徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2013年3月1日(金)
プリズム◇リコレクション!1回目終了
 ラブライブ!8話。生徒会メンバーが初お披露目? あまりにも露骨に絵里と希との間に差があり過ぎてビックリするレベル。
 8話もかかってようやくμ’sが9人に。正直、引っ張ったわりには……、という感じ。結局、よくわからないんですよね。絵里は何が大事だったんでしょう。トータルすると体裁だけが邪魔をしていたように見えますが。しかし、今回の一件にかかわらずどこまでも希がいて良かったですね。彼女がいなければ9人どころか3人から増えたかどうか。さすがにあそこまで叫んでしまっては希の仲介がなければ不可能でしょうから。
 本筋よりも小ネタが充実しているのは相変わらず。穂乃果の妹と絵里の妹は友達だったようですね。ひょっとしなくてもクラスメイトでしょうか。しかし、演説の練習中に寝るってどんだけ退屈なスピーチなのよ。体育館の壇上くらい距離が離れているならともかく、目の前ですよ。
 9人揃ってのライブはいい感じ。CGダンスが気にならなければかなり良い出来と感じられるでしょう。しゃぼん玉などの効果のせいか、個人的にも画面の明るさの割りにはそれほど気になりませんでした。

 「プリズム◇リコレクション!」。1人目は連城紗耶香。
 どうにも困りましたね、これは。予想の斜め下というのか、本当に困ってしまう内容です。「なんじゃ、こりゃ」といくらいに。
 まず物語。悲しいかな、事前の予想通り☆☆☆部の活動はちっとも面白くありません。というか、そもそも具体性に乏しい活動内容なんですよ。たまに具体的な活動があったと思えば内輪の依頼ばかり。まぁ、そもそも仮想の舞台の観光案内が盛り上がるはずもないんですよねぇ。素材だって普通の作品とそう変わらないんだから。
 個別に入ってからも問題はあります。まるでまだ共通シナリオであるかのように(恐らくは)他ヒロインのシナリオの伏線をばらまきまくり。全く収束するつもりがないので言いっぱなしのまま終わってしまいます。あれはなんだったんだろう、という置いてきぼりなネタが山のように。
 紗耶香の物語としてもちょっと。そもそも主体らしい主体が存在しません。起承転結がうまくいっていない印象です。最後は打ち切り漫画のように唐突な舵取りが行われます。まるで小さな村を守る冒険者の話が何の前触れもなく世界を救う話に変わってしまったくらい。それでいて、派手さは一切ないという強引で謎のオチを迎えます。なんでしょう、ライターの中で何かの必然があったんでしょうかね? ちっとも意味がわからなかったです。
 普段の会話からしても気になるところは多いです。以前も書いたように主人公のおっぱい好きはあっさりと露呈した上で受け入れられてしまうのですが、その割にはネタ振りの度に紗耶香は牽制球を投げてくるんですよ。これはどうも読み手からすると邪魔になっているように思います。せっかくエロい方向に話が振れても醒めてしまうと言いますか。せっかくの特徴があまり活かせていないのではないでしょうか。
 展開自体も二度手間な感じ。以前も書いたように選択肢を選ばされることでフラグだけではなく、物語の中でも相手が確定してしまうのですが、なぜかそこからグダグダし始めるんですよ。まるで肉欲だけではないよ、という後付けの理屈でも探すかのように。そもそも、プレイヤーは自分の意思で選んだ気がしないだけに待たされている感が途方もないことに。紗耶香の過去も後出しジャンケンに近い形で出てくるのでどうにも感情移入しづらくなっているのは頂けません。奇しくもアイナと和泉が言った通りですよ。もう1週間は早くくっついてたんじゃないの? っていう。外野からの見た目ってのは大事です。
 さらに昔、会っていたという設定。これ、必要ですかね。出来レースというか、マッチポンプ感が激しくて目眩がしそうなほどでした。ここはどう反応したらいいのか心底、悩みましたよ。まぁ、半眼になっただけでしたけど。
 ポイントのエロさもなんだかねぇ。普通は徐々にエロくなる感じで早くても2回目のHくらいからなんですけど、紗耶香さんは初H前からエロいんですよ。撮影会を開いて主人公の局部をカメラで16連写しながら大コーフン! とか一体どんな層にアピールしているのかちっともわかりません。主人公がいるからエロくなるという感じがとても希薄です。紗耶香さんを見ていて思ったのはなんかあっさり寝取られそうだなぁ、ということ。普段はそういうことは一切ないんですけど、彼女を見ているとなぜかそんなことを思いました。駅前で超乳の人が無料で観光案内をしているとか、深夜に人気のない展望台で1人でうろうろしているとか、カメラでエロい写真を撮ったり撮られたりが大好きとか、どうも不穏なイメージしか沸かなかったデスヨ。
 他にもテキストで神経質になり過ぎに思えるところもありました。それは悪友の和泉の排除っぷり。ヒロインが水着になる時とか、一緒に出かける時とか、すごい強引にハブられていて、唖然としてしまいます。あまりに気の毒で段々と和泉の方に感情移入してしまうほどでした。主人公と紗耶香がつきあい始めたあとも酷い扱いでした。どうして2人が冷やかされるのではなくて和泉がdisられるところに重点がおかれているのでしょう。普通、クラスの半数以上がカップルとか相方持ちでもない限り有罪ではないでしょうかね、この2人は。普通にうっとうしいですよ。

