徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2010年7月4日(日)
Angel Ring~エンジェルリング~終了
 閃光のナイトレイド13話。最後まで地味なのは変わらぬままでした。そういう意味ではとてもこの作品らしい締めであったように思います。結局のところは労多くして得るものが少なかったような。まぁ、製作者の経験としてはむしろ良いものがあったでしょうけど。どこまで続くのかわかりませんが、アニメノチカラのためになることを願います。

 仮面ライダーW41話。近頃、本作内においてはドS系のキャラが増えているような気がします。財団Xの男もMの匂いがするし。そんなニーズがあるのでしょうか。
 エクストリーム化できるものが2人に増えて自由に検索ができなくなったというのは良い緊張感を生んでいるのではないかと思います。これまでも使いすぎということはありませんでしたけど、本気で使えば倒せないドーパントはいないというくらいの便利さでしたからね。策を練るなら結構ですけど、弱点が載っているからそれを活用するというのはちょっとヒーローとして格好悪い気がするので。

 「Angel Ring~エンジェルリング~」。5人目はミカ・アルステッド・ハイネ。
 色々とためが足りないシナリオです。山を越えるとすぐさま次のステージに移ってしまうのでどうも状況の実感がしにくく、置いてきぼりな感があります。プレイヤーだからまだいいんですけど、主人公だとかなり困るんではないかなぁ。ミカが何を考えているのかよくわからないので。
 もともと愛天使の仕事というやつはあまり作品内で尊重されていない感じなんですけど、それにしたってこのオチはどうかと思います。恋に落ちたから誇りのある仕事も早く辞めたいというのはどうも台無し気味に思えてなりません。つーか、愛天使って引退はないのかさ、という根本的な疑問が。
 最後は妹の遠海佐奈。
 義妹ではなく実妹との恋に逃げずに挑むシナリオ、かと思ったんですけど気のせいでした。通常の作品がなぜこの問題に触れないのかと言えば周囲(近隣の住民含む)からの祝福を受けることが不可能に近いからにほかなりません。もともとインモラルな問題なんですから常識の範疇で解決するのが難しいのは当然のことです。
 で、それに解法もなく挑んでしまった、と。友人らにさえ明かさないのだから深刻に扱えば扱うほど空回り感は強くなります。だって実際に覚悟を試される機会はやってこないんですから。それなら端からやらない方がまし、エロ讃歌を奏でていた方がキャラを気に入ってくれたユーザーのためになるというものです。本作のHシーンはごまかしのような水増し型で本当の意味でのHシーンは最後の1回のみ。ならば焦れされただけに相当濃いのかといえばそんなこともなくとてもあっさり。困ったもんです。
 そんなこんなで「Angel Ring~エンジェルリング~」も終了。ゲーム感想は昨日アップしました。

2010年7月7日(水)
天の光は恋の星開始
 世紀末オカルト学院1話。この確かな作画に裏打ちされたB級感がなんとも言えずに楽しいです。このサイト的にはヒロインの設定が「FOLKLORE JAM」を思わせてくれていい感じ。厳密には違うんですけど、かたくなにオカルトを認めようとしないところはそのまま面白さに繋がっています。ラストの影が当たるあたりとかすごい嫌がらせになっているものなぁ。
 これは今後が楽しみです。

