は、以前から撮ってみたかった被写体だ。
しかし、周囲に何もないので、写真ではスケール感がつかめず、小さく見えてしまうが、12あるローターの高さは64.5m、羽根一枚の長さが31mなので羽根が上端に達した時には100m近い高さになる。調べてみると、結構色々な場所にあるけれど、このように数の揃ったものはまだ日本では少ないみたいである。

http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9661/link3.htm
 

Caplio GX  2004 06/27  8:50

No.388 25,June,2004  <22> 上野駅

さすがに22mmで撮ると、上野駅が新鮮な表情を持って、姿を現してくる。広い範囲が写ると、不思議に諧調豊かに見えてくるカメラである。
Caplio GX  2004 06/24  20:43

No.387 25,June,2004  <絶滅危機種> 湯島

秋葉原より上野に戻るのに、御徒町寄りではなく、湯島寄りの経路をたどる。都内で絶滅の危機にある昭和の建築群が、飛び飛びに点在し、ポンプ井戸もあちこちで見かける。しかし、ISO64で頑張ろうとしたために、良好な画像を多く残すことはできなかった。
Caplio GX  2004 06/24  21:00

No.386 23,June,2004  <中途半端な夜 2> 表参道
本土寺の画像をCFに残したままだったので、Caplio GXはあっというまにメディアいっぱいになり、今度は表参道から原宿に引き返しながら、一度もやっていなかったS602の夜景テストをする。しかし、めぼしいスポットの明かりも消えた後では、大量というわけではなかった。
Fine Pix S602 2004 06/21  22:45

No.385 23,June,2004  <中途半端な夜 1> 原宿
遅い時間帯で、見栄えのする絵が撮れる場所は限られている。
雨の原宿に繰り出したが、意に反して雨はあっさり止んでしまう。
しかし、ワイコンを机上に出したまま出てきたことに気づく。
28mmだと35mmとはそれほど違うわけでないので、いつかまた同じ場所を撮りなおすことになりそうだ。
Caplio GX  2004 06/21  21:00

No.384 21,June,2004  <風雲急を告げる> 柏
静止画ではわからないが、あたかも嵐の前触れのように、物凄い速度で雲が流れ続けている。こんな青空も、またしばらくお目にかかれなくなるのかもしれない。
Caplio GX  2004 06/20  18:01

No.383 21,June,2004  <二回戦> 北小金
何となくしっくりしなかった前日の本土寺の撮影。
そのリベンジをかねて、カメラを変えての再挑戦。今回はほぼ思い通りの結果となったが、天気がよすぎてアジサイも菖蒲も昨日以上にしなびてしまったことだけはどうしようもかった。
Fine Pix S602  2004 06/20  16:00

No.382 20,June,2004 <荷物が増えると・・・> 水道橋
Sofmap新宿店で冷やかしているうちに、これまでのポリシーを覆す大きな買い物をしてしまう。Caplio GXのワイコンのテストをこの場所でも行おうとしたのだが、荷物が増えると自由度の高い撮影はできない。頭で描いたように、いつでもどの場所でもギャラリーができるようになるためには、われながら条件へのこだわりが不足していると思う。
Caplio GX0  2004 06/19  22:17

No.381 20,June,2004  <22mmの青空> 北小金

北小金駅は西口周りは土産物や食べ物屋が点在する下町風情の漂うたたずまいだが、東口は大型ショッピングセンターが駅正面にあって、都心のように空が四角く切り取られる。郊外の例にもれず、実はビル街はすぐに途切れてしまうのだが、この場所も夕空が美しく映える場所であった。
Caplio GX0  2004 06/19  18:40

No.380 20,June,2004  <あじさい寺> 北小金
俗称あじさい寺と呼ばれる本土寺はあけぼの山公園同様、目と鼻の先にあった。
二日前にも一度訪れたのだが、4:30の閉門に間に合わず、この日は1時過ぎからへばりついていた。しかし、五重塔前のあじさいはもう盛りを過ぎ、日陰のエリアのみがちょうど見ごろであった。色々なカメラを使って試行したのだが、F710は被写界深度がつかみ所がなく、Caplio GXやFZ2は日向では白飛び耐性がなく、最も良好な結果を残したのは、2800ZやA203などのフジの正方画素機であった。しかし、中古で購入したA203は閉門直前に壊れてしまい、多量の画像整理には朝方までかかってしまった。こういう見るからに絵になる場所でも、コンパクト機できちんとした撮影をするのは何かと大変だと改めて思い知った次第である。
Fine Pix F710  2004 06/19  16:48

