徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2019年12月1日(日)
もっと!孕ませ!炎のおっぱい超エロアプリ学園!開始
 stage4まで。ブランド名が前作から変わっても基本は変わっていないので好きな人は安心して遊ぶことができます……。と書きたいところではありますが、意外とそうでもない点もあります。これまでもその傾向はあったが……、というものがより強化されていたりします。
 例えばアヘ顔が増えました。もうかなり高い頻度になっているので苦手な人には注意が必要なくらいになっています。というか、初Hでアヘ顔っていささかやり過ぎではないですかね。どうも気軽に採用されていると感じます。催眠モノとかじゃないんだから。
 例えばバストサイズ。おっぱいの大きさがスキルの高さという奇天烈な設定のために異常なくらいに肥大化しています。なにせ、メインキャラ全員はIカップ以上とパッケージに書かれています。つまり、それが売りになっているのです。もはやFやG程度の巨乳では人と認められないレベルになってしまっています(ちなみにサブを含めても最低はHカップです)。実際の見た目(原画)も異常なくらい大きく、昔はニッチな作品で見られた人外並みのレベルにかなり近づいています。
 上の2つは正直、好みが分かれてしまうくらいの領域に入っていると思います。幸いなのはホームページなどで確認しやすい、ということでしょうか。
 良くなったところは声優のレベルが劇的に上がったことでしょう。まぁ、キャストの一部を見るだけでもすぐにわかることですが、以前は明らかに制作費の節約箇所になってましたからね。それが普通に戻っただけと言えばそれまでなんですが、いいことには違いないです。安心して聞けるっていいですね。
 周ならぬstage始めなど絶対にイベントCGを使わない寸止めのミニイベントが入るのは相変わらずのポイントです。ここに好きなシチュエーションが入ってしまう人はホント血涙ものでしょうねぇ。個人的には飛ばしてもいいかな、という気がしています。
 ヒロインたちの好感度が最初からマックスなのも相変わらずポイントその2です。正直なところ、エロアプリを使う必要があるのだろうか、と感じることが少なくありません。だって主人公のする行動を誰も拒否なんてしないんですから。使用前と後の態度の差も全くと言っていいくらいに変わりません。ツンデレ風紀委員さんなんてツン部分が秒で崩れてしまうので、もはや誘うための演技にしかなっていません。おまけにそれを毎回、繰り返すのですからギャグです。
 基本、単調なので飽きやすいのも相変わらずポイントその3です。これは改善は難しいのかもしれません。変えたらそれはだいぶ違う作品になってしまいそうですし。ただ、おっぱいなどキャラの幅が狭まったためによりそれを感じやすくなったような気はします。

2019年12月5日(木)
もっと!孕ませ!炎のおっぱい超エロアプリ学園!終了
 警視庁 特務部 特殊凶悪対策室 第七課-トクナナ-総集編。総集編? 1クールしかないのに? 果たしてこれは当初からの予定なのでしょうか。とてもそんな暇があるようには見えませんけどねぇ。というか、振り返るほどの内容がありましたっけ。昔、制作スケジュールの遅れから「ガルパン」が総集編をやったことがありましたけど(それも2回も)、あの時は同じ1クールでも見応えのあり過ぎるくらいの内容でしたけど……。

 ファンタシースターオンライン2エピソードオラクル9話。こちらはどうやら2クールくらいはありそうなので、むしろ尺が余っている印象があります。なかなか話が進まない感じです。細かい伏線など覚えておかないとついていけなくなるかもしれません。装甲車で亡くなった娘さんの関係者とか。