 「天の光は恋の星」。プレイ時間23時間。
 先週から少しずつ始めていましたが……、ん~予想以上に楽しくないですね、コレ。本当に「輝光翼戦記 天空のユミナ」と同じチームの作品なのでしょうか。思わず疑ってしまうような出来です。
 本作も言うまでもなくプレイ時間が長そうなんですけど、その苦しさを緩和させるものがまるで見当たりません。RPGのシステムである探索や戦闘は驚くほど単調で数時間であっさり飽きてしまいます。その時点では全てが出ている訳でもないのに先に期待が持てなくなると言いますか。そして、実際にコンボなど新しい要素が出てきても魅力を感じない、と。
 「天空のユミナ」ではパチスロのような演出が画面上にあって見た目に楽しませてくれましたが、本作ではそれもほとんどなくなり、残ったものもとても地味になってしまいました。また、その演出が楽しみになるのも、シナリオの展開に応じて多少は内容に変化が出るということもありましたが、それ以上に大前提として掛け合いが楽しいからでした。基本的なことですが、だからこそ長旅にはとても重要なことです。けれども、本作ではその掛け合いがちっとも楽しくもなければ面白くもないんですよ。そりゃもう、ってなくらいに。
 キャラクターデザインが可もなく不可もなくくらいであまりよろしくない、ということもありますが根本的な問題はキャラが立ちきれていないことです。土台が安定しないものだから掛け合いが楽しくなるはずもなく、シナリオ運びにも悪影響を与えている始末。加えて言うならボイスを含めてヒロインたちは色々と被りすぎです。とても、4人いるとは思えない存在感。3人であった「天空のユミナ」とは比較にもなりません。こうなると主人公にボイスがあるのも逆効果です。しっかりしたツッコミ役として機能していないんですから。
 探索にも問題があります。一度、出発したら目的を達成するまではけして学園に戻れない。シナリオを加味するととんでもなく酷いシステムです。困ったことがあっても相談もしないし、新しい武器を作るための素材があっても戻らない。たった4人の学生に全てを任せてしまう方針。宿屋的な要素も全て自分たちで賄わないといけない非情さ。
 最初はセーブができないのかと思いましたよ。用意されているのは「中断」だけ。これがセーブ代わりになるんですけど、いちいちタイトルに戻されるあたりがなんとも。もし、この「中断」がロードするとデータが消える仕様だったりしたらディスクを叩き折っていたと思います。ボスに挑んでみて駄目だったらデータが消えてしまう、ってことですから。初めて試す時はドキドキものでした。まぁ、現状でもボスに勝てない時の方策がレベルアップしかない、というのはどうかと思います。余計に楽しさを奪うだけだと思うんだけどなぁ。
 すでに限界値が近いのでいつまでプレイできるやらわかりません。相変わらず要起動ディスクだしなぁ。パソコンがうるさくてかなわんデスヨ。

2010年7月11日(日)
WHITE ALBUM~綴られる冬の想い出~1回目終了
 仮面ライダーW42話。まるで本作品の基本に立ち返ったかのような犯人は実は……ネタ。というか、隠しすぎてさっぱりわかりませんでしたよ。悪女のイメージの方が強烈なのとそんなのわかんないよ、というトリックだったので。実際、答えが出てしまうと途端におとなしい特色の薄いエピソードになってしまったような気がします。「クウガ」以来の(?)サンフラワー号でのロケももうひとつ活かしきれていなかったような。というか、冴子さんのパワーアップ云々という話はどこへ?
 しかし、なんといっても終了後のネット配信限定ムービーの予告が強烈すぎてすっかり本編が霞んでしまいました。

 「WHITE ALBUM~綴られる冬の想い出~」。すぱっと「天の光は恋の星」に見切りをつけてこちらを購入して始めました。正直、「天の光は恋の星」が面白かったなら本作は買わなかったと思います。
 1人目は河島はるか。
 久しぶりの再会でも相変わらずの捉えどころのない娘さんです。記憶が確かなら以前の時も最初ははるかが1人目だったような気がしたので今回もトップバッターとして選びました。
 パソコン版にあった冒頭の選択肢はなくなりましたね。あれによっては由綺が恋人ではなく仲が良い友人のようになってしまう(本編には結局、影響なし)過去改変選択肢だったのでまぁ、なくなって良かったのではないかと思います。
 まぁ、開始前からでしたけど、最も喜んでいるのが音楽。ホントこの当時のリーフミュージックは心震えるような名曲揃いなのでアレンジバージョンながらも気がつくと曲に聞き入っていたりします。ビジュアルノベルシリーズで一番惹かれた要素って間違いなく音楽でしたからねー。
 システムは素直にマップ移動方式に変更。これはストレスなくプレイできるので嬉しいです。題材が題材なので運が悪ければクリアできないというのも冬の厳しさが出ていて良かったのかもしれませんが。ADの厳しさをわずかでも体感できるパラメータ要素とかもね。本作をプレイしているとバイトの掛け持ちって楽そうに見えるよなぁ。一応は倒れる描写もありましたけど。
 シナリオは悪くはないんですけど、やはり欠点もそのまま残っている訳で。はるかにも由綺にも言えることですけど、主人公を含む彼らの築き上げてきた歴史をプレイヤーはなんも知らないんですよね。だから、思い出を切なげに語られてもあんまり実感できないという。はるかはお兄さんとの記憶であり、由綺は恋人としての記憶。もうちょっと具体的な描写があるだけでも違うと思うんですけどね。絶対的な分量の不足は如何ともしがたいです。
 由綺はそれなりに魅力的に描かれていますけど、それでも他のヒロインと横一線で差別化まではいっていないというのが正直なところ。それは結局、裏切る後ろめたさにあまり繋がらないということなんですよねぇ。
 加えてはるかシナリオでは昔なじみであるからか修羅場に踏み込んだ描写がないですからなんとも言いようがありません。由綺の描写が少ないので、あんまり良くない意味で心の距離が離れてしまう無情さは出ていますけど。このあたりが現実的なのはいいことなのか悪いことなのかは難しいように思います。わからないことがあって当然、といった感じは物語としてはちょっとねぇ。