2013年3月5日(火)
プリズム◇リコレクション!2回目終了
 ラブライブ!9話。今回のエピソードを見て思いましたが、廃校問題を扱ったのは大正解ですね。スクールアイドルというものがいわゆる資格が必要ないだけに、こういった他の緊迫感をあおる要素がないと間延びしがちです。現に今だって廃校問題は解決していないのにすでにやや緩んでいるように見えてしまいます。少なくとも「けいおん」のような作品とは違うので、まったりがプラスに働くとは考えにくいですから。
 μ’sの人気が上昇。女性ファンが新たについて絵里の大人っぽさのためと話題に。さすが3年生と持ち上げられる後ろでにこがアレなのはもはや汚れ芸人と同じなので、むしろネタ振りありがとう、という感じ? このあと秋葉で自分のグッズだけがないと焦るのも同様。ところで、この勝手に写真を撮られて、しかも売り物になっている状況は喜ぶべきことなんですね。それが世界観なんでしょうか。ファンが喜ぶのはわかりますが、本人たちが喜ぶというのは微妙に違和感がありました。
 メイド喫茶のお話というか、やっぱりことりは伝説のメイドさんだったようです。隠していた理由は説明されないとちょっと……、という内容で出し惜しみするほどたいしたものではありませんでした。
 なんか急にご当地ものになったように秋葉原特集。背景とかかなり気合いが入ってました。協力もいつにも増して賑やかになってました。というか、メイド喫茶の協力必要かなぁ。
 羞恥プレイと言えばもはや海未の独壇場です。にこの汚れ役なみに鉄板になってます。しかも、最近はオチにあたる部分がなく放置プレイっぽくなっているのは進化している、ということなんでしょうか。
 ライブシーンは踊りもないせいか、CGダンスも振り付けもなし。やはり、労力とお金、それに時間が大変なんでしょうね。数話に一度がいいところでしょうか。下手をすれば「ガールズ&パンツァー」の二の舞になりかねないですからね。それより路上ライブの告知イラストに7人しかいないのはなぜなんでしょう。前の使い回しとか?
 最後はいつまでみんな一緒にいられるかという、わりと定番の問いかけ。もちろん答えはいつまでも一緒というもの。この流れでエアメールがことりに、となると別離の危機かと思いがちですが、予告を見ると違いそうですね。
 エンディングはことり1人バージョン。以前のにこ単独や絵里と希の2人だけの時のような事故った感はなく安心して聞いていられました。っていうか、なぜ胸をなでおろすような気持ちにならないといけないのか。我ながら理不尽に感じましたわ。
 ところで、たいへん今さらですがオープニングのダンスで最後に人指し指を突き上げるのはWBCの2006年大会あたりが根っこなんでしょうか。それとも、やっぱり日向くん@「キャプテン翼」とか?

 「プリズム◇リコレクション!」。2人目は初咲雛乃。
 長ぇ……、長すぎる……。ようやく終わりました。1人目の紗耶香が終わった段階でかなりヤバいと感じてローテーションの変更を決意しました。このかシナリオが個人的に最大の難物になることは見えていたので2周目以降は雛乃→このか→アイナ・アシュウィンの順で攻めることに。言うまでもなく苦手を最後にせず、わりと得意なキャラで挟むことによって何とかしよう、というやや後ろ向きの算段です。
 目論見はうまくいったように見えました。少なくとも個別ルートに入った当初は。雛乃は意外に好きなキャラでしたし、展開もまぁなんとか。しかし、掛け合いがもう一歩でワンパターンなのには参りました。徹頭徹尾の雛乃いじりにあっさりと飽きてしまってボイスをすべて聞くのも早々に諦めました。こうなると本作の売りである立ちCGの表情とポーズがコロコロ変わるのが足枷になってくるんですよ。動きが多いということでクリック連打しても文節の先へ飛ぶだけで、次のセリフへいくのに4回も5回もクリックしなくていけないという。とてもテンポが悪く感じられてしまいます。
 紗耶香シナリオ同様に恋愛描写において出来レース感が強いのも頂けません。まるでドミノ倒しのようにひとつ躓くとどんどん駄目になっていってしまいます。主人公の万能さもより磨きがかかっていてバンコラン級になってます。料理はプロ並、様々なバイトをこなしてきたのでそれ以外のスキルも非常に高レベル、雑学要素もクイズ番組で通用しそうなくらいどうでもいいことまで知っていて瞬時にリアクションが返ってきます。とどめにいきなり複数の軍人に急襲されても1秒も慌てない胆力。椅子を使って反撃もしちゃいます。もはや言葉を失うマスターレベル。本作に出てくる軍事用アンドロイドとも素手で戦えるのではないかと思います。もちろん、息をしているだけで全ての女性キャラを落としてしまいますよ? 正直ハイジを赤面させるのはやり過ぎだと思うんだ(紗耶香シナリオですが)。
 ここまでくるとハーレムルートがないことが普通に疑問に思う状態。相変わらず、サブキャラである和泉のハブりかたが半端ないしね。アイコンタクトで雛乃を見るな、と伝えるシーンは明らかに常軌を逸していると思いました。それどう考えても友達じゃないから。
 シナリオ中で必要ない(と思われる)箇所が多いのも気になるところ。特に終盤はそう感じるシーンが多かったです。もっと大胆に端折っても良かったのではないでしょうか。終盤の展開が紗耶香シナリオと同じ(つまり、全員同じだと思われます)なのも重複感を感じさせてプレイスピードが鈍る一因になってました。モチベーションが維持できません。
 こんな感じでただでさえ長めのシナリオがより長く感じる仕掛けがあちこちにあるのでした。スタッフロールのあと地味に長いってのも効きますねー。かなり疲労を感じましたよ。同日発売の他のソフトとかあったらあっさり浮気していたと思います。
 順番が逆になりましたが個別に入るまでも問題です。スタートからプロローグを飛ばせるのはいいことですが、それ以外がペケ。スキップは立ちCG演出のせいもあってお世辞にも早いとは言えないですし、次のシーンへ飛ぶことはできても選択肢単位のスキップはできないため、かなり時間がかかります。シーンスキップをした時にバックログに反映されないのも意外に大きなマイナスです。本作は選択肢だけでは内容がわかりにくい作りになっているのでとても困ります。結局、クイックセーブしてから選ぶとかしないといけません。
 Hシーンもなんだかねぇ。エロいというより、くどさばかり感じていたように思います。おしっこにこだわり過ぎでは。温泉で前後不覚に陥っているわけでもないのに雛乃が放尿している自分に気づかないというのはどうかと思いました。それエロいとかでなくて普通に病院にでも行ったら? という感じなんですけど。
 やっと半分。そして、まだ半分。これが今の偽らざる気持ちです。最後までいけるでしょうか。