 「もっと!孕ませ!炎のおっぱい超エロアプリ学園!」。
 ようやく終わりました。前作同様の単調さに飽きてしまってなかなか進みませんでしたが、どうにかこうにかこなすことができました。予想とは異なってサブキャラにはあまり惹かれるものがなく、そこが更に進捗率が滞った原因なのですが、幸いというべきか期待していなかったメインキャラの中に気に入ったキャラができたことでなんとか救われました。と言ってもわずかにひとりだけなのですが……。
 エクストリーム水泳部所属の湯谷ひなたがなぜか良い印象だったのでここは楽しんでプレイできました。なんでしょうね、他のキャラはだいたい色々な意味でやり過ぎ感が強いので、そこがメンツの中では控え目だったのが良かったのかもしれません。衣装もだいぶましな方でしたし。他のは大抵エロいというより、通報するのは市民の義務という感じですからねぇ。
 個人エンディングはもちろん、黒髪幼なじみしかないのですが(幼なじみは他にもいるのにねぇ。よくわからない格差を毎回生んでますね)、ひなたさんは最終イベントがちょっと特別な感じでそこもお気に召した次第です。他にそれっぽいのはリリアくらいですかね。残りはみんないつも通りのHシーンという感じでした。
 次はデザインによっては危ういかもしれません。徐々にですけど確実に好みから外れてきてますからね。
 ボリュームの割りに随分と時間がかかってしまいました。ゲーム感想は近日中に。

2019年12月10日(火)
白刃きらめく恋しらべを始めてみたけれど
 先日どうにか「もっと!孕ませ!炎のおっぱい超エロアプリ学園!」のゲーム感想をアップしました。段々とエスカレートする傾向が果たして良いのか悪いのか。個人的にはこういう作品だからこそ恥じらい的な要素は大事だと思っているので、それが取っ払われそうな気配はあまり歓迎できません。せっかく新作を作ってくれてもこのままだとシリーズを買い続けるのは止まってしまいそうです。

 星合の空9話。謎すぎる幼女監禁エピソード。「ええい、この部活には病人しかいないのか」、と言いたくなるのは私だけでしょうか。なぜ、虚言癖があると幼女を監禁したくなるのか。全く意味がわかりません。学校にきて部活に参加しているのは間違いないのだから、母親への何らかの意味になるとも思えないのですが……。試合さえしなければいいという理屈なのでしょうか。それにしたってねぇ。急におかしくなり過ぎのような気がしますけど、部員はみんな知っているということは以前からということで???としか反応できません。過干渉も急に始まったようにしか見えませんて。

 警視庁 特務部 特殊凶悪対策室 第七課-トクナナ-9話。やっぱりよくわからん未来予知を見せたから裏切った、というのはハードルが高すぎるんじゃないですかね。登場人物は誰も受け入れられないし、そもそも理由に到達することさえできないのでは。あと兄弟だとわかっていない、というのはわかりにくいと思います。隠していてそんな意味のあることにも見えないし。

 ファンタシースターオンライン2エピソードオラクル10話。なぜか急にクローズアップされてドラゴンのエピソードが進行。いつもとは違って他の情報を遮断することで一気に解決まで行ってしまいました。主人公はいたけれども、見ていただけでほとんど外伝のような内容。アニメーターのクーナのお尻への情熱が溢れまくりの回でした。というか、あれが歌姫の人って全然わからない話です。ゲームをプレイしていたら当たり前なんでしょうかね。

 「白刃きらめく恋しらべ」。
 起動して初めて知りました。この作品、「はくじん」ではなく、「しらは」なんですね。システム音声でタイトル画面で喋ってくれなければ一生、勘違いしていたと思います。他にタイトルを音声で聞くことってなかなかないですからね。どこかでローマ字とかで出ていても思い込みのせいで気がつかないと思います。
 閑話休題。
 あからさますぎる個別シナリオへの唯一の選択画面を越えてしばらくプレイしましたが、どうも奮わないですねー。なにか平坦すぎるというか、予定調和すぎるのか、面白味が感じられません。ヒロインの謎に関する部分もそこだけTIPSが反応しないとかあからさま過ぎるような。
 3人しかいないヒロインが全員、最初から主人公を好きというのも緊張感を削ぐばかりで楽しくないです。主人公が完璧超人すぎるのもそれに拍車をかけています。今のところ、欠点がストレスを感じると和菓子を作りまくる、だものねぇ。
 戦闘描写もおよそ盛り上がるということがなく、おまけに相手が妖怪のような面だけと、しんどさばかり目立っているような。コンフィグ画面のボイス関連のところで味方陣営しか名前がないというあたりでもうね……。
 久しぶりに体験版をプレイしておけば良かったかな、と思う作品でした(過去形)。

