高慢と偏見 ーその3−

「P&P」入浴シーン、再び 投稿者:かなぶん(-.-)  投稿日:10月02日(金)23時48分49秒


    過去ログ、ざっと拝見しました。
    皆さんのご意見に感心したり、爆笑したりです。(^.^)
    私も書き込みたいことが山ほどあるのですが、よく頭の中を整理してからにします。
    昨日、岩波文庫の「高慢と偏見」を買いました。楽しみです。

    「高慢と偏見」は、もともと実家の母のために録画したもので、イギリスのコスチューム・プレイ
    が好きな母が喜ぶのでは...というくらいの気持ちでした。(母は「眺めのいい部屋」がお気に
    入りです)
    ですから、VHSテープに3倍速録画という、あまり画質の良くない状態です。何度もみたいのです
    が、すぐに摩耗するので、我慢しています。地上波で再々放送してほしいですね...

    ここに来る前は、英国のサイトを主に見ていました。そこでコリン・ファースはセクシーだとか、
    声がいい!とかいっぱい書いてあったので、主音声と副音声で交互に何度か見てみました。たしか
    にコリン君の声は良いですね、「アナカン」のときの印象のままです。吹き替えの声も良いのです
    が、トーンが全然違います。

    さて、少し前に話題になっていた「P&P」の入浴シーンのことですが、私も最も好きなシーンの一
    つです。でも、やはり「水戸黄門」みたいなサービス・カットなのでしょうか...(そんな志の
    低い?ことでどうする)
    たしかに、良い意味でセクシーなシーンですが、私は別の印象を持ちました。一般にコスチューム・
    プレイの中の裸のシーンというのは、なんだかみすぼらしかったり、逆に肉感的すぎて食傷気味だ
    ったりするのですが、このシーンは、そのどちらでもありません。その直前のシーンとのつながり
    からも、きっちり着込んだ気難しそうなMr. Darcy の裏にある、透明感というか、内面の素直さ
    を表しているようで、すがすがしい感じがしました。エリザベスを見つめる視線も少しもいやらし
    さがありません。そんな、感じでした。

    長くなったので、今日はこの辺で...ではまた...

     P.S. たしかに、ジェニファー・エイルは渡辺えり子さんに似てますね。
        私は岡江久美子さんをグラマーにしたような感じに見えました。お二人ともきれいですよね。
        私も新宿のTUTAYAを利用しています!



「アナカン」&「P&P」 投稿者:かなぶん  投稿日:10月03日(土)13時31分51秒

    こんにちは! いるいるさん、お手数をおかけしましたm(__)m

    さて、私がコリン君を最初に知ったのは「アナカン」ですが、日本公開当時、ロシア語を学んでいた
    私に、映画好きの妹が、「レーニン像を持ち歩く、変な男の子(笑)が出てくる映画がある」と
    紹介してくれたのがきっかけでした。結局、映画館ではなく、後にフジTVの「ミッドナイト・
    アートシアター」で予告編付きで放映されたものを録画して見ました。(長年保管していたこのテープを、
    私は何とつい数ヶ月前に消去してしまったのです(T_T)...)ベンチに腰掛けて読書をするコリン君の
     傍らに、確かに小さなレーニン像がありました。
    このシーン、かわいくて好きです(^^)。コリン君の役は地味ですが、一番男らしいというか、
    知的で冷静で、しかも友情に篤いという魅力的なもので、彼にピッタリだと思います。
    でも、舞台のガイ役での芸達者ぶりも見てみたかった気がします。

    ところで、再び「P&P」ですが、ダンスシーンは本当に優雅ですね...§^。^§(←リジィー風)
    最初に見たときは、ダーシーが一人だけ恐い顔をしているので気になりましたが、身のこなしは完璧で、
    今では最も好きなシーンの一つです。
    もうひとつ、「P&P」で私が感心したのは、Mr. Firthの姿勢のよさです。乗馬姿の美しさの理由は、
    足の長さのほかに、ここにあると思います。(ビングリー氏と比較すると良く分かります)