2010年7月14日(水)
WHITE ALBUM~綴られる冬の想い出~2回目終了
 世紀末オカルト学院2話。もう一人の主人公(?)が登場していよいよ怪しさが全開となってまいりました。いいなぁ、こういうの。世紀末というよりは80年代というか「うる星やつら」を思い出すような白々しいノリが素敵です。馬鹿馬鹿しいような要素を真面目にやるのが本作の良いところですね。

 「WHITE ALBUM~綴られる冬の想い出~」。2人目は澤倉美咲。
 ポイントとなる箇所ははるかシナリオと同じですな。というか、より鮮明になっている感じです。美咲さんの心情はそれほど多くはない描写からでも伝わってくるのですが、もう一方の由綺の方はほとんどなんにも伝わってきません。というか、ほぼないですよね。これでは葛藤とか罪悪感が生じるはずもなくてせっかくのシチュエーション効果も半減します。効果があるのはゲーム開始前から由綺を恋人としてきちんと踏まえて臨めているプレイヤーだけでしょう。天秤が形成できないと悲恋っぽい感じが出ないんですよねぇ。もちろん、理性ではそういう状況だというのはわかりますけど。感情ではとてもとても。
 ここまで2シナリオが終わりましたけど、やはり本作でHシーンがないのはもったいないと思います。テキスト上でそういうことがあった、というような描写はされていますけど、実際にあるのとないのとでは重みが違いますからねぇ。タブー感がより強く打ち出せますし。覚悟の重要性も必然的にわかるというものです。
 モーションピクチャーは自然なようでそうでないような。具体的には顔の表情はわりと自然なんですけど、胴体の方がどうも過剰気味のような気がします。一体どこのスパロボか格ゲーですかという激しさで。や、動作としての動きならそれほどでもないんですけど、本作のは呼吸時の胴体の動きですからねぇ。中でも美咲さんと理奈の両名は目のやり場に困るくらい揺れています。先程の話に絡みますけど、Hシーンがあるならこういうのもいいんでしょうけど、本作にはないですからねぇ。なんか不完全燃焼な感じがしてしまいますよ。
 2周目ということあって会話イベントがとても面倒に。トータルで考えるとパソコン版とどちらが面倒だろうかというレベルです。ほとんどの会話は既読文になってますし、なによりこのイベントから重要なことってほとんど起きないんですよ。感覚では6割から7割くらいがあんまり意味がないですからねぇ。キャラ描写が深まるってほどでもないですし。2月になるとほとんど消化試合っぽくなって、ひたすらに会話イベントとは関係なく起こるイベントを待つようになりますから。
 また、ルートが違えば同一文章が未読文扱いになるのも困りものです。

