5月21日から6月1日まで
ルパさま 来日 投稿者:いるいる 投稿日:06月01日(木)09時44分28秒
ルパート・エベレットが来日するそうですね。びっくり。
マドンナと共演した「2番目に幸せなこと」のプロモのようです。
それから、「ブリジット・ジョーンズの日記」のその他の配役が
発表になりました。
Jim Broadbent(ブリジットの父;「リトル・ボイス」のMr.BOO)
Gemma Jones(ブリジットの母; 「いつか晴れた日に」のMrs. Dashwood)
Celia Imrie(ウナ;Hilary and Jackie (1998) .... Iris ;)、
Sally Phillips(Shazzer;「トレインスポッティング」「ロブ・ロイ」),
Shirley Henderson (Jude;テレビ出身)、
James Callis (Tom;やはりテレビ出身)
また詳細が入り次第、掲示板に書き込みます。
ジェレミー・ウェブリングに参加させていただきました。
まだまだページは出来そうもないですが(ごめんなさい)
今まで通り温かく見守っていて下さいね。
ご来訪ありがとうございました。<陽子さま、Sharuさま、t−さま
YOKOさま
メールありがとうございました。とっても参考になりましたよ〜。
また、コリン作品、その他の作品等、沢山書き込んで下さいね。
お待ちしています。
Morning Anne様、ありがとうございます 投稿者:YOKO 投稿日:05月28日(日)23時03分58秒
Morning Anne様
一世紀分の修養の差に感じ入った次第です。もう一段かみ砕いて解説して下さいまして
有り難うございました。なるほど、なるほどと拝見しました。
Juddのセリフに(ちょっと正確には覚えてないのですが)
"I know I am a school joke, but I want to be a respectabale
school joke."
っていうのがありました。(respected でしたっけ?)
わたしにとっては、とても記憶に残っているセリフです。
おっしゃるようにJuddの目は俗世のものを見ていませんね。こんな高潔な人がしかも
Colin=Juddのように魅力的だったら、わたしも無私の愛を捧げたくなっちゃいます。
(失礼しました)
でも同時に決して報われないことはわかっているのです。で、やっぱり生身の人間だから
愛するだけではなくて、自分にも愛を返してくれる人が欲しくなるのですね。
でも己を無くして愛した人は決して心から消えることはないのですね。
つぎにAnother Countryを見るのが楽しみになってきました。
また素敵なお話を楽しみにしております。
iruiruさま 投稿者:陽子 投稿日:05月28日(日)16時05分56秒
いるいる様へ! ! ジェレミーチャットの陽子です。
YOKO様、それからヨウコちゃん、それに私と いるいる様の頭をウニ状態に
しちゃているみたいで、申し訳ございませんです。
ジェレミー、データベースのページを作ってくださるそうで、有り難うございます!!。
「どんな俳優さんと共演したか?」、「どんな監督さんと仕事をしているのか」
それから、ジェレミー映画のサントラ版の情報等、どうかどうか宜しくお願い致します。
私パンフ、ほとんど持って無いようなファン失格者なので、資料がなくて、
書き込みする場合、その度に、検索しては確かめて、書いているのです。
それで、いるいる様のこの度の、ジェレミーページのお話を伺って、とっても有り難く
感謝してます。楽しみにお待ちしています〜♪。
ジェレ様ページの壁紙、とーっても素敵で、いるいる様のセンスが光ってますね!!。
そうそう。伍代夏子(英)さん、ご主人がいらしたのですね〜。ホッ、安心しました。
あのお二人、とってもお似合いそうなので、気をまわしてました。
ジェレ様、‘視線で妊娠させる男’って言われているもので、(←うそうそ)、お腹の子が
彼の子ではないかしら、と疑っていました。
いるいるさま2 投稿者:t-sakamoto 投稿日:05月28日(日)15時24分50秒
いるいるさま!。
JWL、ご参加されたんですね〜!!!!