No.379  17,June,2004  <一粒で二度おいしい・・・> 歌舞伎町
二枚の写真には、2時間以上のタイムラグがある。晴天であったこの日、実は横浜に出かける予定だったのだが、ヨドバシマルチメディア店で、現在入手が非常に困難になっているCaplio GXのワイドコンバージョンレンズが、8時か9時半に入荷すると店員から聞き、そのまま新宿に滞留、購入後戻って撮影したためである。小さい、安い、高性能の三拍子そろった、期待にたがわぬ優秀なレンズであった。
Caplio GX  2004 06/16  22:43

No.378  17,June,2004  <トロイの木馬の意味するもの> 歌舞伎町
かつての歌舞伎町は、ぴりぴりと神経をつねに張りつめざるをえない得体の知れないオーラが一面にただよっていた。一番見通しのよい新宿コマ劇場前でも、いつ銃撃事件があっても不思議はなく、到底一般人がカメラで気楽に撮影などできる雰囲気ではなかったのだが、今は普通に十代の少女や二十代のカップルが、携帯でパシャパシャ撮影するような空間になっている。行政の意向を受けた、警察による徹底した風俗の取締りのせいで、歌舞伎町のいかがわしさと同時にその活気さえも半減している。映画の上映キャンペーンの一環として飾られたトロイの木馬は、先兵としての家族連れやカップルをこの場所へと引き込むための文字通りの木馬なのである。
Caplio GX  2004 06/16  20:37

No.377  16,June,2004  <それとは対照的に> 京成津田沼 

新京成の終点、京成津田沼は駅前の店もまばらで、マクドナルドと松屋、庄屋とコンビニくらいしかなく、道の両側に200mばかりアーケードのある商店街が続いているのだが、銭湯があったり、間から寺が顔をのぞかせたりと、地方の昔ながらの商店街そのものであった。徳島市より内陸部に少し入ったところに鴨島という町があるが、ちょうどその商店街そっくりであった。
Fine Pix F710  2004 06/14 22:11

No.376  16,June,2004  <駅前劇場都市> 津田沼 
新機種の画質評価が落ち着いてしまうと、同じ場所をローテーションでぐるぐる回っていることが気になってくる。近場で新鮮なスポットを探し、新京成の新津田沼駅で降りてみる。奥行きはないので、裏へ回るとすぐに繁華街は途切れてしまうが、JR津田沼駅との間の2〜300mばかりの大通りは丈の高い明るいビルが並び、錦糸町以上の壮観である。イトーヨーカドー、ジャスコ、マルイ、パルコ、さらに駅をはさんでダイエーと大規模ショッピングセンターが並び、千葉のベッドタウンエリアの底力を痛感させた。
Fine Pix F710  2004 06/14 20:14

No.375  13,June,2004  <空調工事につき・・・> 銀座 
全館閉館で、まるで華やかさのなくなってしまった銀座三愛。
ワイド系の銀座をまとめて撮ろうと思ったが、要のこの場所が美しくないと肩透かしを喰った気がして、どうにも調子が出なかった。
Caplio GX  2004 06/13 21:51

No.374  13,June,2004  <水元公園 リベンジ> 水元公園 
前回は、一輪挿し状態の花しか撮れなかった水元公園の花菖蒲だが、今回はちょうど見ごろ。ただし、丸い田圃のような菖蒲園の構造と時間帯が遅くなったせいで、S602やFZ2といった望遠系の機種しかクローズアップには使えなかった。
Fine Pix S602  2004 06/13 18:35

No.373  13,June,2004  <浅草一本勝負> 浅草 
どのメーカーのどのカメラであっても、その能力を最大限に引き出すには、他のカメラとの比較をしようとか、このシーンは厳しいから別のカメラで押さえようとかといった考えは一切捨てて、一機のカメラで撮りきることである。この日は、Caplio GX一機のみで、浅草を撮りきる。改めて低速シャッターへの強さと、夜景との相性のよさを再認識した次第である。
Caplio GX  2004 06/12 20:12

No.372  10,June,2004  <まわり道 3> 青海
結局新橋からゆりかもめに乗ってお台場へ。
デックスや台場小香港を経由して、ビーナスフォートに着く頃には、ほとんどのお店は閉まってしまい、ありきたりのサンプル写真を揃えるのが精一杯。
しかし、あまり客が入らないのか、数年前は深夜営業だったこの場所も段々早仕舞いになってきている。
Caplio GX  2004 06/09 21:50

