バスが丘の上まで登りきると、見渡す限りの丘陵地帯が広がっている。
驚いた事に、その見渡す限りの丘、すべてが段々畑だった!
畑には蕎麦の花が咲き乱れている。
地面の土を手にとってみると、粒子が非常に細かい。
なる程、『黄砂』はここから日本まで飛ばされてくる訳である。
通りすがりの農家の庭先に、
『ちびまるこちゃん』がプリントされた子供服が干してあった。
何故かほっとする。
黄土高原は西安の郊外から、次ぎの泊地・平涼(へいりょう)、
さらに次ぎの蘭州(らんしゅう)まで延々と続く。
平涼までの走行距離:597km