1.電荷の受ける仕事
電荷をある電位から別の電位のところに運んだ場合、仕事が必要です。式は、W=q・ΔV(W:必要な仕事、q:運ぶ電荷、ΔV:二点の電位差)です。ここで面倒なのは値の正負です。電荷が正の場合は、電位の低いところから高いところに運ぶときに正の仕事が必要で、電荷が負の場合は逆に電位の低いところに運ぶときに正の仕事が必要となります。電位のところで、電位は高さだという話をして、エネルギーのところで、エネルギーと仕事は同じ物だという話をしています。それを総合すると、電荷の受ける仕事は、電荷を電位の違う(高さの違う)ところに移動するのに必要なエネルギーという見方もできます。