石垣島の旅日記
kuriさんのお父さんが昨年2月に亡くなり、お母さんはひとり残されてしまいました。
既に私の両親は亡くなっているので、我々2人にとってもたったひとりの親です。
「どこか旅行でも行きませんか?」
で、候補になったのが沖縄です。実は6年前にkuriさんのお姉さんが急逝し、その長女、つまり姪っ子が琉球大学
へ通っているからです。
孫がいる沖縄へ...そこでお義母さんと、お義兄さん、そして私たち4人で行って、現地で姪っ子と合流することに。
早速、姪っ子に相談したところ、「石垣島がいいんじゃない?」
沖縄本島へは2年半前に行ったのですが、石垣島は我々も初めて。で、どこにあるかというと...
地図を広げてビックリしました。ほとんど台湾あたり...どうりで那覇から飛行機で1時間かかるわけだ。
航空券はネットで探したのですが、大晦日出発で、3日戻りという一番高いシーズン。とにかく高い!!格安チケットの店
で購入しましたが、航空券だけでひとり10万弱!!4人分40万弱をドキドキしながら振込みました。
しかも暮れのニュースである格安チケットの店が倒産して、出発直前、空港でそれが発覚して旅行を断念するといった話
があったので、心配になり全日空に直接電話して、チケットの予約を確認しちゃいました。
宿は、家族5名なので、ホテルよりもコテージみたいなのがいいなぁということで、これまたネット検索。こちらはとっても
安価な宿がみつかりました。(*^_^*)
さて寒い東京から暖かい沖縄ですから、荷物が困るのよねぇ...
当然、こちらで着ているコートやセーターはアッチでは脱ぐことになり荷物になるわけで。
となると持っていく荷物はメチャコンパクトが望ましい。というわけで2人分を小ぶりの
キャリーケース(44センチ×31センチ)にまとめました。
12月31日(土)
大晦日の朝、羽田へ向かいました。飛行機は10:30。
空港でお義母さんとお義兄さんと待ち合わせたら、なんと彼らは大荷物。お義兄さんの
スーツケースは私たちのより大きいし、お義母さんのバッグは大きくて重く、さらに
小ぶりなバッグとショルダーバッグ。ふぅ、大荷物だと大変なのになぁ。
羽田〜那覇は2時間50分。出発がちょっと遅れたため2時半過ぎに那覇着。
お腹が空いたので、空港のファーストフードで「沖縄そば」&オリオンビール。
那覇と言えばオリオンビールだわね。(*^_^*)
那覇で乗り換えて、石垣島まではちょうど1時間。
那覇はあいにくの雨模様でしたが、石垣島は晴天でした。(*^_^*) 暑い!!
レンタカーを事前に予約してあったので、レンタカー屋の迎えを受けて、サニーを借りました。
姪っ子を港でピックアップし、宿へ。
途中、美しい海で有名な川平湾へ。ほんと白い砂浜にエメラルドブルーの海。キレイ!
ちなみに写真は、kuriさん・私・お義母さん・お義兄さん。
宿はマリンメイト。とってもステキな眺め。オーシャンビュー。しかも床は大理石風タイル。
(宿名をクリックすると写真が見れます)
夕飯は宿のレストランで。沖縄料理のセット。もずく、グルクンの唐揚げ、ジーマーミー豆腐、
八重山そばなど。八重山そばは沖縄そばみたいな感じだけどちょっとダシが違うのかな。
どれも美味しかった。(*^_^*)
夜10時くらいに宿のスタッフが部屋を訪ねてきて、夜11時半から年越しをレストランで
やるのでと、誘いに来てくれました。
紅白を途中まで見て、レストランへ...
年越しそばとして、八重山そばが配られ、そして乾杯用に泡盛の水割りが振舞われました。
カウントダウンとともにみんなで乾杯〜!
こうして2006年は明けました。
初日の出のスポットを教わりました。明日は頑張って早起きするのだ!はよ寝ましょ。(-_-)zzz
1月1日(日)
元旦の朝、6時起床!眠い...まだ暗い。日の出時刻は7時過ぎらしい。かなり曇っている。
とりあえず車で初日の出スポットへ。
日の出スポットの駐車場はかなり混雑。大勢の人が出ていました。
いよいよ日の出!しかし残念ながら雲が垂れ込めていて、見れたのはちょびっと。(写真左)
でも日の出の瞬間、歓声があがりました。やはり遠く沖縄で見る初日の出というのは感慨深い。
しばらく眺めた後、帰路についたところ、ちょうど雲が切れ、溢れんばかりのみごとな太陽の光が...感激!!