とってもうれしいです(^○^)。
ジェレミーのページも、楽しみにしております。(←あり〜??^^^;)
新しいトップページも、とっても素敵ですーっ!!。
これからもいーっぱいお話しましょうねっ!!。
あ!、早く送んなきゃっ!!(^^^;)
http://www3.ocn.ne.jp/~windfall/
いるいるさま 投稿者:sharu 投稿日:05月28日(日)12時35分19秒
お久しぶりです。
JWL、ご参加されたんですね〜!!!!
とってもうれしいです(^○^)。
ジェレミーのページも、楽しみにしております。
http://dreamcity.gaiax.com/home/sharu
リヴィエラさん、初めまして 投稿者:いるいる 投稿日:05月28日(日)01時03分10秒
こんにちは!リビィエラさん、ご来訪ありがとうございます。
「ひと月の夏」については、後ほどメールさせていただきます。
それから、コピーの件に付きましては
掲示板にて話が続いていきますと、何かと問題がありますので
後は、E-メールでやり取りして下さると嬉しいのですが。。。。
#この掲示板も借り物ですし。。。(^_^;;;;
何卒 宜しくお願い申し上げます。
「ひと月の夏」をご覧になった方がいらっしゃるようですが、私も是非観たいのです。
が、現在国内では廃盤になっているらしいのです。
最後の手段として、イギリスから直接購入することも考えています。ただ、方式が異なる
ため、そのまますぐには観ることができないので、どこかで変換してもらう必要が
ありますが。そんな面倒なことは避けたいので、どなたかテープを持っていらっしゃる
方がいれば、コピーさせてもらえないでしょうか。
淀調 はたまたエロスとアガペ 投稿者:Morning Anne 投稿日:05月26日(金)13時55分51秒
あちこち削ってやっと入ったと思たらYOKOさんの書き込み、
しつこい淀調で済みません.
人間は一筋縄ではいかない、割り切れない存在ですから
ベネット君がスパイになった動機付けもその人によって解釈が違ってかまわないと思てます.
年寄りはどうも、物事の裏へ裏へと行きがちでしかしこれはもう一種の悪癖ですね.
映画に限って言わせて貰えば、ジャドをコリン・ファースが演ったことで全編を通じて
ジャドの影が見え隠れする、彼の見えざる手が物語を運んで行くつくりになってしまった
と感じてます.それで、改めてコリン・ファースと言う役者に注目したわけです.
別に派手な役者じゃないけどするりと影の主役になってる、この磁力はすごい、と。裏読みすれば
するほど各シーン、各シーンの繋がりが次第にジャドのほうを向いていく、この並び替えにまあ、
びっくりして伊達にダアシイさん演ってるわけじゃないが、しかしこっちのほうが上ですね、と。
それはひとつには彼が、ジャドを通して英国男のひとつの理想を演じているから、磁気が生まれて
くるのね。前にも書きましたが、ホントはずるい英国男、たとえばハーコート君はノーマルとして生
きるわけです.社会的に成功して、つまりはなかなか要領がいい.これが普通なんです.失敗した
ベネット君が希少価値なんですね.普通はゲイを隠して出世しますからね.ワイルドがなぜ受けた
か、サロメにしても理想の夫にしても出てくるのは男と女、別にどうってこと無いでしょ、しかし洒
落た会話の中にワイルドが何を隠しているか、ワイルドは怖い作家ですよ.男たちはそれを分かっ
て観に行ってる.勿論分からない奴もいますよ、そういう幸せな男は脇において話を戻しますと、
ジャドはそうじゃない、出世なんかどうでもいい、自分の理想の世界、これが間違っているかどう
かは別問題ですが、それが第一で誰にも隠してない。その頃のイギリス、アカ言うレッテルを自分で
貼るなんて社会的自殺行為、しかもそれがイートン校でしょ。ありえなくて、でもイギリス男は尊敬
するね、自分にはとうていできっこないから。こんな男をコリン・ファースがカメラの前で演って
嘘にもならず青臭くも見えないのがびっくりで、後は地上のよくある話.