2013年3月10日(日)
プリズム◇リコレクション!3回目終了
 ビビッドレッド・オペレーション8話。見たのに書くのをすっかり忘れていました。
 いきなり戦闘終了。よくわかりませんがアローンは撤退してモスラのごとく繭作り。それで修復しているって、あかねがなぜやられた感がとても強いような気がしてしまいます。単純に今まで無傷というか、接触皆無で戦っていたわけじゃないのになぁ。どうも問答無用の戦闘不能が得心できない感じ。
 あかねは命は助かったものの、手術が必要。赤がいない、それ即ち合体不可能を意味します。初めてそれが明かされた訳ですけど、どうも本作はこういった演出が弱いように感じます。視聴者だけでなく、あおいたちも知らないっていうのんきさ加減。こういうのって事前にわかっていた方が事態の重大性がわかって盛り上がりやすいんですけどねぇ。必要になってから開示すると後付けっぽく見えるのもマイナスです。
 残された3人ではアローンを倒せず軍が戦うことに。しかし、やっぱり3人が作戦を考えて挑むことに。それが意外性のかけらもない作戦であるところが本作らしいんですかねぇ。正直、最初から提案するだけはしようよ、というレベル。少なくとも頭がいい人しか立てられない、という内容には見えません。
 あかねの変身が解けたのになぜかスーツが残っていました。今さらながらシステムがよくわかりません。魔法少女なら突っ込まないところですが、これは魔法ではなく科学の力ですからねぇ。結局はこれがジェットスクランダーのように機能して大勝利。力強かったあおいが気を張っているだけで、無事なあかねの姿を見て号泣という流れは良かったです。あおい側からはホント親友なんだよなぁ。問題はあかねの側で。
 続いて9話。今度はひまわりとわかばの友情話。あれぇ、何かあかねに置き去り感を覚えるのはなぜだろう。
 すっかり忘れていましたが、わかばは可愛いものに目がありません。ということでひまわりの可愛さに我を忘れて(?)暴走するお話。これは伝説の「友達がオーディションに応募しちゃって……」を連想させる黄金シチュエーション。それにしても、わかばは相変わらず痛いなぁ。猪突猛進がクセになっていていつも自爆するって一体……。ヘアピンを先んじて拾っているっていうのは問題がすり変わってしまうのであまりよくないような。きちんとした反省の機会がない訳だから。
 もはや出ているだけのアローンさん。デザイナーが気の毒になってしまいます。

 「プリズム◇リコレクション!」。3人目は久我山このか。
 構えていたせいか、思ったよりは負担が少なく終われました。もっと危険で思わずヒットマンでも雇いたくなるような妹ぶりを危惧していたので大丈夫でした。兄貴の部屋に無断侵入してナニのサイズを何度も測るくらいならなんとか平気です(そうか?)。
 しかし、けしてシナリオが良かったわけではありません。むしろ、退屈さは今まで以上かも。中盤過ぎまで話のネタは両親が開発している研究内容を推論で語る、というもの。それ、例え解答にたどり着いたとして一体どんな得があるのでしょう。さながらミステリー小説の犯人探しのように推理を戦わせる様子は全く意味がわかりませんでした。しかも、4分の3の確率で真相はすでにわかっているのでプレイヤーには何の感銘も与えません。シナリオライターの意図はどのへんにあったんですかねぇ。
 ポイントである妹との恋も不完全燃焼気味で。まず主人公がスタート時からごく自然に妹に欲情していて、それを「やべぇ、なんとかごまかさなきゃ」という状態なので妹スキーでない人はかなり置いてきぼり。心理の変遷もないので普通のヒロイン相手となんら変わりません。周囲もあっさりと祝福してくれるのもそれを助長しています。グループ外に漏れそうになるとフォローまでしてくれるんですよ。どんだけ素晴らしい理解者ぶりなのか。それも、全員ですからね。加えて最大の関門かと思われた両親もこのかの病状のためにそれがベストとか判断してしまいますし。2人の初Hの様子を実況生中継ばりに把握しておいてその判断すげーなー。その理由の一端を他の場所で科学者はどっかおかしいみたいに書いているのがまたねぇ。
 エロはこのか自身が全肯定であるせいか、逆に意外とエロくない感じになってました。主人公も言っていましたが、恥ずかしがる様子がエロに関してないというのは頂けませんね。耳年増なだけで実際にHすると初々しい、というのに完全に負けてしまいますからねぇ。キャラ的にもマイナスだと思います。主人公とHできるのが当然の権利と考えているあたりどうも。アピールポイントが同時に短所にもなっているような。
 主人公の能力はさらにアップ。映画にも詳しいことが明らかになりました。バイト三昧でスキルアップが著しいという設定なのにいつ見ているんでしょうねぇ。レンタルビデオ店でバイトしていて仕事中はずっと見続けているとか? どのみち何歳なんだって話ですが。
 最大の難関を乗り越えたのでなんとかなりそうです。あと1人!

2013年3月13日(水)
プリズム◇リコレクション!終了
 ラブライブ!10話。季節は真夏。ということで屋上は灼熱地獄。なのでレッスンしたくない。という純粋な部活ではないことによる、さぼり症候群が発症。それにしても、穂乃果の言葉はらしいと言えばらしいものの、事あるごとに繰り返されると正直、目に余ります。それがいつも立ちはだかる常識の壁を突破する鍵なんだとしてもねぇ。
 お嬢さまなので真姫は別荘持ち。さすがと言うべきですが、ことりや絵里など他にも別荘を持ってそうな人がいるような。そこまでの金持ちでもないのかな。
 希が真姫のことが気になるのはまさに絵里で見てきた道だからでしょうね。その当人が「真姫はなかなか大変そうね」という様は確かにおかしいでしょう。まるで気づかないあたりも含めて。
 買い出しに真姫1人で行く。色々とおかしいと思うのは私だけでしょうか。結局、真姫と話したい希が立候補しますがそれでも、9人分の買い出しは大変だろうに。
 まさかのにこ料理スキル所持。しかし、この発言のせいで嘘が露見してしまう。にこは弱点が多すぎるのでもはや、これぐらいはできないと、というレベルに達しているのは不憫。完全に昔の戦隊の黄色イメージ。
 寝る時もみんな一緒に布団を敷いて。9人が寝てもまだまだ広いこの部屋。一体、何畳あるのでしょう。お約束のまくら投げ。海未が安定のスヤスヤキャラぶりと起こされるとバーサク化する芸を披露。そして、最後は結局みんなで雑魚寝。どこまでも正しい合宿の姿でした。最後に朝日に誓うのも良いお約束です。

