次清音

投稿者[ マルセ ] 発言日時 [4月29日(月)19時37分49秒]

元の発言 [ Re: 倭人伝の誤字率 ] お名前 [ やまし ] 日付 [ 4月24日(水)07時48分44秒 ]

>>まず、7字中1字の次清音は変ではありません。
>>いい加減な計算をしてみましょう。

#前提条件が間違っているようです。


>>次清音が1/4

#まず、次清音字の比率は、こんなにありません。喉音には次清音がないのですから。で、実際に、漢字の何パーセントが次清音字なのか藤堂で調べて見たところ、13.7%(20の倍数のページとその次のページの発音記号が書いてある531字を調査。73字が次清音)という結果でした。


>>倭人伝での音訳語は146字

#これは、森博達氏の文書からの数字ですよね。倭人伝中には、卑狗が2か国に、卑奴母離が4か国に現れていますが、森氏の146字には、これをそれぞれ別々にカウントして、加えています。この部分は同じ言葉が直近で繰り返されていて、明らかに間違いにくいところですので、こういった計算では、それぞれ1個分のみをカウントすべきです。したがって、音訳語の文字数は14減って、132字です。


>>3割の国名のミスというのは、15%の割合

#宋史を見ると、69カ国中に、誤字以外にも3カ国(下総、若狭、紀伊)でミスがありますので、この分を引かなくてはなりません。やはり、この手のミスも宋史の3倍あるとすると、3割の国名にミスがあるときに、誤字が含まれる国名の比率は17.0%です。ただ、誤字の比率はこの1/2より若干大きく(同じ国名で2字とも誤字の場合があるので)8.9%です。132文字中では12字になります。

 さて、この条件で計算し直しみますと、倭人伝中の国名に3割ミスがあっても次清音がない確率は、17.0%となり、やましさんの求めた答えの100倍です。2割ミスなら30.6%。決して、偶然では起こりえない確率とは言えません。
 したがって、「次清音字が見られない」からといって、倭人伝の国名に間違いが少ないというのは、言いにくいと思います。



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