ハーコート君との間に真の愛情が生まれても不思議ではありません.しかし双方向になったのは
ベネット君が落ちちゃってからですね。彼の犠牲でハーコート君は階段を上る.ベネット君は愛人
の成功を喜び、ハーコート君はベネット君の無私の愛情に感謝する.美談ですがしかし個人的には違和
感が残るんですね.愛人関係を続けつつ一方はエスタブリッシュ、もう一方は復讐のために
スパイですか?う〜ん、愛憎半ばする感情がベネット君にはありますね。ヤジロベエですね。
要するにベネット君は詰めが甘いんです.出世したい思たら他人を蹴落とすくらい平気にならなく
ちゃいけません。皆同じ穴の狢でしょ、それがなぜ手紙抑えられて反撃できないのか.シーンを巻
き戻していくと、ジャドが言ってるでしょ.信念曲げて委員になってもいい、って。このひと言で
ベネット君の運命が狂うんですね、ほっとして気が緩んで、用心が利かなくなるんですね.この心理
をもうひとつ裏読みしてください、これも趣味の問題ですから強制はいたしません。考え出すと
どんどん怖くなりますからさらりと流したほうがいいかも知れん。でも人間の行動は、思いもかけ
ないところで決められます.後で自分に都合のいい、皆にわかりやすい動機付けはするけれど。
しかしひねた年寄りはそれでは感動しないからね、どうしてびっくりしたのか、それを追って追っ
て辿り着いたのがアガペとエロスの構図.あるいは「イデアを待つ影」と言う図式です.
実話という枠を使って監督が何を盛ってるか、隠しているか、この場合は
あるいは原作者も意識していない部分をコリン・ファースのジャドが炙り出した格好に
なったんではないか、と思て観てました。年寄りのたわ言としてお聞き流しください.
それでは今度こそごきげんよう。
淀調 追悼 サー・ジョン・ギールグッド 投稿者:Morning Anne 投稿日:05月26日(金)12時09分55秒
はい、こんにちわ。淀調でございます。
大物 ジョン・ギールグッドが亡くなりましたね。日経新聞でも朝のコラムで
取り上げましたね。演じるということは恥が半分、栄光が半分、いうた言葉が載ってました。
そこでは「オリエント急行」取り上げてました。ギールグッドは執事の役しましたね。
憎いにくいカセティにもいつも微笑を浮かべたおだやかな物腰、
せき込むような、柄の悪いカセティの英語に抑揚の乏しい丁寧な受け答え、
「この手紙は誰が置いたんだ、だれだ!」と聞かれて、I don't know.とは言わずに
I have no idea.言うのね.ポアロに同室のイタリア男の英語はどうだ、きかれて
a kind of Englishと言うの。二人の掛け合いがまたケッサクで、執事は本を読んでるの.
「愛の捕虜」言う題名なのね。イタリア人が about sex?(字幕ではポルノか?)ときくのね。
イギリス人の執事はいや、10時半だ、と答える。sexをわざとsix=6時ととって時刻の話題に
すりかえちゃう。イタリア人の英語は a kind of English だから多分sixと言うたんでしょ
という皮肉。その話をポーカーフェイスでポアロにするのね。それから後頭部の傷を見せてくれ
言われて腰だけ折るそのかがみかた、背骨まっすぐで頭を垂れたりなんかしない。ホントにこの
映画は各国のお国振り(勿論ステレオタイプですが)をあの名優がどう演るか、それぞれのなまり
のある英語をどうしゃべるか、で楽しめましたね。
しかし更に強烈に印象に残った役は「炎のランナー」のケンブリッジ大学学長。
ハロルドが中庭一周レースに挑戦するのをシェリー飲みながら窓から見てる.キーズの寮長に
父親の職業は?と聞くのね.financier?つまり?そこで寮長が金を貸しているのさ、と答える.