 「プリズム◇リコレクション!」。最後はアイナ・アシュウィン。
 はぁ~、ようやく終わりました。今日はもう3月13日。20日もかかってしまいましたよ。映画行ったり色々と用はありましたがそれにしても、時間がかかりました。明らかにボリューム的にはここまでの日数は必要ありません。完全にやる気の問題です。それが長く維持できない、というただそれだけの。
 好きなキャラかと思ったアイナも蓋を開ければ難物でした。最初からわかっていなかっただけ、このかよりも厳しいものがありました。というか、本質的に2人は似ているんですよね。普通のキャラとはポイントがずれているところとか。特に羞恥心がずれているところは被っていると言っていいレベルです。どうでも良さそうなところで恥ずかしがり、そこで羞恥を覚えようよ、というところで完全スルー。ほとんど恥ずかしがらないこのかと感覚的にはあまり変わりません。ハーフの子と付き合うのは難しい、ということが言いたいなら良い演出ですが、恐らくそういう意図ではないですからねぇ。まぁ、全く違うということもないでしょうが。
 他にも自分の価値観を人に押しつけてくるところは本当に勘弁してほしい。自分が気持ちいいのだから他人もそうに決まっている、という思考の持ち主は現実にもいますが、実に厄介です。こっちも口を出さないからおまえも出すな、と言いたくなります。ヴェロニカのことをハイジと呼ぶ嫌がらせは本当になぜ、止めさせるという選択肢がないのか、と何度も思いました。照れているとか、そういうことでもなく本気で嫌がっているのに自分の好みだけでそう呼ぼうとする。別段、思い出の愛称というわけでもない。ただひたすらに、ずーっとこの嫌がらせを続けるのでアイナに対する好感度は下がる一方でした。これで、仲良くなりたいとか片腹痛いです。自分が嫌なことをされたら1秒も我慢しないというのに。
 最後にヴェロニカがこれを受け入れるのは完全に意味不明でした。しかも、頬を染めながら。このかに「アルプスの少女ハイジ」を解説と共に見せられて洗脳された、、とかの方がよほど納得がいきます。どう考えても受け入れる理由が見当たりません。そもそも友誼を感じているようにも見えませんしね。あらゆる意味でひたすらアイナが迷惑をかけているだけでしたから。この前のシーンはヴェロニカが再び来日して家に戻ってきたら、目の前でHしていた、ですよ? 許せるものも許せなくなりそうなのに。
 恋愛描写もねぇ。他のヒロインと同様です。共通シナリオで関係をでっち上げられて、なぜかそのあと仕切り直してグダグダするという激しいマッチポンプぶり。主人公もアイナも再三、気持ちを語りますがそれがなぜなのか、さっぱりわからない。好きになるのが当然みたいに話を進められてもプレイヤーは完全に置いてきぼりです。勝手に惚れられている感が半端なかったです。一生懸命、魅力をアピールすればするほど疑問符ばかりが募るという悪循環。
 アイナの謎の弱点もなんだかねぇ。それによって起こるイベントはただの痴女にしか見えませんでしたよ。それ以降はさほどでもないあたり(他のヒロインと同程度)、こだわりというよりは単に思いつきという印象が強いですし。
 シナリオもやっぱりがっかりする内容でした。幸いというか、他のシナリオとやや差別化が図られていましたが、正直それがどうしたの? というレベルです。むしろ、これだけなのでなぜ展開が違うのかと不思議に。重大な秘密を家の前で語るアイナには気が触れたのかと思いましたし、母親が帰って来なければ護衛のヴェロニカが自ら外出してHシーンとか、まじめに読ませる気があるようには見えませんでした。終盤でヴェロニカの父親が生きていることを娘に知らせないシーンは完全にライターの都合にしか見えません。なにせ、それによるメリットがまるでない、どころかデメリットは溢れんばかり。信じてるから大丈夫、とか軍人の考え方じゃないでしょうに。
 サブキャラに厳しいのも相変わらず。ほんのわずかな活躍であってもケチをつけずにはいられないという謎の☆☆☆部クオリティ。どこまでも和泉が切ないです。そして、あとで主人公が上から目線で慰めるというやっつけ感。そこまで排除したいなら最初から出さなければいいのに。
 主人公も絶好調ぶりを維持、どころかさらにレベルアップしてます。遂に戦闘もこなすようになりました。もらったナイフで手練の軍人相手に格闘戦をこなします。エリートのヴェロニカを瞠目させる腕前みたいです。もちろん、鍛練の様子とか一切なし。まさかバイトで厨房を任されていたから刃物はお手の物、とか言いたいのでしょうか。なんとも恐ろしい主人公です。本気で情報部エージェントみたいになってきました。もしかして、主人公の能力全般は笑うところなんでしょうか。なんでやねん! とかモニターに向かって突っ込み希望とか?
 長すぎる「プリズム◇リコレクション!」もようやく終了。ゲーム感想は近日中に。

 「ガールズ&パンツァー」のイベント「~海楽フェスタ前夜祭~ オールナイト上映カーニバル@シネプレックス水戸」に申し込む。1話から12話までの全話をスクリーンで一挙上映というのに惹かれて。「ガンダムユニコーン」の期間限定上映と動機的には同じです。大きなスクリーンと優れた音響で「ガルパン」を見られる機会はなかなかなさそうですから。最終回最速とか、声優のゲストトークがあるというのはおまけでしたね。正直、地理的にも遠いですし交通費も馬鹿になりません。往復で余裕でエロゲーが1本買えます。チケット代を合わせれば軽々5桁です。11話と12話だけなら申し込まなかったと思います。
 残念ながらゲストトークの方は落選してしまったので、ない方に再挑戦。値段が200円下がっただけというのはちょっと悲しいですが。それならスクリーンで録画とかでトークを見せてくれればいいのに。申し込みが殺到した理由はそこなんでしょうからもうちょっと考えてほしいもの。なにか問題があるのかなぁ。まぁ、何はともあれ当たるといいなぁ。
 最悪のシナリオは当たってから後日、好評だったから東京とかでもやるです、というパターン。すげぇ、泣けそう。っていうか、この発言はまさに自らフラグを立てているのかも。ぬぅ。