宿へ戻って元旦の朝食。
朝食を出してくれる時、スタッフが「すみません、石垣ではおせち料理とかがないので...」と。
そうなんだ、おせちがないんだね。やはり琉球王国、別の文化だわね。
でも、スタッフの方の気持ちで、お皿には「黒豆」がちょびっと載ってました。(ありがと)
朝食後、天気は一気に崩れ、大雨に。
そこで八重山民族園へ。かつて島人たちが住んでいた民家が点在して、各家でいろんな
イベントをやっている。
牧志邸では、三板という鳴り物(カスタネットみたいな楽器)の使い方を教わり、三線や太鼓に
合わせみんなで演奏を楽しみました。
森田邸では、焼き餅とサンゴのスープをいただき、民家でのんびり。
民族衣装を羽織らせてくれてるコーナーがあったのでパチリ!
昼食後、宿に戻り、午後2時からは、サッカーの天皇杯。そう、我がレッズの決勝戦だ!
栗田家の皆様に、「うるさいです!」「かなり騒ぎます!」「ごめんなさい」と最初にお断りを入れTV観戦。
なにしろ、kuriさんは私の実態を知っているけど、お義母さまはじめ、皆様は知らないんだからビックリするわさ。
いや〜、盛り上がりました!
前半1−0。後半も1点追加したのに、即1点返され、ちょいとドキドキ。
いつものように、何度も思わず立ち上がって足をバタバタ(私としてはボールを蹴っているつもり)。
お義兄さまには「試合を見ているより、寿子さんを見ている方が面白い」と言われてしまいました。(^^♪
結果は2−1でレッズ優勝〜!!!!!!(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)
いやぁ、正月早々、めでたい、めでたい!!
祝杯だぁ!!泡盛で乾杯しました。大晦日は「八重山」を飲んだのですが、今日は「菊の露」。
赤いラベルでピッタリだわ。
この石垣島では石垣牛という黒牛が有名だそうで、夕飯は焼肉を食べに行きました。
この石垣牛、メチャ肉が柔らかく、とっても美味しかった。しかも安い!!
焼肉金城という店です。おすすめ。
お義母さんは連日とても元気で、御年79歳とは思えないほど。食欲も旺盛で、私よりも食べる位。
普段、お義兄さんはほとんど食べないため、お義母さんは皆でワイワイお食事が楽しかったのかもしれ
ません。焼肉も美味しいと言ってガンガン食べてました。
しかしこの後、大事件が...
夕食から戻り、お義母さんがお風呂に入ると言うので、お湯を張りました。しかし、メチャ熱いお湯だった
ため、お義母さんに「かなり熱いから、お好みの熱さに冷ましてくださいね」と声をかけました。私はお義母さん
がぬるめのお風呂が好きか、熱いのが好きか、わからなかったし。
お義母さんが入り、しばらくしてお義兄さんが「あれ、おふくろ長いなぁ。ちょっと見てきて」って。
声をかけたら振り向いてニコニコするものの、お義母さんは片足を出して、片手を伸ばし、様子がおかしい。
「大変!!お義母さんの様子がヘン!!」
慌ててkuriさんとお義兄さんがお義母さんを浴槽から抱きかかえ、ベッドへ。かなり体が火照っていたので
私は氷水のタオルを何度も絞って、おでこや首筋へ。冷えたビールを両脇へ。クーラーを入れ、皆で扇いで
あげました。どうも熱い風呂でのぼせてしまったみたい。元気と思っても79歳。旅の疲れもあったのでしょう。
食べすぎもあって、ちょっと戻したり...
かなり焦りました。
脳梗塞系も心配したのですが、別段、しびれや麻痺もなく、意識もはっきりしていて、会話も普通でした。
体温もしばらくすると平熱に戻ったので、救急車を呼ぶことはしませんでした。
こうして、ちょっとドキドキしながら、元旦の夜は更けて行きました...
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By Toshiko