このニュアンスはたとえば、ハウス・オヴ・ノムラ、野村證券、所詮株屋だろう、とか、マスコミ、
朝日新聞、もとは羽織ゴロだ、という感じ。名前を変えてみたところで、下賎な職業だ、言うてるの
ね。シティを抱えながら英国人にはこの意識は今も根強い.一握りの連中を除いては十羽一絡げに
銀行員、ああ、クラークね、とか投資銀行員?食い詰めた出稼ぎ連中いう扱い.これはウォール街
やトウキョウとは大きく違います。ここを間違えたらいけませんね。
その学長がハロルドが成功した瞬間、かっと目を見開いて凝視するのね.もう、猛禽のような眼、
こいつか、と獲物を見つけて一瞬見せたグリードな表情、それが後ろから寮長に声をかけられて
すうっと元に戻っちゃう、化け物でしたね。そしてまた、半アラブ人のコーチを雇って練習する
ハロルドを呼びつけて君のやり方は下賎だ、紳士的敗北のほうがましだ、と言いつつ、オリンピック
でハロルドが優勝したと聞かされると、予想通りだ、と言って寮長と乾杯するの。帽子破って口に拳
突っ込んで「息子よ」言うて泣くそのコーチ、マサビーニとのこの違い.これこそイギリスの誇る
ジェントルマン、皆の膝を折らせてやる!と言い放つハロルドにかぶさるあの歌、
「He is the Englishman」そのものでした。
イギリスはハロルドの祖先から金を借りて十字軍遠征に出かけ、返済に困ると金貸しを塔に閉じ込
めて焼いちゃった、最初にジェノサイドをやってのけた国.今もシティに集まってくる非英国人か
ら金を吸い上げてロンドンを支えながら非英国人を馬鹿にしきっている国.このしゃあしゃあと
した長い長い歴史を持つ国、英国の光と影ををひとりで体現して見せてくれたサー・ジョン・ギー
ルグッド、極上のシェリーが似合うほんまの役者さんでしたね。合掌。
見えない悪女、喋りたいんですがなかなかヴァルモンにいけませんねえ.
アナザー・カントリー追加のひと言、ガイ・ベネット君は他の子は目で見つめますが、ジャドを見
るときは目以外のところで見てるんですね.そこが映画を見てて切なくて可哀想でしたね。
「トーマの心臓」のオスカーはエピソードも沢山あって役得でしたが片足で迎えに来る義理のお父
さんのさりげなさが好きでした。「イグアナの娘」など他にもいい作品ありますね。
それでは来週こそは悪女の話、それまで皆様ごきげんよう。
ありがとうございます 投稿者:YOKO 投稿日:05月26日(金)11時38分33秒
いるいる様、みなさま
こんにちわ。
いるいる様、色々お教え下さいまして有り難うございました。
リンク貼ってくださったページ見てきました。Colinのたくさんの写真に
見つめられてググッときてしまうほどしあわせ。お忙しい中お時間を
割いてくださって感謝しております。何か皆様にお知らせできるような
成果があれば良いなと思っております。
Morning Anne様の「Another Country」のお話、とても興味深く拝見しました。
(いつも感服しています)
エヴァレットさんのBennetは復讐のためにスパイになったのだと思います。
最上級生になった時にGodになり、フランス大使になり勲章をもらう、
その目的のためだけに地獄のような学校生活に耐えていたのに、彼も属している
特権階級の論理にその希望を打ち砕かれてしまった。それで彼はスパイになって
特権階級が支配する彼の祖国を裏切ることで復讐を計ります。さらに大物スパイとして
名前を知られることによって、大使になって勲章をもらうのと同等のスケールで
歴史上に名を残すという当初の夢を叶えようとしたのではないでしょうか。
BennetはJuddを、そんな地獄の日々の中で出会った唯一人の真の友として心を許し、
生涯の友、あるいはComrade(同志)としてその写真をモスクワの自室に飾っていた
のではないでしょうか。
Bennetの愛の対象はやはりハーコート(こんな名前でしたっけ)だったのではと思います。
Bennetが糾弾されてもハーコートの名を出さなかったのは、彼が自分のTrue Loveだった
からではないでしょうか。エンド・クレジットのまえにその後の少年達の消息として
ハーコートは銀行家として成功し,結婚して三人子供をもうけ、一番上の子のGod Father
(名付け親)はBennetであるとなっていましたが、ハーコートが体面上ノーマルとして
暮らす事を決めたにせよ、ある時期までは二人の恋愛関係は続いていたのではないかと
思うのです。
本当を言うとわたしはJudd=Colinばかり見ていたので他のディテールは
あまり印象に残っていないのですが・・・
またビデオ屋さんにいって借りてみようかしら。
Morning Anneさま 投稿者:いるいる 投稿日:05月25日(木)19時25分37秒
なるほど、なるほどといつも頷きながら拝見しています。
最近、「あなかん」を見たばかりなので、頭の中に情景がハッキリ浮かびます。
そうかぁ、ガイはジャドを見つめていたのね。
そう思いつつも、いつもジャドに感情移入しているので、友達(ガイ)が悩んでいるけれど
彼の想いを受け入れられないんだ と言う切ない想いに囚われてしまいます。
それに何度も白状してますが、「トーマの心臓」のオスカーにも
ジャドを重ねて見ているので、こんがらがってしまいます。
いつか、シンプルに冷静にこの作品のことを語れたらなと思っています。
ヴァルモン楽しみにしています。では!