No.371  10,June,2004  <まわり道 2> 有楽町
コンビニでビニール傘でも買って、小雨の銀座でも広角夜景の撮影しようと思ったら、急に雨足が激しくなって、あまり防水のきかないバッグのせいで断念。何でこうなるの?
  Caplio GX  2004 06/09 19:40

No.370  10,June,2004  <まわり道> 上野
仕事のトンネルを抜けて、ヨドバシでワイコンでも買おうと思ったけれど、まだアダプターは入荷しておらず、肩透かし。しょうがないから、不忍池周りでも撮影しようと思うと、今度は雨が降り出して断念。何でこうなるの?
Caplio GX  2004 06/09 18:17

No.369  7,June,2004  <さらば、P600> 秋葉原

資金がショートして身動きが取れなくなる前に、あまりシンクロしなかったカシオのP600を売り払い、さらに他にも一機処分し、安い中古一機入手する。新機種は盛り沢山でも、それは仕立てられた洋服のレベルで、画像を生地そのもので見ると、新しいものはもはやコンパクト機には存在しない。大容量のメディアよりも安い数年前の中古の方が考古学的な好奇心をくすぐるのだ。
Fine Pix F710  2004 06/06 18:56

No.368  6,June,2004  <逃避行> 東京タワー
仕事が煮詰まって、どうにも逃げられなくなると、つい出かけてしまうのが夜の東京タワー。普通のライトアップなら、どんなカメラでも手持ちできれいに撮れるが、まるで燃え尽きるろうそくのように、第一展望台の上下を順に消してゆかれると、感度アップや手ぶれ補正機能を駆使しても、どのカメラも苦戦を免れない。F710のISO800では空の雲までも明るく写っていたが、手持ちで撮れるのはこの程度が限度だった。
Fine Pix F710  2004 06/05 22:01

No.367  4,June,2004  <天才カメラ> 取手駅
カシオのEX P600が優等生の委員長の女の子タイプであるとすれば、Fine Pix F710はスポーツ万能タイプの青年であり、そしてCaplio GXは、一見寡黙で無愛想な劣等生に見えて、実は天才肌の変わり者である。青の明度が低いため、青空バックの絵は総じて見栄えがするが、特に夕暮れ時の青空を描かせれば絶品である。露出も、液晶表示もあまりあてにならないのでヒストグラムで、小まめに補正する必要があるが、きちんと山が収まった時には思わず快哉を叫びたくなるほどの出来、しかもきわめてフイルム的なのでプロが好みとするのもうなづける。 

久々に、空や雲の表情を撮るのが楽しくなるカメラに出会えた気がする。
 

Caplio GX   2004 06/03 18:20

No.366  2,June,2004  <相性はあるけれど> 恵比寿ガーデンプレイス
ハイライトのおさえ込みは今ひとつで、露出のバラツキもあるけれど、夜景と晴天下の映りは、非常に素晴らしいCaplio GX。シャッター速度は1/2秒まで落ちているが、それなりの手間隙をかければ、今までに撮れなかった夜景が撮れそうで、なかなか楽しみである。
Caplio GX   2004 06/02 22:14

No.365  2,June,2004  <ボテロ展> 恵比寿ガーデンプレイス
恵比寿ガーデンプレイスでは、ユニークな二十体の巨大なブロンズ像が置かれ、なかなか楽しいスペースになっている。コロンビアの彫刻家、ボテロの野外彫刻展で、この場所でこれまで行われたイベントの中でも出色の出来。特に大屋根の中央部に置かれた猫は、エジプトの神殿の像のような堂々たる風格がある。

http://www.morganstanley.co.jp/aboutms/community/botero/

Fine Pix F710   2004 06/01 21:25

No.364  31,May,2004  <超望遠マクロ> 水元公園
水元公園の菖蒲はまだこれから。
数少ない花を生かすのに、FZ2の420mm相当のズームは絶大な威力を発揮し、バックのボケも絵画的だ。実際買ったら取り出すのが面倒に感じるかもしれないが、この絵だけ見るとこの「拡大コピー」版と呼ばれるFZ10もほしくなる。
DMC-FZ2   2004 05/29 18:29