2019年12月11日(水)
ChuShingura46+1-忠臣蔵46+1-わっちとお兄ちゃんのラブラブ長屋生活
 プレカノブランドの新機軸的な企画のようです。単独ではなく、本編が別にあってそこから出張する形でヒロインを連れてきてワンパッケージで発売する。ブランドはプレカノですが、シナリオ、原画は元のブランドinreのスタッフが担当しています。ちなみにinreのサイトには何も書いてありません。この流れは他にも広がってくれるとなかなか面白いように思います。グッズの作り甲斐もあるんじゃないですかね。
 シナリオは「ChuShingura46+1-忠臣蔵46+1-武士の鼓動(A samurai's beat)」のアナザーシナリオの続きとなっています。ちょっとだけ関係した部分も出てくるのでプレイ可能な方はしておいた方がいいでしょう。細かいところは忘れている人も多いでしょうし。ただし、これには問題点もあります。なぜなら、雪と氷が全く出てこないから。一切の言及もないので、さすがにこれは不自然すぎますね。そりゃ、企画としてはわかりますけれども。確かに間違いなく続きである、とは書いていないですしねぇ。
 正直、タイトルに偽りあり、な気がしないでもないです。「ラブラブ長屋生活」なんてほどいちゃいちゃするシーンは多くありませんし、Hシーンだって4つしかありません。確かにもともとHシーンに期待する作品ではないかもしれませんが、それにしたって限度というものがあります。では何をしているのかと言えば、新八によるお江戸の知識紹介が全編の多くを占めているのです。それを聞いて主人公が納得するまでがワンセット。「○○の語源ってこれなのか」というような。これを日々行うことでシナリオが進行するのが基本スタイルになってます。ライターも自覚があるのか、作中で新八を「江戸ペディア」とか呼んでますしね。
 曲はもちろん、本編と同じものが使われています。一部を除いてなじみのある曲ばかりなので経験者は懐かしくも安心することでしょう。
 CGはぬい氏が変わることのない新八を5年ぶりに描いてくれているので嬉しさもひとしおです。
 不満がない訳ではないですけど(他のキャラは1人も出ないとか)、値段を考えればこんなところかな、と。長編新作の制作費の足しにでもなってくれたらいいと思います。そんなつもりで買いました。

2019年12月13日(金)
メガドライブミニな日々その19
 「ChuShingura46+1-忠臣蔵46+1-わっちとお兄ちゃんのラブラブ長屋生活」のゲーム感想をアップしました。もともと好きなキャラだけに楽しく遊べました。この手の企画はまた期待したいですね。新作の源平ものもいつになるのかわかりませんけど、楽しみです。

 星合の空10話。前回の監禁男はすでに病が完治したかのような立ち居振る舞いで、改めてこの作品には驚かされました。まぁ、もう10話ですから脇役の話なんてしている場合ではないでしょう。というより、今もそのようなスタイルは続いている訳で。次の言いっぱなし対象はメガネ君のようです。そういやお兄さんもだいぶ久しぶりに登場してました。
 思わずブルーレイの仕様を確認してしまいました。ひょっとして以前に見たのは何かの勘違いで、この作品は実は2クールなのではないかと。残念ながら(?)そんなことはありませんでしたが。