2010年7月16日(金)
WHITE ALBUM~綴られる冬の想い出~3回目終了
 3人目は観月マナ。
 本作の中でははるかシナリオ同様かそれ以上に異色なシナリオ。途中まではなんだか修羅場になりにくいシチュエーションだなぁ、と思ったら実は……、という流れ。これはなんというか複数の意味(ロリとか血縁とか)で由綺に責められるのか、やはり外で愛人なんか作っちゃいかんなー、とかパソコン版をプレイした時は思ったもんですが、まさかの温い展開でなかなか驚いたものです。
 けれど、個人的にはこういうの嫌いではないです。まぁ、男の都合良さが考慮されているという突っ込まれると痛い点もありますけど、由綺の恋人としてのアドバンテージを感じられない状態ではその方が却ってフェアなんじゃないかなー、と。一応はマナ寄りのラストになっているとはいえ、即座に由綺と別れるのではなく未来に含みを持たせておく、というあたりが。正直、現実を考えるとどちらからも捨てられそうな気がしますけど。なにより、冬弥くんならこの状態から理奈や美咲さんに手を出しそうだからなぁ。
 小松遥さんの演技がマナのイメージを良い感じに膨らませてくれたように思います。本当にこういう役がうまいよなぁ。
 鑑賞モードがもうひとつ使いにくいです。回想モードとアルバム鑑賞が同じになっているのでCGが埋まっているのかどうかわかりません。無論、イベントをコンプすればいいんですけど、それがどれであるかがわからないという。少なくとも回想モード枠が5個とか閉じられていても普通にエンディングは迎えられてしまうゲームなんですよね。個人的には素直に別で良かったように思います。CG鑑賞モードに対する意見としてはサムネイル画面がないとパッと見にわかりづらいですよ。

 SQUEEZに姉妹ブランドのSQUEEZ sweetができたらしいデス。SQUEEZにキャラクター&ストーリーを重視した作品作りになるようですがどうなることやら。メインスタッフはディレクターに空色月色氏、原画がゆいび氏、シナリオが伊東海氏らしい。個人的には空色月色氏がディレクターに専念なのかどうかが気になるところ。原画は描いてくれないのでしょうか。「炎の孕ませ同級生」好きとしては大変気になります。

2010年7月20日(火)
WHITE ALBUM~綴られる冬の想い出~4回目終了
 仮面ライダーW43話。老けさせ屋というネーミングがなんとも力が抜けます。ま、それはいいとして究極のWになるしかないという論理展開がどうにも強引すぎて首肯しにくいです。
 シュラウドの黒さは想像を絶しているようです。もしかしなくともフィリップの相方を作るためにWのメモリから始まる全てを仕組んだのでしょうか。
 老人探偵はいい感じですが、個人的には翔太郎の俳優に老人メイクをしてこなして欲しかったです。

 「WHITE ALBUM~綴られる冬の想い出~」。4人目は恋人である森川由綺。
 実のところ、3周目までをプレイしている間は、最初に由綺シナリオをプレイすれば恋人の重みが出るかな、と思っていたのですが、実際にはプレイしてもあんまり変わりませんね。なんというか、それほど由綺シナリオを進めている感じがしないのですよ。他シナリオプレイ時と由綺に関する情報量があんまり変わらないので。パソコン版をプレイした時も同様に感じましたが、本人のシナリオをプレイしても恋人である実感が湧かないという、ある意味で稀有なシナリオです。
 結局、デモがクリスマスにしかないというのもマイナス要因に思えます。音楽祭が控えているにも係わらず、この後は特に盛り上がることもなく終わっていってしまいますからねぇ。「会えない辛さ」というものを実感できないせいでどうも由綺との間に温度差があるような気がしてなりません。特にPS3版では喫茶店やテレビ局などでそれなりに会っているせいか、どうも悲恋的なボルテージが上昇しないんですよね。緒方英二もヤな奴ではありますけど、そも登場頻度が低いこともあってあんまりイライラさせられないという。
 個人的に最も厳しいのは、どんなフラグであっても音楽祭の前日の出来事に変化がない、ということですね。主人公が浮気しているなら由綺が緒方英二にキスされてしまうのも止むなしか、という気分になりますけど、主人公が由綺一筋であってもこのイベントが起きる。なんだかやるせないというか色々な意味を感じないんですよねぇ。良くない意味で現実的すぎると。なんか一体何のために? とか思ってしまうという。
 「ままらぶ」の涼子さんくらい特別扱いがあった方が良かったんでしょうね、きっと。まぁ、そのぶん実現すれば鬱度も半端ないことになったでしょうけど。
 ところで、由綺のサンタコスプレ妄想イベントは明らかにそこだけ違うライターが書いているのが丸分かりで面白かったです。主人公がすごい勢いでオヤジ化していましたから。どう考えても切ない恋を扱う作品のイベントじゃなかったデスヨ。

