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Mk.2の時代
1967年10月、ミニシリーズはマイナーチェンジを受けてMk2となる。同時にミニクーパーとミニクーパーSもMk2へと発展したのだが、これを機にMk1のクーパーSでは半ばオーバークオリィティー気味だった材質を通常のものに変えている。目に見えないところであるが、クーパーSに限って言えば、これがMk1とMk2の最大の相違点と言えるだろう。外観上の特徴は、ラジエーターグリルがMk1のまろやかな末広がりのもの(ヒゲグリルなどと呼ばれている)からやや角張ったものに変更されたこと、大型のテールレンズが採用され、リアのウィンドウ面積が拡大されたことなど。
また、Mk2に発展すると同時に、オースチンとモーリスのグリルが同一のものとなり、両者の相違点がエンブレムだけになったことも大きな特徴である。
ノーマルのサルーン系ミニには1000ccのモデルが登場した。(850ccはベーシック、1000ccはスーパーデラックスと、エンジンによってグレード分けが行われた。1000ccモデルはマイナーチェンジを繰り返しながらも1992年5月まで製造が続けられる)
インテリアもかなり変更を受けている。シートは骨組みから異なり、より肉厚のあるものへと改められ、ステアリングやウインカーも異なっていた。また、1速がノンシンクロだったトランスミッションが、4速フルシンクロ化されたのもMk2の特徴。
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