    
    では、また来ます。これからもどうぞよろしく。




  希有な俳優コリン 投稿者:エリエール  投稿日:10月03日(土)14時46分54秒

    コリンは本当に顔が変わります。同一人物とは思えないくらい変わりますよね。
    P&Pを見た後、「アナザーカントリー」と「イングリッシュ・ペイシェント」を
    何度も見比べては、不思議だなあと思ってました。
    資質でしょうか、それともこれまで培ってきたものが自然にそうさせているのでしょうか。
   (「アナカン」の場合は20代の頃の作品だから変わるのも当たり前ですが....。)

    P&Pの入浴シーン
    いやらしくならないのはやはりコリンだからでしょう。
    でもちゃんとセクシーなんですよね。
    このシーンに関しては、無防備なMr Darcyがとてもいいとぷみこさんが
    おっしゃってましたけどそのとおりですよね。(素直というのもその中に入ると思いますが)
    エリザベスの存在が大きくなればなるほどどんどん無防備になっていく。
    (恋をすると人間てどうして無防備になるのでしょう?)
    Mr Dacryの役作りについて「Mr Darcyは単なるスノッブか、それとも防衛のために
    そうしているのか?僕は後者を取った」とコリンが言ってますが、
    実は私はこれがどういうことなのか最初よく解らなかったのです。
    でもこの入浴シーンのあと、サロンでリジーと丁々発止の会話を交わすところが
    ありますよね。欠点のない人間はいないとかいるとか.......。
    このシーンでその意味が少し解ったような気がします。
    (このシーンは吹き替えではダメです。オリジナル音声でないと。)
    この同じシーンを原書で読むともっとよく解ります。
    いや待てよ、もっと他にも意味があるのかも.......。

    TomoeさんのPlaymakerのページ読みました。
    ますますコリンが好きになってしまいます。困ったなあ。
    またいろいろ書いて下さい。

    A Month in the Country読みました。
    アール・クルー(ギターリスト:アコースティックです)
    の音楽をバックに読んでいたらむちゃくちゃ感動しました。
    ビデオも見ました。何度見たことか.........。これからも見るでしょう。

    右手にペン、左手に葉書。
    葉書作戦開始の合図を待ってます!

    PS. Tomokoさん、Fever Pitchのサントラ盤の感想聞かせて下さいね。




  みーたけさん、かなぶんさん 投稿者:ケロ  投稿日:10月03日(土)14時55分18秒

    はじめまして、ごあいさつが遅れました。
    やっぱり、日本の場合「アナカン」でコリンを好きになった、知った人が多いですよね。
    その後、どうもいい作品には出ていても地味だったり、色々で
    「P&P」で再爆発、て感じでしょうか?
    先日、Advocateの写真を初めてちゃんと見たら、すごく好みのコリン顔だったので
    ますます、観たくなってしまいました。
    もちろん、どのコリンも素敵なんだけど、いるいるさんが書かれていたように、
    一つの作品の中でも、素晴らしく好みの顔と、中くらい好みの顔とがあったりします。

    乗馬とダンス(この場合モダンでしょうけど)って同じようにいい姿勢が要求される、
    という事なので、コリンにはやはりダーシー役はそういう意味でもぴったりでしたね。

    ジェニファー・エイルさんですが、私は彼女の方が、メイキング本に載っていた
    ご本人の写真をみて、あまりに雰囲気が違うのでびっくりしてしまいました。
    ご自分があれだけ、うす〜いきれ〜いな金髪だと、ダークな感じの人に
    惹かれるんでしょうかねぇ。



 無防備なダーシー etc 投稿者:Tomoe  投稿日:10月05日(月)19時11分56秒

    今日のような忙しい日は仕事に集中しようと思っていたのに、みなさんおもしろい
    話題を提供してくれるもんだからついつい書いてしまうではないか!;>

    かなぶんさん、エリエールさん、「素直」&「無防備」とは!
    この言葉に私いたく反応してしまいました。
    これでまず思ったのが手紙を書くシーン。
    自分の高慢さを指摘されてプロポーズを断られたダーシーが、今まで自分の
    中に封じ込めていた秘密を吐露する課程で、堅苦しい正装を少しずつ脱ぎ捨てて、
    無防備な姿になっていくのがわかりますよね。
    上手い演出だなあと思います。
    このシーンでのダーシーの黒っぽい正装は、彼のもろさとか弱さを覆う防衛手段としての
    高慢さの象徴のような気がします。
    それを脱ぎ捨てるのは彼にとって痛みを伴う、勇気のいることだったのでしょう。
    (頭をいすにもたれかけさせたときの、あの美しき苦悩の表情をみよ!)

