Re: Title沖縄人とアイヌ人

投稿者[ EK ] 発言日時 [9月9日(月)00時32分28秒]

元の発言 [ Re: Title沖縄人とアイヌ人 ] お名前 [ オヤジッチ ] 日付 [ 9月8日(日)18時00分48秒 ]

>> アイヌと琉球人が形態的に似ていて、mDNAも近いと言う結果が出たわけで、いわば屁理屈を証明しているんです。

むむ。これだけでは、アイヌはこの列島に南からやってきていちばん北まで行った人たち、または琉球人は北からやってきていちばん南まで進んだ人たち、という説も成り立ちます。アイヌは北から、琉球人は南から、という結論の背景はどうだったんでしょうか。

>> #今現在、モンゴロイドには形質にもmDNA分析からも南方系と北方系があり、列島の南北に南方系、中央〜西日本に北方系モンゴロイドの形成が濃いことから最初に列島に来たのは南方系モンゴロイドでそれが縄文人の先祖となり、西日本の渡来系弥生人は北方系モンゴロイドだったと言うことでしょう。
>> #何か問題がありますか?

これは、とりあえず問題ありません。
オヤジッチさんの言いたいことを誤解しているのかもしれませんが、一般にアイヌと琉球人が近い関係にあるという意見は、埴原和郎の2重構造モデルが典型的ですが、アイヌは南からやって来た人たちの中で最も北まで進出したグループである、というものです。で、私はどうもそうは思えない、ということです(これは賛成していただけたと思います)。

>> >> 感想を率直に言えば、この「モンゴロイドの形成」は、さいてー、です。
>> #仰りたいことがよく解らなくなりました。

最低だといってけなしているのですが。「相反する仮説を、問題点の整理もなく、ごたごたと並べてある」が全てです。
「モンゴロイドの形成」などというエラそーなテーマを掲げるなら、私は以下のようにまとめると思います。
1)まず多地域進化説と単一起源説があることを紹介し、「世界中の人類学者を巻き込んだ激しい論争が続いている。」
私は、これはもう決着がついていると考えています。いまさら多地域進化説でもないでしょう。ということを「見識といえば見識ですね」と表現しました。
2)多地域進化説の説明として、原人の拡散の地図と、3万年まえに新人が現れたことを述べます。この説では、新人が現れた段階から既にモンゴロイドな訳で、そういう点ではすっきりしています。
3)単一起源説の説明として、アフリカ起源の新人の拡散の地図を掲げます。しかしこの場合、モンゴロイドがどこでモンゴロイドになったかが大きな問題です(というか、このホームページのテーマです)。
そこで前のオヤジッチさんの質問に戻って、
>> 彼らはアフリカを出発したときから、モンゴロイドであり、オーストラリア人であり、ニューギニア人だったんでしょうか。
ということになります。これに答えずに「モンゴロイドの形成」もないものでしょう。
私は何のアイディアもありませんが、コーカサスのふもとでモンゴロイドが生まれたとしても驚きません。すくなくともモンゴロイドのふるさとが東南アジア(スンダランド)でないことだけは確信をもっています。



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