2013年3月17日(日)
この大空に、翼をひろげて-FLIGHT DIARY-開始
 どうにかこうにか「プリズム◇リコレクション!」のゲーム感想をアップしました。色々ともったいない作品だったと思います。慢心、ではないんでしょうけど、どうも設計図がうまくいっていなかったように見えますね。

 ビビッドレッド・オペレーション10話。展開からしてやはり1クールのようですね。まぁ、新作の予告もやっているし当然ですか。
 れいの矢は残り4本。残り話数と合わんな、と思えば同じアローンに何本も撃てばいいじゃない、と主張。えっと……? なんか色々と突っ込みたくなるのは私だけでしょうか。それでいいなら最初から、とは言わないまでも2~3回失敗したらやるべきではないですかねぇ。今さら過ぎるような。残り乏しくなってから行き当たりばったりですることではないような。さらに、アローンがどこからやってくるか知らない、と言うか連携する気がないというあたりねぇ。博士の話と絡みますが、もしかしてカラスはアローンという存在に便乗しているだけの可能性も。あの通り自分では矢を放てないのでれいをだまくらかして使っているとか。
 お宅訪問したらなぜか一緒に夕飯を食べてお風呂に入る流れに。ため息をつくほど諸々がわざとらしいです。特に示現エンジンの守り手に関することはねぇ。セーラームーンのようにもろに顔を見られても正体が判明しないならともかく、そうでないあたりどうもね。以前の監視カメラの件もそうですが苦しすぎます。
 戦闘においても恐るべきご都合主義発動。あおいとひまわりが射手担当なのに、戦闘が終わってわかばと分離してからなお、あかねが一番早いという強引さ。れいの主張もなんだか全然、的外れっぽい感じで盛り上がるよりもむしろ逆になっているような。

 「この大空に、翼をひろげて-FLIGHT DIARY-」。1本目は「if:時雨佳奈子の場合」。
 率直に言ってあんまり出来は良くないですねぇ。そもそも佳奈子さんはサブキャラで、そういうデザインでそういう配置をされていました。よってそれなりにプラスアルファをしないと世界の中でまともに存在を主張できないんですよ。ヒロインに負けないほど存在感と背景を持っていたというならともかく。よって物語はもちろん、日常においても苦しさが溢れています。最初は久しぶりのトビウオ荘なので、そのせいかと思いましたが次のシナリオで確信に変わってしまいました。あんなに楽しかった掛け合いがちっとも面白くない。ノリの良さは完全に消失しています。
 佳奈子さん自身も本来がやる気のないキャラであるため、基本的に動けないんですよ。さりとて大きく改変するわけにもいかず。でも、結局はらしくないことをしなくてはならなかった、と。姉妹の喧嘩に介入するのは不自然すぎました。そもそも喧嘩自体、強引すぎましたね。ソアリング部のみんなが手を出せないほど、ってあたりですでに。
 立ちCGの素材が増えていることは良かったですが、それだけにうなじまで真っ赤になった、というシーンでまるで変わっていないのは頂けません。所詮、サブはサブ。ifはifという結果に終わってしまったような。
 2本目は「ソアリング部ビフォア」。
 始めるまで勘違いしていたんですが、これって過去話ではないんですよね。あくまでも、物語の主因が過去にあるというだけ。さらに言えば事実上の天音アフターなんですわ。知らなかったんで最初はちょっと戸惑いました。まぁ、あんちゃんとイスカのHシーンがなくて良かった、のかな?
 閑話休題。
 初めて早々に感じたのは懐かしくも嬉しいトビウオ荘の空気。佳奈子シナリオとは掛け合いが雲泥の差。経験者には「そうそう、こうだった」と思い出すセリフのセンス。まぁ、単純に天音がいるかいないか、という大問題も関係していると思いますが、それ以外も違いがあります。良い意味で次のリアクションがわかる。これ重要だと思います。イスカと天音の会話は聞いていて実に楽しいです。
 シナリオの内容もなかなか良い感じ。イスカと天音のイベントを織りまぜて進むので退屈しません。本編のエア彼氏エピソードなんかも出てきたりして再び遊びたくなりました。恋愛の達人を自称する天音がとても可愛かったです。事前の期待度が低かったこともありますが想像以上に良いアフターシナリオでした。
 それにしても、相変わらず小鳥が美人であるという定義に疑問があり過ぎるなぁ。どう見てもイスカの方が美人じゃないですか。天音だって十分すぎるほどに。なぜ、小鳥だけがそう言われるのが不思議でなりません。

 「ガールズ&パンツァー」のイベント「~海楽フェスタ前夜祭~ オールナイト上映カーニバル@シネプレックス水戸」に当選しました。先日あんなことを書いたせいか、当選したというのに気持ち的に嬉しさ半減です。あとなぜか、チケットぴあのパスワードが毎回のように違うと言われるんですよ。数回失敗してからようやく成功するという。他の様々なパスワードではまず失敗しないのになぜかこれだけは毎度のように。
 劇場を調べてみるとどうやら最後列のよう。選べないのは無理ないですが、私は一般的に不人気な最前列の方が好きな人なので残念です。まぁ、後ろに人がいないという点に魅力を見いだすとしますか。
 ところで、この上映、間の休憩はどうなっているんでしょう。上映時間が5時間55分となっているので休憩があるのは間違いないでしょうが(本編は12話で4時間50分くらい)。映画おなじみの予告などがどういう形で入るかにもよりますが2回くらい30分とか入るんでしょうか。ただ、各上映の差が10分しかないんですよねぇ。すると30分も休憩があると一時的とはいえ、追加上映の観客が全て溢れてしまうことになるので10分とか15分くらいでしょうか。
 何はともあれ行くことになったので今から色々と調べましょうかね。良い小旅行となるように。