2010年7月21日(水)
すてぃーるMyはぁと体験版
 世紀末オカルト学院3話。なんとなく落ち着いてきた印象です。このあたりが本作の基本なのかなー、と。ただ、今回からの前後編スタイルを今後も続けるのかどうか。文明先生が碌な目に遭わないであろうことだけは痛々しいほどに伝わってきます。なんか「ゴーストスィーパー美神」っぽくも見えてきましたよ? ヒロインはボディコンだし。

 「すてぃーるMyはぁと」体験版TGバージョン。
 昨今の体験版にしてはなかなか短いです。のんびりプレイの私でも2時間と少ししかかかりませんでしたから早い人なら1時間半とかで終わりそうです。
 とてもよく売れた(らしい)「ましろ色シンフォニー」の次の作品としては随分と偏った芸風の作品をもってきたなー、という感じ。とにかく実姉の存在感が良くも悪くも半端ねーです。恐ろしいほどに同じ毎日を繰り返し描写するシナリオなので苦手な人には十分に回避する理由になるでしょう。そういう意味では実に親切な体験版です。
 個人的にもこの腐れ姉のハードルは高く、体験版後のしのぶのセリフではありませんけど、スタッフに頼んで存在を消去してもらいたいです。姉除去パッチだけでもいいので。というくらいなのでこのわずかなプレイ時間ですでに姉のボイスはオフになっておりました。だいたい、なぜ毎朝アレを握られて目覚めなければならないのか。ライターの萌えポイントってやつなのでしょうか。加えて教師であるところも苦手案件を実に満たしてくれます。教師としての姿勢もペケであるため不快感はマックスに近いです(好きな方には誠に申し訳ありませんが)。
 それにしても、ライターが変わってもぱれっとの姉キャラはウザいのだなぁ。もはや伝統ですか?
 テキストにも疑問がありまして、体験版にして早くも複数ライターの弊害が飛び出しております。途中までの主人公はスリの少女の落とした財布をともに探して上げるくらいいい奴というかお人好しなのですが、しのぶと下校するあたりから唐突に人格が変化しています。言葉遣いは丁寧さが欠けてぶっきらぼうに。いい人要素はすっかり鳴りを潜めて、欲望に忠実で余計なことはまるでしないというタイプに変貌します。少なくとも前半の主人公なら献血に難色を示すというか、「なんでそんなことすんの?」というリアクションは起こさないと思います。
 にしても今時、急に雨が降ってきて雨宿りしてヒロインの胸元が透ける、なんてベタなイベントをもってくるとは驚きです。まぁ、それをガン見した上、本人に気付かれるとさらにガン見する主人公の方が驚きですけど。ホントに前半の主人公と同一人物とは思えませんよ。これで今まであんまり異性に興味がなかった、なんて言うんだから。
 体験版の時点でシャルロット以外のヒロインの好感度がほぼ上限なのも気になるところです。まともな選択肢さえ出現していない状態でこれでは恋愛要素に期待はもてなさそう。
 ケータイとメール演出を多用しすぎてうるさく感じられるほどなのはちとどうかと思います。しかも、その回数を稼いでいるのが姉による夕飯のリクエストや授業中のマッチポンプ感全開の解答リークなのだからどうしようもないです。ケータイのSEカットとかあったなら間違いなくオフにしていたでしょう。
 CGは相変わらずを通り越してもはや当然である立ちCGの後ろ姿を今作でも完備しています。ただ、なんとなくカットが硬質に見えるものが多いのが気になるところ。触ると怪我しそう。あとなんだか今回は立ちCGの指を動かすことにこだわりがあるみたいです。ぴこぴことよー動きます。個人的にはあまり見ていたくはなくて、すぐに飛ばしてしまいますが。
 イベントCGは数が少ないこともありますが、あまり効果的というか目を引くような構図やイベントのものがないのが気になるところ。なにせ一番が雨宿りだものなぁ。
 音楽がデフォルトの音量ではすごい出しゃばっていてビックリします。環境によるんでしょうか。いきなり半分まで音量を下げたゲームなんて初めてですよ。ま、それはいいとしてあんまりぱれっとらしくない旋律のような気がしました。ちょっとしか聞いていませんけど。
 ボイスはあまり聞いたことのない方ばかりのせいか、妙に新鮮味がありました。それぞれ個性が感じられるキャスティングでなかなかよろしい感じです(姉は途中でオフにしましたけど)。
 トータルとしてはちょっと微妙かなぁ。購入予定でしたけど、ぐらついてしまいました。たまひよ氏は好きなので(今後のぱれっとへの期待を考えても)買いたいとは思うんですけど、うーん。発売日まで迷いそうです。ああ、姉が許容できるなら問題ないと思います。