No.363  31,May,2004  <水元公園> 
信州みたいですね。
Fine Pix F710   2004 05/29 16:03

No.362  29,May,2004  <雑踏の中> 渋谷
たとえセンター街の雑踏の中であっても、F710の色と露出は抜群の安定度を見せる。等倍表示にすると、輪郭強調ゆえにちりちりしたところや、低コントラスト部のノイズ感も目にすることになるが、リサイズしたりプリントしたりする限り何ら問題はないレベルだ。強い白色光源には相変わらず弱いのだが、これは色のある部分が非常に粘り強いため、つい通常より明るく撮ろうとすることから生じるので、いたし方ないのかもしれない。
Fine Pix F710   2004 05/28 21:39

No.361  29,May,2004  <Choose me> 渋谷
F710、P-600、Caplio GXの三機を持って、夜の渋谷を徘徊。
こうしたシーンでのF710の安定度は比類がないが、液晶の見え方が一番プアーなCaplio GXは後で見ると、一番よい絵が撮れていたりする。

しかし、露出も外しがちで、液晶からは到底撮影画像の美しさは想像できないこのカメラを使いこなすには、それなりの気合が要る。

Caplio GX    2004 05/28  20:46

No.360  28,May,2004  <諸行無常> 水道橋
S1 ISを売却した資金を充当して、購入したのがパナソニックのFZ2。
以前外観上は全く区別のつかないFZ1を購入した時は、1/8秒のシャッター速度の下限と、コントラストの高さゆえの白飛び・黒潰れに泣かされたものだが、この機種ではほぼ満足のゆくレベルまで改善されていた。

デジタルカメラだけは、めまぐるしいスピードで買い換えている私だが、それは単に出来のよしあしのある機械だからではなく、手元にある限り、無数の分身を増殖し続けるからである。画像を見て思わずぼやきたくなる機種は、早めに(高く売れるうちに)手元から手放した方がよいのである。

DMC-FZ2   2004 05/26  22:07

No.359  24,May,2004  <夜の噴水> 水道橋
ハニカムSRのメリットは広ダイナミックレンジとされるが、本当のメリットはどのような照度においても色乗りがよいことと、高感度撮影でのS/N比がよいことである。同じCCDハニカムでも、やはりF710のハニカムSRの方がF610のハニカムHRよりは増感時のノイズは少ないのである。

東京ドームシティのLa Quaの噴水は定時になると、音楽に合わせて色とりどりの噴水が、様々な形に変化する。しかし、遅いシャッターで撮れば、重なり合って色と形も失われ、肉眼の印象からは程遠い画像になってしまう。しかし、F710ならISO:800まではフルサイズで撮影でき、しかもXGA程度の表示では目立つノイズもないために、次々と生じる色と形の変化を記録に残すことができた。これで、望遠側の開放絞り値がもっと明るいカメラが出れば、もっと速いシャッターが切れ、もっとシャープな画像になるはずだ。次の上位機の登場が待ち遠しい。

Fine Pix F710  2004 05/21  22:39 

No.358  24,May,2004  <手持ちシャッターの下限> 秋葉原
俗に、(1/焦点距離)秒だと言われるが、実際にはカメラによる機種差によりその数値は大きく変化する。ここ数ヶ月に購入したカメラは総じてシャッターラグが短くなったせいで、シャッターが下りるまでに左手が待ちくたびれてぶれてしまうということが少なくなったが、その次にはボディのサイズと形状と重さが大きな比重を占める。Caplio GXはプログラムモードだと、感度:オートの場合、ISO154をリミットとして、後はシャッター速度を1秒まで伸ばして暗いシーンをカバーしようとする。夜景撮影時には、シャッターを半押しするとやたらと1/2秒とか、1/3秒とか表示されるのでとんでもないと思ってしまうのだが、そんなスローシャッターで撮っても、後でPCで開いてみて、ほとんどブレていないのは驚きであった。
Caplio GX 2004 05/22  19:09 ISO:154 1/3sec

No.357  24,May,2004  <Fine Pixの弱点> 
レンズ設計が億劫なのか、Fine Pix シリーズのマクロはハイエンドであるS7000や前機種のS602を除いて、どれもワイド端10cm前後で、お茶を濁し続けている。そして、工事用防水カメラであるDSシリーズを除いて、広角28mmをカメラ単体で写すことができない。マクロにせよ、広角にせよ、写らないものはどうしようもないから、他メーカーの写るカメラを別に買う必要がある。富士フイルムは、この二点でどれほど多くの潜在ユーザーを逃しているか、過小評価しているのではなかろうか?
Caplio GX 2004 05/22  16:47