2013年3月21日(木)
この大空に、翼をひろげて-FLIGHT DIARY-継続中
 ラブライブ!11話。μ’sもいよいよ暫定19位。ということですが、どうもあんまり目立った活動をしているようには見えないので納得感が薄いです。秋葉でライブをやっただけのような。物語的には関係ないんですけど、それが振り付けやCGダンスのない回だったということがどうも印象をすっきりしないものにしています。
 未だ詳細は不明ながらことりはやっぱり大きな悩み事がある様子。安直に考えれば留学というところでしょうけど、正直それぐらいでμ’sをやめるなんて考えますかね? まぁ、まだそう言った訳でもないですけど、それ以外に言い出しかねる理由があるものでしょうか。ことりだって廃校を回避したいでしょうし。土壇場へきて穂乃果に言い出せないほどの悩みとはなんでしょう。
 昨今、スポ根が流行るかどうかはともかく、今回のエピソードはまさにスポ根丸出しでした。一応、19位に入ったという具体的な理由があったとはいえ、前回で暑いから練習したくないと言って避暑に出かけた人が急変しすぎではないでしょうか。ライブ前夜に雨が降る中にランニングに出かける姿はどう考えても常軌を逸しています。演出的にちょっとやり過ぎなのでは。そもそも屋上でのライブはいいとして、雨天の時のことを全く考えていないのはどうかと思います。考えなしにも程があるというか。9人もいて誰も気にしないんですか。せっかくライブシーンは良い出来だったのになんだか消化不良な感じです。「最高のライブ」というサブタイトルにも相応しくないような。

 ガールズ&パンツァー11話。遂に放送されました。待っただけの甲斐はある仕上がりです。
 ほんのわずかとは言え、PLATZのプラモデルCMで11話の先行ネタバレ映像が入るのにはたまげました。最近は戦隊ものでさえ、わりと配慮しているのにねぇ。珍しことです。組み立てに接着剤その他が必要という注意書きがわざわざ出ているのは明らかにバンダイのプラモデルの弊害ですな。今の子供たちはプラモデルの製作にそんなものが必要なんて知識はないでしょうから。
 閑話休題。
 ネトゲチームはやっぱりそのまま戦線離脱。ほんのわずかにビン底メガネの下が見えたのが幸いでしょうか。計算外の結果のはずも黒森峰の副隊長が悔しがらないので、このシーンの旨みがあんまりないのは残念。せっかく思わぬ防御ができたのに。
 強者に対して様々な(邪道な)作戦を繰り出すのは醍醐味でもあり面白くもありますが、それも戦車道という競技でどこまでやっていいのか視聴者にはよくわからないからなんですよね。なにせ、昔の戦車を今の時代で使う、がコンセプト。じゃあ、戦術はどこまで? というのは当然の疑問です。サンダースがやっていた無線傍受もそのひとつでしょうから。まぁ、細かいことはともかく、戦闘シーンの流れるような勢いある映像は素晴らしいのひとことです。
 加えてライバルたちのリアクションが丁寧に入るのが効果を高めています。競技者がほとんど語らない(語れない)からこそ周囲が語る。この作品は本当に基本に忠実ですね。渡河の最中にアクシデントが起こるのも予想した人が多いんじゃないでしょうか。それでいて、退屈させないのが製作スタッフの腕の見せ所。みほの八艘飛びならぬ三戦車飛びは他作品では見られない不思議なシリアスさがありました。ちょっぴり泣かせる良いシーンになってます。
 最後に途方もないバケモノ戦車が登場。二両やられて副隊長がほくそ笑んでますけど、この一両で全滅させられそうですよ。
 いよいよ来週、最終回。この続きをスクリーンで見られるとは応募して良かったです。明後日が楽しみ。

 「この大空に、翼をひろげて-FLIGHT DIARY-」。3本目は「ソアリング部アフター」。
 「ビフォア」が天音アフターならば当然、こちらは小鳥アフターということになります。
 出来は良い、んですが主題が大きくふたつに分かれているせいか、どうにも長く感じます。特に最終盤は語りすぎなくらいで、いつ終わるんだろう? という感じでした。正直、全体を通してみるとやや焦点がぶれているようなところがあります。小鳥アフターなのか、それともソアリング部としての最終エンドなのか。そのあたりが曖昧なためにややすっきりしないところもありました。まぁ、個人的に小鳥が押しも押されぬ本作の看板というところに頷けないから、というところも関係しているのかもしれません。

2013年3月25日(月)
LOVESICK PUPPIES-僕らは恋するために生まれてきた-開始
 ビビッドレッド・オペレーション11話。相変わらずピントのずれた会話に終始しております。普通に意味がよくわからないところもあったり。スタッフはれいのセリフにもうちょっと気を配ってあげてもいいような気がします。かなりお馬鹿な感じに見えてますよ。
 結局、おじいちゃんが知りたがった知性体の話はカラスも知らず。なんか思い込んで勝手にテストを行うというすごい痛いキャラですた。しかも、テストに合格したらなかったことにしようと考える戦慄の子供っぷり。れいを飲み込んでラスボス化しました。ってそれなら別にいつでもれいを殺しても良かったんじゃないの? 勝手な理屈で不合格にすればいいんだし。
 来週は最終回ですが、ちっとも盛り上がっていないのが切ないです。この作品、2時間くらいで映画にした方がすっきりして良かったんじゃないですかね。