2010年7月25日(日)
クラ☆クラCLASSY☆CRANBERRY’S1回目終了
 仮面ライダーW44話。急転直下、ってな言葉が相応しい締めでした。今回のエピソードでシュラウド編のラストまで書いてしまったので、かなりきつきつな内容です。おかげで老けさせ屋はほとんどスルー状態でした。先週まではハッキリとはシュラウドの正体が明かされていなかったのにねぇ。
 しかし、結局のところ究極のWが必要ないという理由作りは出来なかったようでまだ波乱はありそうです。実際、おじいちゃんはほとんど何もしていないもんねぇ。
 巻きすぎではあるものの良いまとめ方のエピソードには違いなかったのですが、ないだろうと思いつつももしかしたら新フォームのお披露目が!? という思いがなかった訳でもないのでちょいと消化不良の感もありました。
 あと今週は珍しく「ゴセイジャー」の内容が素晴らしかったのでそれに押されたということもあります。果たして今回はハイドの強化週間だったのか、それともネガティブキャンペーンだったのか見終わった今でもよくわからないYO! 大いに笑わせてもらいましたけど。水着の2人よりも輝いている野郎3人が素敵でしたよ。

 「クラ☆クラCLASSY☆CRANBERRY’S」。1人目は九条翼。
 なんとも芳しくありません。まぁ、予想通りとはいえ、相変わらず絵だけゲームの様相が序盤から漂っています。安直に言ってしまうなら劣化「プリマ☆ステラ」という言葉が実に相応しい感じです。とにかく原画(CG)以外にキャラクターの魅力が乏しい。テキストはいい加減そのもので、まさにHシーンの間を繋いでいるだけといった印象が強いです。
 発表時から危惧されたように主人公の設定が完璧超人で魅力が薄い。そういう主人公がヒロインを落す様はまさにちょろいとか表現するしかなくて、下手すれば出来レースとすら感じられてしまうほど。ハラハラするところなどどこにもありません。正直、これでは思い入れの持ちようがないです。
 そんなだから最初に固そうな九条翼を選んだのですが、何のことはありません。共通が終わる前に攻略は終了してしまいました。即デレどころか本当は開始前からデレていたというオチがなんとも切ないです。他のヒロインも共通で好意の確認の前に下半身の世話をしてもらってるしなぁ。
 売りであろうHシーンもヒロインに魅力を感じられないと逆の相乗効果であんまりエロく感じられません。厳しく言ってしまうと興味が持てなくなってしまいそうです。実際、わずか1周でプレイ意欲の減退は激しいものがあります。けして1周はそれほど長くはないというのにすでにクリック速度が鈍っているという。どうしたものか。

 そう言えば看板原画家のひとりCHOCO-CHIP氏が退社されたそうでとても残念です。これからは間違いなくかぐや購入率が下がりそう。救いなのは引退ではないということですが、一日も早くまた再会できることを願っております。BerkshireYorkshireの歴史もこれで終わりかな。