 メガドライブミニな日々。「ChuShingura46+1-忠臣蔵46+1-わっちとお兄ちゃんのラブラブ長屋生活」が終わったので再び戻ってきました。
 「ロードモナーク とことん戦闘伝説」。
 最終マップにはだいぶ苦労させられましたが、どうにかストーリーモードはクリアできました。やはり、電撃作戦が重要ですね。それとしつこく相手陣地にちょっかいをかけ続けること。それによって地道に相手の体力を削るのが一番です。逆に言えばそうできないと敵は肥え太っていくばかりなので。
 ただ、最終マップは各王様だけでなく、魔物が絶えず出現し続けて、おまけに時間とともに(?)どんどん強くなっていくので参りました。最後なんて体力が10000を越えていましたからね。気がつくまでは敵陣地を荒らした帰り道に出会っていきなり死亡、なんてのを繰り返してました。移動スピードは向こうの方が早いですからね。気がついてからも細かく修正を入れながら城への道を慎重に帰ってました。
 しかし、通常の「ロードモナーク」を知らないので一体、何が「あっと驚くギミック」なのかわかりませんでした。個人的に最もインパクトがあったのは2回の津波でしたが……。最終マップもそうですけど、特殊条件は結局ほっといても問題ないことが大半なんですよね。てっきり王様を全員、倒した後も封印を全て完成しないといけないのかと思いましたが(魔物はそのための存在なのかと)そんなこともなかったですし。
 ストーリーモードが終わったので改めてノーマルを始めてみましたが、どうも面白くないですね。キャラのリアクションが全くないので楽しくないのです。ただ、プレイしているだけという感じでどうにも良さが見出せません。まぁ、極める感じのプレイが大事というか普通なんでしょうね。移植にあたっての大宮ソフトの判断は正しかったと思います。いきなりノーマルが始まってもすぐに挫折してしまいそうです。まぁ、確かに昔のシミュレーションゲームは潤いなんてものはどこにもない実にストイックなシロモノでしたけど。本作もどうやら近そうです。

2019年12月21日(土)
喫茶ステラと死神の蝶開始
 警視庁 特務部 特殊凶悪対策室 第七課-トクナナ-10話。予想外でもなんでもない展開が続くというのは退屈なものです。例の裁判も証人が生きていたとしてもこれでは何の意味もなさそう。
 主人公の真実が明かされるも周りの人たちの存在意義が薄くなるばかりなのが悲しい。設定やキャラ付けにほとんど意味がなくなってます。必要な人数がほんの数人しかいないんですよね、この作品。

 ファンタシースターオンライン2エピソードオラクル11話。どうやら急にクローズアップされた前回が大事な話だったようで、歴史が変わり始めました。ただ、これちょっとでも説明を怠ると一気にわからなくなってしまうのが難しいところ。これまで生死が不明だったひとりがやっぱり死んでいて、それが生き返ったようですが、ひょっとしてこの流れが基本となるのでしょうか。とすると装甲車で亡くなった彼女も生き返ったりとか?

 星合の空11話。色々と投げっぱなしの中でなぜか、監禁男問題は生きている様子。それにしても、やはりいつの間にか病は治っていたのもそうですけど、その結果がお母さんからの電話を無視するってなぁ。それは前と一体どう違うのだ? あとお母さんの粘着ぶりが都合良く出たり引っ込んだりするのがなんとも……。
 待望の勝利は実にあっさりと。まぁ、ハッキリ言ってドキドキした人はいないんじゃないか、というくらい「うん。知ってた」感のある流れでした。生徒会長が見に来ているのは普通にびっくりしました。
 やはり、この作品は分割2クールだったりするかしら? 今ごろメガネ君の問題が引っ張るように次回に続くではねぇ。仮にそうだとしてみんなの細かい設定を覚えていられる人がどのくらいいるのでしょう。ただでさえ、外見で見分けづらいというのに。

