北海道系ラーメン(札幌)

中細〜中太、縮れ麺

スープ

ベースはブタ系だしが多い。その他に昆布、鰹節、ニワトリ、煮干し、ニンニク、ネギ、モヤシ、タマネギ、その他の野菜など、各店によって多彩 。

醤油、味噌、塩の3種類を出す店が多く、味噌と醤油は同じだしを利用するケースがほとんど。味噌は醤油用のスープに味噌(赤味噌が中心)を加える。塩は店によってはスープをかえている場合がある。

チャーシュー、モヤシ、メンマ、ネギ、タマネギ、ワカメ、コーン等

代表店

芳蘭/味の時計台/すみれ/天鳳/一点張/味の三平/壱源/えぞ菊/味の来々軒/桑名

北海道系ラーメン(旭川)

中太、加水率の低い縮れ麺

スープ

ベースは豚骨系でかなり濃厚、濃口スープ。魚系のダシを強めに効かせているのが最大の特徴。

醤油味スープが基本だが、醤油、味噌、塩の3種類を出す店も少なくない。

チャーシュー、モヤシ、メンマ、ネギ、コーン等

代表店

ラーメンの天金/こもり/山頭火/旭龍/味乃やまびこ/蜂屋/ぺーぱん

喜多方ラーメン

幅広の縮れ麺。

スープ

トンコツ中心、トリガラ、魚介類、野菜等。醤油味スープ、茶色透明

バラ肉チャーシュー、メンマ、ネギ等

代表店(*は喜多方老麺会所属)

蔵/坂内/麺ロード/大安食堂*/坂内食堂*/まこと食堂*/源来軒*

東京ラーメン

1〜2ミリ程度(細〜中細)のやや縮れ麺、もしくはよりがかかっているもの。やや平麺が中心。

スープ

鶏ガラ主体の店が中心だが、豚骨ベースの店もマイノリティではない。醤油を味醂で割った「カエシ」を使用。透明感がある茶色のスープ。

その他のだしの例としては、ショウガ、昆布、豚(肉)、ネギ、ジャガイモ、ニンニク、タマネギ、キャベツ、パセリ、煮干、いりこ、カツオ、牛骨等がある。

ナルト、ノリ、チャーシュー、シナチク、刻みネギ、ホウレンソウ等

代表店

勝丸/春木屋/めんめん/恵比寿ラーメン/ちばき屋/ラーメンの王様/だるまや/共楽/味助

東京西部ラーメン

中位から細めの麺が中心。

スープ

豚骨中心、トリガラ入り醤油味スープでベースは東京ラーメンと同様。「西部」を特徴づけるのは魚系の風味。荻窪ラーメンがこの分類の中心。

ノリ、ホウレンソウ、チャーシュー、ネギ

代表店

たんたん亭/道頓堀

東京トンコツラーメン

太麺の店が中心だが、時々中細の店も存在する。

スープ

豚骨中心、とりがら、ぶたがら、ニンニク等。醤油味スープ、あるいは塩味スープが多く、背脂が浮いているのが最大の特徴。「背脂チャッチャ系」の別 名もある。

代表店

千石自慢ラーメン/ホープ軒/土佐っ子/香月/ラーメン二郎/めんくい

横浜ラーメン

太麺で若干撚りの入ったもの、またはストレートが多い。店によっては細麺を提供するところもある。

スープ

豚骨中心、トリガラ入り醤油味スープでかなりこってりしたもの。非背脂系、その他のだしは長ねぎ、ニンニク、ブタ肉等。いわゆる「家系」がこのラーメンの中心。

ノリ、ホウレンソウ、チャーシュー、ネギ

代表店

吉村家/吉本家/横濱家/六角家/百麺/近藤家/山岡家/意地目っ子/江戸川ラーメン/無邪気(自由が丘)

福岡系ラーメン

細麺、ストレート。

スープ

トンコツ中心、とりがら、ニンニク、野菜等でダシを取っている。スープを沸騰させて煮立てているため、肌色系の不透明スープになる。中心は醤油味だが、塩味も存在する。長浜ラーメン、博多ラーメン、久留米ラーメンなどがある。

チャーシュー、万能ネギ、モヤシ、紅ショウガ、高菜、きくらげ、ゴマ、にんにく等

代表店

九州じゃんがららあめん/赤のれん/ザボン/なんでんかんでん/龍龍軒/九州一番/一風堂福のれん/丸金ラーメン/高はし/にんにくや

熊本ラーメン

中細麺、ストレート、低加水率。

スープ

トンコツ中心、とりがら、ニンニク、野菜等、胡麻油、マーユ等、白色系不透明スープ塩味。

チャーシュー、万能ネギ、モヤシ、紅ショウガ、高菜、きくらげ、ゴマ、あげにんにく等

代表店

桂花/魁華/ばってんラーメン/こむらさき/うまか蔵/肥後のれん/戦国ラーメン/富士ラーメン

中華系ラーメン

細めの縮れ麺が多い。中国系、上海系、香港系などがあるが、全般的にコシがないのが特徴。

スープ

鶏ガラベースの透き通った醤油味が中心で、塩味の店も存在する。ニンニクや八角などの香辛料が利いている場合が多い。タンタンメンを出す店も少なくない。

ネギ、メンマ等。

代表店

四川飯店/はしご/新記

独自系ラーメン

牛骨スープのがんこラーメンなど、独自色の強いラーメン。無理に分類すれば上述のどこかに帰属させることが可能。

その他
和歌山、尾道、高山、徳島、佐野など、各地にご当地ラーメンが存在する。