2010年7月26日(月)
クラ☆クラCLASSY☆CRANBERRY’S2回目終了
 2人目は花山院紫子。
 んー、低調なのは変わることなく。まぁ、紫子さんは魅力がない訳ではないですけど、主人公にメロメロ(だいぶ死語)なのが分岐点な感じです。せっかく可愛く見えてもその相手である主人公がアホでキショい人ではなんだかなぁ、という気になってしまいます。
 改めて言うことでもないんですけど、いちゃいちゃ描写って本当は諸刃の剣なんですよね。場合によってはせっかくヒロインのことを気に入ってもカップル描写をやり過ぎて退いてしまう、なんてこともある訳ですから。そして、本作ではこのカップルのお惚気描写がとにかく多い。しかも、その時必ずと言っていいほど周囲には多くの人間たちがいる。2人の時はむしろ口数が減るほどだというのに。全く迷惑なカップルです。森永あい氏の漫画であれば間違いなくサブキャラたちは砂を吐いていることでしょう。思わず風魔に感情移入してしまうのは私だけではないのでは。
 シナリオはなぜだかミステリ風味に。そんないい内容ではありませんけど、翼シナリオよりは読む気になれました。まぁ、オチというか、犯人特定の方法があんまりでしたけど。インターネットがあれば犯人はわかるって……どんだけ。せめてもっとこうさぁ、金持ちらしさをどこかに出したらどうなのさ。
 Hシーンは違和感を覚えるものが多かったです。初めてのHで相手から呼ばれて深夜の自宅(お隣)に夜這いに行ったら学園の制服で待ち構えていたとか。えっと、どういうプレイなの? 2人で一緒に風呂に入ったら大蛇(ロープ代わり)と3Pとか。金持ちの考えることはよくわからないね!
 あと基本的にHシーンは疲れます。というのも1CGにつき3連射くらいが当たり前なので、どうしても代わり映えしない画面でテキストをひたすらに読まされるというイメージが植えつけられてしまうので。って実際イメージじゃないし。

 テックジャイアン9月号。
 「カミカゼ☆エクスプローラー!」Clochette:もうひとつのラインが早くも2作目、と思ったら発売は来年なのね。原画的にはちょっと気になる感じになってきました。巨乳率がやたら高い(100%?)のもなんだか。2011年春発売予定。

 「猫撫ディストーション」WHITESOFT:スタッフの組み合わせがすごいなぁ。よくこんな組み合わせが実現したもんです。元長柾木氏のシナリオをまたエロゲーで読む機会があるなんて思いもしませんでしたよ。個人的にはミヤスリサ氏が参加しているので、という理由が大きいです。冬発売予定。

 「俺の彼女はヒトでなし」ホエール:みなとそふとの姉妹ブランドということですが、インタビューを読む限りではどうも開発室違いくらいのようですね。特色も本家に近いようです。声優が豪華とか。取りあえず原画はなかなか魅力的ですがシナリオは果たして。タカヒロ氏の愛弟子みたいな感じの方のようですが。冬発売予定。

2010年7月28日(水)
クラ☆クラCLASSY☆CRANBERRY’S終了
 世紀末オカルト学院4話。考えてみれば当たり前なんですけど、文明先生はインチキ超能力者でした。つまり、あのカッコ良さげな映像はまさにイメージ映像というやつだったんでしょうか。
 ドラマ作りがうまいこともあって要所で自然に笑わせてくれます。顔見せが終わったことで各キャラをうまく組み合わせられるようになったのも大きいと思います。JKとかいい味だしすぎなくらいです。まさかエロゲーでもないのに子安武人氏がこんなキャラを務めるとは。
 美風さんについては今回で何らかのオチがつくかと思っていたのでちょっと驚きました。
 予告編がすっかり楽しみに。次は誰に何を歌わせてくれるのか。

 「クラ☆クラCLASSY☆CRANBERRY’S」。
 どうにかこうにか終わりました。全体的に短かったので最後まで終えることが出来ましたが、そうでなければ途中でやる気を失っていたでしょう。それくらい中身がなくつまらない。どこに魅力があるのかよくわからない主人公にヒロインズがひたすら素敵素敵と言っているだけのテキストはあっという間に読む気を奪ってくれます。
 普段、私は魅力のない主人公を好きになるヒロインのことを特に気にすることはないんですけど、このゲームはさすがに駄目ですわ。とにかく好意が無条件すぎるのでどうしても鼻についてしまうんですよ。ヒロインが馬鹿にしか見えません。というか、プレイヤーとしては寄せられる好意が嬉しくないんですよ、まるでシューティングゲームの無敵モードのようで。これが致命的です。
 本当ならそこまで駄目な主人公って訳じゃないんですけど、ヒロインを引きつけるのに理由がなく、しかも圧倒的という時点でどうしようもないです。全学園生から本気レベルで好かれているらしい、って時点でなぁ。家柄とか金持ちとかそういうの関係なさそうでこれなんですよ?
 シナリオはHシーンの間の繋ぎにすぎないという切ない現実。テンションはひたすら下降するしかありませんでした。もちろん、魅力を感じないヒロインのHシーンが嬉しいはずもなく、やがて全てが惰性になるのでした。
 サブヒロインは全員、綺麗に1シーンのみでエンディングもエピローグもHシーンもなし。それ以前の行為で終了。あまりにもファンディスクへの誘いが露骨すぎます。さすがにちょっとどうかと思います。
 「クラ☆クラCLASSY☆CRANBERRY’S」もこれにて終了。ゲーム感想は近日中に。