 「喫茶ステラと死神の蝶」。まだ始めてしばらく進めたくらい。ヒロインはまだ全員が揃っておらず。
 今のところは悪くない感触です。ヒロインには魅力を感じますし、会話していてもそれなりに楽しいです。ただ、目的がやや無理矢理な感じがするだけに結局は当たり前の男女交際を目指すだけの展開が普通に感じられすぎて拍子抜けしないか、今から心配です。この設定ならではの良さが感じられることを願って止みません。ヒロインたちの外見や性格はかなり好みなんですけどねぇ。

 昨年に引き続いてまたしても、パソコン様の機嫌が悪くなりました。どのみちWindows7問題があったので新しいのを買おうかと考えてはいたのですけど、よもやその前に壊れるとはねぇ。しかも、どうやら故障個所は前と同じっぽいデスヨ。まだ2年も経っていないのに。困ったものですわ。

2019年12月26日(木)
喫茶ステラと死神の蝶1回目終了
 警視庁 特務部 特殊凶悪対策室 第七課-トクナナ-11話。公安のえらい人とか完全に「誰?」な感じで驚く以前の問題のような。そもそも出ていましたっけ? ナインだったのか、とか言われてもねぇ。
 お兄さんはわりとあっさり元に戻りました。果たしてこれは盛り上がっているのでしょうか。

 ファンタシースターオンライン2エピソードオラクル12話。ゼノに引き続いて装甲車で亡くなったウルクも復活。ただし、その存在は秘匿しておかなければならないと一筋縄ではいかない様子。やはりというか、当然というか助けられる人は少ないようですね。まぁ、他にこれという該当者もいませんけど。
 それにしても、敵の黒幕が大物すぎるせいか、相棒の人の出番が減る一方ですなー。ヒロインさえご無沙汰なんですから当然と言えば当然ですけど。

 「喫茶ステラと死神の蝶」。1人目は火打谷愛衣。
 前回、悪くないと書きましたが、それどころか丁寧でかなり良い感じです。途中までは。
 共通シナリオにおける、みんなで喫茶店を立ち上げていくくだりはなかなか面白いです。設定のらしさを随所で感じさせてくれます。贅沢を言えば苦労しているとはいえ、基本的にうまくいき過ぎなところはちょっと気になりますけど。登場人物に無駄がないのもストレスが少なく読むことに集中させてくれます。
 ゆずソフトらしくヒロインたちは頻繁にお着替えしてくれるので目に楽しいのもポイントです。1回しか出番がないようなサブキャラにも立ちCGが用意されていたりして、なかなか豪華に感じます。
 恋愛ネタに弱く、あわあわしやすい愛衣さんと徐々に恋に目覚めていく過程がきっちりと描かれていて好印象。まぁ、周囲に誘導されている節もありますが……。主人公が基本ヘタレなのも良い方向に作用しているのではないでしょうか。
 ただ、最初に書いたように問題は恋仲になってから。まるで加速装置でも付いているかのように激しいダッシュであっという間にエンディングとなってしまいます。明らかに画竜点睛を欠いたよう。これまでの丁寧さが台無しです。なにより、結婚するまでHはしない、という価値観を持っている愛衣さんがわずか2、3日で初体験を迎えてしまう、というのはさすがにどうかと思います。例えライターが芸人の振りのようなつもりで書いたとしても拙速に過ぎるというものでしょう。やり過ぎです。しかも、翌日にはさらに2回目もこなしてしまう超スピード。女子会の開催のタイミングが全く追いついていません。隔日くらいで開催しないとネタがすぐに古くなってしまいます。
 今回が初めてではありませんが、米倉千尋氏がボーカルを務めているととてもゴージャスに感じます。