No.356  23,May,2004  <広角コンパクトの決定版> 新宿
リコーというメーカーは、デジカメ黎明期からの参入組でありながら、ずっと流れに乗り遅れていた。RDC-5300というレンジファインダー機まがいのボディを持った機種を出したあたりまでは画像処理、筐体製造技術においてトップに肉薄するものを持っていたのだが、その後画素ピッチの狭小化に対応する技術が遅れ、通信機能を持ったカメラだのニッチな市場を狙い自らパイを狭くしていた。そんなリコーに再び光が差し始めたのは、同じニッチでも広角を低価格で提供したCaplio G4 Wideからである。ほとんどレンズ製造技術と、画像処理速度の速さ、コストパフォーマンスの三点で勝負を賭け、それなりの販売実績をあげた。これに気をよくして、二匹目のドジョウを狙ったのがCaplio RXで、G4 Wideの分厚いボディを薄くし、レンズのテレ側を100mmまで延ばし、広角ユーザーには好評で迎えられたが、画質に関してはまだ半周遅れの感があった。しかし、ここに来て三匹目のドジョウをあえて狙ったCaplio GXの出来はかなりなものである。まだ癖が抜けきってはいないが抜けのよい原色系の色。贔屓目に見なくてもきっちり5M相当はあるシャープな解像感、ハイライトはそれなりに白とびはするが、シャドウ側は柔らかな諧調性を見せる実用的なダイナミックレンジをキープし、一部メーカーのようにノイズリダクションとともに暗部の色味までそぎ落としてしまうこともない。類似コンセプトの機種として、キヤノンのPower Shot S60が海外で発表されているが、携帯性や銀塩の名機GRシリーズを彷彿させるボディの表面処理、22mmまでの焦点距離をサポートする拡張性においてCaplio GXの方が一日以上の長がある。大柄なボディや、デジタル一眼と並ぶ高価格抜きで、これだけのカメラを実現したリコーの快挙と言うべきであろう。
Caplio GX 2004 05/21  22:39

No.355  22,May,2004  <夜景における真実> 東十条
とは、このような絵にあるのではなかろうか?
Fine Pix F710  2004 05/17  22:40 

No.354  22,May,2004  <セブン・イレブン> 赤羽
比較画像の盲点は、写るカメラと写らないカメラがあっても、その事実は等閑視し、写ったものの画質を目を皿のようにして比べることである。カメラマンの沽券にかかわるので、たとえカメラのせいで失敗したとしても、それが比較画像の対象とされることはほとんどないのである。

私にとって大事なのは、どのような時間帯であり、どのような構図であろうともとにかくきれいに写ってしまうカメラであり、その意味において、Fine Pix F710は最強のカメラであると思う。同じシーンで同等かそれ以上の写りをするカメラがないわけではないが、それらは到底ポケットに収まる代物ではないのだ。 
 

 

Fine Pix F710  2004 05/17  20:47 

No.353  21,May,2004  <やっとのことで> 六本木ヒルズ
感度200まではゆけそうと思ったが、実際に撮ってみるとISO100までが無難そうなP600。ここは、六本木ヒルズでもっとも明るく大きなショーウィンドウだから、これを外すと本当にどうしようもなかった。同じカシオ機でも、99年物のQV-2000UXを使うと同程度のS/N比で、五倍程度速いシャッター速度が可能だった。ハニカム以外の夜景撮影は、何となく楽しくなくなったのもそのせいだ。
EX-P600  05/16  22:00 

No.352  21,May,2004  <当たり前なのに> 六本木ヒルズ
肉眼では当たり前であったのに、今まで不可能であったこんな風景が撮れることの感動はやはり比類がない。しかし、こと昼間に関しては、まだメリハリをつけすぎて緑と白い建物と背後の空までを一枚の絵にまとめきることは難しい。ハニカムSRには、そのへんの微妙なさじ加減を詰めていってほしいものだ。
 

 

Fine Pix F710 2004  05/16  21:13 

No.351  21,May,2004  <いつか来た街> 中野新橋
初めてと思い、名前にあこがれていたのだが、どうやら学生時代一度訪れたことがあるようだ。しかし、周囲を回っても、ほとんどの家屋がマンション風に建て替えられて、「神田川」的な風情はほとんど残存していなかった。

以下、「逃走の線01」参照。
 

Fine Pix F710  2004 05/16  17:22