2010年7月30日(金)
すぷらっしゅ!-Splash!-1回目終了
 昨日どうにか「クラ☆クラCLASSY☆CRANBERRY’S」のゲーム感想をアップしました。もとよりそこまで高い期待をしてた訳でもないんですけど、それでも残念な内容だったように思います。キャラに魅力を感じられなければHシーンの多さも奏功しません。大和の差分の数にはとても感心しましたけど。次回作はちょっと考えてしまいそうです。

 今週のお買い物は「すぷらっしゅ!-Splash!-」、「BUNNY BLACK」、「すてぃーるMyはぁと」の3本。前ふたつは前日まで買うかどうかを迷っておりました。1本目はかぐや初のミドルプライスが気にもなり不安にもなりで、2本目は原画的な問題でしょうか。いかにゲーム性重視とはいえ、個人的な相性も無視できません。ちっとはハードルが下がるというだけで。ちなみに3本目も迷わなかったと言ったらすごい嘘になるんですけど、姉キャラのマイナス面よりも他のキャラのプラス面を考えて、というところで。

 「すぷらっしゅ!-Splash!-」。1人目は月城七海。
 ミドルプライスということもあってかシナリオは短めです。分量だけならロープライス作品に近そうです。
 水泳部のコーチである主人公がスタート直後にいきなり3人の教え子から告白されるという割り切った内容ながらヒロイン描写は悪くないです。戸惑う主人公とプレイヤーが同調しやすくなっています。一週間という期限でヒロインを選択する中で、主人公が改めてヒロインを女性として見て、寄せられる好意を消化していくので短いながらも無理なく受け止められます。同時に初々しいヒロインの懸命なアピールでその魅力もよく伝わってきます。
 ただ、基本的に2人の世界なので他のキャラにいじられたいという方やバカップル描写が大好きなんだ! と声高に主張する方には向いてないかもデス。ま、取りあえず七海シナリオ限定ですけど。
 他にも全体的に描写は控えめなことが多く、気を抜いてプレイしていると?となることも。例えば効果音を鳴らしてそこから連想できる行為が行われていて、それに対する地の文やセリフがいきなり挟まれたりとか。個人的には短いシナリオながら幾度かバックログで確認することがありました。まぁ、問題を感じるほどではありませんけど。
 問題といえばM&M氏の担当するヒロインとサブキャラのボイスですかね。見た目からして学園生ではなく人妻にしか見えないというみんながわかっていながら見過ごしている点がありますが、それ以上にボイスです。どう見ても合ってないです。特にサブキャラの佳代は女性キャラの最年長でありながら時には下級生よりも年下のような声を出すので、その外見とも相まって違和感がすさまじいです。ヒロインでなくて良かったと胸を撫でおろすべきなんですかね?
 エロはアトリエかぐやなのでさすがのエロさです。原画の濱田麻里氏は原画に留まらず彩色に背景までこなしていて異様に頑張りが感じられます。多少、原画が安定していない(なぜか非エロCGに多い)面もありますが十分に許容範囲内です。むしろ、エロさでそれをあまり感じさせません。
 シーン構成もタイトル通りで全て水着です。主人公の自宅であろうともそれは変わりません。なんせかぐやの新しい挑戦だそうですから(パッケージから)。それは潔くていいんですけど、七海の私服が可愛いのでそこはちょっと残念に思ったり。あと制服もですか。
 今のところはなかなか良い船出です。他のキャラはどうでしょうか。なんせ、シナリオ担当が5人もいますからね~、この作品。


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