2019年12月28日(土)
喫茶ステラと死神の蝶2回目終了
 星合の空12話。うーむ。別に今さらいいんですけど、全国王者をあと1ポイントまで追い詰めたとなると主人公のすごさよりもソフトテニスの頂きの低さの方が強調されるような気がします。王子くんもあの時の怒りはどこへやら、王者を素人が倒してしまうことへの焦りなんてどこにも見せず。なんだかなぁ。
 メガネ君の問題は結局よくわからないまま、母親がスパークして離婚成立。ひょっとしなくても母親は貧乏になってしまうのでは。育児放棄とまではいかないまでも離婚の理由としてはねぇ。父親が浮気でもしていない限りは。
 主人公はそれならなぜ、今まで我慢していた? というくらいにあっさりと包丁を購入。こっちの母親はどこへいったのでしょう。それよりもクズな父親の居場所を知っている方が意外でした(こういう相手って自分の居場所はあまり知らせないでしょうし)。随分と近くに住んでいるんですね。遠出したようには全く見えません。
 で、このまま本当に終わったら逆の意味で伝説のアニメですなー。しかし、ブルーレイやDVDの販売形式を見ても想定外の売上げは考えづらく、望みは薄そうです。問題なのは続きが作られなくても特に困らないことですかね。あと12話あったところで尺が足りないのは全く変わらないと思います。ほとんどが言いっぱなしのまま終わることでしょう。

 「喫茶ステラと死神の蝶」。2人目は墨染希。
 愛衣シナリオのハイスピードはやはり、ライターによるもののようです。希シナリオはむしろ逆で恋仲になるまでが拙速で、以降は比較的ていねいに感じました。実際のテキスト量としてはそこまで差はなさそうでしたけど。
 ライター複数人制の弊害は改めて書くまでもなく大きい、と感じた希シナリオ。とにかく感じるのは喫茶店を軽視する言動の異様な多さ。まるで番外編だとばかりに店を無視するように物語が展開し、登場人物も実にあっさりとそれを受け入れてしまいます。おかげで喫茶店を守ろうと(?)奮闘しているメンツにはちっとも出番がありません。
 共通及び愛衣シナリオで繁忙期の忙しさがきっちりと描かれているだけに希シナリオは嘘くささしか感じることができません。だってクリスマスイヴにデートに行ってこいとか言うんですよ? 総勢7人しかいないケーキメインの喫茶店という職場で。
 ヒロインの希さんについてもいまひとつな感があります。幼なじみ好きな人ほど納得できない点が多そうです。プロフィール上は幼なじみな上に巫女さんという「無敵超人ですか、あなたは」みたいな存在なのですが細かいところはなんとも言い難いものがあります。
 例えば、朝は起こしに来てくれて朝ご飯も作ってくれるのですが、その理由は両親がパン派で自分はご飯派なため食事的に家に居場所がないという、よくわからないものです。おまけに主人公の出勤時間が早まるとあっさりと来なくなってしまいます。常識的には当たり前かもしれませんけど、それなら今まで来てくれていたのもたまたま生活時間が同じだったからに過ぎない、ということになってしまいますからねぇ。そもそも、4歳も差がある段階でかなり違和感がありますけども。これだと食事を作ってくれている期間もすごく短そう。
 2人は下ネタやロマンチックな言葉も小芝居で流すことができてしまう関係性です。だいたいは相手のことを家族同然と見ています。この前提条件で特に何事もなく、手を握ったら恋仲になってしまうのはさすがに無理があると思います。何らかのきっかけでもないと説得力というものに乏しすぎるのではないでしょうか。実際、個別シナリオに入らない限りこんな鉄板な2人を周囲は囃したてたりしないですし。
 ついでにこの延長線上で希さんがやたらと嫉妬深いのもちと不自然です。恋仲にならずとも独占欲みたいなものは発動したりするものでしょう。性格なんですから。けれどもそんな様子はどこにもありません。
 どうでもいいですけど、エンディングの歩く姿は変だと思います。特に後半になって全身が見えるようになると顕著に。希さんが実はロボットか何かかと考えてしまいますわ。や、歩く姿の描写が難しいというのは事あるごとに言っていますけどね。今回もそれが証明されてしまった感じです。

 


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