YOKOさまへ 投稿者:いるいる 投稿日:05月25日(木)07時32分03秒
Meluchieのページに これまでコリンが載った雑誌の写真が載っていました。
何もお力になれず歯がゆいんですが、ご参考になさって下さい。
お願いいたします。
http://www.grin.net/~meluchie/offscreen2.html
淀調 横道純愛物語 投稿者:Morning Anne 投稿日:05月24日(水)21時07分01秒
はいこんばんは。淀調でございます。
エヴェレットの話が出て参りましたので、英国男に引きずられてちょっと寄り道、
アナザー・カントリーの話でもいたしましょうねえ。
原作の脚本はさておき、映画のアナザー・カントリーはこれはもうエヴェレットの純愛物語、
ガイ・ベネットがトミー・ジャドに殉ずるこれぞ男一代純情物語、いうつくりになってましたね。
前に書かせて頂きました、エキセントリックなエヴェレットを物静かなコリン・ファースが受け止
めているからいい仕上がり、と。表面づらはそうですけど、本当は違いますね。ガイはコリンが
抑えた演技してるから目立ちませんけど、相当きてる人物なんですね。きすぎてかえって目立たな
い。コリンはそこを騒ぎ立てず静かに静かに演ってるんですね。大仰にしないから
かえって真実味が出てくる。斜に構えててもゆるぎない信念持って毎晩眼鏡かけて
資本論読んでる。地上の権力闘争を尻目に毎夜天上の楼閣に遊んでるわけです。タキシード着てな
くても余程貴族的でしょ。 対してベネット君はどうかというと、偉くなりたい、と言ってるけど
どうも本心からとは思えない、とってつけたみたいで皆が言ってるから僕も、言う感じ。目の前に
美少年がいればふらふらと寄ってって、お相手数知れず、タキシードは抜群に似合ってたけど、所
詮は根無し草のぼうふらですね。それが仕舞いにはソ連のスパイになっちゃう。これがゲイで差別さ
れたから、なんてをひをひをひ、ベネット君、それはちがうでしょうや。
高校か大学の哲学の授業でやったアガペとエロス、何十年ぶりかで思い出しましたねえ。ベネット
君は信念に生きてるジャドが好きなんですねえ。ふざけた振りして後ろから抱き付いてみて、よせ
よ、僕はノーマルだ、なんて断られてるんですね。それでも資本論読んでるジャドの足元に寝転が
って新しいお相手のことを延々言って聞かせるでしょう、それでジャドは別に不潔だ!なんて赤目
つって怒ったりしないんですね。しゃあないなあ、お前もほどほどにしとけや、言うでしょう。もう
堪らないわね、ベネット君にしてみたら。ジャドはガールフレンドがいるようですが、特別入れ込
んでるようにも見えない。マルクス・レーニンいうたかて欲望の対象にはならんわね。これが70
のじいさんならともかく、まだ育ち盛りの10代でしょう、抑えられたら代償にゲイに走ったり、
権力に走ったりして紛らわす。下級生に靴磨いてない、湯たんぽがぬるい、とか怒鳴って優越感に浸
ったりして。それがジャドの対象は資本論なんですよ。もっと形而上的なのね。だから下級生の訴え
にも、あの上級生はひどい奴だ、俺が掛け合ってやる、とはならないで対処法を教えてやる。ジャド
の関心は生身の人間には向いてない、それはつまり地上のだれも彼の心をとらえられない、いうこ
とです。だからベネット君は彼に殉じるんですね。スペイン戦線で死んだ彼の写真を大事大事に持
っていて、ジャドは死んだあともベネットの一生を支配している。いうか、ベネット君はジャドの
影を慕いて、いう一生やったね。モスクワ行って、ああ、ジャド、僕はね、君の代わりにここにきて
るんだよ、見てるかい、なんていう声がきこえてきそうですもんね。
