コンピュータ用語にはチョット変わった「言いまわし」があります。表題の言葉を常時使っている達人は、このページは読み飛ばしてください。
■落ちる・・・まずは初心者向け。
PCやアプリケーションが「ウンともスンといわなくなり止まってしまうこと」
別名:フリーズ/ハングアップ/クラッシュなどなど・・・
使いかた・・・
「あ〜ぁ、また落ちちゃった。」
「このアプリケーションとは相性が悪いのかなぁ、また落ちたヨ!」
こんな感じで使います。
PCやアプリケーションが「落ちる」原因はそれこそたくさんあります。Windows95の場合、プリエンプティブなマルチタスクとはいえアプリケーションごとにメモリが完全には独立していないため、ひとつのアプリケーションが落ちると他のアプリケーションも不安定になります。
ひとつでもアプリケーションが落ちた場合は、再起動することをお薦めします。
「ころばね先の杖」こまめに保存するのが一番の対策。
WindowsもMacもファイルの保存は一般的にCTRL+Sがショートカットキー。これを使えばマウスを使うよりずっと早い。
■落とす・・・これも、初心者向け。
データをフロッピイディスクなどの外部記憶メディアに「書き出す」ことをこう呼びます。
また、WebSiteやFTP
Siteからデータを「ダウンロード」する場合にも、こう呼びます。
最近は、こういった場合に使うほうが多いかも・・・
使いかた・・・
「お〜い。さっきのデータ、MOに落としといてくれ!」
「フロッピイに落としたデータどれだっけ?」
こんな感じで使います。
最近はネットワークの普及などにより、リムーバブルメディアにデータをかき出すことは少なくなりましたが・・・
単純なデータ(テキストファイルなど)をWindowsからMacにフロッピイディスクで渡す場合は720KBもしくは1.44MBでフォーマットしましょう。Macの機能拡張フォルダにPCExchangが放り込んであれば、読み込むことができます。
もっともMailやFTPで送れるデータならインターネットなどを利用することもできますが・・・
フロッピイディスクのことをディスケットとも呼びますがディスケットはIBMの商標のせいか一般的にはなりませんでした。
■積む。・・・初中級者向け。
メモリを「増設」する時やメモリの「容量」を説明するときに使います。Windows95の普及とともに、この言葉も一般的になりました。
使い方・・・
「このマシンは64MB積んでるからメモリの問題じゃないな!」
「16MBじゃ無理だよ。もっとメモリを積まなきゃ!」
こんな感じで使います。
ところでWindowsマシンでこのページを見ているあなた。メモリはどれくらい積んでいますか?16MBなら至急増設をお勧めします。
オフィスソフトやブラウザをインストールするだけで必要メモリが増え、メモリが少ないとすぐスワップするようになります。
メモリも以前に比べると随分安くなりました。オフィスソフトとインターネットを利用しているなら、これを機会にメモリをたくさん(32〜64KB)積みましょう。
マシンのチュンナップはまずメモリから。
■立てる・・・上級者向け。
ファイルサーバやインターネットなどの各種サーバを設置する場合こう呼びます。
使いかた・・・
「いやぁ、今度ネームサーバを立てちゃったよ。」
「Webサーバを立てたんだけど、どうも調子が悪いんだ!」
こんな感じでつかいます。
ところで、日本では「ホームページ」というとWebSiteのことを指しますが、本来「ホームページ」とはWebSiteのTopPageのことです。
インターネットはグローバルな世界ですから世界に通用する「呼び方」のほうがよいと思うのですが・・・。
=1998/08=