 ラブライブ!12話。結局、穂乃果が倒れてしまったこともあってライブは中止。不祥事扱いとなったのか、穂乃果が休んでいる間にラブライブへのエントリーそのものを辞退することに。これでお先真っ暗、と思ったら入学希望者が増えて廃校はとりあえず1年ではあるものの、回避されることに。出場を逃して泣くほど悔しがった穂乃果の立場はどこにもありません。
 なんか肩すかしなドラマ構成ですね。色々と失敗したのに最上の結果が出るという。おかげでラブライブ出場がどうでもいいことに。えっと根幹が否定されてしまいましたが?
 そして、ことりの悩みが表面化。やっぱり留学でした。ここで穂乃果がラブライブしか見ていなかったから言い出せなかったとことり。なんだか随分、勝手なことを言っているように聞こえますが気のせいでしょうか。というか、これそもそも理由になってますかね。キレるほどの理由に。そもそも廃校が回避されてスルーされてますけど、留学を決めたのはもちろん、学園存続が決まる前の話。どちらかと言えば行きたくなかったように見えたのに行く、ということはスクールアイドル活動をどう思っていたんでしょう。言い出すかどうかよりもよほど重大な裏切り行為に見えるのですが。言わなければならないのは穂乃果だけではなくμ’sのメンバー全員にでしょう。ごめんね、とは言ってますがあくまでも留学しかあり得ないという態度の上でのこと。抜けることに対する謝罪ひとつありません。一体、どういう神経の持ち主なんでしょう。
 自分の力不足に落胆したほのかはスクールアイドルをやめることに。確かに言っていることには一定の理があります。努力が形にならずに事を成してしまったのだから無理もありません。モチベーションが消失して、ことりに結局は自分が倒れたせいで留学すると言われれば無理もありません。
 諸悪の根源がいないところでもめるメンバーたち。海未が穂乃果を引っぱたいて「あなたは最低です!」となじりますが全く共感できないのは気のせいでしょうか。訳知り顔で解決になんら寄与しなかった海未も同罪だと思いますが。本来なら海未こそが2人の間に立ってうまくバランスをとらねばならかったはず。なのに穂乃果だけを一方的に責めるのはおかしいのでは。ことりの気持ちばかりわかってないで穂乃果の気持ちもわかってあげましょうよ。
 こちらも来週は最終回。ひょっとしなくてもラブライブに出場はしないようです(エピローグ的な感じではあるかもですが)。ということはオープニングのアレはひょっとして妄想なんでしょうか。あとこの作品にライバルって概念はなかったんですね。モニターの向こうにいるだけ。

 「LOVESICK PUPPIES-僕らは恋するために生まれてきた-」。まだ始めて少し。
 どうもスタートはよろしくないですね。私のプレイするゲーム2013が悪いのかもしれませんが、ネタが被りすぎです。「大図書館の羊飼い」の図書部、「プリズム◇リコレクション!」の☆☆☆部、そして本作の相談室。学園でなんでも屋ライフという展開にかなり飽き飽きです。主人公像も微妙に被っていて、なんか最近の流行りなんでしょうか、とすっかりゲンナリモードに。本作で困るのは自分はお節介でありながら、他人のそれは忌避するような態度でしょうかね。とにかく上から目線で世話を焼こうとする。けれども、他者からされるのはお断りというような態度。
 どうでもいい呟きがかなり多いのも気になります。思考の全てを文字化するつもりなのか、と恐れおののくセリフとモノローグ量には素直に閉口します。とにかくやたらと理屈っぽい。そういやこういうところも他の作品と被ってますね。おかげでテンポが初手からよろしくないので早くもボイスを全て聞くのは諦めました。ボイスを聞きたくなるようなセリフ的面白さも見当たらないので。
 さらに困るのは難点を吹き飛ばすほどキャラが魅力的に見えないこと。正直、パッケージとかがなければ悪い意味で誰がヒロインなのかわかりません。会長と志穂はかなり紛らわしいと思います。今のところ、誰のルートに入りたいとか一切ないことに困惑しております。今後、私の印象を覆してくれるといいのですが。
 ついでにPDA演出がかなりうざったいです。まだ序盤だというのに何かというとPDAを表示して、横に回転させてからキャラクターや報告書などを映すのは控えめに言ってもテンポが悪いです。1周目限定の思いだと信じたいところですがどうでしょう。とても怪しい気もします。

 「ガールズ&パンツァー」のイベント「~海楽フェスタ前夜祭~ オールナイト上映カーニバル@シネプレックス水戸」に行ってきました。総数1566席が完売ということでとても盛況だったようです。
 トークショーなしの回では最も早い回の50分前に着いたのに、その時点でカツサンド売り切れはちょっと見込みが甘いと思いました。確かに残ったら困るでしょうけど、上映を見なくても買えるのだから、夜通し上映なのだから、もうちょっと考えてほしかったです。別に「ガルパン」的な包装とかがあった訳でもないんですから。メニューに名前がついているだけ。完全に雰囲気買いです。私は華さんセットを買いました。
 劇場は4でしたが、環境はお世辞にも良いとは言えず。エコノミー症候群を心配したくなるくらい席間は前後も左右も狭く息が詰まりそうでした。こんな席に座ったのはいつ以来だろう、というくらい。古い施設というならともかく、そうでないあたりが恐ろしかったです。おかげで帰りの特急が快適なこと快適なこと。最前列の人が心底、うらやましかったです。
 休憩は20分が2回ありました。OVAが2話入っていたのでこれで上映時間が5時間55分という計算になります。しかし、さすがに14回オープニング曲を聞くのはちょっと……、な感じでした。以前も書いたように私はイベントスケジュールを知らなかったのでまさか5.5話や10.5話をやるのではないかとハラハラしてました。
 内容は現時点ではまだネタバレなので伏せますが、上の環境であっても行ったことを後悔しない仕上がりでした。もちろん、環境が良いに越したことはないですが。
 直近で最も繰り返し見ていたのが11話だったのでそこだけはちょっと眠くなりましたが、12話は心配など一切無用の盛り上がり。余談ですが劇場外のサンクスで「メガシャキ」が売り切れだったのがちょっと面白かったです。
 劇場で見るとやはり戦車の迫力が違いましたね。映像、音響ともに自宅とは比べ物にならず(当たり前ですが)。このあたりはたっぷり堪能してきました。あと私はそれほど大きな音で聞いていないため、今までは聞いて(聞こえて)いなかった曲やSEがかなりあることを知りました。