ベネットはいつも誰かを捜してるのね。初めはお母さん。でも、寝室に踏み込んで、それから再婚相
手も見て、もう呆然なのね。お母さんもひとりの女だってことが受け入れられない。親の権威ガタ落
ちで、ひとりでは居れないから金髪の男の子を呼び出すでしょう。酔っ払って、打ち明け話して。
ジャドは崇拝しすぎててできないのね。酔っ払って窓から入って、ジャドに醜態さらすんだけど、
予想通りの冷静さ。月夜の晩に金髪の子とボートに乗るのね。肩寄せあって、でもベネット君は別の
男のことを考えるのね。この時間も、図書室で本読んでるんだろなあ、あいつ、思てるの。勿論、
金髪の子は可愛いよ、いとしい思てるけど、切ない切ない、一生こうか、言う感じ、エヴェレットが
よく出してた。ベネット君は地上の快楽にすぐ転ぶ男だけどジャドはそうじゃない、それに惹かれ
て魅せられて身を焦がす様が伝わってきましたねえ。そして、コリン・ファース、何度も言うようで
すけど、ともすれば嘘っぽくなりがちなジャドに肉体を与えましたね。彼を軸にして物語ががらっ
と変わってしもてる。そこがいわゆる性格俳優の醍醐味、主役ではないように見えて、その実物語の
鍵を握っている。彼次第で全部の台詞が全く違った繋がり方をしてくるのね。ほんとに理想の結婚、
彼がエヴェレットの相手役を演らなかったのは惜しかったですね。
はい、もう時間きましたね。
次回は危険な関係、見える悪女と見えない悪女、いう話を致しましょうね。
ジャドが冷静に見えて、その実一番エキセントリック、というのと同じですね。
それでは皆様、ごきげんよう。
お教えくださいませ 投稿者:YOKO 投稿日:05月23日(火)23時26分16秒
いるいる様、みなさま、こんばんは
Telegraph紙のインタビュー読んできました。過去のインタビューも読めて、
麗しい(本当に優しい静かな微笑が素敵ですね)お姿も拝見できて
うれしいの一言です。感想など改めて書かせていただくとして・・・
じつは夫がこの土曜日から出張なのですが急遽ロンドンに2泊追加になりました。
せっかくの機会なのでColinの出演作品のレビューの載っていそうな映画雑誌とか
プロマイド(今でもこの言葉で通じるのでしょうか)を買ってきてもらえたらと
思っているのですが、こんなのが良いよといったイギリスの映画雑誌の名前ですとか
映画人関連ショップとかの場所をご存知の方いらっしゃいましたら
お教え下さいませんでしょうか。
ぶしつけなお願いで申し訳けありません。
本当は液晶のついたハンドヘルドのDVDプレーヤーを買ってきてと言いたいのですが
(FEVER PITCH見たいですよね)おまけの2泊のせいで土曜早朝出発、日曜午後到着という
最悪の日程になってむっとしている彼に口が裂けても言えません。
そこでせめて・・・と思いまして・・・
勝手なお願いとは思いますがよろしくお願いいたします。
ごめんなさい。 投稿者:いるいる 投稿日:05月22日(月)14時46分00秒
一ヶ月早すぎました。Relative Valueのプレミアは6月21日
英国での公開日は6月23日からです。
期待が大きすぎて 間違ってしまいました。ごめんなさい。
英国でRelative Value 投稿者:いるいる 投稿日:05月22日(月)14時15分43秒
公開されたと思います。何か詳しい情報が入り次第
掲示板に書き込みますね。お待ち下さい。
ジェインさん、
私も「ねじの回転」を見終わった後、腑に落ちませんでした。あれれ、「ミス」が殺してしまったように思えるなと。
これは、日本やアジアの作品だったら(或いはゴシック調に作れば)
霊魂の仕業にしあげるのでしょうが、ここはリアルに仕上げたのでしょうか?