    いつか、いるいるさんが、ピアノのシーンでダーシーとリジーが秘密を共有している
    と上手い表現をされていましたが、それまで弱さももろさも家の恥もすべて
    自分の奥底に封じ込めることで自分を防衛してきた男が、それを信頼できる
    人と共有できる喜びを知った、というところにダーシーの成長の一つがあるように思います。

    思いつくままに書いているので、ピントがはずれているかもしれませんが、
    皆さんのご意見を聞きたいです。


    ぷみこさん、unmade bedなコリンは下のURLで見られます。ちょうど、このむさ苦しい
    飲んだくれの役をやっているときにP&Pの話があったのです。
    こりゃ、驚かれるわな。

    もっといろいろ書きたいけど、とりあえずここまで。

    http://www.geocities.com/Athens/Acropolis/4144/roles/womh.html





  P&P unmade bed 投稿者:ぷみこ  投稿日:10月07日(水)00時46分45秒

「unmade bed」なコリンについて: 私、引用場所を間違えていました。キャスティングではなく
メークアップの章でした。すみません。

 Tomoeさん、URLありがとうございました。いきなり目に飛び込んできた写真を見た時は
「unmade bedという表現では生ぬるい」と思わざるを得なかったのですが、読み進めていくうちに、
なかなか見ごたえのありそうなドラマだなと思い始めました。でも見られるチャンスは無さそうで
すね。残念。

無防備なダーシーについて: あの手紙のシーンはTomoeさんのおっしゃる通りだと思います。
ダーシーの心境に実にフィットした脚色ですね。ただ疑問に思ったのは(エリエールさんにも
お聞きしたいと思っていたのですが)、ダーシーは何を何から防衛しようとしていたのか、と
いう点です。鎧をまとったダーシー、その内側に隠されているものが何なのか。「弱さ、もろさ」
というのは、なんだかイメージしづらくて・・・。もう少し考えがまとまったらこの点について
書きたいと思っています。私もダーシーの役作りの話、ぜひ聞きたいです。

みーたけさん、私もテープのダメージに脅えながらビデオを見ています。先日P&Pのテープが
ジャムってしまって、半狂乱状態。生まれて初めてビデオテープを分解しました。なんとか
直ったものの以前のように頻繁には見る勇気がなくて・・・。今本気でビデオ購入を考えて
いますが、再放送されたらそれに勝るものなし。というわけで、いるいるさん、私も葉書を
書きますね。



 Playmaker 投稿者:ケロ  投稿日:10月07日(水)01時55分13秒

Tomoeさん、読ませて頂きました。
ロス・タルバート、う〜ん、もしかして愉快な役?
Tomoeさんの説明だととても、楽しそう。(笑)
誰にでも、消してしまいたい過去が一つや二つあるものですね。
しかし、それが動く映像として残ってしまう、役者はつらいですねぇ。
だからこそ、出演作は慎重に選んで欲しいものですが、
ファンとしてはそういうくだらない作品のコリンも、こりゃまたレア、として
楽しんだ方が得なのかな、とも思います。今後は流石にそういうのには
でないでしょうからねぇ。

私の友人も「高慢と偏見」のビデオを貸したら、猛烈に再放送(地上波での)を
のぞんでいました。今までの流れからすると、もうしばらく(どのくらいかは??)
すれば、やってもらえるのではないか、とキリンになって待っているのですが、
やはり、葉書作戦を敢行して、さらにプーッシュ、プーッシュしておいた方がいいですよね。
いるいるさん、住所ありがとうございます。私も参加させて頂きます。

皆様のダーシー論、すごく面白く読ませてもらってます。
うん、うんと頷けることばかり、奥の深い役どころですよね。
と、こんなことしか、書けない自分が情けない。又、じっくりビデオを観たいと思います。


戻る/1/2/進む