2013年3月29日(金)
LOVESICK PUPPIES-僕らは恋するために生まれてきた-継続中
 ガールズ&パンツァー最終話。海楽フェスタ前夜祭で見て、改めて地上波で見て、素晴らしい出来に感嘆。上映後、自然に拍手が起こったのも頷けるクオリティではないでしょうか。そのせいか、放送後のブルーレイの初回版への問い合わせが多いらしくアンコールプレスを検討しているようです。ラストで録画派の人を動かしたのならたいしたものです。一体いつになったら通常版がお目見えするのでしょうか。
 閑話休題。
 化け物のようなマウスとの戦闘。前回ラストから今回の最初まで見ていると使用制限が必要なのではないかというくらいの超重戦車。ぶっちゃけ弱小校ならこれ1両でお釣りがきそうなほどのものすごさ。これを果してどうするか。飛び出した奇策のヒントを与えたのはなんと沙織。素人っぽさが残るからこその素朴な言葉。みほの作戦は奇しくもダージリンが指摘したような、冷静な計算の上に立つ捨て身の作戦でした。内容を聞く前と後の桃の言葉が相変わらずで、ぶれることなことがなくて良いです。
 ヘッツアーが土台となって、M3とポルシェティーガーが囮になってマウスの砲身を回転させて、八九式が乗っかって動かないようにブロック。そして、Ⅳ号が剥き出しになった後部スリットを狙い撃ち。バレー部チーム、忍の操縦技術があからさまに上達していると感じられる見事な乗っかり。八九式に対するこだわりも経験を感じさせます。典子とあけびのブロック魂が素敵です。ダージリンは自分たちもやってみようかと発言。それもマークⅥで。もしかして、あれで乗っかるつもりですか。
 マウスを撃破するもヘッツアーが走行不能に。これで残りは4両。3両を失い代償は大きく。
 最後の作戦が発動。フラッグ車であるⅣ号とティーガーの一騎討ちの状況を作るために3両が攪乱。前回、みほに救われた1年生チームが獅子奮迅の働きを見せる。市街戦の特性を利用して、徹夜で考えた作戦を実行。ひたすら右折を繰り返してエレファントの後ろに回り込む(え、もしかして徹夜で考えたのこれだけ?)。ゼロ距離射撃を行うも通じず万事休すと思えたが、存在感の薄い(失礼)紗希の指摘で薬莢排出孔を狙って撃破。さらに重戦車を川に落として撃破するも自らも横転して走行不能に。
 八九式がおちょこくり行動で挑発、学校とおぼしき敷地にⅣ号とティーガーが入ったところでポルシェティーガーが蓋をして弁慶の立ち往生。歴女チームこそが担いたかったでしょうねぇ、この役割。戦車としてⅢ突が十分かはともかく。遂に姉妹の決戦。果敢に攻撃を行うも当たることなく、逆にⅣ号は徐々に装甲を破壊されていく。時間稼ぎの2両も限界を迎え、残るはフラッグ車ただ1両。みほは一か八かの賭に出る。聖グロリアーナ戦で見せた至近距離で回り込んでの一撃。今度こそは。履帯が吹き飛ぶのも構わず乾坤一擲の一撃。ポルシェティーガーを乗り越えてやってきたエリカが見たのは白旗の上がったティーガーでした。
 見事、優勝を果たした大洗女子。まほに認められ遠くでは母も賞賛。しかし、西住流としては破門なんでしょうかね。大洗に帰って来た一行は凱旋パレード。このシーンで気になったのは沙織だけ挨拶する相手が……、ということ。本作はあんこうチームにドラマの焦点をあてて進んできましたが、その中にあってなぜか沙織だけがエピソードが薄いんですよね。彼女だけ肉親が誰も出てこない。料理イベントとアマチュア無線二級取得イベントがせいぜい。ちょっと気の毒な気がします。声援に応える相手が、という意味ではみほも同じですけど、彼女は転校生ですし、家族はきちんと出ていますからね。
 大団円、ですがスタッフは2期の意欲がありそうです。監督もそれっぽい発言を以前しています。人気面でも申し分ないでしょう。今はお疲れさまでした。でも、いつか、再会できる日が来ると信じています。まぁ、その前にOVAが残ってますけどね。ありがとうございました。

 「LOVESICK PUPPIES-僕らは恋するために生まれてきた-」。ようやく個別ルートに入ったくらい。
 予想通り長いですね。「W.L.O世界恋愛機構」という前例があるので驚きはしませんが、全ルートが長いとなればあれを越えそうなんで、ちょっと警戒してます。
 印象はかなり改善されてます。織衣というキャラに問題があったのだろうか、というくらいその後は引っ掛かりも少なくスムーズに進んでいる感じです。ちょっと、有希の幼なじみっぷりは長年連れ添った熟年夫婦の残念な面ばかりが目立っていて悲しいですが、ソーニャ、勇、まるなはそれなりに魅力を感じられるようになってほっとしております。
 描写に関しては気になる面も。犬の過去話の主人公とか酷いですね。どう見ても小学生の言動ではありません。難しい単語を使いすぎ。激している状態で「正論」なんて単語が出てくるのはどうかと思います。逆ギレ(?)する有希の言葉と態度も同様。子供じゃないです。普通の育ち方をした人間から出てくるものではないでしょう。他の場面でも感じますが、ドラマっぽくしようと演出過剰になっているように思えます。却ってそれで違和感を生んでいるような。
 個人的には音楽もちょっと。いわゆるギャグシーンで使われる曲が気持ちよくないです。へっぽこ感を出そうとして下手くそな笛の音をメロディーに使っているのですが、これがどうも、ね。良くない意味で気になります。落ち着かない気分になるというか。
 あと謎のつまずきが明らかに。シナリオライターの安堂こたつ氏がフロントウイングの作品から盗用、と思えばそれは別名義の自分の文章とか。正直、意味がわかりません。なぜ、そんなことをするのでしょう。必要とする理由がわかりません。いかに自分の文章とはいえ、他ブランドの作品。著作フリーの作品でない限り問題になるのは明らか。能力のない人が盗作するのはわかります。自分では無理なんですから。でも、自分のを、ってのはねぇ。よほど時間がなくてコピー&ペーストした、ってことなんでしょうか。なんにせよ残念です。


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