子供が亡くなるはずが無いと考えて。
確かに心には重くやり切れない気持ちで一杯になりましたが
背筋にゾーッとくる恐怖感は薄くなったと思うのですが、いかがでしょう?
マスターとMr.ダーシーを演じたコリン・ファース
ジェインさん お羨ましいですよ。自分の気に入ったキャラクターを演じて貰えたら
それだけでプレゼントして貰ったような嬉しい気持ちになりますね。良いなぁ〜!
みゆきさん
そうでしたか、ルパート君の事ご存じ無かったですか。私は何故か
彼がカミングアウトしたと聞いても、疑問に思わなかったんですよ。やっぱりなぁと言った感じ。
でも、この頃吹っ切れたように生き生きした彼を観ることが出来て
とても楽しいです。「ブリジット」の他の配役について調べていませんが、私がとっても気に入っている
ブリジットの友人に 彼がやってくれたら なんて考えたこともあります。
「アナカン」のガイ役 これを演じて新たな自分を発見したのでしょうか?役者さんというのは
自分自身を見つめる、自分自身と対決する運命なので、なかなか辛いところもあったでしょうね。
「ノッティング・ヒル」でも素敵な俳優・女優が出演していたので
なかなか粋な配役をしてくれることを期待しています。
麗しの。。。。 投稿者:いるいる 投稿日:05月22日(月)09時41分03秒
Telegraphに、コリンの記事がありました。写真もとても素敵なので是非ご覧下さい。
(見出しのダーシー顔のコリンをクリックして下さいね。もし、ご覧になれない場合は
Telegraphに登録して下さい。)
Morning Anneさん
米・仏・英の男性像について、書かれていて興味深く拝見しました。
話が飛びますが、コリン・ファースを素材として、彼の個性を伸ばしてくれる
そんな監督さんと是非仕事をして欲しいです。
彼は、どちらかというとフランスや、イタリア、自分がアフリカに住んでいたので
そう言う異国の地に興味があると思うのですが、(また、英国(教育・学校生活)に疑問を持っている)
どこに行っても、英国人役をしないときでも
コリン=英国人と言うイメージは、付いてきてしまいます。(内心複雑な思いなのではと勝手に思っています)
英国人の役をし続けることが彼には良いのでしょうか。
また、話が飛躍しますが「赤い靴」をご覧になった方いらっしゃいますか?
私は、あのディアギレフを彷彿とさせるアントン・ウォルブルックみたいな役を
コリンが演じたら素敵なんじゃないかなと思っています。
コメントが長くなったので、レスはまた新しくします。
http://www.telegraph.co.uk:80/et?ac=002825727031497&rtmo=VP5wZk1x&atmo=VP5wZk1x&pg=/index.html
し、知りませんでした。 投稿者:みゆき 投稿日:05月21日(日)21時42分30秒
私、全然知りませんでした。
この間、こちらでマドンナとR・エヴェレットが映画で競演するというお話を
知りまして(お遅い!)、偶然にも、昨日そのパンフレットを手に入れたのですが、
そこには、な、なんとR・エヴェレットはゲイであると記されているではありませんか!
そして、そのことは、最近カミングアウトされたのですね!
コリンさまを知るよりはるか昔から彼のことを存じ上げておりましたが
そんなこととはつゆ知らず。。。 「アナカン」のガイ役のオファーがきたとき、
彼はいったいどのような気持ちだったのでしょう。